下北サンデーズ・第9話(最終話)
“一話短縮の打ち切り決定”により、今クールのどのドラマよりも早く最終話を迎えることとなった「下北サンデーズ」。ああ、残念だ・・・。でも、最後まで見届けよう・・・。さよならなんて言わないでサンデーズ!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第9話(最終話)「アナーキー・イン・ザ・サンデーズ~下北沢をぶっとばせ![さよならサンデーズ]」
“スズナリ”の公演が成功し、サンデーズのヌーベル演劇祭への参加が決まった。あくたがわ(佐々木蔵之介)は新作をゆいか(上戸彩)主演で上演すると発表。だが、ゆいかがドラマのヒロインに起用されると決まり、クランクインと舞台の初日が重なっていると判明する。ゆいかのことを考えたあくたがわはゆいかに退団を命じる。
それ行け、見どころポイント箇条書き! 今回はラスト記念の30連発!
・冒頭からサブタイトルが表示され、サンデーズが横に並んで道歩き。
・ちくわ木産であくたがわが次回作の台本を団員に配布。「下北ソングス」だ!
・ゆいかのサンデーズとの出会いとその後を描く作品。主演はもちろんゆいか。
・オフィスフォルテッシモではゆいか主演の連ドラ企画が密かに進行。
・いつもと違った「“シモッ×10”+下北サンデーズ」。ラストバージョン。
・渋谷(池田鉄洋)に強請られる亜希子(山口紗弥加)を、あくたがわは心配。
・あくたがわはゆいかへ退団を命じた! いつの間にか「里中」って呼んでるし。
・「下北ソングス」の主役・ゆみかは、亜希子が担当することに。やれるんだ?
・団員はゆいかを止めるどころか事務所行きを奨めることに。そうなんだ?
・ゆいかは牛乳おじさん(藤井フミヤ)のいる牧場へ。悩みを打ち明けてる~。
・牛乳おじさんの過去が一部判明。代沢二朗としてメジャーデビューするも失敗か。
・それを何故かケラさんが「眠眠亭」の方で語る。「あんま強がるな」だってさ。
・ゆいかのクランクイン&サンデーズの舞台初日。ゆいかは記者ウケで順調。
・それを見たサンデーズの皆が電話でゆいかを励ました。亜希子は相当手が震えてた。
・サーカス団に見立てた新作のゲネプロで亜希子がダウン。実は上がり症だった。
・ゆいかはロケの適当さに疑問と怒りが。後に亜希子の件も団員からの電話で知った。
・こうなるとどうなるか、分かるわな。ゆいかは下北へ急いだんだわさ。
・大鳥ゲン(京本政樹)の助言あり。プライベートのセリフもカッコええ~。
・富美男(北村総一朗)や下馬(古田新太)の助けあり。やるときゃやる~。
・“代沢”やヒロ太(三宅弘城)たちの助けあり。北沢牧場のトラックでゴ~。
・過去の名曲「下北以上 原宿未満」を皆で熱唱しついに和解。サンキュートーキョー!
・本多劇場には、過去の回で登場したゲストたちも勢揃い。でも公演開始が遅れてる?
・バカヤロウ! ここで東海地区では「メーテレ気象情報」が入りやがった!(苦笑)
・サンデーズがようやく舞台へ登場。しかし公演中止告知が! 言い訳でいいわけ?
・ゆいかが到着。ケラさんは「転ぶな」。本多さん(本物)は激励。急げ!
・ゆいかがサンデーズの前に現る! すかさず「宿命と運命は違う」と話し始めた!
・宿命でなく運命を選んだゆいか。「運命は自分の意志で変えられる」と伝えた!
・宿命が車だったら運命はハンドル。里中ゆいかは「運命の急ハンドル」を切った!
・あくたがわは団員たちにも説得され、ゆいかの復帰を暖かく迎えましたよ!
・「下北ソングス」開演。台本熟読済みのゆいかはセリフも完璧。
そしてドラマは「完」。でもここで言いたい。ケラさん風に「終わるなよ」。
終わった・・・、ついに終わってしまった・・・。無名弱小不人気劇団の「下北サンデーズ」がここまで成長できたのは、突如出会ったゆいかのおかげ? いや、ゆいかとの出会いは単なる成長のきっかけだったのかもしれない? いろんなことがあったけど、最後は“さらなる希望へと続く進行形”でキレイに「完」となりました。
正直に言うと、“一話短縮の打ち切り”が発生したことでやはり急ぎ足になった感はありましたね。できれば夢の本多劇場での公演とその後しばらくまでをじっくり見届けたかったんだけど・・・。このドラマは、テレ朝で制作・放送されたことが何より「最適」だと思ったんですよ。一般番組のセット等で派手かつカラフルな色使いを好む同局だからこそ、サンデーズの劇団員の衣装や舞台セットの小道具等も毎回派手かつカラフルで。これはフジやTBSや日テレ他ではできない特有の演出かも? また、当初は小ネタの連発が楽しくて楽しくて(特に第2話は最たるものがありました)、箇条書きでレビューを書くスタイルにしたものの、途中からその小ネタも少なくなってストーリー重視の方向へ向かいました。これもまたマルで、いつの間にか小ネタ云々よりも無名劇団の成長ぶりを見届けたくなりましたからね。この手のドラマで定番の“毎回誰かがメインになる構成”も見られたけど、各々のキャラも光っていて見応えがありましたね。このキャスティングは案外良かったのかもしれないなあ。そして、私の他にも多くの人が感じたと思われるけど、「小劇場であんな演劇を実際に見てみたい! 下北で!」と本当に思いました。そんな演劇の雰囲気を伝えてくれただけでも、このドラマは価値があったと思うんですが、どうでしょう?
特にblog間では「好評」という意見も多かった「下北サンデーズ」。本多劇場での公演用に用意された「下北ソングス」を、いつか同じキャスティングでSPか実際の舞台で演じてくれないかなあ・・・。さて、これにてレビューも“一旦”終了します。私は素直に「面白かった!」と思ったし、素直に「オススメとしたい!」とも思いました。サンキュー「下北サンデーズ」! サンキューシモキタ!
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