2005.09.15

スローダンス・第11話(最終話)

スローな展開で見どころが「理解」できず、批判ばかりのレビューを書き続け、第9話で不満のピークに達しながら、第10話の時点である種の「誤解」に気付き、最終話の締めくくり方に期待するようになった自分・・・。「理解」と「誤解」の間で、本当にいろんなことを考えてきました。さあ、最終的にどの位置へ収束したのか? いよいよ「スローダンス・レビュー最終章」を披露したいと思います!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「スローダンス」
第11話(最終話)「ずっと好きでした」

理一(りいち・妻夫木聡)は、衣咲(いさき・深津絵里)に完成した映画の編集テープを届けた。衣咲は喜ぶが、そこに梶(真木蔵人)が現れ、衣咲に仕事の話があると会社へ連れて行く。翌日、衣咲は理一に「考えさせられた」と映画の感想を伝え、テープを返却。理一は、衣咲の感想を気に掛ける。そんな中、衣咲は理一を呼び出し、大阪店へ店長として転勤すると明かす。

前回第10話のレビューで最後に挙げた、「最終話における私の見どころ」の3つを掲げながら、まずはその結果を振り返っていきたいと思います。

1. 「登場人物たちの行き着く先」

二組ほどがくっついてハッピーエンドになりそうな感じではあるけど、多くの視聴者が納得できる「理解あり」の結末を望みます。最後まで「誤解」のままなんて悲し過ぎる!

一つずつ消化していきます。

>二組ほどがくっついてハッピーエンドになりそうな感じ

“理一&衣咲”と“英介(藤木直人)&実乃(広末涼子)”の二組がくっつきました。
これは当初の予想通り! ほぼ大安定の予想でもありました。
また、“一坂(温水洋一)&婚約者・花枝(松野明美)”が問題無くくっつき、
意外な線で、八嶋(小泉孝太郎)&西山(村岡希美)がくっつき、
他には、衣咲の母・千景(高畑淳子)と日下部(岩松了)がくっつき・・・。
たぶんこんなところでしょう。というわけで今回は、5組っ!(ねるとん風)

>多くの視聴者が納得できる「理解あり」の結末を望みます。

理一&衣咲は、紆余曲折はあったが良い方向へ。
英介&実乃は、急展開で良い方向へ。
以下、略(笑)。
一応筋は通っていたようですね。これは後ほど詳しく!

2. 「理一の夢・衣咲の夢・皆の夢」

理一の「映画」に対する情熱は、どの程度のものなのか? 夢を再び目覚めさせた衣咲は、どう思い何を感じるのか? これは大きいです。予想では「○年後」というシーンが描かれると思います。そしてラストカットは、二人の後姿のシルエットと共に「Fin.」という字幕が出たりして、映画の1シーンみたいになると良いなあ!

一つずつ消化していきます。

>理一の「映画」に対する情熱は、どの程度のものなのか?

思ったよりはマジ。再燃できたのは衣咲のおかげ?
そのレベルは、映画のコンテストで準グランプリを取るほどのもの。
「グランプリ一歩手前」っていうのが、“理一(リーチ)”っぽいんだけど。

>夢を再び目覚めさせた衣咲は、どう思い何を感じるのか?

衣咲の理一に対する最初のイメージは、
「教習所の教官」というよりは「茶店で出会った嫌な客」。
それ以前に「教育実習生の自分が見る一生徒」ではあったけど。
優柔不断さが付きまとう中、衣咲は理一を理解していった。
最後はお互いに理解し合えるようになった・・・。
これも後ほど詳しく!

>予想では「○年後」というシーンが描かれると思います。

最後のシーンは「2006年初秋」でした。
つまり「1年後」。一応当たっていますね。

>ラストカットは、二人の後姿のシルエットと共に

実際のラストカットは、二人が乗った車の後姿と、パンアップ後の青空でした。

>「Fin.」という字幕が出たりして、

「Fin.」ではなく「このドラマはフィクションです」でした(笑)。

>映画の1シーンみたいになると良いなあ!

映像的には、車が去っていくシーンで終わったから、
「映画の1シーンみたい」だと言えないこともないけど・・・。。
これも後ほど詳しく! 総合すると、予想は半分正解ですね。

3. 「『スローダンス』というタイトルが意味するもの」

まさか「ストーリーがスローだから」というつまらない理由で終わるはずがない? きっと何か本当の理由が見出せるはず? 基本的に「スローダンス」というタイトルはオシャレでキレイで好きでした。エレガントなものは特に求めないけど、ドラマにおける“ラストダンス”は最高のものを求めたい!

意味するものは、全部で5つあったと思います!

一つ、「ストーリーがスロー」。これはもう誰もが思う定番文句(笑)。
二つ、「理一の信念みたいなもの」。「ゆっくりゆったり」のことですね。
三つ、「理一が準グランプリを取った作品のタイトル」。「SLOW DANCER」でした。
四つ、「理一と衣咲が最後に見せたラストダンス」。ぎこちなかった(笑)。
五つ、「曖昧な展開で踊らされた視聴者の思いの一言表現」。これは大きかった!

というわけで、順番が逆になるけど「ラストシーン」について。理一は東京で映画を撮り続け、衣咲は大阪の転勤先で仕事をし続け、約1年後の実乃と英介の結婚式の機会に再会。映画祭参加作品の発表日で遅れて来た理一と、教会で一人残って待っていた衣咲。二人はこんな会話をしました。

理一「グランプリとはいかなかったけど・・・。
    回り道して、遠回りして、道順めちゃくちゃで。
    すっごい時間掛かったけど・・・。
    ほんとは、こんなこと、
    一番最初に言わなきゃいけなかったんだろうけど。
    あなたのことが好きです。衣咲さんが好き。

(笑顔になる二人。その後、涙を浮かべる衣咲。)

衣咲「そうだよ。順番、守ってくださる?」

(強く抱きしめ合い、キスをする二人。そして“ラストダンス”。
 福山雅治の主題歌「東京」に乗せて“ラストシーン”へ)

私、素直に感動してしまいました・・・。何がって、衣咲のセリフ「順番、守ってくださる?」に! これって、初回話の時に茶店で理一と衣咲が、順番待ちの件でもめた時に出た衣咲のセリフと全く同じだから! 「何気無いあのセリフをこんな風に違った形で活かしてきたか!」というところに感動してしまいました。上手過ぎ! そして、「Fin.」。

」.niF「、てしそ !ぎ過手上・→・(中略)・→・・・
・・・1. 「登場人物たちの行き着く先」

11回裏、スタート!

(TBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」の巻き戻し演出のイメージで!)

先に書いた「後ほど詳しく!」を改めて消化していきます。

1年後のラストシーンを前に、1年前のあるシーンはかなり重要でした。そのシーンとは、理一が撮った映画「犬とオジサン」の「フィルムフェスティバル」二次審査落選直後のシーン。

撮った映画「犬とオジサン」が二次審査で落選し、「HEMINGWAY COFFEE」で一人寂しげにいた理一。そこへ衣咲がやってきてどう声を掛けるかと思えば、「それで? 次はどんな話撮るの?」という前向きなものでした。衣咲の冗談っぽくさりげない後押しが、実は理一の心を癒して勇気付けていたんですね。そんな衣咲も、大阪への異動の件で「悩んだよ。悩んだ。」と告白。しかし、「そういうのもいいかなって思った。回り道しながら、自分の生き方見つけるのもいいかなって。あの映画(犬とオジサン)見て、そう思った。」と言い直したんですね。映画「犬とオジサン」の全容は見られなかったけど、主役の“オジサン”を演じた一坂さんが“犬”に向かって、「なあ、お前、『キター!』って知ってるか?」とか「ある男を調査してきてくれよ。それで、詳細キボンヌ!」とか、そんなシーンがきっとあったんだろうなあ・・・(ほんとか?)。話を戻して、その後衣咲は「(再び会うのは)10年後にまたここでとか? 10年経ったら私、41かぁ」なんて冗談を言ったんだけど、そこで理一が語ったセリフを一字一句逃さずに書き付けてみます。

理一「大丈夫だよ。
    いくつになってもあなた、そのままだから。
    たぶんずっと、一生ずっと衣咲さん、そのままだから。
    こうやって続いていくだろうね。
    こういうのってさ、終わりなんて無いんだよ。
    好きって言ったから終わりってわけでも。
    キスしたから終わりってわけでも。
    ・・・離れたから終わりってわけでもないんだよ。
    ずっとずっと続いていくものじゃん。
    ゆっくりゆったり、続いていくんだよね。」

衣咲「うん(笑)。」
理一「んん(笑)。」

このシーン、良かったんじゃないの? 何が良いって、理一のセリフが良いわけなんだけど、それを横で聞いている衣咲が可愛いというか、表情がすごく柔らかかったんだよね。衣咲の「回り道しても遠回りしても」という“心のボール”を、理一は「ゆっくりゆったり」という“同意のグローブ”で受け止めた。実は「スローダンス」の中の「スロー」とは、カタカナ表記は同じでも、「slow(遅い)」ではなく「throw(投げる)」だったんじゃないか? なんて思ったりもしました。その直後、二人が夜道を歩く後姿のシーンが登場したけど、ここは私が予想した「二人の後姿のシルエット(Fin.)」に通ずるものがあるようにも思えます。このシーンが最終話の中で最も意味のあるシーンであって、そこでのやりとり(「ゆっくりゆったり」、「回り道しても遠回りしても」等)がラストシーンでも活かされたんだとも思えます。かなり満足してしまったなあ!

理一の中にあった「ゆっくりゆったり」の精神を、衣咲が「回り道しても遠回りしても」として同意を示し、1年後正式に二人で生きていく決意を固めたんですね。ナイスハッピーエンド! ここまで深く理解できるまでに、相当時間が掛かってしまった。最終的には、「理解」と「誤解」の間で「理解」の位置へ収束しました!

延長12回、スタート!

(再び、TBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」の定番演出のイメージで!)

【その後が気になる人物】
・理一と離れて登場シーンさえ激減した歩美(小林麻央)。
・英介とさっぱり別れた雪絵(蛯原友里)。
・理一の良き仲間である長谷部(田中圭)と木田(西野亮廣・キングコング)。
・衣咲の元フィアンセ・江上(勝村政信)。
・実乃の元王子様・佐々木(高岡蒼佑)。
・衣咲を最後に惑わせつつ、最後に良いことをした梶。

→以前W主演の二人以外は興味が無くなってる等と書いたけど、今頃気になって興味が湧いてきてるんだよね・・・。

【最終話で気になったこと】
・英介が実乃と電話中、間をつなぐために出たのがプロポーズの言葉!
・花枝が一坂の「夜のネット生活」を赤裸々に! キターとか萌え~とか(笑)。
・自分、やっぱりこのドラマが好きだったんじゃないか?

→最後はこんな自問を・・・。

延長12回、結末へ!

(三たび、TBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」の定番演出のイメージで!)

このドラマは、それこそ「木更津キャッツアイ」で出てきた言葉じゃないけど、「“普通”が良い」だったかもしれません。「月9」ドラマゆえに期待感ばかりが膨らんでしまい、後に起こるであろうすごい展開に急ぎ過ぎたかも。実際理一と衣咲のような関係は、現実でも“普通”に有り得ることでそれほど違和感は無い。ただ、「ドラマ」だとそれがものすごくつまらなく見えるわけで。ここにある種の「誤解」が生じ、「理解」に相当悩みました。実際、いろいろと悪く言われた「スローな展開」が「好き」という視聴者もいたわけで、実はそんな展開は何かと直接的な海外ドラマではあまり見られないものなのではないか? 日本ならではの日本人らしいものなのではないか? なんて思ったりもします。それに気付かなかったのは痛いけど、逆にそれを気付かせてくれたとも言えますね。

今更ヨイショするわけじゃないけど、今クールのフジテレビ系ドラマは、「海猿」、「がんばっていきまっしょい」、「電車男」、そしてこの「スローダンス」の4作品がありました。大きな特徴は、「スローダンス」のみがオリジナル作品だということ。他の作品は、原作や映画等でネームバリューや知名度がそれなりにあって、放送開始時点ではやや不利な位置付けでした。しかしそれをカバーしたのが、W主演である妻夫木聡くんと深津絵里さんの熱演ぶり。この二人の演技は本当に上手かったですね。何と言うか、期待していた通り安心して見られたような気がします。これまでレビューであれこれ書いてきたけど、演技に信頼感のあるこの二人が出ているから、リタイアせず最後まで見られたような気がします。そして実際、ストーリーの結末と共にその期待に応えてくれたと思っています。「終わり良ければ全て良し」なんて言葉は使いたくないけど、これまで本当にいろんなことを考えさせられたこともあって、私の最終的な評価はかなり上がりました。過剰な期待感を無くして、素のままにもう一度、今度は“普通”に見たいと思うし。そういった意味で、このドラマには感謝したいです!

○関連記事「スローダンス・第1~3話」
○関連記事「スローダンス・第4&5話」
○関連記事「スローダンス・第6&7話」
○関連記事「スローダンス・第8&9話」
○関連記事「スローダンス・第10話」

●ドラマ
「スローダンス」DVD-BOX
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「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・主題歌「東京」(福山雅治)

●妻夫木聡くん主演ドラマの私的No.1ドラマ「オレンジデイズ」
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2005.09.08

スローダンス・第10話

前回「第8&9話」のレビューでは、多くの方が長文コメントで本音を語ってくれて本当にうれしかったです。ありがとうございました! 私もその熱意に応えるよう、これまでに無いほどに長文で丁寧な回答コメントを書かせていただきました。それで、本来次のレビューは「第10話&11話(最終話)」として公開する予定でしたが、某番組を見てどうしても言いたいことができたので、急遽「第10話」レビューを独立して公開することに決めました。このドラマは賛否両論ありますが、今後もいろんな意見をお待ちしています!

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第10話「もう離さないから」

衣咲(いさき・深津絵里)は、仕事のことで悩んでいたが、理一(りいち・妻夫木聡)はそのことに気付けず、久しぶりに再会するも口論に。一方、実乃(広末涼子)は英介(藤木直人)に告白する。翌日、理一は一坂(温水洋一)に映画の主演を依頼。その後、木田(西野亮廣)が勤める撮影会社の社長に脚本を気に入られ、撮影のバックアップをしてもらえることに。

なるほど・・・最終話に希望を持たせる内容で勝負に出たみたい? 期待してみましょう! 今回のストーリーについてのレビューは、以上!(笑)

さて、冒頭で書いた「某番組を見てどうしても言いたいこと」について。某番組とはTBS系「情熱大陸」の8/21放送分のことで、その日はこのドラマの主題歌「東京」を歌う福山雅治さんのインタビューが見られました。その中で、彼が展開する「福山プロジェクト」について、いわゆる作りものである「エンターテインメント」の話を交えてこんなことを言っていました。

(移動中の電車内にて)
ただ、本当に・・・、
多くの人に見られるっていうのは
多くの理解と多くの誤解を同時に生む

っていうことは、すごく実感しましたね。
ちょっとの理解と多くの誤解? ハハハ。

(番組の結び・雑誌の屋外ロケにて)
いつも少しの誤解がありながら、誤差がありながら、
それで進んでいくもんだと思いますよ。
誤解と誤解がこう、重なり合う部分が「エンターテイメント」だと思うんです。
そこにやっぱり、面白さだったり、しんどさだったり、
っていうのがあるんだと思うんですよね。

うんうん、マシャ様、すごく良いことをいうなあ・・・。実は、彼の「エンターテイメント」についてのコメントを聞いて、「これって『スローダンス』の現状に通ずるものがあるかも?」と思ったんですよ。

多くの視聴者に見られるのだから、各人による多くの感想が生まれる。しかしそれが「理解」へ集まるか「誤解」へ集まるかは、「作品次第」である。私はこのように解釈しました。きっと「スローダンス」は、「ここをこうしてこんな風に面白くしよう」等と試行錯誤して脚本が練られたことだと思うけど、それを元に作られたドラマが実際に放送されると、私を含む多くの人が「スロー過ぎる」とか「じれったい」とか思ったはず。これこそ制作サイドが痛感したであろう「誤解」にあたるものだと思うんです。また、こういった事実もあって批判が飛び交ってはいるけど、逆に「多くの人に注目されている」という証明にもなると思うんです。それは、視聴率が衰えること無く好調のままであることからも言えます。「誤解」として捉えられた批判が飛び交う中、「ちょっとの理解」も存在するわけで、「なるほど、ここに面白みがあったわけか」とか「こうだったら良いんだけどなあ」とかいう感想も生まれ、ここが「誤解と誤解が重なり合う部分」であり「エンターテイメントの醍醐味」でもあります。福山さんは、このドラマのために「東京」という曲を書き下ろすと共に、他局の番組の場でこのドラマのことにも暗に触れていたのではないか? 私はそんな風に思えたんですね。まあそれが「誤解」であると言われてもいいや・・・。

私はこれまで批判内容のレビューばかり書いてきたけど、「次からは面白くなるかな?」等と常に期待し続けてきたのは事実です。残念ながらそれがすぐに叶えられることは無く、あれよあれよで最終話前まで来てしまいました。しかしあれこれ批判しておきながら、リタイアせずにやっぱり注目し続けている自分って何? あるドラマについて批判内容ばかりのレビューを書き続けてきたのは私としては初めてのことで、このドラマはもしかしたら別の意味で印象に残る作品の一つになるかもしれない? 実はこういった自問がずっと続いていました。レビューを書きながら多くのコメントを読んだことで、ようやく何かが吹っ切れたような気がして、今回急遽こうして一風変わったレビュー、いや、ドラマ自体の感想や在り方等を書き連ねてみたわけです。いかがだったでしょうか?

ということで、最終的に「理解」と「誤解」の間のどの位置へ収束するのか? それが楽しみにもなってきました。最終話における私の見どころは、以下の3つです。

1. 「登場人物たちの行き着く先」
二組ほどがくっついてハッピーエンドになりそうな感じではあるけど、多くの視聴者が納得できる「理解あり」の結末を望みます。最後まで「誤解」のままなんて悲し過ぎる!

2. 「理一の夢・衣咲の夢・皆の夢」
理一の「映画」に対する情熱は、どの程度のものなのか? 夢を再び目覚めさせた衣咲は、どう思い何を感じるのか? これは大きいです。予想では「○年後」というシーンが描かれると思います。そしてラストカットは、二人の後姿のシルエットと共に「Fin.」という字幕が出たりして、映画の1シーンみたいになると良いなあ!

3. 「『スローダンス』というタイトルが意味するもの」
まさか「ストーリーがスローだから」というつまらない理由で終わるはずがない? きっと何か本当の理由が見出せるはず? 基本的に「スローダンス」というタイトルはオシャレでキレイで好きでした。エレガントなものは特に求めないけど、ドラマにおける“ラストダンス”は最高のものを求めたい!

さあ、これが最後の賭けです。私がここまで追い続けた意味はあったのかどうか? その思いは報われるのかどうか? その全てが明らかになる最終話に期待しましょう!
(注意)最終話のレビューは必ず書きます。皆さんからの感想コメントは望みますが、最終話の感想はこの第10話の記事のコメント欄には書かないでください(第10話の感想はOKです)。最終話のレビューのコメント欄で、大いに語り合いましょう!

○関連記事「スローダンス・第1~3話」
○関連記事「スローダンス・第4&5話」
○関連記事「スローダンス・第6&7話」
○関連記事「スローダンス・第8&9話」

●ドラマ
「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・主題歌「東京」(福山雅治)

●妻夫木聡くん主演ドラマの私的No.1ドラマ「オレンジデイズ」
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2005.08.31

スローダンス・第8&9話

このドラマについては、毎回のように批判する内容ばかりの「ツッコミ系レビュー」になっていました。それで考えてみたんですが、どうもそうなってしまう理由の一つに、私の試聴とレビューにおける「サンプリングの悪さ」が関係していたようです・・・。

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○フジテレビ系「スローダンス」
第8話「後戻りできない朝」

教習所を辞めた理一(りいち・妻夫木聡)は衣咲(いさき・深津絵里)の言葉に心を動かされ、映画監督を目指すことを決意。フィルムフェスタに応募しようと木田(西野亮廣)らに撮影の手伝いを頼む。一方、キッズブランドへ異動する衣咲のため、送別会を英介(藤木直人)の店で開くことに。店の予約を任された実乃(みの・広末涼子)は英介に会うのをためらう。

第9話「届かない言葉」

理一(りいち・妻夫木聡)は、衣咲(いさき・深津絵里)の部屋で一泊した。翌日、混乱した理一は衣咲を残して自分のマンションへ帰宅する。理一は、衣咲に電話で謝罪するが、お互いに相手の気持ちを勘違いし、険悪な雰囲気になる。そんな中、衣咲は仕事で店長を降ろされてしまい、アシスタント役に回される。一方、理一は別荘を借りて映画の台本を書き始める。

とりあえず、第8話のラストシーン。

(最後のタイトルバックで突然本編に切り替わる)
前夜にひどく酔ったせいもあって、翌日一つのベッドで朝を迎えた理一と衣咲。

そんでもって、第9話のラストシーン。

(経緯は大幅に省略)
激しく、口・ゲ・ン・カ(内容も大幅に省略)。

まーたーかー♪(今はガマン)

何はともあれ、冒頭の「サンプリング精度の悪さ」について説明します。このドラマのレビューは数話毎にまとめて書いてきました。過去にどうまとめてきたかを、毎話のサブタイトルと共に列挙してみます。

○「スローダンス」サブタイトル一覧(現在進行形)


第1話「夏の恋が始まる」
第2話「うっかりデート!」
第3話「キスと接点」

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第4話「ドキドキの雨宿り」
第5話「ギュッと抱いて」

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第6話「飛び出した告白」
第7話「キスで気づく本心」

----
第8話「後戻りできない朝」(今回レビュー)
第9話「届かない言葉」(今回レビュー)

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第10話「(現在未放送)」
第11話「(現在未放送)」(最終話)

第1~3話はかなり様子見した後にようやく初めて書いて、第4話以降は定期的に2話分ずつ書いてきました。特に第6話以降、スローでじれったい展開が続いた後、第6話では衣咲がいきなり理一に告白し、第8話ではいきなりベッドイン。しかし、第7話では衣咲が「好き・・・人間として?」とか言うし、第9話では理一も衣咲も「思わず寝た・・・って友達の話だけど」とか言うし。それで、私がレビューを書いたのはその第7話と第9話(+第5話)の後だから、「印象が悪いままの批判内容」になってしまった。もしまとめ方がずれて第6話や第8話の後だったら、「おぉ~、いきなりきたぞ~!」みたいになっていたかもしれない。これが今回考えてみた自己分析「サンプリングの悪さ」の結果です。つまり、レビューにおけるサンプリング(レビューのタイミング)のポイント設定で、ある意味失敗していたということ。「だったら毎話書けば良いじゃん」という声もありそうだけど、残念ながら毎話の展開が狂おしいほどに興味無くて、私的にはラストシーンくらいしか頭に残りません。現に「サブタイトル一覧」を見ると一目瞭然だけど、サブタイトルだけ見ればストーリー展開が大体分かるというカラクリ。それでいて、そのほとんどがラストシーンの描写ばかりじゃないですか。なんか「最後だけでも見て!」みたいな感じになって、それが逆に「中盤はまあいいから?」みたいな感じにもなるわけで・・・。
 
 
 
 
 
結論。やっぱりホン(脚本)が悪いと思う。 キッパリ。
 
 
 
 
 
結局はそこに行き着いてしまいました。もう上手くフォローができません・・・。「月9」という強力なレッテルが貼られているだけに、「愛のムチ」じゃないけど強くツッコんでしまいます。近年の「月9」作品で「こりゃあマズいな」と一時思わせた「いつもふたりで」は、途中から割と上手く引っ張った後の最終話で、メインの男女二人(瑞穂&健太[ハチ]/松たか子&坂口憲二)があどけなくキスしてハッピーエンドとなりました。でもこちら「スローダンス」は、もうキスしたし、もう寝ちゃったし、最後に盛り上げるための「切り札」ってもんが既に無いぞ? だったら、どうやって上手く盛り上げていくのさ? なんていう所に興味を持ち始めたため、「リタイアすること無く最終話まで見続けたい!」と思ったわけです(ここに来て「愛あるフォロー」)。とは言うものの、やっぱり「一抹の不安」ってやつはあるけどね・・・(苦笑)。

○関連記事「スローダンス・第1~3話」
○関連記事「スローダンス・第4&5話」
○関連記事「スローダンス・第6&7話」

●ドラマ
「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・主題歌「東京」(福山雅治)

●妻夫木聡くん主演ドラマの私的No.1ドラマ「オレンジデイズ」
「オレンジデイズ」DVD-BOX
○関連カテゴリ「オレンジデイズ」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/orangedays/
○関連サイト「オレンジデイズノート」
http://homepage1.nifty.com/sodey/adstv/orange/odnote/

●深津絵里さん主演ドラマの私的No.1ドラマ「恋ノチカラ」
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2005.08.16

スローダンス・第6&7話

このドラマは元々「期待作」だったので、なるべく良いように見てきたつもりです。でも、何度も言っているけど、やっぱりハマれないというか・・・。それでレビューもちょっと批判っぽい内容ばかりになっています。しかし何と言いましょうか、批判内容に同意というコメントをいただいたり、批判見たさのアクセスが急増したりで、何だか妙な感じです(苦笑)。「もっとズバっと言ってくれ!」って求められてるということ? あんまりそうしたくはないんだけど、このドラマに関しては仕方が無い? というわけで、「正直じいさんウソつかない」の心で、優しく鋭く「ツッコミ系レビュー」で行きたいと思います。“過激なダンス”を披露するかもしれないけど、よろしくメカドック!(ワンワン) おっと、氣志團と正直じいさんのポチが参加してきたよ?(分かる人だけで・・・笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「スローダンス」
第6話「飛び出した告白」

理一(妻夫木聡)は幸平(田中圭)らの依頼でDVDの編集を手伝うが、教習所の研修も気になっていた。そんな中、衣咲(いさき・深津絵里)や英介(藤木直人)に映画監督を目指すよう勧められ、戸惑う。一方、実乃(みの・広末涼子)は明(高岡蒼佑)と会って自分の気持ちを確かめることを決意。だが、一人で会う勇気がなく、八嶋(小泉孝太郎)を連れて行くことに。

第7話「キスで気づく本心」

理一(りいち・妻夫木聡)は、衣咲(いさき・深津絵里)から好きだと告白された。一方、衣咲は母・千景(ちかげ・高畑淳子)から食事会で再婚相手を紹介するので、衣咲も恋人を連れてくるよう言われる。困った衣咲は、英介(藤木直人)を誘う。が、雪絵(蛯原友里)は衣咲に嫉妬(しっと)し、英介に予定を入れてしまう。英介に代理を頼まれた理一は、衣咲の恋人役として千景と会うことに。

まあ待て。いいからもちつけ。 ドラマが違う? (・_・)?

第6話のラストシーン、行ってみよう!

(夜、衣咲が理一へ、夢を追う説得)
衣咲「好きなんでしょ! 映画!(その後いろいろ)」
理一「何でそんなムキになってんだよ?」
衣咲「好きだから!」 ←え~~~~~っ!

第7話のラストシーン、行ってみよう!

(夜、理一が衣咲へ、不意にキス)
理一「あ、いや、あの、外人とか良くしない? お礼にチュって。」
衣咲「・・・する。」
理一「・・・でしょう?」 ←お~~~~~っ!
(理一と衣咲が見つめ合って、長い間キス。)

以上、第6&7話の2話分のラストシーンですが・・・。以前私はレビューの中で、とにかくスローペースで続く展開に嫌気が差して、「スローじゃなくて、もっとクイック、クイック! ターンもしていこうよ!」とは確かに言った、はい言いました。しかし・・・。誰がラストだけバシっとフィニッシュ決めろと言った~! 中盤の展開に面白みが無いです、はい無いんです。だって「何かあった」としても、その後「何も無かった」みたいにやり過ごされちゃうし。第6話なんて「好きだから!」なんて言葉が出ておきながら、第7話では「好き・・・人間として?」とか言ってるし。この分じゃあ第7話のキスも、第8話以降は「キスした・・・人間として?」とか「キス・・・みたいなことはしたけど、あれは人工呼吸の練習?」とか、言うんじゃないだろうね? 確かに「クイック(急な展開)・ターン(急な切り返し)」があるにはあるけど、それじゃあ“ダンス(ドラマそのもの)”全体の評価は下がっていく一方だよ? もう、ストーリー全体に渡って、私が望む“ダンスステップ(ストーリー展開)”をしてよっ! こうなったら私だって、これまでいろいろと書いていたけど、もうこの辺でほんと書くのは辞めさせてもらうよ? 「ストーリー自体の批判」を・・・(きっと視聴者は毎週こんなターンで騙されてる?)。

で! 今度は「キャラの批判」に入ってみる(おいおい)。実乃とか英介とか歩美(小林麻央)とか雪絵とか、あっ、八嶋優太とか長谷部幸平(田中圭)とか木田貴司(西野亮廣・キングコング)に限ってはほとんど、「もうお好きなようにどうぞ」みたくなってる・・・。っていうか、誰一人気にならなくなってる・・・。歩美さん、えっと、無理矢理酔う演技とかご苦労さまです(苦笑)。思ったんだけど、理一と歩美のその後も曖昧になってるし、もしや以前キスした時も「外人とか良くしない?」みたいな軽い気持ちでいたのか? なんて思ったりもする・・・。

そういえば、第7話ではマンガ原作のアニメ「るろうに剣心」が登場したけど、それ以前の回ではマンガ「スラムダンク」にまつわるセリフも頻繁に登場していますよね。初回話に至っては、教育実習生時代の衣咲が同マンガでの名セリフを引用して話したことでも、既に有名でなっていますよね。なぜその辺りにもこだわったりするのかは分からないけど、今後また新たなマンガやアニメを登場させるつもりなのかな? だったら「ドラゴンボール」をお願いしたく。この際、どんな願い事でも叶えてくれる神龍(シェンロン)へ、良いドラマになるよう願ってみようじゃありませんか! と、提案してはみたものの、改善を求める願い事が多過ぎて絞れないではないか・・・(苦笑)。

今回はここまで。このドラマのファンの方、気を悪くさせてすみません。「私はやっぱりハマれない」ということでね・・・。「ダンス、ダンス」って言うから、気品や質みたいなのを求め過ぎているのかもしれない? そうじゃなくて、和風に「踊り、踊れ」って言えば、「とにかくワイワイ盛り上がって楽しもう!」なんていう気になれるのかも? 良し! こうなったら、時期的に「阿波踊り」みたいな陽気な気分で行こう! これで大丈夫かな・・・?

○関連記事「スローダンス・第1~3話」
○関連記事「スローダンス・第4&5話」

●ドラマ
「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・主題歌「東京」(福山雅治)

●妻夫木聡くん主演ドラマの私的No.1ドラマ「オレンジデイズ」
「オレンジデイズ」DVD-BOX
○関連カテゴリ「オレンジデイズ」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/orangedays/
○関連サイト「オレンジデイズノート」
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2005.08.02

スローダンス・第4&5話

ちょっとちょっと「スローダンス」、どんどん視聴率が下がっているぞ! オープニングの凝ったタイトルバックは好きなんだけど、ストーリーに入るとどうもじれったくてつまんなくなってしまう。ダンスホールの雰囲気が冷めたかのように・・・。どなたか、このドラマの楽しみ方を教えてください。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「スローダンス」
第4話「ドキドキの雨宿り」

理一(妻夫木聡)は、部屋に来た歩美(小林麻央)といい雰囲気になりキスをしてしまった。翌日、理一は歩美から花火を見に誘われる。一方、衣咲(深津絵里)は英介(藤木直人)の店に通い、バーのグラスを買いに誘われる。一方、理一は歩美と花火大会に向かうが、雨で中止に。歩美の同僚と偶然遭遇し、みんなで食事をすることになる。

第5話「ギュッと抱いて」

英介(藤木直人)は、バーの酒を仕入れに実乃(広末涼子)と鹿児島に向かった。理一(りいち・妻夫木聡)は、英介から鹿児島に1泊するので代わりに店を開いてほしいと強引に頼まれる。衣咲(いさき・深津絵里)は店を訪れ、幸平(田中圭)から英介が実乃と1泊すると聞かされショックを受ける。一方、英介は実乃から、「実は今日が誕生日だった」と聞かされる。

この際、「ストーリー展開がスロー」だの「誰々さんの演技が下手」だのと言うのは、もうやめようと思います。慣れてきたから(おいおい)。改めて第4話以降の展開に期待してみたけど、やっぱりハマれかったぁ~! 先に謝っておきますが、この後はあまり大したことが書けないと思います。ゴメン!

理一と歩美がほんのり復縁の予感。でもその進み方は「オートマ2速」辺り? その点、英介と実乃は「マニュアル1速全開」! 成り行きとはいえ、いきなり“チュー”して“ギュー”かよ~。それに、英介には衣咲や雪絵(蛯原友里)が、実乃には幸平や優太(小泉孝太郎)が絡んで、そっちの展開の方がメインっぽい? そんな背景がありつつ、理一と衣咲が何かと会話しながらお互いを分かり合っていくようだけど、理一はひょんなことから「(映画)監督」の楽しさを思い出し、衣咲は成り行きで英介にギューっと抱き締められる。うーん、本来メインの2人がはっきりしない。まだ、まだ、まだですね。

ところで、主要キャストの数人について、ちょっと面白い共通点を発見。妻夫木聡くんは「ロング・ラブレター ~漂流教室」、深津絵里さんは「恋ノチカラ」、藤木直人さんと小泉孝太郎くんは「初体験」の出演歴があるんだけど(ちなみにどれも好きなドラマ)、これらが「2002年冬クール(1~3月期)のフジテレビ系ドラマ」という要素でリンクしていました! その他の人たちがその頃何をしてたかは調べてないけど(笑)。そんなわけで、多少の年齢差をカバーする意味で「大学のサークルの再会物語」みたいなドラマだったとしたら、もしかしたらハマれたかもなぁ~!(無理がある?)

○関連記事「スローダンス・第1~3話」

●ドラマ
「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・主題歌「東京」(福山雅治)

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2005.07.18

スローダンス・第1~3話

W主演の妻夫木聡くんと深津絵里さんは両人とも大ファン。広末涼子さんは結婚・出産を経て連続ドラマの久々復帰。そして「月9」主題歌を手掛けるのが初めてとなる福山雅治さんは、その書き下ろし曲「東京」が通算20枚目のシングルになるという記念付き。これだけの要素だけでも期待してしまう「スローダンス」。さあどんなステップで楽しませてくれるのか? Shall we ダンス?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「スローダンス」
第1話「夏の恋が始まる」

夢を捨てきれない男と、強気だが恋に奥手な女の恋模様。自動車教習所で働く理一(りいち・妻夫木聡)は、高校時代の教育実習生・衣咲(いさき・深津絵里)と再会。そこから衣咲の後輩・実乃(みの・広末涼子)や理一の友人・幸平(田中圭)を交え、4人は親しくなる。衣咲が婚約者と別れたと知った理一は、高校時代に衣咲の言葉に励まされたことを明かす。

第2話「うっかりデート!」

理一(りいち・妻夫木聡)は、恋人に振られた衣咲(いさき・深津絵里)を慰めたお礼に、ディナークルーズのチケットをもらった。理一は数日前に再会した元彼女の歩美(小林麻央)を誘おうとするが、携帯番号が変わってしまい連絡が取れない。そんな中、チケットが惜しくなった衣咲は、返してもらおうと理一の家を訪れ、理一の兄・英介(藤木直人)と出会う。

第3話「キスと接点」

理一(りいち・妻夫木聡)は、昔の彼女・歩美(小林麻央)がいまだに英介(藤木直人)のことを好きだと勘違いしていた。歩美に未練のある理一は、教習所に来た衣咲(いさき・深津絵里)に英介のことを聞かれて思わず不機嫌に。そんな中、理一は、幸平(田中圭)から映画を撮るよう誘われるが、試験があるからと断る。数日後、理一は衣咲と偶然に会い、運転を教える。

えーっと・・・このドラマはいったい、どう工夫して見ていけば良いんでしょう?(苦笑) 見れば見るほど、退屈になってくるんです。自分がダンスステップ(ストーリーのテンポ)についていけてない・・・っていうか“ツマラナイ路線”を歩んでる? 映画監督に憧れつつも、現在は自動車教習所の教官でいる芹沢理一。一度は教師を目指しつつも、現在はアパレルメーカーの路面店で店長を勤める牧野衣咲。二人は過去に「教育実習生(衣咲)と生徒(理一)」という関係があり、現在は「教官(理一)と教習生(衣咲)」という逆転関係。そんな二人がやがて恋に落ちて・・・となると思うんだけど、現状は何かと意見が合わずケンカばかりでほぼ進展無し。スローだなあ・・・(笑)。

ところでこの二人、妻夫木聡くんと深津絵里さんだけど、ドラマ外でも間接的に関係があるんですね。それは「KDDI」系のCMキャラクター歴があるということ。妻夫木くんは「au」のCMで、深津さんは「DION」のCMで、それぞれ活躍しました。深津さんについては、空港で華麗なダンスを踊るCMでも有名だけど、覚えているかなあ? あの時は見事だったなあ、今回も華麗に振舞ってもらえないだろうか?

それでは、主な登場人物についてコメントしたいと思います。

・芹沢理一(妻夫木聡)
何事も「リーチ(一歩手前)」の男。人を責めたり優柔不断になることもしばしば。妻夫木くんがタバコを吸うシーンは初めて見たかな。今後たくましくなっていけば良いと思う。あと、自動車教習所の教官なのだから、それにちなんだナレーションがあったら面白かったかも。「僕は彼女を見て急ブレーキを踏んだ」とか「君との距離が縮まるようにアクセル全開だ」とか。他は書けないようなセリフしか浮かばないけど、書いていて恥ずかしくなるな(笑)。っていうか、こんなセリフがあると引くか・・・。

・牧野衣咲(深津絵里)
何かとグチグチ言うキャラが引っかかるんだよね。なんか、かつての月9ドラマ「いつもふたりで」を思い出しましたよ。初回数話でグチグチ言う口調によって一気に悪印象を植え付けた、谷町瑞穂(松たか子)的なウザさが妙に似ていて・・・。

・小池実乃(広末涼子)
衣咲の部下だけど、本人はママになっても演技力やキャラは変わらず、若干拍子抜け。

・芹沢英介(藤木直人)
理一の兄だけど、本人はまあ良いとして、キャラの設定が無茶というか何というか。

・長谷部幸平(田中圭)&木田貴司(西野亮廣・キングコング)
今のところ頑張っているという感じ。いまだに学生っぽいところもあり?

・八嶋優太(小泉孝太郎)
衣咲の会社の営業マン。何度かあんな役を見ているから、もう慣れた(笑)。

・園田雪絵(蛯原友里)
この人をまともに見るのは初めて。英介と微妙に絡むけど、まだ不明点が多い。

・広瀬歩美(小林麻央)
「理一の元カノ役」に意義あり! 演技力は、予想以上にイケてない。まだ早かった?

うーん、どうもマイナス要素が目立ってしまう。この先の展開に期待したいところだけど、確実に何かを変えていかないと、印象にも残らない結果になるかも。スローじゃなくて、もっとクイック、クイック! ターンもしていこうよ!

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