てるてるあした・第11話(最終話)
初回話から佐々良での不思議なストーリーと共に私的な「てるてる」的現象で翻弄されました。いろんなことがあったけど、このドラマもついに最終話。終わってしまうことが、一番辛い・・・。
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○テレビ朝日系「てるてるあした」
第11話(最終話)「あしたはわらう」
照代(黒川智花)からの電話を聞いた慶子(荻野目慶子)が笹乃館にやってきた。だが慶子は、久代(草笛光子)の寝顔を見ただけで、すぐに帰る準備をする。照代は、久代と話すよう説得するが、慶子は話すことは何もないと、かたくなに拒否。一泊することになった慶子は、照代の部屋に泊まるのを嫌がり、サヤ(木村多江)の部屋に泊まることに。
ついに慶子が久代に面会したけど、すぐに帰宅の準備へ。皆から「本当は慶子(やす子)」と言われても、強く否定するばかり。それでも皆の説得もあって慶子は笹乃館に宿泊することになり、翌朝意識を取り戻した久代が照代と慶子に将来への望みの言葉を伝えました。一方、サヤは久代に笹乃館の売却の件を持ち掛け、久代は快諾。また、照代がガラス工房に頼んでいた品が届き、かつてのリンゴの置物の破片はリンゴの形の風鈴と化していました。その時、久代の意識が次第に低下! 久代は以前から自分の死期を知っていて、数ヶ月前にやってきた照代へ死ぬまでにできるだけ教育しようと考えていたんですね。久代の最後の忠告に涙を流して素直に返事をする照代。そして、久代は満足気な表情のまま息を引き取ったのでした。
自分を責める慶子と少女姿のやす子(福田麻由子)に、照代は「ずっと守ってあげる」と約束し、やがて高校編入と新しい生活のために笹乃館を出て佐々良から去ることに。そして照代は佐々良駅のホームで、毎回誰かから届けられたケータイメールの相手アドレス宛てに「久代さんだったんですね」と返信。それを受け取ったのはなんとサヤで、そのメールの返信によれば「私は頼まれただけ サヤ」ということでした。
てるてる あした。
きょうはないても
あしたはわらう。
全てはここから始まりました。「特別なこと」を体験せぬまま十数年間何気無く生きてきた照代は、この佐々良という町で体験してきたことが「特別なこと」という気がしてならないと結び、見送りに来た偉子(高部あい)の「行ってらっしゃい」に「行ってきます」と笑顔で応え、東京行きの電車に乗って去っていったのでした。平川地一丁目の主題歌「運命の向こう」に乗せて・・・。
深夜帯ならではの雰囲気とテレ朝らしさを前面に出しつつ、サービス精神も旺盛で常に注目させられたドラマでした。正直、深夜帯の放送であることが勿体無いくらい? それに何といっても、佐々良という架空の町の描写が良かったですね。町の住民もいろんな人がいることだし、決して退屈ばかりの毎日にはならないでしょうね。あんな場所に行って、自分をもう一度見つめ直してみたい。そう思ったりもしました。
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