救命病棟24時・第3話
突然発生した大震災から一夜明けた辺りから再開。今回もまた、いろいろなことを思い知らされました・・・。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「救命病棟24時」
第3話「ヘリが運んだ夫婦の愛!」
医療物資がなくなった診療所を離れた進藤(江口洋介)。そんな中、和也(小栗旬)が母・敬子(山口美也子)を救出する。進藤は敬子を病院へと運ぶことに。一方、東都中央病院では患者の治療に楓(松嶋菜々子)らが忙殺されていた。寺泉(仲村トオル)は娘・千尋(福田麻由子)と再会するが、臨時内閣参加の要請を受け、迷いながらも教師・望(京野ことみ)に千尋を託す。その後、寺泉の妻・香織(渡辺典子)が命に危険が及ぶクラッシュ症候群を発症。進藤は香織を治療するためヘリコプターを手配するよう、寺泉に要請する。
地震発生後2日目。悪夢のような夜が明けても、悪夢自体は終わらない。死者は2,125人、ケガ人は2万人を超える中、医局長・黒木(香川照之)は患者の受入可能数を多めに設定して、看護師長・須藤(鷲尾真知子)に「我々の真価が問われる時」とつぶやいた姿は立派でした! 一方河野医院では、徹夜同然で治療を続けた進藤先生や河野院長(平田満)や看護師・河原崎(深浦加奈子)が、相当疲れきった表情でいました。患者はまだたくさん待っているというのに、薬や糸が無くなって治療の限界が来てしまったその時、河野院長の次男・和也が行方不明だった母・敬子を発見して帰宅したんですね! 河野院長も思わずホッと一息。家族のことを後にして相当苦労してきたけど、本当に無事で良かった。でもここで進藤先生が、敬子を診て真面目な顔で「クラッシュ症候群の可能性があります」と言うんですね。
○「クラッシュ症候群」とは?(ドラマ内紹介より)筋肉が長時間圧迫され続けると、
細胞が壊れ、中のカリウムが大量に血液に流れ込む。
それが全身に回って起こる。阪神・淡路大震災の時に、初めて広く知られた症状。
病態は、数時間から2、3日の間に出てくる。
本人は大丈夫そうでも、放っておくと心停止さえ起こりかねない。
人工透析が必要で、それさえ受ければ助かる可能性あり。
実はかなり重い問題。急遽大きな病院へ運ぶことを決めたけど、河野院長は一緒に行かず、「この街の人たちを診る義務がある」と言って残ることにしたんですね。河原崎も同じく残ることを決意。この二人の姿には感動させられましたよ! ちなみに東都中央病院救急救命センターでは、河野院長の長男・純介(川岡大次郎)が、研修医なりに葛藤を繰り返しながら頑張っています。河野一家は、何とか全員無事のようですね。
一方、衆議院議員の寺泉は、こんなに街や家族が大変な時だというのに、妻・香織や娘・千尋の無事を確認できたばかりだというのに、自分の地位を優先して臨時内閣参加の要請を受けて行ってしまった! 何というヤツだ、てめえコノヤロー! 救急救命センターは、トリアージセンターもできたりでますます忙しくなるばかり。しかし不安がる楓の目の前に、進藤先生たちが登場! 進藤先生と楓が再会した時、ストーリー上ホッとしたというか、楓と同じようにホロリと涙が出てしまいましたよ。河野院長の妻はやはりクラッシュ症候群らしく病態が激変したけど、人工透析を受ける患者が他にもいてすぐには受けられず。その患者の一人が、寺泉の妻だったという・・・。
首相官邸にて。寺泉は口ではマスコミにカッコ良いことを言っていたけど、そこに楓から電話が。緊急搬送のヘリの手配を頼まれても聞かずにいたけど、その搬送の対象が妻だと知れば話は別? 態度が急変して、電話越しに進藤先生をも責める有り様。お前が行けよ、行ってやれよ。さあどうする? 驚いたことに、土下座して機関の人間に自衛隊ヘリの派遣を要請! しかし軽くあしらわれてしまった・・・議員バッヂもここでは全く通用しない?
救急救命センターの医師たちは、患者の死亡を確認してもすぐに次の患者の治療に急ぐばかり。皆、自分の家族も放って患者を診ている。とにかく命が大優先。その一連のシーンは見ていてかなり辛かった! しかしその時、なんとヘリのプロペラ音が! そして病院の屋上に到着! どうやら建設コンサルタント業のヘリを金で用意できたらしい。用意したのはトオル、じゃなくて寺泉議員。アンタは頑張った! 進藤先生やそこにいた全員も、少しだけ明るい兆しが見えたようでした。3人まで乗れるヘリに、寺泉の妻と河野院長の妻たちを乗せていくことに決定。しかし寺泉は同行を諦めました。それどころか、「政治家の娘じゃなかったとしても、絶対にお前と結婚した。本当だ!」と妻に話し掛けて、愛を確認し合ったんですね。これがサブタイトルにもある「ヘリが運んだ夫婦の愛!」でした。土下座した辺りからの寺泉の行動力と言動はすごく、この一件を機に考え方が多少なりとも変わったようでした。それにしても大胆な空撮だった!
地震発生後3日目。街はようやく落ち着いたが、状況は変わらず。でもそんな状況下で、佐倉看護師(大泉洋・おおいずみよう)と河野和也の“即席お笑いコンビ”が結成(笑)。家族が心配で病院を後にしてしまった医局員も戻り始め、医局長もやっと娘に連絡することができて、少しだけ明るい雰囲気を取り戻しましたね。でも医局長が、「まだ帰れないんだ・・・」と涙ながらに電話する姿で、また泣けました。今話は、医局長や河野院長の「自分の意志で患者の治療優先・家族は後」と寺泉議員の「自分の意志で自分の地位優先・家族は後」の対比が印象的でした。どちらにしても「家族は後」。しかしその度合いや背景は全く異なるという点が、見ものであり最も考えさせられる点だったと思いました。大災害後の動向と同じく、このドラマのレビューもだんだんと深い内容で長文になっていく。「人を助けること」がどんなに大事で大変なことかが、今回もまた思い知らされました・・・。

「救命病棟24時」・DVD-BOX(第2シリーズ)/スペシャル2002
※遅れながらblogを巡回しましたが・・・。
今話のレビューはやっぱりどこも長文! すごい!
トラックバックを送ったblog様の記事は、全て読ませていただきました。
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コメント
こんにちわぁ〜gttですミャア♪
昨日、「救命病棟」を終わりの15分だけみましたけど、全く意味が分かりませんでしたミャ!!
その後、「みんな昔は子供だった」を見ましたミャ★。
こっちはとてもよい話でしたガー。
投稿: gtt | 2005.01.26 14時22分
お久しぶりにココへ来て、ホントその通りってシメてくれたあずさんのお言葉。
>「人を助けること」がどんなに大事で大変なことか…
今、Rさんのとこで「人を救うって難しい」ってコメント残して来たとこなんでW(゚O゚)Wって感じでしたわ。
そしてちゃんと”即席お笑いコンビ”にも着目♪
ヤジさんに「あんた誰?」と言われたキタさんも、ホッとさせてくれますよね。
いつも冷静なあずさんの>何というヤツだ、てめえコノヤロー!
そして>アンタは頑張った!
この下げたり上げたり発言がまたイイ!笑ったわぁ(^o^)
私は今話を見て…内容は、あずさんと同じ思いで見ていたなぁと…
「同じ」なんてエラそうにごめんなさいね~ワハハハハハ (^O^)
今話は…あずさんのコメントについてあれこれ書いてみました(笑)
今年もヨロシクゥ(*^o^*)
投稿: マナ | 2005.01.26 14時58分
>gttさん
実は仕事で忙しい日々を送っていて、テレビも自由に見られないんだけど、このドラマだけは何とか最優先して見ました。確かに最後だけ見ても分かりにくかったかもしれませんね。でも本当に良かったですよ! 「みんな昔は子供だった」は、遅れながらようやく見ました。これも良いストーリーだなあ~!
>マナさん
最後は文章さえも大事だったりして? でもマナさんもそう考えていたんですね。同じですよ、全く同じ思いですよ。本当に良いドラマです!
あまりに長文になってしまったけど、飽きないように(っていうかいつも通り?)随時面白いネタも仕込みました(笑)。あまり笑って見られるストーリーじゃないし、レビューでなら少しくらいは良いと思ってね。即席お笑いコンビは、まだまだ組み続けてもらいたいなあ。今後もよろしくね!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.01.27 01時09分
こんばんは。
今回も見入ってしまいました。
前回の進藤先生の涙、今回の医局長の苦渋に満ちた顔、普段ならまだまだ助けられそうな患者さんを諦めなければならない辛さがとても伝わりました。
重い雰囲気の中でも大泉洋さんは良い味出してますよね~。お笑いの方かと思っていたのですが、いろいろ出てらっしゃるんですね。びっくりしました。
あと仲村トオルさん、前から好きな俳優さんなのですが、政治家だからと言ってあんなに声変えなくてもいいのになぁって、ちょっと思っちゃいました。
投稿: まぴこ | 2005.01.27 23時16分
あずさん、こんばんは。
TBとコメントをありがとうございました♪
これはフィクションだとわかっていても、
震災で無くしてしまうものばかりでなく
再生する絆があったり、人の優しさがあったり。
そういう物が丁寧に描かれていて嬉しく思います。
TBさせていただきました!
投稿: ちーず | 2005.01.28 00時50分
>まぴこさん
今回も良かったですね! 前回のテーマだった「トリアージ」がまた描かれたけど、患者の治療を諦めざるを得ない状況の辛さはすごく伝わってきました。それも、なるべく多くの人を助けるため・・・。
佐倉看護師こと大泉洋さんは、緊迫したストーリーを少しだけ和らげるという、良いポジションにいますね。彼は役も実際も北海道出身で、両親が離れた所に住んでいるという設定なのもあって、あの状況下でも特に家族に依存しない行動を見せているそうです。でもその行動っていうのが、いちいち笑えてしまうんだけどね。仲村トオルさんの理解し難い方の行動や言動は、過去のフジテレビ系ドラマ「眠れる森」でのエリート商社マン・濱崎輝一郎の姿に通ずる部分があるんですよ・・・。
>ちーずさん
このシリーズは、実話を元にして忠実に丁寧に描いていますよね。今回は「阪神・淡路大震災」とか「iモードの災害用伝言版」等といった、具体的なキーワードも飛び出しました。だからこそ現実味のあるように思えたんでしょうね。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.01.28 02時13分
今回もいろいろ考えさせられる内容でしたね。
クラッシュ症候群のことも初めて知りました。
いつも高圧的な寺泉が,逆に「自分のことは自分でしてください」といわれてしまうのが皮肉的だなあと思いました。
もうヘリはだめかとあきらめた時のプロペラ音。
それまでいやな印象しかなかった寺泉でしたが,わたしも「よくやった!」って思いました(笑)。
即席お笑いコンビ,いいですね~。
緊迫したドラマなので,ほっと一息つけるような感じでいい味だしてるなあって思いました。
投稿: うさこ | 2005.01.28 02時41分
あずさん、こんばんわ♪
TBありがとうございました!
やはりそのドラマにのめり込めば、のめり込むほど、長文になってしまうんでしょうね(^-^;
書きあがった後、読み返して自分でも驚きますよねw
投稿: ミウミウ | 2005.01.29 00時52分
>うさこさん
私も恥ずかしながら、「トリアージ」や「クラッシュ症候群」という言葉を、今頃になって初めて知りました。でもこうして知れて良かったとも思っているんですね。絶望でいっぱいの中聴こえてきたヘリの音は、感動すらしました。寺泉も、少しは考え方が変わったと思いますね。
即席お笑いコンビは、結構良い味出してた! 今後もちょっとした笑いを提供してくれそうかな?
>ミウミウさん
平日は忙しさのあまり時間が取れず、足跡(トラックバック)だけ残させていただきました(ごめんなさい~)。週末に改めて遊びに行きますね!
そうなんですよ! 私もレビューを書き終えてびっくり! 「めちゃ長文になってる・・・」とね(笑)。おっしゃる通り、のめり込み度を表しているとも言えますよね。ミウミウさんも相当のめり込んでいるご様子?
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.01.29 01時44分
このドラマのレビュー、長くなっちゃいますよね。
1時間の間に色んな事が起こるし。
ドラマの中ではそれほど時間は経って無いのにね。
楓や病院の皆、少しは眠ってるのかしら。
心配になってしまいます。
進藤先生は・・全く寝てませんよね。
投稿: TAMA | 2005.01.31 21時44分
そうですね~、いつの間にか長文になってしまうものですね~。進藤先生たちって、いまだにぐっすり眠らずに、患者の治療に専念してますよね。いくら名医でも、今度は本人たちのことが気になってしまいます。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.02.01 01時55分