2006.12.22

嫌われ松子の一生・第11話(最終話)

松子の一生が長く描かれてきましたが、今回最終話でそれが終わるということは、彼女の人生もそこで終わるということに。過去のことを振り返っていることは分かっているんだけど、でもやっぱり何だか悲しいなあ・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「嫌われ松子の一生」
第11話(最終話)「天上のしあわせ」

松子(内山理名)が先生をする家庭学校が炎上した。責任を感じた松子は、一時は辞職したが、自分の存在意義を見いだし、再び家庭学校へ勤める。一方、洋一(要潤)は刑務所生活で心がすさんでいたが、教戒師・赤木(北村一輝)に会い、松子への愛を再確認。数年後、洋一の出所を待つ松子に、覚せい剤の後遺症によるうつ症状が。

家庭学校の火事で教会を去ることに決めた松子は、シスターの亜也子(リリィ)に説得され再び子供たちの面倒を見ることにし、洋一をただ待ち続けました。その洋一は、ある日牧師の赤木に会って教えを聞いたことで改心し、松子に手紙を書いて素直な思いを伝えました。その赤木は、洋一の話を聞いたことで松子との関係を察し、二人を復縁させるようにしていたのでした。そんな中、松子は覚せい剤の後遺症で、幻覚や幻聴、さらにはうつ症状が悪化し、いつからか自宅療養することに。そこで彼女は住民に何かと迷惑を掛けるようになり、いつしか「嫌われ松子」と呼ばれることに・・・。

一方現代では、明日香(鈴木えみ)がめぐみ(小池栄子)を訪ね笙(小柳友)の子供を妊娠したことで相談すると、めぐみはかつて松子が洋一の子を妊娠し流産した過去を伝えました。その時、警察の汐見(羽賀研二)から松子殺害の容疑者を逮捕したという連絡が入り、二人が警察のある部屋へ行くと洋一と亜也子もその場にいました。そこで亜也子によって近年の松子のことが皆に知らされ・・・。松子は自宅療養を続けたある日、病院でめぐみに偶然見つかり、事実上最後となる会話をしました。しかし、その際もらった名刺を無くしたことに気付き、一人で川原で探していたところそこへ5人の青年たちが。するとその中の一人が「松子先生」と言い、松子が昔の教え子たちであることが分かって喜び合い、皆で探し続け夜になってようやく名刺が見つかりました。ところが、松子はその帰りに覆面をかぶった外国人3人組が銀行のATMを破壊していた現場に遭遇し、見つかった彼女は彼らから暴行を受けてしまい、目覚めて自宅へ戻った後そのまま他界してしまいました。何という最期だ・・・。

そんな松子はたくさんの貯金をしていて、その中に洋一名義の通帳もあったことから、警察に集まった洋一たちは彼女が彼をずっと待ち続けていたことを知りました。証拠品として残った時計も、紛れも無く松子が洋一のために買った物。洋一は全てを知ってその場で涙を流しました。その後、洋一は松子の幻影と会話をし、愛を確かめ合いました。また、めぐみに後押しされた笙は、墓場にいた明日香へ愛の告白をした後、墓下に眠る松子へ彼女と産まれ来る子供を幸せにすることを誓いました。ラストは、松子が教師をしていた頃の“幻の一風景”が。松子は家族と仲良く会話した後で自宅を出て、途中で青年の姿をした洋一に会い、自転車で二人乗りをして学校へ向かいました。

私のことを「運が悪かった」と言う人もいる。
「不幸な人生だった」と言う人もいる。
それでも私は、かけがえのない人たちの愛に包まれていたのです。
これが私、川尻松子の一生なのです。

ある日を境に、転落人生を歩むことになった松子。確かに運が悪く不幸な人生だったけど、私はそうは思いませんでしたね。どうしようもない人生の中でも、他人より幸せになれたことだって確かにあるし、何より愛に包まれていたから。それは、松子による最後のナレーションでも告げられていましたね。松子殺害の真犯人はいろいろと予想したけど、実は覆面の外人たち。原作では、夜に名刺を探す所で若者数名にホームレスと勘違いされ、暴行を受けたせいで他界したそうですね。ドラマ版では、若者数名が昔の教え子たちに置き換え、外国人グループを真犯人とする設定にしたようです。まあ何にせよ、最後に若かりし頃の松子の笑顔を見られて良かったなあ。とはいえ、松子他の登場人物は若さがずっと付きまといましたけどね(笑)。視聴率的には苦しんだみたいだけど、私は結構楽しく(表現に困るけど)見られました。いずれは原作小説を読んだり映画版を見たりして、あれこれ比較してみたい!

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○関連記事「嫌われ松子の一生・第10話」

「嫌われ松子の一生(上)」 「嫌われ松子の一生(下)」
原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

「嫌われ松子の一生(愛蔵版)」 「嫌われ松子の一生(通常版)」
映画「嫌われ松子の一生(愛蔵版)/(通常版)」

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2006.12.17

嫌われ松子の一生・第10話

松子の不幸は毎回のように描かれているけど、“嫌われ松子”と呼ばれる理由はまだ明かされていません。多くの男性を魅了してきた松子が何故嫌われれることになるのか? 実はそれが当初からずっと気になっています・・・。

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○TBS系「嫌われ松子の一生」
第10話「すべて炎の中に…」

松子(内山理名)は洋一(要潤)の子供を身ごもっていた。一方、洋一は松子に内証で、松子の“転落人生”の発端となった教諭時代の元校長・田所(佐藤B作)を殺害し、刑務所へ送られる。後日、洋一の入所を知った松子は、子供と一緒に洋一の出所を待とうと決意。その直後、松子は不注意で歩道橋から転落してしまう。

洋一の子供を身ごもっていた松子は、ある日自宅へ訪ねてきためぐみ(小池栄子)から洋一が殺人容疑で逮捕されたことを聞いて驚きました。二人で拘置所へ行って洋一と面会すると、彼は松子と縁を切るために田所の殺害を考えたという・・・。また松子は妊娠の事実を伝えると、彼は父親にはなれないと言うだけ・・・。それ以来洋一は松子との面会を避けるようになったけど、ある日田所の遺族で孫の志津子(橘実里)が訪れ、親代わりとなって育ててくれた尊敬する祖父の殺害理由を問われると、彼はかつて田所が松子を襲った事実をそのまま伝え困惑させました。その洋一に懲役16年の判決が下される中、毎日のように思い悩みながら彼の出所を待ち続けた松子は、ある日階段から転落して流産してしまいました。もはや最後の望みも絶たれ・・・。

松子は故郷である福岡県の大野島へ訪れると、そこで弟の紀夫(尾上松也)の娘・明日香と偶然出会い、妹・久美(渡辺夏菜)の死と母・チヨ(根岸季衣)がまだ元気でいることを知りました。また北海道にも訪れて赤木(北村一輝)に会いに行くと、彼はもうそこにはいなく九州で神父になったことを知りました。松子はすぐに電話を掛けると、赤木は既に別人になっていて再会の意思も既に無く、彼女は彼へ最後のメッセージを伝えました。そしてある日、川原で子供たちと遊んでいた松子は、その中の寂しそうな子供の面倒を見ていた矢先に誘拐犯扱いされて警察へ連行されてしまったけど、いつも子供たちと遊んでくれていたのを見ていた日ノ出教会のシスター・楠木(リリィ)に助けられ、彼女の誘いで教会の家庭学校で働くように奨められました。自分の居場所を見つけられたことに喜び過ごしていた松子だったけど、ある日その家庭学校が火事で炎上してしまい、松子はまたも絶望感を味わうことに・・・。

松子の流産は辛かったですね。確かに階段から勢い良く転落していたけど、たったそれだけで望みが失われるなんて。また、せっかく新たな居場所を見つけたというのに、そこも火事で失われるなんて。松子はどこまで不幸なんでしょう? 一方現代では、明日香(鈴木えみ)が妊娠した事実を父親である笙(小柳友)になかなか伝えられずにいました。松子のように不慮の事故で、いや中絶なんて考えなければ良いけど? また、松子殺しの新たな容疑者も浮上し、警察がまた本格的に動き出しました。洋一でもない、めぐみでもない、その容疑者とは誰なのか? 期待と不安が膨らむ中、いよいよ次回は最終話。ついに全てが明らかに!

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原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

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2006.12.11

嫌われ松子の一生・第9話

現代シーンは据え置きのままだけど、過去シーンはものすごい勢いで展開されていて、時代背景を見失ったりします。あんなこともあった。こんなこともあった。でも、いつの時代の話だったっけ? そうなる理由の一つに、松子の姿が若いままであることも大きく関係していると思います(笑)。

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○TBS系「嫌われ松子の一生」
第9話「始まりに戻るための殺人」

洋一(要潤)は「必ず組を抜けてくる」と松子(内山理名)に言い残して出ていった。だが、洋一は組長・吉沢(美木良介)らに散々痛めつけられ、さらに、松子を捜し出して一緒に殺すと言い渡される。焦った洋一は間一髪逃げ出し、あるホテルで松子と落ち合うことに。二人は再会を喜ぶが、すぐに吉沢らにホテルを包囲される。

組を裏切って抜けることをも決意した洋一は、松子を説得し一人で吉沢たちの元へ。彼らは洋一を散々痛め付け、松子の命も奪おうとしていました。しかし洋一は隙をついて組の車を奪って逃げ、アパートから逃げるように電話で伝えた松子とあるホテルで落ち合うことに。松子は傷付いた洋一を介抱しながら状況を聞き、二人で北海道へ逃げる計画を立てていました。その際松子は、洋一の担任だった頃に修学旅行の下見として行動を共にした校長の田所(佐藤B作)に騙され、ある旅館で襲われそうになったエピソードを話すと、洋一は刑務所にいた頃に校長を辞め県会議員になり視察に来ていた田所に会い心底バカにされていたエピソードを話しました。二人はそれぞれの理由で田所を憎んでいた・・・。

その時部屋の電話が鳴り、洋一が受話器越しに話した相手は、居場所を突き止めた吉沢。彼は1時間だけ待ち、大人しく出てくるか女と自殺するかを選択させました。洋一は覚せい剤入りのビールを飲んで松子にも同様に飲ませると、警察に「人を殺しました」と電話で連絡し刑務所で生き延びることを決意しました。「これしか方法が無いんだ、分かってくれ」と説得する洋一と、「お願い、一人にしないで」と泣きつく松子。やがて二人は警察に逮捕され、実刑判決を受けて東京拘置所に収監されました。二人は塀の中で手紙のやりとりを繰り返していたけど、洋一は松子から届けられた婚姻届にサインをしつつもすぐに破り捨ててしまいました。それも彼女を思い遣ってのこと・・・。

その後、松子が先に出所し、洋一が出所する日をずっと待ち続けていました。そして当日、二人は塀の外で再会。洋一は自分を信じて待っていてくれた松子を抱きしめました。二人は再び同棲を始め、洋一は「自分のせいで松子を不幸な人生にさせた」と言って自分を責めても、松子は笑顔でそれを抑えるだけ。一旦納得した洋一だったけど、ある日松子へ「さよなら」という置き手紙を残して去ってしまいました。そして彼が一人で向かったのは、憎い田所のいた夜の街。洋一は田所の前に立ちはだかり、持っていた銃で彼を射殺しました。洋一はまたも逮捕。彼の子を身ごもった松子が、その事実を知る日は近く・・・。

元教師の松子とその教え子だった洋一。二人は何年も前に初めて出会い、大人同士になっての再会後は同棲し人生を共にする仲に。しかし、当時の二人はいつになっても若々しく・・・(笑)。結局二人はやむを得ず刑務所に逆戻りし、数年を経てまた一緒になれたんだけど、洋一は二人の共通の敵である田所を殺してしまい、松子はまた一人に・・・、いや、生まれ来る子供を合わせて二人になるのかな。予想とは違ってケンカ別れにはならなかったものの、その別れ自体は意外な形で悲しいものがありました。松子は洋一の帰りを待つことになるのか? または、“裏切り松子”になってしまうのか?

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○関連記事「嫌われ松子の一生・第8話」

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原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

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2006.12.04

嫌われ松子の一生・第8話

公式サイトに「サイドA」と「サイドB」があって、各々で見られる松子の表情は純情そうなものと淫靡そうなもの。うむ、どちらが本当の松子? いや、どちらも本当の松子。二重人格ではないけど、まるでジキル子とハイド子みたいです(笑)。

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第8話「ヤクザとの同棲」

松子(内山理名)は教え子の洋一(要潤)と再会した。過去を思い出したくない松子は洋一を拒むが、彼が12年もの間ずっと自分を思い続けていたと知り一緒に暮らすことに。洋一は暴力団員になっていたが、やめると約束。松子はその言葉を信じるが、洋一はなかなか手を引けずにいた。ある日、洋一が顔を腫らせて帰宅する。

松子は12年ぶりに再会した教え子の洋一と暮らすことになったけど、彼はヤクザになっていて裏で麻薬の売人として働いていました。しかも組を裏切ってヤクザを一掃しようとする厚生省の麻薬取締官に密告までしていました。ある日松子は洋一が子分の春樹(吉永雄紀)に刺された際、彼の背中の刺青を見てヤクザの世界にいることを悟り、何度もヤクザを辞めてほしいと頼み込んだけど、洋一はその場だけの返事をしたままで結局足を洗えずにいました。また松子は、AV女優として有名になっていためぐみ(小池栄子)が久々に彼女の自宅へ訪れた際、洋一を見て彼と暮らすのは辞めるように伝えたけど、松子は彼を信じる言葉を発しただけでした。しかし、これが悪夢の始まりだという・・・。

松子と洋一は何度か衝突したけど、やがて洋一は組を抜けることを決意。しかしその頃、組長の吉沢(美木良介)に洋一の裏切り行為がバレてしまい、組員に彼を捜させて殺すように指示していました。一方現代では、明日香(鈴木えみ)と笙(小柳友)が風貌の変わり果てた洋一へ松子との生活の日々を聞き出し、彼は相当後悔しているようでした・・・。

ヤクザになることで松子と何とかして出会おうと考えていた洋一。そしてそれは叶ったけど、残念ながらその後は決して良い方向には向かわなかったようです。せっかく元教師と教え子が感動の再会を果たしたというのに・・・。その後さらに事態が悪化して、とんでもない事件が起きてしまうのでしょうか?

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」
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2006.11.24

嫌われ松子の一生・第7話

公式サイトに「嫌われ松子のアンケート」というコーナーがあって、回毎に視聴者が“松子を支持する・しない”で投票した結果が公開されています。現在までの総合結果は、第1・2話は“支持”優勢、第3・4話は“不支持”優勢、そして第5・6話は“支持”優勢がかなり顕著になっている状態。ドラマの展開も面白いけど、この支持率調査の方も面白くて見逃せません!

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第7話「厳しいシャバ」

松子(内山理名)は刑務所内で美容師の免許を取得し、出所した。松子は賢治(杉本哲太)の元へ向かうが、賢治にはすでに家族が。松子はよりどころを失うが、良い不動産物件に巡り合って幸運を実感し、一転、前向きに。さらに、刑務所内の美容室と同名店を銀座で見つけ、店主・あかね(秋野暢子)の下で働き始めることに。

8年もの刑期を終えてようやく釈放された松子は、まず自分を待っていてくれた島津の自宅へ行ったけど、彼には既に妻と子供がいました。やはり長年離れている間に事情が変わっていて、島津は見合い結婚をした事実を松子に伝えると、彼女はそのまま彼と別れました。そして東京で新たな住家を見つけ、刑務所で腕を磨いた美容師の技術を元に銀座の「美容室あかね」へ飛び込み、オーナーのあかねに採用を頼み込みました。あかねに言われて腕前を見せた松子は見事に採用。実はあかねも刑務所生活を経験していて、同じ境遇の松子に同情する部分があり、彼女を支援していくことになりました。店の同僚が松子の履歴書に書かれていた事実で言い責めた時も、あかねはその同僚を叱って彼女を守り・・・。

その間、店に刑務所内で仲良くなっためぐみ(小池栄子)が現れ、後に久々の会話で楽しみました。めぐみはストリッパーになっていて、その後は夫の反対を押し切ってアダルトビデオにも出演。その現在の生き方に松子は同感できずにいたけど、めぐみも決して満足していたわけではなく、松子の前で涙を流しもしました。一方、松子の教え子である洋一(要潤)はたまたま松子を見つけ、ある夜に店の前で彼女を待機し声を掛けたところ、彼女も彼を思い出してついに笑顔の再会を果たしました。洋一は過去の過ちについてようやく謝罪できたけど、松子は振り返りたくない過去を思い出すのが嫌で不満の表情。それでも、再会できたことをただ喜ぶ洋一を食事に誘うことにしました。一見してうれしい再会。しかし、この再会がさらなる不幸を招いたという・・・。

松子は洋一を食事に誘った後、雨の降る夜に洋一の車の中で「人を殺したことある? 私ね、人を殺したの」と話し始めました。その直後に松子が言った「学校辞めて、恋人が自殺して、恋人の親友と不倫して捨てられて、ソープ嬢になって、ヒモになった男を殺して、刑務所を出てきたばかりなの」というセリフは、これまで展開されたエピソードが凝縮したものになっていました。その読点“、”の部分に不幸でない要素もあるけど、文字部分はどれも強烈な内容。唐突に話し掛けられた洋一も、最初は笑って答えていたけど次第に顔を強張らせ始めました。「忌まわしい過去をいくら振り払おうとしても、逃れられない運命にあったのかもしれません」といった松子のナレーションと、降り続ける雨をただ掻き分けるだけで精一杯の車のワイパーの映像が、比喩表現も込められて絶妙に合っていましたね。かなり印象に残ったシーンでした!

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」
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2006.11.17

嫌われ松子の一生・第6話

映画版「嫌われ松子の一生」のDVDが、11/17に発売されました。不幸な主人公・松子を中谷美紀さんが演じ、撮影中に監督の中島哲也さんと激しく対立したことで有名ですが(ストーリーよりも?)。私はまだ未見だけど、店で売られていた実物を手に取って裏の詳細を見たら、キャスティングがすごいじゃないですか! 正直、見てみたい。でも、ドラマ版を優先したい・・・。

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第6話「女子刑務所雑居房」

松子(内山理名)は、殺人罪などで懲役8年を言い渡された。刑務所に入った松子は、新人恒例のいじめに遭うが、同部屋のめぐみ(小池栄子)に助けられながら過ごす。そんな中、松子は、出すことのできない賢治(杉本哲太)への手紙を毎日書いていることをからかわれ、乱闘騒ぎを起こして懲罰房に入れられてしまう。

殺人及び覚せい剤取締法違反の容疑で全国指名手配の末逮捕された松子は、実刑判決を受けて刑務所へ。そこで入ることになった雑居房には、和子(山田スミ子)、みどり(ふせえり)、るり子(有坂来瞳)、そしてめぐみがいました。彼女たちからいじめや嫌がらせを毎日のように受けていた松子だったけど、めぐみだけはそれに参加せずかばってあげていて、いつしか二人は信頼し合える仲になりました。松子が島津への出せない手紙のことや知られざる過去がバレたことで皆にからかわれ、それをかばっためぐみが逆に過去のことでからかわれて乱闘騒ぎになった時も、別々の懲罰房に入れられた二人は笑顔で壁を叩き合い、良き仲であることを確かめていたほど・・・。

そんな中、松子が刑務所に入ってから2年後のある日、彼女の元に島津からの初めての手紙が届きました。達筆なその文面を読んで松子は心を大きく動かされ、いきなり刑務所を出ようとしてまた騒ぎになりました。そのせいで松子はめぐみと離れ離れになり、その後めぐみが先に出所しました。ところで、松子の教え子である洋一(要潤)は、かつて覚せい剤の密売現場を警察に取り押さえられていた過去が・・・。

松子が刑務所でどんな災難に遭うかが気になり、いじめや嫌がらせは予告等でも登場したから予想できたけど、意外にも子供じみたイタズラだった・・・(笑)。それよりも、めぐみは義理の父親から暴力や性的暴行を受けてやむを得ず殺した過去があったり、るり子も家庭の事情で子供を苦しめた過去があったりで、それらの方が辛かった・・・。まあ松子も、その二人と同じように辛い目に遭ってきたんですけどね。そんな刑務所で、松子とめぐみは信頼し合える仲になれたんだけど、まさかレズビアンの疑いに発展するとは思わなかったなあ。しかも、男役は「タチ」で女役は「ネコ」という豆知識までご丁寧に(苦笑)。何だか、妙な所で力が入っているドラマだ・・・。今回は松子の出所まで描かれたけど、彼女のその後のことはめぐみさえもあまり知らない領域。どうやら、めぐみより先に離れ離れになっていた洋一が、長年を経て関係することになっていきそうです。

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」
○関連記事「嫌われ松子の一生・第2話」
○関連記事「嫌われ松子の一生・第3話」
○関連記事「嫌われ松子の一生・第4話」
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2006.11.11

嫌われ松子の一生・第5話

「レビュー継続」を決意してから、急にストーリーに勢いが掛かり、急に面白くなってきました。まあ、笑えるものではないですが。しかし、最終的に殺害された松子が、まさか過去に人を殺害していたとは・・・。

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第5話「愛を乞う逃亡者」

小野寺(吹越満)にだまされた松子(内山理名)は、カッとなって殺してしまった。自殺しようと東京へ向かった松子は、理容店を営む賢治(杉本哲太)と出会う。何も聞かずに受け入れてくれる賢治の優しさに触れ、松子は彼と暮らすことに。だが、指名手配をされている松子は、賢治に迷惑が掛かることを恐れ、彼の元を去る。

小野寺を殺し全国指名手配になった松子は、太宰治が身投げしたという玉川上水へ向かって自殺しようとしました。しかし、そこで理髪店を営む島津に声を掛けられ、彼の自宅に招かれて世話になるうちに店を手伝いながら一緒に暮らすことになりました。ただ、松子は警察の動きが気になり始め、赤木(北村一輝)に電話で連絡を取って死んだスミ子(鈴木蘭々)の墓がある諏訪で再会。彼は一緒に逃げるように伝えたけど、彼女はもはやその気も無い様子でした。そして松子が島津の自宅へ戻ると、ついに居場所を嗅ぎ付けた警察が彼女を捕らえ、手錠を掛けられてしまいました。島津は愛する松子へ「待ってるから!」と必死に伝えたけど、松子は振り返らずそのまま連行され・・・。

一方現代では、明日香(鈴木えみ)と笙(小柳友)がめぐみ(小池栄子)から人殺しの件を聞いて驚きつつも、何故そのようなことをしたのかを調べることにし、過去の裁判記録を調べ始めました。また、松子殺害の容疑者として連行された洋一(要潤)だけど、警察が捜査を続けるうちにアリバイが成立したため釈放され、新たにめぐみの行動を着目し始めました。松子のことをずっと思い遣っていたかに見えるめぐみに、知られざる謎があるのかどうか・・・。

松子は全国指名手配になったというのに、偽名を使わずにいました。そんな彼女に声を掛け自宅へ招き入れた島津は、彼女の過去を聞こうとも探ろうともせず、最後まで愛し続けました。彼は数年前に妻と子供を事故で亡くしていたけど、松子を新たな相手として本気で考え、プロポーズまでしました。松子がこれまで同棲した男性(八女川・岡野・小野寺・島津)の中では、恋愛上の大きなトラブルも無く過ごせたのは島津だけでしたね。だからこそ、松子は島津にこれ以上迷惑を掛けたくないと思ったのでしょう。また、恋愛関係にはなっていない赤木にも、同じように自分と関わらないように伝えたのでしょう。彼女が警察に捕まった頃は、既に覚悟を決めていた様子だったので・・・。松子はいよいよ刑務所へ。めぐみと出会った場所でもあります。しかし、そこでもやはり悲劇が?

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2006.11.04

嫌われ松子の一生・第4話

前回第3話終了の時点で「レビュー継続」を決意した私。主人公の松子に比べたら大した決意ではないけど、結果的にはレビューを継続して良かったと思っています。「注目できるようになった」という意味でね・・・。

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第4話「私が殺人犯になった理由」

松子(内山理名)は赤木(北村一輝)がマネジャーを務める風俗店で働き始めた。松子はスミ子(鈴木蘭々)の指導の下、3カ月でナンバーワンに。そんな中、赤木がオーナーと対立して解雇され、続いてスミ子も店を辞めてしまう。店での居場所を失った松子は、ヤクザ者の小野寺(吹越満)に「オレと組まねぇか」と誘われる。

松子は岡野(谷原章介)と別れて自殺を図ったけど死にきれず、ソープランド「白夜」でソープ嬢になることを決意しました。マネージャー・赤木から“特訓”を受け、先輩ソープ嬢“綾乃”ことスミ子(鈴木蘭々)から“雪乃”という源氏名を受け、ひたすら仕事に励んだ結果3ヶ月後にはNo.1の座に。赤木から特別手当ももらって、松子は喜びの毎日を過ごしていました。しかしその後、店の経営方針が変わり、オーナーと対立した赤木が解雇され、スミ子も交際中だった従業員の浅野(坂本爽)と店を辞め故郷の諏訪へ帰ったことで、事態が急変しました。松子は赤木を追わず悩んでいたけど、客の小野寺から仕事を持ち掛けられて「白夜」を辞めることに。そして彼女は、仕事場として中州でない他の土地を希望し、滋賀県の雄琴へ向かいました。松子を誘えた小野寺は、薄っすらと笑みを浮かべていて・・・。

雄琴では松子と小野寺が仕事で大金を稼ぎ、疲労のピークに達していた松子は小野寺から覚せい剤を打たれながらも頑張っていました。そんな中、松子は赤木から電話を受け、スミ子が諏訪でシャブ中の浅野に刺殺されたことを知りました。驚きのあまり涙を流して愕然とした松子は、やがて小野寺に「小料理屋を開こう」と持ち掛け通帳を見せてもらうと、今度は稼いだ大金がほとんど無いことで驚きました。そして、小野寺がギャンブル等に使い込んでいたことを知ると、松子は包丁を持って彼を脅し、取っ組み合いで倒れた小野寺の背中を一刺し。返り血を浴びた松子は、全国に指名手配されることに・・・。

これが、今回のサブタイトルになった「私(松子)が殺人犯になった理由」でした。情状酌量の余地はあれど、「殺人」は重い罪であり・・・。ただ、一度別れた赤木とまだつながっていて、しばらく逃亡生活を共にするようですね。一方現代では、明日香(鈴木えみ)と笙(小柳友)がめぐみ(小池栄子)から「松子とは殺害日前日に偶然会った」と聞かされ、さらに「塀の中(刑務所)で知り合った」とも聞かされました。つまり、逃亡した松子はいずれ捕まったということか・・・。また、松子殺害の容疑者として連行された洋一(要潤)だけど、取り調べの際に当時の松子を見掛けていた事実が発覚しました。その彼は、今でこそ浮浪者のような格好をしているけど当時はヤクザで、かつて自分の担任だった松子の人生を密かに心配していました。その後また何かで関わったようですが・・・。

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」
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○関連記事「嫌われ松子の一生・第3話」

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原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

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2006.10.28

嫌われ松子の一生・第3話

ドラマ自体は注目できるよー。でも、レビューを書くのは辛いよー。それがこれまであった正直な気持ちでした。この第3話を見て、今後レビューを継続するか否かを冷静にジャッジしたいと思います。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「嫌われ松子の一生」
第3話「究極の転職!」

松子(内山理名)の恋人・徹也(萩原聖人)が投身自殺した。徹也の親友・岡野(谷原章介)は、途方に暮れる松子の面倒を見る。程なく、岡野の好意を感じた松子は、彼と体の関係となり不倫生活に。現代では、明日香(鈴木えみ)と笙(しょう・小柳友)が、洋一(要潤)に元AV女優のめぐみ(小池栄子)に会ってみては、と提案され連絡を取る。

松子は徹也の自殺がきっかけで岡野と急接近し、不倫関係を続けていました。半年後、飛び出した実家へ帰った松子は、亡くなった父親・恒造(塩見三省)の日記を発見。そこには、松子が戻ってくるのを毎日のように望んでいた記録が。娘のことをちゃんと心配していたんですね・・・。そしてまたしばらく経ったある日、松子はなんと岡野を追って彼の自宅へ向かい、そこでの二人の話を聞いた彼の妻に不倫関係がバレてしまいました。さらに、岡野は松子から別れを告げられてしまいました。彼は地位と名誉があっても才能だけは徹也に勝てなかったことで長年悔やみ、徹也の恋人だった松子を自分のものにすることで自分自身を無理に納得させていたのでした。つまり、特に愛情は無く自分のために利用していただけ・・・。

岡野の言葉を聞いて怒った松子は望み通り彼と別れ、手首を切ってはみたけど血が止まってしまい自殺できず。それで吹っ切れたのか、手切れ金を破って外へ投げ捨てるとソープランド「白夜」へ向かい、マネージャー・赤木(北村一輝)の前で大胆にも全裸になると、「ここで働かせてください!」と笑顔で元気に一言。結果は「採用」で、下積みからの新たな人生が始まりました。なるほど、まさにサブタイトル通りの“究極の転職”だ! 嗚呼、金色に光るは、哀愁のスケベイス・・・(笑)。

へー、そーゆーこと? 松子は岡野と楽しく元気に過ごしていたというのに、その岡野はそんな思いがあったってこと? そりゃないよな・・・。でも彼女は前向きに考えて、いよいよ夜の世界に踏み出しました。頑張れ、その哀愁のアイテムで!(褒めてるのか?) 今回は衣装のせいで松子こと内山理名さんの胸の膨らみが目立ってソワソワしていたけど(笑)、ラストで全裸になったシーンではその中身が映されなくて残念(当然か?)。私的視聴率はそこでグンと下がりましたが・・・。そうそう、現代のシーンでも動きがありましたね。明日香と笙が警察に拘束された洋一経由でめぐみと会ったことで、松子についての新たな事実が判明していくと思われますが・・・。

それではここで、今後のレビューのジャッジ。続けます! 松子は“悲劇のヒロイン”ながらも、実は悲劇ばかりでもないことが良く分かりました。“美しい(生まれながらの美貌)・前向き(イチイチ深く考えない)・珍しい名前(「しょうこ」とも呼べそう)”で、考えてみたらすごく素敵な女性・・・だと思ったり。まあどうなるかは全く予想が付かず、後悔の可能性だってありもするけど、私としては視聴はもちろんレビューも書いて、これまで通り追ってみることにしました。松子の人生を見ていると、現実で自分に降り掛かる悲劇なんて甘っちょろいもの? そうやって自分を納得させている部分もあるのでね(笑)。

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」
○関連記事「嫌われ松子の一生・第2話」

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原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

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2006.10.21

嫌われ松子の一生・第2話

主人公・松子の壮絶な一生をじっくり知ってみたい意味も含めて、前回レビューで「その悲劇ぶりが妙に面白い!」とパワー全開で感想を書いた私。しかし、どうやらその悲劇とやらが強過ぎて、私の考えは相当甘かったようで・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「嫌われ松子の一生」
第2話「恋人の自殺」

松子(内山理名)は教師を解雇され、家を飛び出した。それ以来、弟・紀夫(尾上松也)は職場で陰口をたたかれ、妹・久美(渡辺夏菜)は精神不安定に。そんな中、福岡の飲食店で働く松子は、小説家の徹也(萩原聖人)と出会う。小説が書けず酒に逃げる徹也に金の心配をさせまいと、松子は風俗店で働くことを決意する。

教師を解雇され家を飛び出した松子は、その後作家を目指している徹也と出会ってすぐに同棲することに。徹也は小説が思うように書けず、酒に溺れて松子に不満をぶつける一面もあったけど、友人・岡野(谷原章介)に強い意思を見せる一面もあり。松子は生活費を稼ぐためにソープランド「白夜」へ面接に行ったけど、マネージャー・赤木(北村一輝)に恥をかかされすぐに退散してしまいました。

そしてある日、松子は弟・紀夫(尾上松也)と再会し、父親・恒造(塩見三省)が亡くなり妹・久美(渡辺夏菜)の精神状態が悪化したことを知りました。そして同じ日、徹也が「白夜」の名刺を発見して松子が働いていると勘違いし、赤木に松子を返してもらうように頼み込んだけど冷たく追い返され、自暴自棄になった彼は線路で電車に轢かれて死んでしまいました。松子は岡野からその自殺の事実を聞き、向かった事故現場で泣き叫ぶだけ。今回もまた、幸福より不幸が蓄積されたのでした。しかし、その後まだ波乱があるという・・・。

松子周辺の人物たちの悲劇で、松子自身に不幸が訪れるという展開でした。初回話は「これでもか!」という勢いでの悲劇の連続で逆に笑ってしまったけど、今回は死が伴う事件も重なって笑えなかったなあ。この先、松子の壮絶な一生を直視できるかどうかが心配になってきました・・・。一方、かつて松子を敵視していた現在の洋一(要潤)は、数名の警察(“ちょっと老けた羽賀刑事”もいたなあ)に連行されてしまいました。彼も悲劇の人生を歩んでしまうわけ? それにしても、松子こと内山理名さん。刺激的なシーンも含めて伸び伸びと熱演していますね。悲劇の人生に負けじと、強力な裏番組に負けじと、今クールはこのドラマに懸けているように思えます。それもまた、悲劇につながらなければ良いんだけど・・・。

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」

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原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

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