アンフェア the special「コード・ブレーキング-暗号解読」
2006年の冬に放送されたフジテレビ系ドラマ「アンフェア」が、10/03に「アンフェア the special コード・ブレーキング-暗号解読」として帰ってきました。「世の中には、フェアなことなんて何も無い。目には目を。復讐には復讐を。アンフェアには、アンフェアを。」のオープニングも健在で、本編での事件解決から9ヶ月後の状況が描かれました。このドラマは大好きだったので、ずっと前から期待していました!
○関西テレビ「アンフェア」公式サイト
【 http://www.ktv.co.jp/unfair/ 】
○フジテレビ「アンフェア the special」・オンエア情報
【 http://www.fujitv.co.jp/b_hp/1003unfair/ 】
○フジテレビ「アンフェア the special」・紹介サイト
【 http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2006/06-267.html 】
○キャスト&スタッフ(上記サイトより)【キャスト】
雪平夏見 … 篠原涼子
安藤一之 … 瑛太
小久保祐二 … 阿部サダヲ
蓮見杏奈 … 濱田マリ
安本正広 … 志賀廣太郎
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三上 薫 … 加藤雅也
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山路哲夫 … 寺島 進
佐藤和夫 … 香川照之
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斉木 陣 … 江口洋介 ほか【スタッフ】
■原作
秦 建日子
『推理小説』(河出書房新社)
■脚本
佐藤嗣麻子
■演出
植田泰史(共同テレビ)
■プロデューサー
吉條英希(関西テレビ)
稲田秀樹(共同テレビ)
■制作
関西テレビ
○「アンフェア the special」あらすじ(上記サイトより)「警察OB連続殺人のナゾ!ついに父の死の真相明らかに!」
安藤一之(瑛太)の衝撃的な死により幕がおりた「連続殺人事件」から9カ月。とある高級ホテルで、初老の男性の遺体が発見された。首を吊っており、遺書があったため、警視庁捜査一課の管理官・小久保祐二(阿部サダヲ)は、自殺との見方をするが、検挙率ナンバーワン刑事・雪平夏見(篠原涼子)と、検視官・三上薫(加藤雅也)は、プロによる偽装殺人だと主張。この男性の前にも立て続けに3人の男性が死亡していたが、彼ら4人が全員、元警察幹部という肩書きをもっていたからだ。
雪平は、その手腕に陰りはないものの、内面には自らの手で安藤の命を奪ったことに対するやるせなさがくすぶっていた。幼少の頃から雪平を知る刑事・安本正広(志賀廣太郎)は、安藤のことは早く忘れろと言うが…。
9カ月前、安藤の死の直後、雪平はいつもの儀式を行った。安藤が最期に見たものを見るために、遺体があった場所に横たわる雪平は、視線の先に壁の間に挟まった紙切れを見つける。そこには「After X comes Y」と書かれていた。三上は何者かが雪平に当てたメッセージだと分析する。
やがて雪平は、この短いメッセージが伝えようとしていた、ある衝撃的な事実を知ることになる――。
かつて安藤が息絶えた現場で、雪平は「After X comes Y」と書かれた紙切れを見つけていました。それから9ヶ月後、元警察幹部5人が次々と殺される事件が発生。また、安藤が運営していた“×”サイトにも同じメッセージが表示され、以前の事件との関連性も問われていました。かつて雪平が安藤から贈られたDVDには、なんと雪平の父親殺害に関する安藤の調査情報が含まれていて、雪平は公安の人間が怪しいと判断。そこで小久保の命令を素直に受けて公安課へ移り、そこで斉木たちに睨まれながらも独自調査を進めていました。その後リハビリ中の蓮見から三上へ「Y'S File」という暗号ファイルが送られ、「Lullaby(ララバイ:子守唄)」というキーワード付きの難題に対して「コード・ブレーキング(暗号解読)」を試みました。しかし7×7の42文字分の入力メッセージが分からず、清算書らしき文書ファイルに殺された人間たちのイニシャルが入っているのを確認できただけ。そしてその後も雪平は幾度も公安の人間に怪しまれ、身柄を確保されるばかり。いったい誰が何のために裏で動いているのか?
○この時点で真犯人予想(放送時のCM中に書いたものです)。イニシャル「Y」が最も怪しいとされ、和夫が見つけた「6人が並ぶ写真」で唯一殺されていない温和な安本を真っ先に疑ったけど、「安藤に続いてまた警察が犯人?」と思ってしまったため、その可能性を信じたくない意味で確定に踏み切れず。ただ、元警察幹部5人の殺害シーンでいろんな人が動いているのを見せ付けられたから、「真犯人が複数人に指示している」とまず判断しました。その司令塔は、どうも公安の人間とは思えない? 新キャラの斉木は“訳あり”で犯人になることは無いはずだし? それとは別に、「Y」は雪平のイニシャルでもあるけど? 結局曖昧なまま解決編へ・・・。
「暗号のカギは雪平だけが知る」と何者かに伝えられた雪平。それは雪平が幼い頃に父親から聞かされた、このドラマでは御馴染みの「きらきら星」にありました。そのまま歌詞をローマ字入力しても、文字数オーバーで不一致。そこで曲の音符をコード記法(“ドレミファソラシド”→“CDEFGABC”)に直して入力してみると、42文字分の入力メッセージが見事に完成して一致。そして画面に現れたのは、多額の金がいろんな口座に振り込まれた証拠文書でした。「コード・ブレーキング」の「コード」に、二重の意味が隠されていたとは。安本が拉致された可能性があると思い、公安の縛りを振り切って救出に向かった雪平。三上や山路の協力を借りて、蓮見が見つけ出した司令塔のアジトへ向かってみると・・・、そこにいたのはなんと、いや、やはり安本でした。全ての殺害を指示したのは彼で、警察のあり方を変えるためのクーデターが目的。実はそのクーデターの首謀が雪平の父親で、警察内部での裏金工作の資料を暗号化したのも彼。「Y」はやはり「雪平(父親)」の頭文字でした。それを公安部のコンピューターに封印したけど、その暗号のカギとして残したのが「Lullaby」で、安本は雪平の父親を裏切り殺害した5人へ、定年を迎える前に復讐していたのでした。やがて安本は駆け付けた警察たちに包囲される中、車のエンジンをかけたところでその車が炎上し死亡。何とも悲しい結末になってしまいました。
今回は本編で不明とされた雪平の父親殺害の謎が明らかになったけど、真実を求める雪平を支援していたのは幻影の安藤でした。いつかのように冗談を言う安藤へ「バカかお前は!」と言い返す一面もあったけど、安藤があの事件の黒幕で無ければ・・・。そして、本編でも真犯人だと怪しまれた安本は結局疑いは晴れたものの、今回の事件で真犯人になろうとは。私も一度疑って、「最後の最後に一ひねりが?」と期待もしたけど、共謀した若者を銃で撃ったりで怖い一面も見せていました。また雪平に身近な人間が真犯人で、しかも死に至ってしまったか・・・。
事件はこれで解決、と思いきや、ラストではリハビリ中と思われた蓮見が実はピンピンしていて、何者かの指示に従って動いていたことが発覚! 「アンフェア」はまだまだ終わらないようです。それもそのはず、来年3月に公開される映画「アンフェア the movie 最期の作戦-オペレーションZ(仮)」で、本当の最後が描かれるということです。その映画でも斉木が出るから、「今回は訳ありで真犯人はない」と察したわけで。でも今度こそはその可能性もあったり? 楽しみになってきました。「本当にアンフェアなのは誰か?」。映画版に期待したいです!
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