2006.12.13

功名が辻・第49話(最終話)

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第49話(最終話)「永遠の夫婦」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第49話(最終話)「永遠の夫婦」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「慶長8年(1603)2月 家康 征夷大将軍就任」という文字]
慶長8年2月。
家康は征夷大将軍となり、天下取りに王手をかけた。

(その動向に、今後のあり方を見定める各人物たち。)

時を同じくして、千代と一豊の城・高知城が完成した。

(一豊が倒れ、千代が駆け寄る。)

千代「旦那様、旦那様、しっかりなさいませ!」
一豊「左手が、動かん・・・」

思えば、三宅アナの熱の入った語りにも惹かれ、当初それをメインとした風変わりなレビューを書き続けたものでした。特に、昔の逸話をサラリーマンや主婦の日常に置き換えた「現代風解説」や、写真やCGを駆使した「丁寧解説」が見ものでした。全49話分の語り、お疲れさまでした!

○第49話(最終話)「永遠の夫婦」・あらすじ(公式サイトより)

城で倒れた一豊(上川隆也)は半身不随となるが、千代(仲間由紀恵)の助けもあって症状は次第に回復する。征夷大将軍となった家康(西田敏行)の孫・千姫(鶴 彩未)と秀頼(石黒英雄)との婚儀が成立。豊臣と徳川があい結び、これで世が治まると安堵する千代に、寧々(浅野ゆう子)は『これは戦の始まりやもしれぬ』と言う。
やがて家康は将軍の座を嫡子・秀忠(中村梅雀)に譲り、天下が徳川の世襲である事を世に示すとともに、自らの養女を、山内家の跡取りで康豊(玉木宏)の嫡男・忠義(十川史也)に嫁がせる事を約束、『まだやり残した事がある。力を貸してくれ』と言う家康に、一豊は豊臣の滅亡を直感する。土佐へ戻り、家臣一同を集め『徳川と豊臣の最後の乱が起きよう。その時は徳川様に従うのじゃ』、そう宣言したなり再び倒れる。
その脳裡を駆けめぐるのは、千代との思い出の数々。千代の腕のなかで、そして一豊は静かに息を引き取る。信長・秀吉・家康と、三英傑に仕え、功名を求めた男の最期だった。
髪を下ろし、見性院と名乗った千代は土佐を離れ京に隠居所を持つ。寧々の命により淀(永作博美)を訪ね、秀頼が家康へ臣従するよう説得を試みる千代だったが、終に大坂夏の陣にて淀は戦死。豊臣家の滅亡、さらに一年後、家康逝去。戦国の終わりを見とった千代は、戦死者たちの魂を慰める旅に出る。その足は尾張、一豊と初めて会った懐かしい河原へと向かって行く・・・。

千代は倒れた一豊を優しく介抱し続け、弱りきった彼にそっと口づけ。あえて日本語で書いたけど、あの時代にそんな文化は既にあったんだなあ・・・。しかしその直後、千代との想い出を頭の中で駆け巡らせた一豊は、ついに息を引き取ってしまいました。見性院と名乗ることになった千代は、一豊と初めて出会ったあの河原へ。そこでは、幼き千代が若かりし頃の一豊に助けられたシーンが、千代だけ大人になった姿に置き換えられて再現されました。最愛の夫を亡くした千代は、一人で海辺を歩いていると、そこには今は亡き一豊の姿が。千代は一豊の背におぶさり、二人は笑顔のまま歩み始めたのでした・・・。

○最後の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

150年に及ぶ戦国の世は終わった。
その戦いの日々を、
手に手を取って生き抜いた千代と一豊の生涯も終わった。

それから今日まで、
幾度も時代の扉は開き、変革の嵐は吹き荒れる。
そしてその度に、人々は心から平和を願った。
しかし、今も人の世に戦の尽きることは無い。

          完

1年がかりの全49話にも及ぶ巨編「功名が辻」が、ついに完結! 当初「冒頭の語り」をメインとした風変わりなレビューをしばらく続け、春先に一旦区切りをつけて休止したものの、ストーリーは全話見てこられました。都合で見逃したとしても、翌週の土曜昼に放送される再放送で補完できるのもポイントの一つでした。千代と一豊の理想的な夫婦の姿、地元の三英傑(信長・秀吉・家康)を側面から見据えるストーリー、そしてキャスティングや演出面の良さ。それらが特に面白く、それだけお気に入りだったんです。私の中では、「NHK大河ドラマ」をここまで注目し全話見届けるなんてことは極めて異例で、今後同じように見ることはおそらく無いかも・・・。

ところで、最終話(第49話)直前の第48話「功名の果て」にて、時代設定ミスがあったことも一部話題になりましたね。私は12/03の本放送を見逃してしまったため、翌週12/09の再放送をたまたま録画したのでじっくり検証したものです。

○関連記事・asahi.com『NHK大河「功名-」で時代設定ミス』
http://www.asahi.com/culture/tv_radio/NIK200612090011.html

○「asahi.com」の記事を抜粋

NHK大河ドラマ「功名が辻」(日曜午後8時)で、時代設定をミスしたせりふがあったことが8日、分かった。同局は「スタッフらが台本を手直して新たに書き加えた内容に間違いがあった。俳優の言い間違え、脚本家や時代考証の専門家のミスではない」と責任を認めた。

問題のせりふは、3日放送の、秀吉の妻高台院(浅野ゆう子)と千代(仲間由紀恵)の会話中にあった。正しい高台院のせりふは「関ケ原の戦から3年、うちの人(秀吉)が死んで5年」だが、放送では「死んで10年」となっていた。秀吉死去は1598年で、放送シーンは1603年の設定。秀吉の死後、10年ではなく5年が正しい。番組担当者は「言い訳できない単純なミス」と平謝りだ。

同局によると、脚本家の原稿には年代部分が空欄になっているケースが多く、専門家を交えた時代考証会議で正確な数字を入れ、台本を作成するという。だが今回は、放送シーンの時代設定を分かりやすくするため、時代考証会議後にプロデューサーらが最初の台本になかったせりふを追加した。その際、誤った年数を書き加えたが間違いに気付かなかった。「今後、ミスのないチェック態勢を検討したい」としている。

また、今日9日午後1時5分の再放送では、これまでの収録分から浅野の「5年」という声を探し出し、その部分だけ再録音して放送するという。

私の検証結果はこちら。問題のシーンは、冒頭から約35分後辺り。

高台院:「徳川内府殿が、征夷大将軍になられるそうじゃ」
千代:「征夷大将軍に?」
高台院:「うちの人が亡くなって5年。関ヶ原の戦から3年。」

高台院こと浅野ゆう子さんの口の動きは確かに「10年」。でも上手くアテレコされて音声は「5年」。言われなければ気付かないほどでした。静かな場所での小声で普通に話すシーンだったので、さほど違和感が無かったという感想でした。こうした歴史的設定のミスはたまにあるもので、今回は勝手にセリフを追加したプロデューサーの確認ミスでした。「巧妙が辻」という致命的ミスが無いだけ、まだ良かったりして?

とはいえ視聴率は、春頃に「視聴率低迷」と騒がれながらも、最後は「有終の美」を飾ったようですね。

○「asahi.com」の記事を抜粋

○関連記事・MSN毎日インタラクティブ『NHK大河ドラマ:「功名が辻」の平均視聴率20.9%』
http://www.gslb.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20061211dde041200030000c.html

NHK大河ドラマ「功名が辻」(10日が最終回)の期間平均視聴率が20.9%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。関西地区は19.3%だった。関東地区では、02年の「利家とまつ・加賀百万石物語」(22.1%)以来、4年ぶりの20%超えだった。NHK広報部は「サラリーマン的な目線で戦国時代の夫婦像を描いたことが好評の一因だったのでは」としている。

同じNHKでも地上波放送やBS放送等で視聴者の視聴時間や視聴スタイルが割れる中、なかなかの健闘ぶりと見ました。まあなんといっても、近年は主演作が皆ヒットするという千代こと仲間由紀恵さんと、役に入り込むあまり演技が過剰になりつつも男らしさを魅せる一豊こと上川隆也さんの、仲睦まじきツーショットが常に見ものでしたね。今回最終話のサブタイトル通りで、まさに「永遠の夫婦」といったところでしょうか。ドラマ放映に合わせて1/21にオープンした静岡県・掛川の「千代と一豊・掛川館」も、先日12/02に入館者が30万人を突破したとか。その会場も、ドラマの終了と共に12/17には閉館するらしく、当日は千秋楽イベントが開催されるそうです。行けば良い記念になりそう?

斯くして、「功名が辻」のレビューも、これにて完結!

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」
○関連記事「功名が辻・第5話」
○関連記事「功名が辻・第6話」
○関連記事「功名が辻・第7話」
○関連記事「功名が辻・第8話」
○関連記事「功名が辻・第9話」
○関連記事「功名が辻・第10話」
○関連記事「功名が辻・第11話」
○関連記事「功名が辻・第12話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」

「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」

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2006.03.27

功名が辻・第12話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第12話「信玄の影」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第12話「信玄の影」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「群雄割拠」という文字と、戦国武将たちの名前の字幕]
群雄割拠の戦国時代。
当時最強と噂されていたのが、武田信玄。
様々な陣形や軍政を敷き、
常勝軍団を率いた伝説の大名だ。[戦国最強・戦国のキーマン]

信玄は、徳川幕府に受け継がれるほどの優れた軍学を築き、
最強軍を形成している。[甲州軍学]
中でも、騎馬軍団は有名だが、
他にも、敵を錯乱させたい勇敢な先駆け部隊があった。
その部隊の武器はなんと、石。
石を投げ攻撃する、石打ち隊だ。
拳大の石を投げて相手を怯ませた後、
白兵戦に挑み、勝利を得ていたという。

様々な部隊や戦法を巧みに用いた信玄。
戦国のキーマンが今宵ついに。

前回は「信長の攻防」の話から始まったけど、今回は「最強なる武田信玄」の話から始まりました。そんなに強かったんだ? 石打ち隊のエピソードには思わず驚いてしまったけど、まさにそのように驚かせておいて強力な攻めで打ち勝つというわけですね。猫だましみたいなものかな?(笑) それにしても、「戦国最強・戦国のキーマン」とまで言われる武田信玄は、すごいぞ!

○第12話「信玄の影」・あらすじ(公式サイトより)

浅井を押えるため、横山城に置かれていた一豊(上川隆也)ら秀吉(柄本明)軍の滞陣は長期に及んだ。秀吉は敵の大物豪族を調略し状況を打開せんと甥の治兵衛(柴井伶太)を人質に出すことに。千代(仲間由紀恵)の薫陶を受けていた治兵衛が旅立つ日、『世の流れ、人の定めに負けず、しっかりと生きのびるのですよ』と千代は語りかける。信長(舘ひろし)はこの時、かつてない窮地にあった。半兵衛(筒井道隆)は『今、甲斐の武田信玄が兵を挙げれば信長はひとたまりもない』と一豊に語る。
そして、信長が誰よりも恐れる信玄が上洛に向けて動き出し『我が運は尽きたか』とつぶやく信長──。
信玄が三方ヶ原に家康を打ち破るや騒然となる岐阜城下。『この城下が火に包まれるのを見たくない』という千代に、『女も戦う決意を』と言う寧々(浅野ゆう子)。
一豊の前に敵の間者・六平太(香川照之)が現れ、一豊に自分と手を結ばないかと誘うが『日輪の下で堂々と功名を立てる男でないと立身はできぬ。女房殿がそう言った』と断る。
一方、将軍義昭(三谷幸喜)も光秀(坂東三津五郎)の制止を聞かず信長に対し挙兵。その時、信長の陣に信玄死去の報が届く。信長は義昭を都から追放処分とし、室町幕府は歴史に幕を閉じ、いよいよ浅井を落とす時が来た。

一豊の前に小りん(長澤まさみ)に堂々と現れたけど、小りんはどうやら一豊のことが本気で好きになってしまったようです。また、一豊の行く先に白髪の六平太がいて急遽決闘したけど、六平太は見事な身のこなしでバク転までしちゃってすごかったです。それから、千代が面倒を見てきた秀吉の甥・治兵衛は、ついに人質として送り出される日が来て遠くへ運ばれていきました。この少年こそが、その後無念の最期を遂げた豊臣秀次だったのでした。

一方、冒頭でかなり持ち上げられた信玄は既に死去していて、その知らせを受けた義昭は思わず「うん! えっ?」と軽く一人ボケ。さらに、織田軍が動き光秀も知らぬ間に動いていて、その知らせを受けた義昭は思わず首を震わせてその場に倒れてしまいました。笑っちゃいけないけど、“戦国のお笑いシーン”といったところ? やがて信長は義昭を追い詰め、足利将軍家はついに滅びることに・・・。

さて、今年2006年の1~3月の間(1クール)、「冒頭の語り」をメインとした風変わりなレビューを書いてきたけど、ここで一旦区切りをつけることにします。大河ドラマは毎年この時期までは必ず見るようにしているけど、その先は視聴を断念することも多かったです。しかしこの「巧名が辻」はまだまだ飽きない! というわけで、視聴自体は続けてラスト辺りに最終的な感想をまとめた記事を書こうと思います!

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」
○関連記事「功名が辻・第5話」
○関連記事「功名が辻・第6話」
○関連記事「功名が辻・第7話」
○関連記事「功名が辻・第8話」
○関連記事「功名が辻・第9話」
○関連記事「功名が辻・第10話」
○関連記事「功名が辻・第11話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」

「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」

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2006.03.21

功名が辻・第11話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第11話「仏法の敵」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第11話「仏法の敵」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「1568年信長上洛」という字幕]
1568年、上洛した信長は、
足利義昭を将軍の座に付け、
天下布武は目前と思われた。

だが、その後二人が対立。
さらに、浅井が裏切り敵に回ったことで、
信長包囲網が出来上がる。[1570年信長包囲網]

ことに信長を悩ませたのは、
石山本願寺を中心とする仏教勢力である。
当時の寺院は強大な武力と経済力を持ち、
その勢力は戦国大名を凌いだ。

石山本願寺の挙兵に呼応した数々の一揆は、
信長軍を追い詰めた。
さらに、近江の地にはもう一つの巨大勢力・比叡山が、
浅井・朝倉と協力する形で存在していた。[比叡山延暦寺]

信長は、これを排除すべく、
信仰心の厚い当時にあっては誰も考えなかった一手に、
打って出ようとしていた。

前回は「男たちの女性の好み」の話から始まったけど、今回は「信長の攻防」の話から始まりました。かなり追い詰められた信長だけど、何やら秘策がある模様。「誰も考えなかった一手」というのが、どうも気になる・・・。

○第11話「仏法の敵」・あらすじ(公式サイトより)

姉川の戦いで脚を負傷した一豊(上川隆也)は、小りん(長澤まさみ)に助けられたことを千代(仲間由紀恵)に明かし、『やましいことは何もない』と話す。一豊の言葉を信じると答えた千代だが、『側女にしたい女子ができたら告げてほしい』とも言う。そんな千代に一豊は、『わしは千代がいればいいのだ』と話す。
数日後、一豊は秀吉(柄本明)軍と、浅井の動きを監視すべく近江横山城に向かう。諸侯の動きは急を告げていた。三好三人衆が摂津で挙兵すると石山本願寺がこれに呼応。さらに北から押し出した浅井・朝倉は比叡山に上り、方々の峰に陣を張った。信長(舘ひろし)は延暦寺に、敵方の追放あるいは中立を申し入れる。しかし返事はなく、信長は比叡山の麓を包囲。武田の脅威もあり、信長は完全な窮地に陥る。
一方、岐阜では千代が寧々(浅野ゆう子)に頼まれ、秀吉の姉の子、治兵衛(柴井伶太)に読み書きを教えていた。人質要員とされたこの子こそ、のちの豊臣秀次であった。
冬、信長が動きを見せた。雪で兵糧が断たれれば北国勢は不利と、将軍義昭(三谷幸喜)に和睦の仲介を持ちかけたのだ。和睦は成ったが、翌元亀二年、信長の怒りが爆発。比叡山を攻めよと家臣に命じる。ただ一人、光秀(坂東三津五郎)は信長に反論するのだが・・・。

雨の夜に無事帰宅した一豊。戦で絶体絶命の危機に陥った彼を助けたのは、なんと千代が気になる人物・小りんでした。一豊は他に何も無かったことを伝えると、千代は笑顔でそれを信じてやったのでした。「わしは、千代だけおれば良い。」と告げた一豊、今度こそ本当でしょうね? それからしばらくして、千代は寧々の紹介で秀吉の甥・治兵衛の面倒を見ることに。読み書きができないとのことだけど、「オラ、侍になりてゃあ」のレベルからどこまで育つものか。一方で、信長が反論した光秀を強く言い責めたシーンは迫力がありました。しかし彼もこれより数奇な運命を彷徨い始め、千代の下で育つ治兵衛も悲劇的な運命をたどることに・・・。

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」
○関連記事「功名が辻・第5話」
○関連記事「功名が辻・第6話」
○関連記事「功名が辻・第7話」
○関連記事「功名が辻・第8話」
○関連記事「功名が辻・第9話」
○関連記事「功名が辻・第10話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」

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2006.03.15

功名が辻・第10話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第10話「戦場に消えた夫」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第10話「戦場に消えた夫」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[一豊の「わしは京で女子を抱いた・・・」という謝罪]
英雄、色を好む。[英雄─ 色を好む]
一豊が仕えた三英傑。
好みも様々あったようだ。[信長・秀吉・家康の肖像]

信長のタイプは、意外にも癒し系。[信長 癒し系]
側室の吉乃等、[SOKUSITU 吉乃]
自分を甘えさせてくれる少し儚げな女性を愛したという。

秀吉はブランド志向。[秀吉 ブランド志向]
寧々の目を盗んで、淀や松の丸等、
名門出の美人を側室に置いた。[ねね(正妻) 淀(側室)]

一方、家康は健康派タイプ。[家康 健康派]
お万の方やお愛の方等、
丈夫で気遣いの要らない女性を選んだようだ。

さて、一豊は?[さて─ 一豊は]

[かつて一豊が「千代だけ、おればよい」と言ったシーン」
純愛派だったのか?[一途な愛]
生涯千代だけを愛すると約束した一豊。
しかし此度、この夫婦に大きな試練が立ちはだかる。[試練]

前回は「忍び」の話から始まったけど、今回は「男たちの女性の好み」の話から始まりました。これは知らなかっただけに、大注目! 信長、意外~。秀吉、激猿~。家康、健康~。といった感じ(笑)。そして一豊は、理想形である純愛派、なんだけど、実は冒険派? やっぱりいつの世も、女性の好みというのはあるものですね。逆に、女性陣の本心も聞きたいなあ。やっぱ怖い~。やっぱ猿だ~。やっぱ健康~。といった感じ。それから、やっぱしたのね~。といった感じ。おっと、最後のは今回は笑えないことか。

○第10話「戦場に消えた夫」・あらすじ(公式サイトより)

『誓いを破った。すまぬ!』一豊(上川隆也)の話を聞き、千代(仲間由紀恵)は号泣。寧々(浅野ゆう子)に相談するが、命があっただけでも有り難い、と反応は素っ気ない。加増の喜びを語り合うどころか、夫婦の会話は消え、気まずさだけが募る。思い余って美濃の不破家に戻った千代を養父の市之丞(津川雅彦)は一喝する。
その時、陣ぶれのほら貝が鳴り、養母のきぬ(多岐川裕美)は、すぐに戻れと千代を諭す。後に憂いを残させてはならないと馬を飛ばす千代。
しかし出陣には間に合わず、いつも夫の手に結ぶお守りの布を巻くことも出来ない。悪い予感が起こり、それは的中。姉川で、浅井・朝倉軍との戦いに挑んだ一豊が、味方は勝利したものの、戦場で姿を消したというのだ。川辺に落ちていたと差し出された布を見て千代は蒼白になる。出陣の時、結べなかった布だ。家を出たことを悔い、涙がかれるまで泣いた千代は、夫を弔い、出家することを覚悟する。
激しい雨の夜、自分を呼ぶ遠い声がする。雨の中に飛び出した千代は、槍を杖に足を引きずって歩く武者の姿を見つける。

正直者の一豊は、京での夜のことを千代に謝罪。千代に言い責められても、一豊は小りん(長澤まさみ)のことをも良く知らず、あたふたしまくり。千代が言った「4人で並んで寝たのに?」とか「衝立って何?」とか、そりゃあ疑問に思うよなあ。「小りんなんて、おかしな名前ぇ~」と呟きつつも、千代は子供のように大号泣。そりゃあそうだよなあ。ちょっと待てよ? 千代の発言にも問題があるなあ(苦笑)。

それはさておき、後の戦で一豊が行方不明になったことが発覚。しかしその後、激しく雨の降る夜に「千代~!」と叫ぶ声が! 千代が外に出ると、そこには槍を杖にしてヨタヨタと歩み寄る一豊が! 以前寧々に「一豊殿のお命があっただけでも、ありがたいと思わねば、バチが当たりますよ!」と言い聞かされた千代は、一豊を温かく出迎えて再会を喜び合い、吉兵衛(武田鉄矢)と新右衛門(前田吟)も出迎えたのでした。一時はどうなるかと思われた一豊と千代の夫婦仲も、この事件で回復の方向へ向かったようです。一豊、もう千代を悲しませるなよ!

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」
○関連記事「功名が辻・第5話」
○関連記事「功名が辻・第6話」
○関連記事「功名が辻・第7話」
○関連記事「功名が辻・第8話」
○関連記事「功名が辻・第9話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」

「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」

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2006.03.07

功名が辻・第9話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第9話「初めての浮気」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第9話「初めての浮気」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「忍び・忍者」の話]
情報が生死をも左右した戦国時代。
特定の大名には属さず、情報のやりとり一つで時代を渡り歩いたのが、
スパイ集団「忍び」たちである。[スパイ集団 忍び]

そのルーツは、甲賀や伊賀等、険しい山間の地侍。
元は暮らしを守るための戦術が、忍術へと変化した。

そうした特殊能力に注目したのが、時の戦国大名である。
敵の情報収集や裏切り等、
高度で危険な仕事を依頼した。[織田信長のプロフィール]

[現代のオフィスに見立てた電話依頼のやりとり]
甲賀や伊賀は忠義ではなく、
あくまでも報酬と引き換えに忍者を派遣した。
いわば、現代の人材派遣会社のようなシステムだったのである。[人材派遣システム]

そして此度、一豊の下に新たな忍びの影が。

前回は「一豊の槍働き」の話から始まったけど、今回は「忍び」の話から始まりました。忍びの者、つまり忍者については、昔から興味があったんですよね。忠実に仕事をこなすが、決して姿を見せず正体をばらさない、いわば「裏仕事の達人」といったところでしょうか。それにしても、人材派遣システムを例に挙げた説明は大変分かりやすかったです。端末画面に映る織田信長のプロフィール情報も、細かい記述まで良く考えて反映されていましたし。そして今回その「忍び」を行う者が、まさかあの女性だなんて・・・。

○第9話「初めての浮気」・あらすじ(公式サイトより)

多くの兵を失いながら、秀吉(柄本明)と家臣たちは見事にしんがりの役目を果たし、京に戻った。戸板に乗せて運ばれ、必死で苦境を乗り越えた一豊(上川隆也)は、軍功を認められ二百石に加増。吉兵衛(武田鉄矢)、新右衛門(前田吟)たちと、寺の境内に建てられた宿舎代わりの小屋に入り、傷が癒えるのを待った。
一方、千代(仲間由紀恵)は、六平太(香川照之)から夫の負傷と悲惨な軍務について知らされ衝撃を受ける。ひたすら無事を祈る千代の思いをよそに、一豊は全く別の危機にさらされていた。寺に人探しに来たという若い女、小りん(長澤まさみ)が二晩続けて一豊たちの小屋に逗留。山内家に世継ぎをと願う吉兵衛たちは、小りんと一豊を添い寝させる策に出たのだ。誘惑に抗しきれず、小りんを抱いてしまう一豊。気を許し、問われるままに、織田軍が峠道を経て岐阜に向かうことを明かす。小りんは六平太の差し向けた甲賀の忍び。それと気づいた時には出立の刻限が迫っていた。帰路、峠道で銃弾が信長(舘ひろし)の羽織の袖を射抜く。あれは脅しじゃ、と看破する信長。ほっとし、帰宅した一豊だが、気がかりなのは京の一夜。嘘をついていることに耐えきれず、一豊は……。

“一豊を翻弄する甲賀出身の忍びの者(くノ一/くのいち)”・小りんこと、長澤まさみちゃんが登場! でへへ、待ってたよ~。なんて喜びたいところだけど、一豊を翻弄しまくるのが見ていて許せなかった(笑)。人探しと嘘をつき、添い寝して手や足を絡めて誘惑し、一豊はついに我慢できなくなってやっちゃったらしい・・・。長澤まさみちゃんは、曖昧な描写ながらもあれが初の濡れ場シーンになるのかな? 後に六平太との会話で「床上手」なんていう言葉も発していたっけ? ああ、一豊が羨ましい・・・。上川隆也さんが現代でも本気で狙わないかと、ファンとしてやや心配中(おいおい)。その上川さん演じる一豊は、前回の負傷でしゃべり辛い状況にあったけど、中盤までは何をいっえるのかわあんなあったお~(こんな感じ)。上川さんファンの方、ゴメン!

また浅井家では、市(大地真央)が兄・信長を助けるために小細工したことを、夫・長政(榎本孝明)に泣いて告白。長政は怒って刀を向けるも、身篭っている子供まで切ることになると言いつつ、妻としての市を優しく抱きしめてあげたのでした。いつの世も、複雑なものよのう・・・。一方で、無事帰還した一豊を千代が温かく迎えたけど、その夜一豊は小りん(名は出さず)を抱いたことを千代へ正直に告白。ああ、千代はどうなってしまうのか? 今回は正直者(一豊・市)とホラ吹き者(小りん・吉兵衛・新右衛門)の対比が見ものでした。おっと、吉兵衛&新右衛門は、一豊と小りんの寝床の隣で耳を立てながら「ぐーがー(まさに平仮名表現が相応しい!)」とウソ寝をしていただけですが(笑)。まあ今回は、「初めての浮気」なんていう現代風の危ういサブタイトルが一番驚いたわけよ・・・。

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「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
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2006.03.04

功名が辻・第8話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第8回「命懸けの功名」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第8回「命懸けの功名」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「鉄砲の登場」という字幕]
戦国時代、鉄砲はそれまでの戦を一変させたが、
一豊の猪武者ぶりが変わることは無かった。[猪武者]
愚直なまでの槍働きで出世を重ねたのである。

「一豊公紀」には毛利攻めでの貴重な記録がある。
秀吉に従い出陣し、到る所に奮戦功あり。[奮戦功あり]

一豊は、4.5mの槍を持った敵将と対峙。[再現・一豊役/再現・敵将役]
およそ90cmの不利があった。[90cmの不利]
敵の鋭い槍が一豊の首筋をかすめ、兜に突き刺さる。
このピンチに、なんと一豊は槍先を掴んでねじ切り
そのまま打ち倒してしまったというのだ。[再現:殺陣指導 林 邦史朗]

幾多の戦いを生き抜き、55歳で関ヶ原に立った一豊。
生涯現役を貫いた男である。[生涯現役]
此度の旦那様、その槍働きは如何に?

前回は「京への長期の旅」の話から始まったけど、今回は「一豊の槍働き」の話から始まりました。槍勝負を再現した実演はお見事でしたね! 一豊はあんな風に、敵の槍を退けたというのか・・・。ドラマとして見ているとどうしても温和なイメージが付きまとうけど、「猪武者の槍働き」と言われるように相当なる戦の達人だったんですね。「一豊公紀」の紹介で出た一豊像からは、やはりそう思いもせず・・・。

○第8回「命懸けの功名」・あらすじ(公式サイトより)

一豊(上川隆也)たちが京に滞在して一年を数える頃、信長(舘ひろし)の敵対勢力と結ぼうとする将軍義昭(三谷幸喜)の策略が発覚した。信長は越前の朝倉氏攻めを決意。家中は動揺する。浅井家と同盟関係にある朝倉は攻めない旨、市(大地真央)が輿入れする際に誓詞を交わしていたのだ。『長政は裏切らぬ』。信長は徳川家康(西田敏行)の援軍と合流。朝倉の支城・金ヶ崎城に攻め寄せる。朝倉は降参し、あっさりと開城するが、敵兵が退散する時、両軍の間で戦いが勃発。一豊は敵方の勇将・三段崎勘右衛門(岡田正典)と死闘を演じ、頬を矢で射抜かれる深手を負いながらも首を挙げる。吉兵衛(武田鉄矢)に命じて自らの顔を踏ませ、矢を抜かせるや、一豊は昏倒。織田軍の快進撃がそのまま続くかと思われた矢先、信長の元に、小豆を入れ、両端を縛った袋が市から届けられる。袋の鼠(ねずみ)…。浅井長政(榎木孝明)が朝倉側に付いて出陣する。市がそう知らせて来たのだ。前後から挟撃されると勝ち目はない。信長は直ちに兵を引き返すことを決める。しんがりを引き受けたのは秀吉。敵を引き付けて時間稼ぎをする、全滅覚悟の任務だ。参加を願い出た一豊を『我らが軍神ぞ!』と讃える秀吉(柄本明)。一豊たちは決死の行軍に身を投じる。

元亀元年(1570年)より、また騒がしくなった戦国時代。義昭は明智光秀(坂東三津五郎)に信長をやり込めるよう唆すところから始まり、信長軍は市の小豆入りの袋により浅井軍の裏切りを悟り対立する所で終わりました。市の巧みな小細工と、それを信長へ届けた六平太(香川照之)。この辺りの連係プレーがまた気になったものでした。また、しんがり(退却軍隊の最後尾にあり、敵の追撃を防ぐ部隊)を自ら引き受けた秀吉は立派でした。その心が、後の出世に大きくつながったんですね。さらに、徳川家康こと西田敏行さんが登場! 三英傑がようやく顔を揃えたことで、面白くなってきましたよ!

そして何と言っても、一豊と三段崎勘右衛門の対決! あんなに間近な位置から、一豊は左頬に矢を受けてしまいました。後で矢を抜くシーンも含めて、痛そうだった~! でも、何とか無事で良かった~! 今回はタイトルにもある「功名」がサブタイトルに含まれた貴重な回だったけど、全て見た上で分かったのは、その「功名」に値する人物が一豊ではなく秀吉であったということでした。

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「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

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2006.02.19

功名が辻・第7話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第7話「妻の覚悟」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第7話「妻の覚悟」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「天下布武(てんかふぶ)」という文字]
武力で天下を治めると宣言した信長は、
1568年、京を目指し岐阜を発った。[1568年 京へ]

応仁の乱から混乱が続いていた京都。 ←ここだけ「京都」
信長は力で秩序を取り戻し、
足利義昭を将軍にすることで、
全国支配への権威を手に入れようとしたのだ。

ここから、上洛軍に従った一豊たちの、
長期出張生活が始まるのである。[長期出張]

岐阜から京まではおよそ120km。
新幹線で1時間足らずだが、時は戦国。
馬で駆けて1日、徒歩ならば丸3日かかる。[馬で1日・徒歩で3日]
さらに、信長に反発する勢力との
長い戦いの日々が待ち受けていたのだ。
その間、夫の武運を祈り留守を守るのが
武家の妻たちの大きな役割だったのである。[武家のさだめ]

前回は「千代紙」の話から始まったけど、今回は「京への長期の旅」の話から始まりました。豆知識がメインではなかったですね。岐阜から京まで、今でこそ早々と行けるというのに、昔はそうでもなく。高い武力を持った軍が、新幹線の速さに匹敵する移動力を持っていたら・・・。そりゃあすごい(それだけ?)

○第7話「妻の覚悟」・あらすじ(公式サイトより)

織田軍は南近江の六角氏を攻めていた。しかしある日、信長(舘ひろし)は、一豊(上川隆也)や秀吉(柄本明)らわずかな供のみを連れて、市(大地真央)の嫁ぎ先、小谷城に浅井長政(榎木孝明)を訪ね、大胆にも一夜を過ごす。『信長暗殺の企みあり』。一豊に告げたのは六平太(香川照之)。事実、この機に乗じて信長を亡き者にするべしとの声が城では上がっていたが、義兄の信長を裏切ることはできないとする長政によって陰謀は食い止められる。間を置かず、織田軍は六角氏を平らげて上洛。征夷大将軍に任ぜられた足利義昭(三谷幸喜)は信長を父と呼び、副将軍か管領となるよう申し入れるが、将軍の下に入る気のない信長はこれを拒否。畿内を平定したのち、岐阜へ帰陣する。一豊たちを待っていたはずの山内家は、悲しみに包まれていた。新右衛門(前田吟)の妻、ふね(熊谷真実)が流産し、そのまま急死したのだ。自分を強く責め、戦場の夫には知らせてくれるなと、ふねが言い残していたことを涙ながらに語る千代(仲間由紀恵)だが、それが侍の妻として持つべき覚悟であることも同時に思い知らされていた。翌年春、再び上洛した信長は、将軍御所を建て、京都奉行の一人に秀吉を任命。与力である一豊も、京に留まることを余儀なくされる。

今回は冒頭でも語られた通り、留守を守った武家の妻たちの姿がメインでした。千代も皆と仲良くありのままに振舞っていたけど、途中でふねが倒れて流産してしまったことが発覚。子供たちや千代に最期の言葉を残したまま、この世を去ってしまいました。いと悲し・・・。

やがて、何も知らぬまま戻った一豊たちはふねの死を知り、夫の新右衛門は驚きを隠せない表情に。千代は続けて、ふねから知らせないように言われていたことを伝えました。新右衛門は事情を知り納得したものの、子に「母上を返せ!」と強く言い責められ、なんと刀を抜く一面も。吉兵衛(武田鉄矢)がその子をそっとなだめたけど、千代も「私が未熟だった」と自分を責め・・・。何とも悲しい事件でした。後にその子は家を出て、裏山で雨の中倒れてしまったけど、千代と一豊が無事に助け出して、翌朝何とか和解できて良かったですね。

時は1569年(永禄12)正月。雪の降る中、一豊たちは改めて出陣。そこで夫婦愛(一豊と千代)や親子愛(新右衛門たち)を見せ付けられました。信長軍は京へ戻り残党を一掃し、将軍・足利義昭の御所「二条御所」を京に建設。秀吉を京都奉行の一人に任命し、一豊もそのまま京に留まることとなりました。しばらく千代に会えない一豊だけど、妙なことが起こらなければ良いなあと・・・。

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「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

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2006.02.14

功名が辻・第6話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第6話「山内家旗揚げ」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第6話「山内家旗揚げ」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[千代紙で作った数々の人形]
色鮮やかな和紙「千代紙」。

その名前の由来は諸説あり、
一豊の妻・千代から名付けられたという説まであるが
はっきりとは分からない。[定説なし・・・]

ただ、そうした説を生むエピソードが千代にはあった。[見性院(晩年の千代)]
まだ一豊が貧しい時代、
千代は古くなった着物のはぎれをつなぎ合わせて新しい小袖を作り、
家計を支えたという。[家計を支える]

後に、当時高級品だった唐織のはぎれで見事な小袖を作り、
時の関白・秀吉に献上した。
秀吉は大いに千代を褒めたという。[イメージ作成中 唐織]

そうした唐織のはぎれが、
後に千代紙のモデルになったというのが、噂の真相のようだ。

経済感覚と生活を彩る美的センスを持ち合わせた千代は、
「カリスマ主婦」だったのだ。
さて、このたびの活躍は如何に?

前回は「千代の10両の持参金」の話から始まったけど、今回は「千代紙」の話から始まりました。そうか、そうだったのか! 公式サイトでFlashを使って表示される紋様には、“千代つながりの千代紙”という意味が込められていたのか! サイトのどこかに「千代の千代紙工作は折り紙付きよ♪」とか書いてもらいたいもんだ(笑)。ちなみに私は、千代紙を触ったことがありません。機会があれば、ペタペタと触ってみたい。さて、そこに何の意味があるのか?(冒頭の語り風に)

○第6話「山内家旗揚げ」・あらすじ(公式サイトより)

浅井家に輿入れした市(大地真央)を案じる千代(仲間由紀恵)だが、より現実的な心配事が持ち上がる。新右衛門(前田吟)の妻と七人の子供たちが山内家で暮らすことになり、台所は火の車に。わずか五十石の禄高でどうやりくりするつもりかと迫る吉兵衛(武田鉄矢)。千代は自分の食事を抜くことで当面の難を切り抜けようとする。
一方、稲葉山城改め岐阜城では、足利義昭(三谷幸喜)の任を帯びた明智光秀(坂東三津五郎)が信長(舘ひろし)の元を訪れていた。義昭の権威を借り、京に上ろうとする信長。足利幕府の再興を願う光秀。価値観の違う二人は出会いから噛み合わない。光秀が登城したことを千代に聞かせようと帰宅する一豊。見つけたのは、空腹のあまり倒れた妻の姿だった。家臣を大切に思う千代に心打たれた一豊(上川隆也)は、山に入って、猪を仕留めて鍋にし、千代、家臣とその家族たちにふるまう。
迎えた永禄11年(1568)7月、信長は義昭を岐阜に迎え、上洛の準備は万全となる。出陣の朝、千代は、ひそかに用意しておいた旗指物を差し出す。縫い込まれているのは丸三葉柏紋。山内家の紋だ。「旦那様、お家再興の御旗でございまする」「参るぞ!」。一豊と家臣たちは、六万に上る織田軍の一員となり、京めざして出立した。

浅井家に市が“いっち”まって、千代は“ちょ”っと張り切り気味。一豊に「一国一城の主」になってもらうための支援をするのは良いけど、しゃもじを使って声援を送るなよ(笑)。そんな中、新右衛門の一家が山内家へ一気に押し寄せたは良いけど、これがまあ大変。でも千代には、そんなドタバタ生活の方が似合っているようにも思えるなあ。でもどんなに生活で苦しみながらも、かつて受けた持参金に手を付けないところは立派! その上、町の店で絹の小袖を売りに出す際に思い切った値上げ交渉をしたり、道行く人に揃いの夫婦袋を売るための思い切った宣伝活動をする姿も立派! さすがは「カリスマ主婦」ですね。それにしても、お笑い要素が最近妙に多くなったのは何故だ?(笑) でも大河ドラマらしからぬそんなシーンで、かなり楽しませてもらっているんだけどね。

信長周辺にも動きあり。まずは足利義昭こと三谷幸喜さんが登場! 逆か、三谷さん演じる義昭登場! これは以前から期待していたんですよ~。“役者・三谷”をまともに見たのは初めてだったけど、メガネ無しの熱演ぶりはなかなかのものでしたぞ。また、坂東三津五郎さん演じる明智光秀も登場! その後まさか、この光秀が信長をやっつける歴史的事件「本能寺の変」が起きようとは、現段階では予想もできず・・・。というわけで、忘れてはいけないのが今回のサブタイトルにもなっている件。千代の支援を受けた一豊たちは、京を目指していざ出発。山内家の旗揚げだ~!

○関連記事「功名が辻・第1話」
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「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

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2006.02.06

功名が辻・第5話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第5話「新妻の誓い」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第5話「新妻の誓い」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[ある結婚式のシーン]
今でも結婚となれば大変な嫁入り支度。

(前回千代が金子を授かったシーン)

この時千代に手渡された金子が、およそ10両。
これは現代で言ったらいったいいくらだったのか?[How much?]

戦国時代の国力は「米の生産高・石高」で表される。
この頃の信長でおよそ70万石。[尾張+美濃≒70万石]
1石とはほぼ1両にあたる。
その値段を現代に例えると、およそ10万円。
千代の持参金は、100万円ということになる。

1石≒米180リットル
  ≒1両
  ≒10万円
10両≒100万円

(千代のある会話シーン)

今で言えば年収は500万円ほど。[50石≒500万円]
山内家にとって破格だった千代の持参金。
いずれこの10両が、一国一城を夢見る一豊の運命を
大きく左右することとなる。

前回は「軍師」の話から始まったけど、今回は「千代の10両の持参金」の話から始まりました。昔と今では100万円の価値も全く違うし、千代の持参金は相当のものだったんですね。お金の話には思わず目が眩みます。三宅アナもすごく意気込んでいたように聞こえたけど、さあどうなんだろう?(笑)

○第5話「新妻の誓い」・あらすじ(公式サイトより)

晴れて夫婦となった千代(仲間由紀恵)と一豊(上川隆也)は、これまでの空白を埋めようとするかのように二人きりの会話に没頭する。一豊から『一国一城の主になる』という夢を聞かされた千代は、同じ夢を追い、夫婦ともに歩む誓いを胸に刻む。その頃、天下布武の印を掲げ上洛の意気上がる信長(舘ひろし)は、秀吉(柄本明)の助言を入れ、近江・浅井氏の調略を考えていた。その手段となったのが実妹の市(大地真央)。信長のため、市は自ら浅井家との縁組みを申し出る。その市の突然の訪問を受け、驚く千代。命じられるまま、近江について懸命に話す。帰りがけ、市は、寧々(浅野ゆう子)に頼まれて千代が縫い上げていた小袖に目を止め、そのまま持ち帰ってしまう。
数日後、その小袖を着て山内家を再訪した市は千代を馬駆けに誘う。他人の知らない信長の優しさ、未知の相手に嫁ぐ不安を語る市を千代は力づけようとする。夫婦となるべき相手を決められない市はふびんだと一豊。しかし千代は、市によって戦が止められ、多くの命が救われる、それは戦に出るのと同じくらい大切なことではないのかと一豊に訴えるのだった。

序盤から一豊と千代がラブラブな会話を交わすんだけど、千代の一言一言が可愛いですね! 今で言えば「萌え」となる(笑)。千代はまだ新しい生活に慣れていない様子だけど、そのうちやまうち立派になっていくはず。千代は田畑を耕しながら鼻歌を口ずさんでいたけど、「恋のダウンロード(By 仲間由紀恵 with ダウンローズ)」ではなかったですね。少しだけ期待してたんだけど(笑)。

少しずつ新キャラも登場し始めましたね。堀尾茂助(生瀬勝久)、その妻・いと(三原じゅん子)、中村一氏(田村淳)、その妻・とし(乙葉)、一豊の弟・山内康豊(玉木宏)等々。生瀬さんや田村さんは、他のドラマで見るキャラそのまんまって感じで笑いました。それに、“仲間・生瀬・乙葉”っていったら、お前ら日本テレビ系ドラマ「ごくせん」の教師ファミリーじゃねえか!(ヤンクミ口調) なかなか美味しい組み合わせでございやす。今回は市や寧々も登場して、「大奥」のようになりそうでならない展開にヒヤヒヤしたけど、やっぱり年齢設定の妙が頭をよぎるばかりです。どうなってんだ、戦国時代?

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

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2006.01.31

功名が辻・第4話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第4話「炎の中の抱擁」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第4話「炎の中の抱擁」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[稲光の中の国会議事堂]
現代で「天下取りの戦」といえばすなわち選挙。
選挙戦を陰で支える参謀のことを「軍師」と呼ぶことがある。

(竹中半兵衛が軍師)

軍師とは、戦国時代には、戦略で武将たちを支えるだけでなく、
古くは出陣の方角や日時を占い、味方の吉凶を判断する等、
占い師としての一面もあったのである。[戦勝祈願]

しかし、“ワンマン社長”のような武将であった信長には
このような軍師がいなかった。
今まで軍師など必要としてこなかった信長。
しかし、難攻不落の稲葉山城攻略のために二人が出会うことで、
城の中にいる千代は、いったいどのような運命をたどるのか?

前回は「功名」の話から始まったけど、今回は「軍師」の話がメインになりました。今回は信長と半兵衛が出会い、そこから一豊と千代の運命が大きく動くことになりました。軍師自体知らなかったけど、占い師という一面もあるなんて、なかなかすごい人材だったんですね。

○第4話「炎の中の抱擁」・あらすじ(公式サイトより)

竹中半兵衛(筒井道隆)の庵で互いの胸の内を語り合う千代(仲間由紀恵)と一豊(上川隆也)。互いに思い合う気持ちを確かめるが、敵味方に分かれてしまった二人に思いをとげる手立てがあろうはずもなく、運命とあきらめ、後ろ髪を引かれながら別れるより他なかった。ところが半兵衛はなぜか信長方につく事を決意、信長(舘ひろし)から、秀吉(柄本明)の配下として認められる。秀吉による美濃方の武将の調略も進み、いよいよ美濃の主城・稲葉山城を攻略せんとする信長軍。千代は養父・市之丞(津川雅彦)らとともに稲葉山城にろう城する。信長方では、城に攻め入れば女子どもも皆殺しにせよとの命令に、一豊は千代を思い、やりきれなさを感じていた。難攻不落の稲葉山城は容易に落ちず、焦る信長に半兵衛は、少人数なら城へ登れる小道があると手立てを示す。そして半兵衛は、一豊に、真っ先に城へ入り、千代を救えとささやくのだった。城内へ踊り込み千代を探す一豊。そして、自刃せんとする養父・市之丞を織田兵から守る長刀姿の千代を見つけ、間一髪でその命を救う。稲葉山城陥落後、城下の一豊の家に、母・法秀尼(佐久間良子)、弟・康豊(玉木宏)らが集まってくる。そして花嫁姿の千代も到着。千代・一豊の祝言がとり行われるのであった。

信長と半兵衛の相反する心の持ち主同士が協力して、難攻不落の稲葉山城を攻略し陥落へ。その中で、一豊は半兵衛に言われた通り千代を救い、二人は市之丞の前で「オレ千代が好き!/ワタシ一豊様が好き!(共に現代風訳)」と告白し合って婚約成立! サブタイトル通り、本当に炎の中で抱擁してたよ・・・暑さを意識せぬままに(笑)。その炎が消えた頃、髪の毛が焦げてコントで使うハゲヅラ頭をかぶったような市之丞から、千代は金子を授かりました。この持参金が、後々一豊のためになるわけですね。「千代は、幸せになりまするー!」と喜ぶ千代。おうよ、幸せになれよ~! 気になったのは、しょんぼりした六平太(香川照之)。あの悲しげな顔が、頭に残ってしまう・・・。

意外に早くここまで来たような。でもそこからがまた長いような。そんな感じがしました。本編と予告の後、一豊が生まれ育った地である岩倉市と一宮市辺りのことが紹介されました。地元近くなので機会があれば行ってみようかな?

○関連記事「功名が辻・第1話」
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