3年B組金八先生・第7シリーズ“真の最終回スペシャル!!”
金八先生、フォーエバー! \(^o^)/
今年3月に完結した「3年B組金八先生・第7シリーズ」。最終話は「4時間スペシャル」として放送され感動のまま終わりましたが、そこから9ヶ月経った現在の状況が「真の最終回スペシャル」と題して放送されました。気になっていた“3Bのその後”が描かれ、本当の意味での最終話が無事完結しました!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「3年B組金八先生」
第7シリーズ「真の最終回スペシャル!!」
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【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/03/post_30.html 】
年の瀬も押し迫った12月、旧3Bたちは薬物使用で収監されていた少年院からしゅう(八乙女光)が出所していると聞き、彼のために改めて卒業式をしようと計画していた。伸太郎(濱田岳)と車掌(府金重哉)と量太(千代将太)は詳細を聞くためにしゅうの実家を訪れる。しかし既に引越し後で家には誰もいない。心配した三人はその足で桜中学の金八(武田鉄矢)を訪ね、詳しく聞かせて欲しいと頼む。それを聞いた金八は次の日曜に旧3Bを集めるよう指示する。 その日曜日、桜中学3年B組の教室に集まった旧3Bたちは、懐かしがりながら自分の席だった場所に座る。しゅう以外の全員が集まったかに見えた教室だったが、そこに康二郎(薮宏太)の姿はなかった。やってきた金八は、しゅうが少年院を出て働いていること、ダルク(DARC)という薬物依存者の更生施設に通っていたことなどを話す。生徒たちは居場所を聞きたがるが、しゅうは3Bのみんなとは会えないと言い…。
数日後、飛鳥(杉林沙織)の携帯が鳴った。電話の主は康二郎で、ヤクザを相手に交通事故を起こしてしまい早急に金が必要だという。動揺した飛鳥はすぐに金を引き出し指定された場所に行き…。
とりあえず、久々の3Bの面々、懐かしかった~! 伸太郎は憎いくらい良い男になった。ヤヨ・弥生(岩田さゆり)は元気そうだった。舞子(黒川智花)は一段と大人っぽくなった。冨浦智嗣くんって同系ドラマ「花より男子」で見て覚えのある顔だと思っていたけど、可愛い顔してたあの真佐人か!(「花より団子」っていうセリフがあった) 福田沙紀ちゃんって歌番組で見て覚えのある顔だと思っていたけど、ツンツンしてたあの玲子か!(性格が正反対そうに見えた) それから崇史(鮎川太陽)は成長してか背が高過ぎ! いろいろな発見がありました(笑)。ただ忘れてはならないのが、かつてドラッグにやられたしゅうと、高校を退学した康二郎のこと。偶然会って会話するシーンで気付いたんだけど、声変わりしていたこの2人は「左利き」という共通点がありました。そんなところまで注目した私。とにかく発見の連続だったというわけね!
しゅうは薬物依存の克服のためダルク(DARC)で更正を図り、新聞配達の仕事をしながら社会復帰(高校受験)も目指していました。途中仲間の薬物再依存でトラブルこそ起きたけど、しゅうは自分を応援してくれた金八先生や3Bの皆のことを思って一切手を染めませんでした。偉いぞしゅう! また、3Bの皆と複雑な再会を果たした康二郎は、実はドラッグにまつわる濡れ衣を着せられ、教師を殴ったことで退学になったとのことでした。それを知った金八先生は、退学取消しの意志を決心した康二郎と学校へ。そこで金八先生は、「ドラッグを知った者は一生やめられない」と非難するばかりの教師に猛反発! 「ドラッグはやめられる。私は生徒をそんな風に見たことは無い!」と強い口調で言ったんですね。私も以前は「ドラッグは一生もの」という見方が正直ありました。ドラッグは依存性が強く、何としてでも手に入れて続けてしまう話を幾度も聞いてきたからです。でもこのドラマやドキュメント番組を通じて「ドラッグの恐怖と現状」を知ってからは、金八先生の言う通りの気持ちに入れ替えました。特に今回のダルク(DARC)の件! いろんな所からやってきた元薬物依存者たちが、日々会話を繰り返しながら農作業をして暮らす、北海道の宿舎の話をドキュメント番組で見たんです。会話の内容は、ドラッグに関する話ばかりでなく日常の何気無い話もあり。そうして会話を繰り返すだけで、自分を見つめ直す時間を得て、社会復帰のための希望を見いだすという結びでした。これはまさにしゅうが現在取り組んでいることに通ずると思いましたね。ドラッグはやめられる! ドラッグ依存は克服できる!
そんなこともあって、孤独になりそうだったしゅうを金八先生や3Bの皆が暖かく迎え入れ、いつか約束した「卒業式」が3年B組の教室で行われました。“卒業生”は、中学時代の学生服を着たしゅう一人。でも残りの29人も同じく学生服を着て集まり、金八先生や他の先生たちも集まって、あの日できなかった“3B全員での卒業式”が実現されました! 校歌斉唱では、ピアノ演奏に音楽の八木先生が登場。このドラマの音楽担当でもある城之内ミサさんなんだけど、実際だったらこんな贅沢なものは無いよ?(笑) “♪桜中学 我らが母校”と歌うしゅうの姿は、誰が見てもたくましい少年でした。続いて卒業証書授与へ。校長や教頭から祝いの言葉を添えられ、しゅうは「ありがとうございます」と一礼して卒業証書を受け取りました。しゅうの母親・光代(萩尾みどり)も、我が子が無事卒業する姿を見て感激のあまり涙を流していました。そして、しゅうによる答辞へ。
3Bのみんな。先生方。そして、お母さん。
本当にごめんなさい(一礼)。
僕がドラッグなんかに手を出したから、
みんなにたくさん辛い思いをさせてしまって、
本当にごめんなさい(一礼)。僕が、少年院に連れて行かれた日。
本当に、本当に、卒業式に出たかった。
だから、みんなが朝から晩まで、
署名を集めてくれてると聞いた時は、すごくうれしかったし。
裁判所で、千人もの署名を見た時は、
本当に、3Bで良かったと思いました。
3Bに会いたいって思いました。
いつも、いつも、3Bのことを考えていました。少年院で、幻覚や幻聴に襲われた時も、
ドラッグが欲しくなった時も、
みんなの顔、みんなの顔(重複した?)、みんなの声を思い出して、
頑張ってきました。麻田玲子(福田沙紀)。
安生有希(五十嵐奈生)。
飯島弥生(岩田さゆり)。
稲葉舞子(黒川智花)。
江口哲史(竹下恭平)。
大胡あすか(清浦夏実)。
小川比呂(末広ゆい)。
小野孝太郎(竹内友哉)。
笠井淳(上森寛元)。
金丸博明(府金重哉)。
狩野伸太郎(濱田岳)。
倉田直明(今福俊介)。
小塚崇史(鮎川太陽)。
小村飛鳥(杉林沙織)。
島健一郎(筒井万央)。
清水信子(寺島咲)。
杉田祥恵(渡辺有菜)。
鈴木康二郎(薮宏太)。
園上征幸(平慶翔)。
高木隼人(結城洋平)。
田中奈穂佳(石田未来)。
坪井典子(上脇結友)。
富山量太(千代将太)。
中木原智美(白石知世)。
中村真佐人(冨浦智嗣)。
中澤雄子(笹山都築)。
長坂和晃(村上雄太)。
西尾浩美(郡司あやの)。
姫野麻子(加藤みづき)。
(黙って母親を見て頷くしゅう)
坂本金八先生。苦しい時。悲しい時。辛い時。
いつも、みんなの名前を呼び続けて、生きてきました。
みんなのおかげで、強くなった僕がここにいます。
もう二度と、ドラッグには手を出しません。
素晴らしい卒業式を、本当にありがとうございました(一礼)。
(出席者全員から拍手喝采)
自分の過ちをまず謝り、感謝の言葉を金八先生や3B全員に贈った、しゅうの答辞は素晴らしかったです。ここで卒業式が終わろうとした時、金八先生が立ち上がって「忘れ物があるんです」と言いました。しゅうを前に呼び出して金八先生が渡した物。それは、かつて29名には贈り、しゅうにも一度贈ったことのある「漢字一文字の手紙」でした。
旅立つ君に、今この一文字を贈ります。
丸山しゅう。君には、この文字を贈ります。「命」
人の内側にあって激しく胸を叩くものがあります。
叩くものは君に向かって「生きろ、生きろ」と命令しています。
そこから、一人旅が始まります。
どうか、頑張ってくださいね。
しゅうは卒業証書の時と同様にありがたく受け取り、金八先生に深く一礼しました。この「漢字一文字の手紙」は、私も本当に欲しい。どんな一文字になるんだろう? それにしても、こんな風に漢字が意味するメッセージを添えて一人一人に贈った金八先生は、やっぱりすごいと思いましたね。ちなみに、以前29人に贈った「漢字一文字の手紙」は、以下の通りです。
女子1番 麻田玲子(福田沙紀) 「玲」
女子2番 安生有希(五十嵐奈生) 「安」
女子3番 飯島弥生[ヤヨ](岩田さゆり) 「歩」
女子4番 稲葉舞子(黒川智花) 「愛」
男子1番 江口哲史(竹下恭平) 「私」
女子5番 大胡あすか[デカあすか](清浦夏実) 「悟」
女子6番 小川比呂(末広ゆい) 「貴」
男子2番 小野孝太郎(竹内友哉) 「孝」
男子3番 笠井淳(上森寛元) 「拓」
男子4番 金丸博明[車掌](府金重哉) 「帆」
男子5番 狩野伸太郎(濱田岳) 「新」
男子6番 倉田直明[3B’sリーダー](今福俊介) 「駆」
男子7番 小塚崇史(鮎川太陽) 「友」
女子7番 小村飛鳥[チビ飛鳥](杉林沙織) 「紅」
男子8番 島健一郎[シマケン・学級委員](筒井万央) 「仁」
女子8番 清水信子(寺島咲) 「信」
女子9番 杉田祥[サッチー・学級委員]恵(渡辺有菜) 「祥」
男子9番 鈴木康二郎[3B’s](薮宏太) 「康」
男子10番 園上征幸[ソン・3B’s](平慶翔) 「侍」
男子11番 高木隼人[3B’s](結城洋平) 「正」
女子10番 田中奈穂佳(石田未来) 「聖」
女子11番 坪井典子(上脇結友) 「典」
男子12番 富山量太(千代将太) 「勇」
女子12番 中木原智美(白石知世) 「花」
男子13番 中村真佐人[3B’s](冨浦智嗣) 「真」
女子13番 中澤雄子[ウガ](笹山都築) 「雄」
男子14番 長坂和晃(村上雄太) 「遊」
女子14番 西尾浩美[3B’s](郡司あやの) 「紺」
女子15番 姫野麻子(加藤みづき) 「想」男子15番 丸山しゅう(八乙女光) 「命」(今回)
そしてまだ終わりません。今度は3Bの30人に対して、かつて恒例だった「朝のホームルーム・今日の言葉」を始めました。題材は、相田みつをさんの詩「いのちの根」でした。
いのちの根
なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなるみつを
金八先生曰く、「人間にとって一番大事なことは、『忙しい時、どれくらい勉強するか』。それが人間の値打ちを決めるんです」。これは私も胸に抱いておきたいと思います。そしてもう一つ、「いつまでも、いつまでも、3年B組を、忘れないでください。」。それを受けた3B全員は「はい!」と答えました。金八先生の笑顔、良かったなあ・・・。
というわけで、最後の最後は2006年1月8日(日)の設定の「麻薬撲滅のチャリティーラン」。皆で楽しく走るシーンで幕を閉じました。「本当の意味での最終話」もこれでおしまい。満足できました! できれば続編も見たい「金八先生シリーズ」。しかし、初回・第1シリーズから第7シリーズ中盤までずっと脚本を担当してきた小山内美江子さんがご病気で降板し、プロデューサーの柳井満さんや主人公・金八先生役の武田鉄矢さんを始めとするキャストやスタッフの方々も高齢になり、この「第7シリーズ」が最終シリーズになるのではないかという声もありました。そして今回の「真の最終回スペシャル」が、「『3年B組金八先生』の真の最終回」とも・・・。私としては、「金八」の「八」という数字に合わせて「第8シリーズ」を期待したいところ。それほどに、この作品が好きなんです!
「3年B組金八先生」第7シリーズ「未来へつなげ 3B友情のタスキ」
「3年B組金八先生」第7シリーズ DVD-BOX 1/DVD-BOX 2
「3年B組金八先生」第7シリーズ・オリジナルサウンドトラック
(今回も城之内ミサさんが担当しました)
熊木杏里「私をたどる物語」
(「3年B組金八先生」第7シリーズで話題になった卒業ソングです)
「光陰矢のごとし-3年B組金八先生主題歌集-」
(金八先生シリーズの全主題歌が一枚のアルバムに収録されています)
伊藤多喜雄「NIPPONESE SONG~産土~」
(ソーラン節の曲「TAKIO'S SOHRAN2」が収録されています)
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