14才の母・第11話(最終話)
「14才の母」という衝撃的なタイトルのドラマが、ついに完結。最終話は12/20に放送されたけど、クランクアップしたのは12/18で、ギリギリまで撮影が行われていたんですね。タイトルに添えられている「愛するために生まれてきた」は、最後に強調されるのか? そして今回のサブタイトル「命ってなに?」の答えは何なのか? 「涙の最終回…ってなに?」になるのか?
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○日本テレビ系「14才の母」
第11話(最終話)「涙の最終回スペシャル…命ってなに?」
忠彦(生瀬勝久)と加奈子(田中美佐子)は、娘・未希(志田未来)の子供をどう育てていくべきかあらためて考える。一方、静香(室井滋)から、父親の援助を受けるように言われた息子の智志(三浦春馬)は、赤ん坊の父親になるため、自分なりに進むべき道を模索する。
女児を産んだ未希は、我が子に「そら」と名付けました。母乳も僅かながら出るようになり、ひとまず安心。一方、静香から大金を渡された加奈子は不審に思って忠彦と相談し、一人で彼女の自宅を訪ねると遺書を残して自殺を図ろうとしていました。でも、すぐに放心状態の智志を説得して彼女を病院へ連れて行き、何とか回復。また、未希が学校を諦めて親に甘えず子育てに専念することを決めた頃、そらが無呼吸発作を起こして心配されたけど、土田(反町隆史)たちの措置もあって、何とか回復。さらに、智志もようやく未希の前に現れて心を通わせ、未希は退院後に智志と共に親たちへ将来結婚することを伝えました。やがてそらは退院し、加奈子、未希、そらの三人は青い空の下で過ごし、そらを除く二人はこれまでとこれからのことを語り合ったのでした。「14才の母」というタイトルで執筆を続けていた波多野(北村一輝)は、ファミレスでコーヒーをお替わりしながらなおも書き続けていました。
彼女は、その朝、子供を抱いて笑った。
そして、(「このドラマはフィクションです」の字幕)
波多野に一言。「フィクション」という締めで良いんだね?(違うか) 皆さんに一言。サブタイトル「命ってなに?」の答えは、2006年の「今年の漢字」で良いんだよね?(間違いじゃない) 私から一言。「14才の母」のストーリー、何だったんだろう?(毒だね)
「こういう逸話がある」という前提で見続けてきたこのドラマ。そこに最良の決断や流れは無く、否定は肯定に覆されるばかりで、結局衝撃的な問題提起は問題を残したまま終わったような気がしました。回が変わるごとにどれほど時が経過したかが見えにくかったけど、連続ドラマとして見ると各人の思いがあっさり変わったようにしか思えず、「やはり2時間SP等にしておけば良かった」という印象は最後まで変わりませんでしたね。私はストーリーよりもサブタイトルの方に注目したけど、その言及にあたってはどれも一言で語れるものではなく、今回の「命ってなに?」にも回答に悩むばかり。その一つは最終話で表現されたけど、決してそれのみで語れるものではなく。私が抱く思いに割と近かった波多野なりの結論にも注目したけど、「そして、」で強引に切られてしまったのにはやや不満。今時原稿をワープロで書かずペンで書く意外性にはやや驚嘆。ラストではまたも記念撮影もしていたけど、「輝ける未来」を無理矢理植え付けたような気もしてやや残念。そんな感じでした。前回第10話の「新たな命の誕生」をメインにした回で終わらせた方が良かったかもしれませんね。一話追加させるほどでも無かったのではないかと・・・。
ところで、いや最後に、ミスチルの主題歌「しるし」の使い方だけど、結局全話のレビューで語り続けてこられたことに自己満足(笑)。今回最終話では、これまで以上に多くの部分が使われ、“♪それが君と僕のしるし”も含めて印象的に使われました。女児の名前がシングルCDの収録曲“しるし・ひびき・くるみ”のどれかになったらうれし泣きしたところだったけど、「そら」に決まったことで別の意味で残念に思ったものの、「空」ではなく「そら」になったことだし、ひらがな表記だけでも叶ったから良しとしますか。まあ、「しるし」を聴きたいがためにこのドラマを見続けたところも正直あったからなあ(苦笑)。考えてみると、「しるし」の冒頭の歌詞で全てが語られていたかもしれません。“♪最初からこうなることが決まっていたみたいに”。そしてラストの“♪狂おしく 鮮明に 僕の記憶を埋めつくす”という結果にはなりませんでした。私としては、ラストサビ前の“♪泣いたり笑ったり 不安定な想いだけど”に思いが集約されていたような気も。それが真実。それが“僕のしるし”。私は「しるし」をこんな風に使ってみました。私は、その時、締めを書いて笑った。そして・・・。この感想はノンフィクションです。
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