2006.09.08

下北サンデーズ・第9話(最終話)

“一話短縮の打ち切り決定”により、今クールのどのドラマよりも早く最終話を迎えることとなった「下北サンデーズ」。ああ、残念だ・・・。でも、最後まで見届けよう・・・。さよならなんて言わないでサンデーズ!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第9話(最終話)「アナーキー・イン・ザ・サンデーズ~下北沢をぶっとばせ![さよならサンデーズ]」

“スズナリ”の公演が成功し、サンデーズのヌーベル演劇祭への参加が決まった。あくたがわ(佐々木蔵之介)は新作をゆいか(上戸彩)主演で上演すると発表。だが、ゆいかがドラマのヒロインに起用されると決まり、クランクインと舞台の初日が重なっていると判明する。ゆいかのことを考えたあくたがわはゆいかに退団を命じる。

それ行け、見どころポイント箇条書き! 今回はラスト記念の30連発!

・冒頭からサブタイトルが表示され、サンデーズが横に並んで道歩き。
・ちくわ木産であくたがわが次回作の台本を団員に配布。「下北ソングス」だ!
・ゆいかのサンデーズとの出会いとその後を描く作品。主演はもちろんゆいか。
・オフィスフォルテッシモではゆいか主演の連ドラ企画が密かに進行。
・いつもと違った「“シモッ×10”+下北サンデーズ」。ラストバージョン。
・渋谷(池田鉄洋)に強請られる亜希子(山口紗弥加)を、あくたがわは心配。
・あくたがわはゆいかへ退団を命じた! いつの間にか「里中」って呼んでるし。
・「下北ソングス」の主役・ゆみかは、亜希子が担当することに。やれるんだ?
・団員はゆいかを止めるどころか事務所行きを奨めることに。そうなんだ?
・ゆいかは牛乳おじさん(藤井フミヤ)のいる牧場へ。悩みを打ち明けてる~。
・牛乳おじさんの過去が一部判明。代沢二朗としてメジャーデビューするも失敗か。
・それを何故かケラさんが「眠眠亭」の方で語る。「あんま強がるな」だってさ。
・ゆいかのクランクイン&サンデーズの舞台初日。ゆいかは記者ウケで順調。
・それを見たサンデーズの皆が電話でゆいかを励ました。亜希子は相当手が震えてた。
・サーカス団に見立てた新作のゲネプロで亜希子がダウン。実は上がり症だった。
・ゆいかはロケの適当さに疑問と怒りが。後に亜希子の件も団員からの電話で知った。
・こうなるとどうなるか、分かるわな。ゆいかは下北へ急いだんだわさ。
・大鳥ゲン(京本政樹)の助言あり。プライベートのセリフもカッコええ~。
・富美男(北村総一朗)や下馬(古田新太)の助けあり。やるときゃやる~。
・“代沢”やヒロ太(三宅弘城)たちの助けあり。北沢牧場のトラックでゴ~。
・過去の名曲「下北以上 原宿未満」を皆で熱唱しついに和解。サンキュートーキョー!
・本多劇場には、過去の回で登場したゲストたちも勢揃い。でも公演開始が遅れてる?
・バカヤロウ! ここで東海地区では「メーテレ気象情報」が入りやがった!(苦笑)
・サンデーズがようやく舞台へ登場。しかし公演中止告知が! 言い訳でいいわけ?
・ゆいかが到着。ケラさんは「転ぶな」。本多さん(本物)は激励。急げ!
・ゆいかがサンデーズの前に現る! すかさず「宿命と運命は違う」と話し始めた!
・宿命でなく運命を選んだゆいか。「運命は自分の意志で変えられる」と伝えた!
・宿命が車だったら運命はハンドル。里中ゆいかは「運命の急ハンドル」を切った!
・あくたがわは団員たちにも説得され、ゆいかの復帰を暖かく迎えましたよ!
・「下北ソングス」開演。台本熟読済みのゆいかはセリフも完璧。
 そしてドラマは「完」。でもここで言いたい。ケラさん風に「終わるなよ」。

終わった・・・、ついに終わってしまった・・・。無名弱小不人気劇団の「下北サンデーズ」がここまで成長できたのは、突如出会ったゆいかのおかげ? いや、ゆいかとの出会いは単なる成長のきっかけだったのかもしれない? いろんなことがあったけど、最後は“さらなる希望へと続く進行形”でキレイに「完」となりました。

正直に言うと、“一話短縮の打ち切り”が発生したことでやはり急ぎ足になった感はありましたね。できれば夢の本多劇場での公演とその後しばらくまでをじっくり見届けたかったんだけど・・・。このドラマは、テレ朝で制作・放送されたことが何より「最適」だと思ったんですよ。一般番組のセット等で派手かつカラフルな色使いを好む同局だからこそ、サンデーズの劇団員の衣装や舞台セットの小道具等も毎回派手かつカラフルで。これはフジやTBSや日テレ他ではできない特有の演出かも? また、当初は小ネタの連発が楽しくて楽しくて(特に第2話は最たるものがありました)、箇条書きでレビューを書くスタイルにしたものの、途中からその小ネタも少なくなってストーリー重視の方向へ向かいました。これもまたマルで、いつの間にか小ネタ云々よりも無名劇団の成長ぶりを見届けたくなりましたからね。この手のドラマで定番の“毎回誰かがメインになる構成”も見られたけど、各々のキャラも光っていて見応えがありましたね。このキャスティングは案外良かったのかもしれないなあ。そして、私の他にも多くの人が感じたと思われるけど、「小劇場であんな演劇を実際に見てみたい! 下北で!」と本当に思いました。そんな演劇の雰囲気を伝えてくれただけでも、このドラマは価値があったと思うんですが、どうでしょう?

特にblog間では「好評」という意見も多かった「下北サンデーズ」。本多劇場での公演用に用意された「下北ソングス」を、いつか同じキャスティングでSPか実際の舞台で演じてくれないかなあ・・・。さて、これにてレビューも“一旦”終了します。私は素直に「面白かった!」と思ったし、素直に「オススメとしたい!」とも思いました。サンキュー「下北サンデーズ」! サンキューシモキタ!

○関連記事「下北サンデーズ・第1話」
○関連記事「下北サンデーズ・第2話」
○関連記事「下北サンデーズ・第3話」
○関連記事「下北サンデーズ・第4話」
○関連記事「下北サンデーズ・第5話」
○関連記事「下北サンデーズ・第6話」
○関連記事「下北サンデーズ・第7話」
○関連記事「下北サンデーズ・第8話」
○関連記事『「下北サンデーズ」と「レガッタ」が打ち切りへ』
○関連記事『「加藤家へいらっしゃい!~名古屋嬢っ~」だがや!』
○関連記事「IWGP、最高~!」
○関連カテゴリ「世界の中心で、愛をさけぶ」(堤幸彦さん演出)
○関連カテゴリ「H2~君といた日々」(堤幸彦さん演出)

「下北サンデーズ」DVD-BOX
「下北サンデーズ」DVD-BOX

「下北サンデーズ」
原作小説「下北サンデーズ」(石田衣良)

「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.09.03

「下北サンデーズ」と「レガッタ」が打ち切りへ

「不振」だと感じている今クール(2006年夏)の連続ドラマの中で、特に大好きだったテレビ朝日系「下北サンデーズ」と途中でリタイアしてしまった同局系「レガッタ」が打ち切りになるというネットニュースを読みました。どちらも放送予定を1話繰り上げての全9話で終了。テレビ朝日は何故そんな決断をしたのか?

○関連記事・Yahoo!ニュース「上戸&もこみちドラマが打ち切り」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060902-00000008-dal-ent
○関連記事・デイリースポーツonline「上戸&もこみちドラマが打ち切り」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060902-00000008-dal-ent

○「デイリースポーツonline」の記事を抜粋

テレビ朝日・ABC系の「下北サンデーズ」(木曜、後9・00)と「レガッタ」(金曜、後9・00)の連続ドラマ2作品が、放送予定を1話繰り上げて全9話で終了することが1日、分かった。

「下北-」が7日、「レガッタ」は8日放送分で最終回となる。テレビ朝日広報局は「14日からシンクロのワールドカップがあり、視聴者の方にはそれを楽しんでいただくために、終了を1週早めました」と説明。だが、視聴率低迷の影響も大きく、「下北-」は、初回こそ11・4%だったが、以後は7%前後に低迷。「レガッタ」も初回9・5%で、その後は4~5%と不調だった。(数字はビデオリサーチ調べ)

うーん、どうでしょう? やはり「シンクロ中継」よりは「低視聴率」が理由だと思えるんですが? 「下北サンデーズ」の「下(しも)」が「視聴率の下落」を予感させ、「レガッタ」の文字から「シマッタ」という悲痛の叫びが垣間見えたりもするんですが・・・。

○関連記事「下北サンデーズ・第8話」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/08/post_7aff.html

06090301

前回放送されたこの回では、劇団「下北サンデーズ」が幾多の困難を乗り越え、ラストでは団員たちが目標としていた本多劇場での再起に向けて励んでいくところで終わりました。そしてその直後に次回予告を見て茫然。せっかく良い流れで来ていて盛り上がってきたというのに、他のドラマに先駆けて早くも終了してしまうとは! この瞬間にパッと予測したのが、好きだから故にあえて注目しなかった「視聴率」の問題でした。そしてそれは、リタイアした「レガッタ」にも関係していたということです。まあ、その「視聴率」が理由というのは憶測に過ぎませんけどね。

そもそも「全11話」が普通の近年において「放送予定を1話繰り上げての全9話」ということは、元から「全10話」として制作が進行されていたということにつながりますよね? 何だろう、その弱気さは? 最近はテレ朝のドラマがまた波に乗ってきたというのに、海での波も高いこの時期に引き潮状態ですよ。テレビ局としての観点でも、何だか本当に残念・・・。

○関連記事「下北サンデーズ・第1話」
○関連記事「下北サンデーズ・第2話」
○関連記事「下北サンデーズ・第3話」
○関連記事「下北サンデーズ・第4話」
○関連記事「下北サンデーズ・第5話」
○関連記事「下北サンデーズ・第6話」
○関連記事「下北サンデーズ・第7話」
○関連記事「下北サンデーズ・第8話」
○関連記事「“不信のとき・レガッタ・黒い太陽”について」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/07/post_cf7d.html

「下北サンデーズ」
原作小説「下北サンデーズ」(石田衣良)

「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)

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2006.08.31

下北サンデーズ・第8話

こちら愛知県の名古屋市を走る地下鉄に、「下北サンデーズ」の番宣ポスターが貼られているのを最近良く目にします。そこには「いざ!下北沢へ!! のぞみ100分 自動車5時間 ケッタ?日」と書かれているんだけど、公式サイトでも見られる「いざ!下北沢へ!! 急行3分 チャリ20分 歩いて40分 ボート?分」の名古屋版というわけですね。移動手段をわざわざ変えているし、なかなか凝っています。ちなみに、「ケッタ」とは「チャリ」でいわゆる「バイセコー」で詳しくは「自転車」ってやつです(笑)。ゆいかを演じる上戸彩さんの6つの表情も載っていて、それぞれの顔の横に「※この人は上戸彩です」と書かれているんだけど、左下のお茶目な顔の所だけ「※この人も上戸彩です」と書かれていたり(笑)。しかしながら、「いざ!下北沢へ!!」とある割には、その地下鉄に乗り続けても絶対に下北へ行けないという矛盾を何だか残念に思ったりも・・・。現在最も行ってみたいスポットは下北! 向かうはもちろん、下北サンデーズが目指す頂点こと本多劇場! そしてケラさん口調で、このドラマに「終わるなよ」と言ってみたい!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第8話「サルたちのシモキタザワ」

劇団員の心がバラバラになったことに失望し、八神(石垣佑磨)が自殺を図った。動揺を隠せない団員を集め、あくたがわ(佐々木蔵之介)は10日後の公演を新作で上演すると発表。ゆいか(上戸彩)らは、八神が心配で練習できないと反対するが、あくたがわは、誰よりも劇団を愛する八神のために挑戦するべきだと説得する。

それ行け、見どころポイント箇条書き!

・飛び降り自殺を図った八神は、イベントテントがクッションになって助かった。
・あくたがわは絶望どころか10日間の強化合宿を決意。そうこなくっちゃ!
・合宿の場はゆいかの実家。「千葉大学理学部御一行様」という工作あり。
・ゆいかの母・花(木野花)と猿について会話するあくたがわ。ヒントを掴む?
・新作「進化しなかったサル」を一晩で書き上げたあくたがわ。配役は皆猿?
・重要な猿役の担当は八神に。復帰まではあくたがわが代役に。猿&人間の友情。
・花の指導で猿になりきる“理学部”を、ゆいかの父・十郎(半海一晃)も承諾。
・合宿終了の頃は皆が猿真似上手に。身も心も“猿”。そしてそこを“去る”。
・八神がついに回復。赤茶げ先生(黒沢かずこ)の熱烈キスが効いたみたい。
・ケラさんの天使の輪より、本多劇場の現オーナー・本多一夫さん登場がすごい!
・ゆいかを狙う事務所の渋谷(池田鉄洋)と人気俳優・大鳥ゲン(京本政樹)が。
・公演後、ゆいか他に説得され八神は無事復帰。今度はお前が“去らぬ猿”となれ!

八神にまつわる騒動を機に、バラバラだった劇団員の心があくたがわの指揮で再びまとまり、ザ・スズナリでの公演がついに行われました。新作「進化しなかったサル」は、猿たちが陸地で好き勝手に振舞うシーンからスタート。誰かも言っていたけど、スタンリー・キューブリックが監督・脚本をした名作(迷作?)映画「2001年宇宙の旅」みたいでしたね。自分たち(猿)と異なる生物(人間)とのコンタクトから始まり、発見や苦悩を体験していくというストーリーでした。猿たちから見た人間の存在。進化は良いのか悪いのか。ドラマ内演劇ながら、結構考えさせられたなあ。彼らの熱心な努力が功を奏して、公演は大成功。劇団を去ろうと考えていた八神もゆいかの説得で心が動き、亜希子(山口紗弥加)が二人へ告げた「舞台人が舞台を捨てるな」というナイスアドバイスもあり、劇場へ戻った八神は舞台の劇団員たちから暖かく迎え入れられました。いろいろ思い悩んだけど、彼の言う“家族”が待っていてくれたというわけですね。そして外部からの評価もすごく、本多劇場で行われるヌーベル演劇祭の招待状を受け、牛乳おじさん(藤井フミヤ)からは純白の下北ミルクが本人から直接贈られました。牛乳おじさんは思わず「サンキュートーキョー!」。早く“代沢二朗”としてかつてのバンド仲間だった「ラーメン眠眠亭」のヒロ太(三宅弘城)たちと再会してもらいたいものです。終わってみれば「下北サンデーズは順調に急激に成長している」といったものになりました。いつの間にか「小ネタ尽くしのストーリー」から「普通に楽しめるサクセスストーリー」になっていますね。

しかし! 次回予告を見て今度は視聴者である私が茫然! なんと、次回が最終話だって? 良い流れが良いペースで続いていると思っていたけど、とりあえずのゴールがもうすぐそこまで訪れていたとは・・・。何だか残念な気もするけど、次回最終話では目標としていた本多劇場での公演がついに実現されるだろうし、絶対に見逃せません!

○関連記事「下北サンデーズ・第1話」
○関連記事「下北サンデーズ・第2話」
○関連記事「下北サンデーズ・第3話」
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「下北サンデーズ」
原作小説「下北サンデーズ」(石田衣良)

「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.08.27

下北サンデーズ・第7話

ストーリーは中盤を越えましたが、無名劇団「下北サンデーズ」が次々に成功を収めていくという良くありがちな展開になっていますね。ただ、成功もあれば失敗もあり、プラスもあればマイナスもあり。今回は失敗とマイナスの要素が強まって、サンデーズの存続危機さえも心配させられるほどのシリアスなものになりました。

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○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第7話「僕ら薔薇薔薇・・・という感じ?」

次回公演が近づくが、団員は個人の活動に追われる日々を送っていた。そんな中、亜希子(山口紗弥加)は、ゆいか(上戸彩)に水着グラビアの仕事を勧めるが、ゆいかは断ってしまう。団員の心がサンデーズから離れつつあると感じたゆいかは、旗揚げ公演の記念日を祝おうという八神(石垣佑磨)の計画に協力する。

それ行け、見どころポイント箇条書き!

・サンボ(竹山隆範)と玲子(松永京子)が文字入りペアルックで愛を語り合う。
・「オフィスフォルテッシモ」って「オフィスクレッシェンド」のパロディか~。
・ザ・スズナリでの公演を控え、内容もタイトルも未定で大丈夫か“あくつば”!
・ああ、“あくつば”ってあくたがわ(佐々木蔵之介)のことだけど、不調過ぎ!
・亜希子の声が日々デカくなり叫ぶ回数も増えている。そりゃ測定計も壊れるわ。
・ケラさんと峯村リエさんと藤田秀世さんが登場。「譲るな」だってさ。
・ゆいかは「ブルマ以上 水着未満」。主題歌は「下北以上 原宿未満」。
・ホンはできないし、団員の心はバラバラ。どうすんだよ、サンデーズはよ!
・ヒロ太(三宅弘城)が公演を見ないのは、あくたがわの頂点縛りのため。男の友情。
・八神の名案でサンデーズの旗揚げ公演記念日を祝福。9/10って、もう9月か。
・劇団を家族と見立てていた八神は、ジョー(金児憲史)から厳しい意見。
・公演は別作家の名作で仮決定。しかしその時、八神の身に何かが!

見ていて羨ましいほどに団結力のあったサンデーズが、ザ・スズナリでの公演を前に崩壊寸前。ゆいかも言っていたけど、OFFOFFシアターで頑張っていた激貧時代の方が強いパワーを放っていたなあ。今じゃあ成功続きでちょっと自惚れたりもして、見ていて情けないほどに無力な姿しか見られませんからね。そして、裕福な家で複雑な人間関係の中育った八神が、あくたがわパパと亜希子ママと団員兄弟と妹ゆいかでの擬似家族を楽しんでいたというのに、自分なりの名案も失敗に終わって酷く落胆。さらには部屋飼いのはずの彼のペットが稽古場に現れたことで、団員たちは彼の身に何かがあったと察し全員で捜索。問題が解決しないで次回に持ち越しなんて初めてじゃないか? 予告映像でチラっと確認できたけど何かまずい事態じゃないか? ついでに、あくたがわも今回は全く良い所無しじゃないか? ほんと、どうすんだよ、サンデーズはよ!

○関連記事「下北サンデーズ・第1話」
○関連記事「下北サンデーズ・第2話」
○関連記事「下北サンデーズ・第3話」
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「下北サンデーズ」
原作小説「下北サンデーズ」(石田衣良)

「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.08.23

下北サンデーズ・第6話

石田衣良さんによる「下北サンデーズ」の原作小説を、ようやく本屋で見掛けるようになりました。ゆいかとかサンボとかキャンディとか、個性溢れるキャラの名前もちゃんと確認。私はドラマ先行派だけど、どっちのストーリーがブッ飛んでいるんでしょうか?(同じなのかな?)

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第6話「ブルマなゆいかが下北を回す!」

ゆいか(上戸彩)のグラビアが、コミック誌に掲載された。ゆいかは街中でファンから握手を求められるほど有名になり、雑誌の読者投票でも上位に入る。そんな中、飲み会で、「玲子(松永京子)がサンボ(竹山隆範)を好きだ」とゆいかが本人たちの前で口にしてしまい、玲子とサンボは気まずいムードになってしまう。

それ行け、見どころポイント箇条書き!

・ブルマのゆいかが雑誌に掲載。読者投票で大人気らしい。エントリーNo.4。
・ケラさん出現するもキモイ(笑)。「売れるなよ」だってさ。
・ヒロ太(三宅弘城)と牛乳おじさん(藤井フミヤ)は元「ザ・イエローハーツ」。
・牧場で「下北以上 原宿未満」を歌う牛乳おじさん。実は過去の名曲だったのだ。
・難病を気合いで治してしまう赤茶げ先生(黒沢かずこ)。あれは魔術の域だ。
・表でケンカするサンボと玲子は裏で逢引き。二人は全て逆で愛を語る。使えるね。
・ザ・スズナリでの公演が決定。芸能事務所の申し入れも発生。でも裏ありそう。
・亜希子(山口紗弥加)の声はすごくデカいが、デシベル表示は最近無くなった。
・ゆいかの祖父・富美男(北村総一朗)がついに皆の前に! 劇団の元座長なり。
・経験論でゆいかに劇団を辞めろと言う富美男に、全員が土下座して説得。
・“二度目の決断”を迫られた富美男は、皆からの熱いメッセージを受けて承諾。
・ゆいか、「ぴっちりブルマーコンテスト」で準優勝取っちゃったよ!

ゆいかのブルマ騒動に始まり、サンボと玲子の公認カップル誕生、劇団のステップアップ見込みと続いたけど、なんと元座長の富美男がゆいかの活動を不許可。でもサンデーズの皆やオーナー・下馬(古田新太)までもが土下座して説得したことで何とか許可。ゆいかが劇団の公演を好きになったのは、偶然ではなく祖父譲りの必然だったんですね。ケラさんがゆいかに何度も言っていた「売れるなよ」は、「売れることで立ちはだかる大きな困難に耐え抜いていかねばならない」という教訓だったということに。何はともあれ、これにてサンデーズは改めてザ・スズナリでの公演に向けてレッツゴー! 最高峰の本多劇場で開催される「ヌーベル演劇祭」の選考も兼ねているから、より一層頑張ってほしいのであります!

○関連記事「下北サンデーズ・第1話」
○関連記事「下北サンデーズ・第2話」
○関連記事「下北サンデーズ・第3話」
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「下北サンデーズ」
原作小説「下北サンデーズ」(石田衣良)

「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.08.14

下北サンデーズ・第5話

毎回オープニングで「下北」の「シモ」が連呼されますが、いったい何回繰り返されているのかを調べてみました。“シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、シモッ、下北サンデーズ”。つまり、「シモ」が10回で締め(シメ)の「下北サンデーズ」が1回。「シモ」なる小ストーリー10話分が続いた後に「下北サンデーズ」なる最終話1話分が待ち構えているという、「このドラマの全話構成数」をも意味しているんでしょうか?

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第5話「下北キャンディキャンディ!」

公演が好評になり、サンボ(竹山隆範)はCMに出演。ほかのメンバーもサンデーズの舞台のテレビ番組化が決まり、忙しくしていた。そんな中、キャンディ(大島美幸)は、一人オーディションに落ち続け、女優の仕事が決まらず動揺。打ち上げの席で、メンバーに退団すると宣言し、店から飛び出していってしまう。

それ行け、見どころポイント箇条書き!

・「オリジン弁当」じゃなくて「オリジソ弁当」か。なんか2ちゃんねるちっく。
・“人ステ”こと「人生はステージ」という番組でドラマ化決定。またもや出世。
・牛乳おじさん(藤井フミヤ)の牛乳的判定は色薄めのコーヒー牛乳。評価向上!
・「肉練」とは身体訓練のこと。なかなか面白・・・、いや、効果ありそう。
・ゆいかはブルマオーディションに依頼参加。自前ブルマと元素記号ポーズで決め!
・キャンディはいつも落選。その苦悩ぶりが大島さんモデルの「ブス恋」っぽい。
・他の劇団員が成功していく中、キャンディはついに退団宣言。
・あくたがわ(佐々木蔵之介)は一旦承諾したが、実は皆と同じで残念がっていた。
・他の劇団の支援も受けてキャンディ捜しへ。「踊る大捜索線」といったところか。
・やがて首を吊ろうとするキャンディ発見へ。「ブス恋」でもそれは無かったぞ?
・説得の決め手は、キャンディのセリフの復唱。これがまあ良くできていた。
・結局、工事現場のバイト先の社長・安田(蛭子能収)の支援が全てだったね!

ありがちな理由による自暴自棄で、ついには首吊り自殺まで図ろうとしたキャンディを、劇団員たちが「ブサイクじゃなくてブスカワだ!」と説得し、ゆいかが外角スライダーの剛速球で妙な説得をし始め・・・。キャンディが思い入れのある公演作品「暗黒超人ビジンジャー」の中で、お金と才能を前に一度負けてしまったビジンジャーを励ましたのが、キャンディ演じるイエローの名セリフだったのでした。

才能とは、99%の努力と、1%の可能性である。
努力とは、99%の継続と、1%の夢である。
継続とは、99%の愛情と、1%の迷いである。
愛情とは、99%の愚かさと、1%の希望である。

これらは、安田がキャンディへ伝えたことをあくたがわがそのままセリフにしたものでした。ゆいか曰く「才能とは、バカになること」。千恵美(佐田真由美)曰く「去る者追わず、だけど、来る者拒まず」。これらもビシッと決まって、キャンディは心を入れ替えて劇団員として再び頑張る決意を固めたのでした。キャンディだからアニメ「キャンディキャンディ」らしく、“♪屈辱なんて気にしないわ~”で!

○関連記事「下北サンデーズ・第1話」
○関連記事「下北サンデーズ・第2話」
○関連記事「下北サンデーズ・第3話」
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「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.08.08

下北サンデーズ・第4話

今回のオープニングで、第1~3話までのあらすじがざっと紹介されました。初々しい新女子大生のゆいかが、あれこれあって下北サンデーズに入団し、早くも主演の座に・・・。これって実際、恐ろしくすごいことだったりする?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第4話「世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!」

劇団員・サンボ(竹山隆範)は、母親・新子(吉行和子)に自分が座長だとうそを付いていたことをゆいか(上戸彩)らに告白。事情を知ったあくたがわ(佐々木蔵之介)は、新子が来る公演だけサンボに座長を任せることに。ゆいかはサンボに恋人を頼まれ、団員・八神(石垣佑磨)の部屋を借りて手料理の練習を始める。

それ行け、見どころポイント箇条書き!

・ゆいかは「スーパーオタスケマン」での納豆の奪い合いで勝利。でも他店の方が激安。
・サンボが初日欠席を懇願。「座長で経営成功で彼女あり」なる母親へのウソが原因。
・亜希子(山口紗弥加)が激怒して画面に「99デシベル」の文字。前回より2増加。
・あくたがわは理解してサンボを一時的な座長に。ゆいかも理解して一時的な彼女に。
・「眠眠亭」でバイトを頑張るゆいか。「サンキュートーキョー!」も決まってきた。
・八神の自宅はご立派。でも彼や皆は親に今の自分を紹介するのが辛いらしい。
・皆でウソを塗り固めて新子を騙したが、そこには劇団員他の友情が確かにあった。
・ゆいかも頑張ったが、仕込みの手順メモを落として手料理で大失敗。急遽外食へ。
・当日ゆいかの祖父・富美男(北村総一郎)と新子は意気投合し、共に駅前劇場へ。
・公演初日前の疲労で逆に緊張さえ欠けた劇団員の演技は抜群。各々成長しまくり。
・公演後は観客全員がスタンディングオベーション。大成功だ、素晴らしい!
・新子は座長と呼ばれる息子を賞賛。しかし、全てのウソはバレていた・・・。

元々息子のサンボを故郷へ連れ戻すことを考えていた新子は、借りた八神の部屋で息子が嫌いなはずのペットの毛を見つけた辺りから不審に思い始め、ゆいかやあくたがわたちの作戦も何となく見抜いていたのでした。息子を一番良く知るからこそ、あれやこれやのウソの名声をも疑っていたんですね。そんな彼女は、舞台で面白おかしく振舞う息子を見て、連れ戻す目的も忘れて涙を流すばかり。しかし公演後、劇団員たちへ「今回の芝居は2番目の出来」と伝え、さらに「自分についたウソの芝居が1番の出来」と伝えました。この言い回しは「良かった!」というか「してやられた!」といった感じでしたね。でも同時に、息子のためにこうまで動いてくれたことを感謝すると、ゆいかはすかさずサンボをフォローし始め、「ついて良いウソ」としてサンボが好きだと告白し彼のほっぺにチュー。サンボは喜びのあまり気絶してしまったけど(笑)、まあゆいからしいダメ押しフォローでしたね!

ところで、今回のサブタイトル「世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!」は、サンボこと竹山隆範さんとサンボマスターの代表曲「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」を掛けた上手いタイトルでしたね。一時的とはいえ確かに座長らしいことをしていたし、「彼が実際に座長になったら、その劇団の公演はどんな風になるんだろうか?」と期待する部分もありました。サンボよ、いつか世界中から座長と呼ばれるようになってくれよ! また、ラストでは牛乳おじさん(藤井フミヤ)がギターを手にして主題歌「下北以上 原宿未満」を口ずさむシーンがありました。「あれっ、主題歌担当は牛乳おじさん?」とか分かりきったことを言ってみる・・・。そういえば、駅前劇場での初公演をしっかり見に来ていた牛乳おじさんの牛乳的判定は、いったいどうだったんだ?

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「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.07.29

下北サンデーズ・第3話

このドラマにおける今後のレビューは、「小ネタ系ドラマ」だと知った以上ちょっと冒険して変わった構成で行きたいと思います。「小ネタを含めた見どころポイントの箇条書き」と「ストーリーの概略&締め言葉」です。それではどうぞ!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第3話「仁義なき戦い~下北女優戦争」

下北サンデーズは、公演の千秋楽を迎えた。ゆいか(上戸彩)の黒子は評判が良く、主演女優・千恵美(佐田真由美)よりも大きな拍手を客席からもらう。劇団の打ち上げで、団長・あくたがわ(佐々木蔵之介)は、3週間後の「駅前劇場」の公演で新作を上演することを団員に発表。ゆいかは、物語の鍵となる少女の役を任される。

それ行け、見どころポイント箇条書き!

・「ラーメン眠眠亭」の連中がギグ。明らかに「ザ・ブルーハーツ」を意識。
・ゆいかの黒子がネットで話題に。そのゆいかは「眠眠亭」でのバイト採用決定。
・ケラさんとみのすけさんが一言。「見るな」に「走るな」だってさ。
・次の新作公演の主演にゆいかが抜擢。W主演の千恵美は面白くないわな。
・ゆいかが悩む「言葉のキャッチボール」は本当のキャッチボールで無事克服。
・「眠眠亭」での初給料に喜ぶゆいか。その給料袋も「炎の給与明細」で熱いぜ!
・サンデーズの連中が「眠眠亭」へ。ゆいかのおごりで「替え玉50円」のみだぜ!
・千恵美は元アイドル。「ちくわっこくらぶ」にも在籍。しかし鳴かず飛ばず。
・ゆいかは千恵美の過去を賞賛。しかしそれに触れるのはタブーだったらしい。
・亜希子(山口紗弥加)が激怒して画面に「97デシベル」の文字。前回より7増加。
・キャバクラでガーベラこと千恵美は、過去の屈辱と現在の生き方を強く告白。
・千恵美を困らせたゆいかは、過去の謝罪と現在の賞賛を強く説得。大きく仲直り!

新作公演に向けて、ド素人のゆいかと苦労してきた千恵美の仲が険悪になってしまったけど、ゆいかは自分なりに努力して役作りに徹し、また一度困らせてしまった千恵美を説得してようやく仲直りできました。公演のポスターも完成し、それを見て喜ぶサンデーズの劇団員たち。でもまだ苦難が待ち受けているという・・・。

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「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.07.20

下北サンデーズ・第2話

大満足の初回話を見た直後の一言感想は、「僕ごのみの ワールド オブ ワールド」でした。これ、奥田民生さんのソロデビュー曲「愛のために」のフレーズなんですけどね。もうそれくらいにこのドラマの世界(ワールド)に魅せられたというか。そういえば、主人公・ゆいかを演じる上戸彩さんも「愛のために。」というシングル曲をリリースしているんですよね。おお、何という偶然! そう、愛のために今を生きる。愛すべきは下北サンデーズ。こんなメッセージがあるのではないかと考えてしまった私であります。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第2話「ビバリーシモキタ高校白書」

ゆいか(上戸彩)は、劇団・下北サンデーズへの入団を果たした。団長・あくたがわ(佐々木蔵之介)は、1カ月後の公演で、新作の上演を決意。ゆいかには、黒子(くろこ)役が与えられ、練習が始まる。そんな中、ゆいかは団員・玲子(松永京子)から過去の劇団内恋愛の話を聞き、団員との恋愛には気を付けるよう忠告される。

初回話はとにかく大笑いで、できればあのノリと勢いを保ったまま続いてほしいと懇願していた私ですが・・・。なーんの問題も無かったわ、それどころかパワーアップしてるし。早速小ネタばかりを集めてみよう!

・ゆいかが前髪をバッサリ切り落として青いジャージ姿に。
・映像の巻き戻しとかアクションでカメラ揺らしとか。
・「梅ヶ丘! 豪徳寺! 土曜の次はサンデーズ!」の掛け声でランニング。
・電信柱に「くわずぎらい」の看板。とんねるずの裏番組を意識してるじゃん。
・夢の天竺「本多劇場」の前でケラさん再び登場! 「走るな」だってさ。
・「ラーメン眠眠亭」では店番の間またもバンド活動。メンダメンダ~。
・赤茶げ先生がやる気無しのマッサージ治療。森三中の黒沢さんだ。
・亜希子(山口紗弥加)が激怒して画面に「90デシベル」の文字。
・ゆいかの実家の旅館で「堤様」と「桑田様」の看板。演出&プロデューサーの名前ね。
・サンボ(竹山隆範)のTシャツの胸に「イナバウアー」の文字。
・溜まり場「ちくわ木産」に奇妙なライバル劇団現る。それでいてノーパクチー。
・玲子のボロアパートに作り物の怪しいキノコ。ああ~、女っ気ねぇ、お風呂もねぇ! 
・本格練習で挫折したゆいかがトイレットペーパーで涙拭く。「絡み辛い~(泣)」
・ラーメン屋。ゆいかはメンダメンダ。サンボは普通の替え玉一丁。
・架空の「下北ビバリーヒルズ高校白書」でサンデーズ総出演。鼻た~かだか!
・あくたがわの今カノが千恵美(佐田真由美)で元カノが亜希子と判明。
・公演初日。全員で栄養ドリンクゴキュゴキュ。名前は「コブラの気持ち」。

おいおい、小ネタだけでどんだけ笑わせてくれるんだチミらは~!(笑) 5分、いや3分に一度は腹を抱えて笑っていました。笑いの攻撃の手を緩めない姿勢、素敵過ぎ♪

下北では劇団のレベルに合わせて“OFFOFFシアター→駅前劇場→ザ・スズナリ→本多劇場”と場所を変えていくんだけど、サンデーズはOFFOFFシアター止まり。しかし、演劇マニアの通称「牛乳おじさん(藤井フミヤ)」に見込まれた劇団は、必ず1年以内に本多劇場まで駆け上るというジンクスあり。今回の公演初日に牛乳おじさんがやってきて、サンデーズは評価に期待していたのでした。その評価は公演後の差し入れの3種類の牛乳で判断。気に入ったら「純白のプレーン牛乳」。まあまあだったら「コーヒー牛乳」。イマイチだったら「フルーツ牛乳」。つまり甘くてお子様向けってこと。以前の公演では残念ながら「フルーツ牛乳」という評価だったけど、一ヶ月の猛特訓を経て挑む新公演では評価が変わるかどうか?

そこでやってくれちゃったのが、本来舞台の裏手で仕事をするはずの「里中“黒子”ゆいか」。公演自体は千恵美が悲劇のヒロインを演じるシリアスタッチなストーリーだったけど、のっけから黒子が舞台にドーン。サンボに刀を渡す時にごぼうを渡してヘナ~。辺りに雪を降らせるのに千恵美の頭へバケツごと落としてズサ~。挙句の果てには客席に吹っ飛んでいって鼻血を出して、そのまま舞台に上がって「ショー、マスト、ゴー、オン・・・」と呟いて「ジャンジャガジャンジャガナンド! ジャンジャガジャンジャガナンド! ナンド!(ガタン!)」と言いながら舞台袖へ。これには牛乳おじさんも「ブレイク!」と叫んで大好評。他の観客もやがて拍手。何なんだ、こ・れ・は!(笑) 翼によれば、シリアスな中に笑いを添えることによって成功したとのこと。自分の才能に気付いていないゆいかのドジっぷりが、意外にも功を奏したということに。そして注目の牛乳おじさんの評価は「コーヒー牛乳」に。一つ格が上がりました。サンデーズすげえ~! ゆいかもすげえ~! 劇団員たちが真剣に取り組む姿を見てさらに居心地が良くなったゆいかは、なんと下北沢のボロアパートに引っ越して「下北人生」を歩み始めることになったとさ。

これはヤバイ。めちゃめちゃヤバイ。ヤバイって、「面白過ぎてたまんねぇ~!」ってことね。イチイチツボにハマる。イチイチツッコミを入れたくなる。「ビバリーシモ、キターッ!」って感じでね。うん、今回も思う存分楽しめました!

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「下北以上 原宿未満」
主題歌「下北以上 原宿未満」(藤井フミヤ)


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2006.07.15

下北サンデーズ・第1話

作家・石田衣良さんの小説「下北サンデーズ」が、このたびテレビ朝日系でドラマ化されました。メイン演出を担当するのは、地元名古屋出身の堤幸彦さん。この二人は、TBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク(IWGP)」で名コンビとなった過去があるけど、今回はテレビ局を変えての再結成。彼ら他スタッフが送り出す路線に付いていければ、ものすごくハマることになりそう・・・。密かに期待し楽しみにしていました!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「下北サンデーズ」
第1話「小劇場と書いて『ビンボー』と読む!?」

平凡な大学生が、劇団にのめりこみ、変化する姿を描く。大学進学のため山梨から上京したゆいか(上戸彩)は、新生活に希望を持てずにいた。入学説明会に出席したゆいかは、突如乱入した劇団「下北サンデーズ」の新入生へのアピールを目撃し、爆笑。劇団に興味を抱き、公演を見るために下北沢を訪れる。

女子大生・里中ゆいかは、大学の入学説明会でいきなり壇上に現れてすごいパフォーマンスを見せた謎の一団に絶句しつつ、その場で見た「下北サンデーズ.com」を頼りにネットでアクセスしたらその劇団の新作公演があると知って後日下北沢の劇場に出掛け、不安な中公演を見たところこれがとんでもなく良くて笑いに笑って大泣きしてしまい、最後には自ら入団を志願して急遽実施した入団テストでも才能を見出されて無事新メンバーとなり大学に通いながらの演劇生活がスタート! ・・・と、句読点を少な目にしたまま一気に書き付けて振り返るのが、このドラマのレビューとしては良いかもなあ~。

第一印象ですが、期待以上に笑わせていただきました~! こういうドラマを待っていたよ、夏に! いちいち小ネタが引っ掛かるんだよ、心に! 本当に下北って良い所だよ、全く! 小劇団の公演通いこそしない私でも、思う存分に楽しめました~! ブハハハハ~!

【下北サンデーズの劇団員】
里中ゆいか・超新入り
あくたがわ翼(佐々木蔵之介)・座長
伊達千恵美(佐田真由美)・看板女優
江本亜希子(山口紗弥加)・制作担当
八神誠一(石垣佑磨)・二枚目劇団員
サンボ現(竹山隆範)・旗上げ以来のベテラン
キャンディ吉田(大島美幸)・コミックリリーフ
寺島玲子(松永京子)・大学出身のエリート
ジョー大杉(金児憲史)・名バイプレイヤー
佐藤新(藤ヶ谷太輔)・通称サトシン
田所双葉(高部あい)・新入り

【関連人物】
代沢二朗(藤井フミヤ)・牛乳販売店「下北ミルク」の二代目店主
下馬伸朗(古田新太)・稽古場スタジオのオーナー
里中富美男(北村総一朗)・ゆいかの祖父

とりあえずこの面子。一見パッとしないけど、ドラマの中では各人思う存分ブッ飛んでる。上手いこと脚本と演出に食い付いてる。何が笑ったって、「下北サンデーズ.com」の「.(ドット)」をサンボの股間隠しの「●」で表現したり(下ネタとは関係無く)、大学のサークル勧誘で妙なサークルばかり登場させたり(同局系ドラマ「TRICK(トリック)」での習字教室の作品ライク)、劇団員がラーメンを頼まずに替え玉を真っ先に注文したり(その手があったか)、ラーメン屋の店主たちが店番の間バンド活動に専念していたり(ヅラまでかぶってその気になるファンキー軍団)、ケラさん(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が実際の身分で堂々と登場したり(バンド「有頂天」時代を軽く知ってる)、ゆいかの実家の旅館の玄関にあった「○○」様が「北村様」等とキャストの実名が書かれていたり(見逃さなかったさ)、もう挙げきれないほどに出てくる出てくる小ネタと複数カット。おまけに、代沢二朗を演じる藤井フミヤさんが主題歌「下北以上 原宿未満」を担当。石田衣良&堤幸彦の「IWGP」コンビは廃ること無くパワー全開! 今クールのドラマの中では既にトップレベルに君臨しつつあります!

こういう小ネタ系尽くしでジリジリと笑いを誘われる感覚って大好きなんですよ。タレントの関根勤さんが良く言う言葉を借りると、「関節技的な笑い」ってやつですか? 直接繰り出す笑いの中に、腕や足を絡めて抑えて裏側からドーンみたいな?(分からないだろうなあ) 「木9」という時間帯にこんなフルパワーなドラマが見られるなんて最高。次回以降も間違い無く追ってレビューを書いていくつもりです。下北か、山手線周りは抑えているけど、そこは全くの未開拓地だな。うわ~、行きてぇ~!

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「下北以上 原宿未満」
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