ファースト・キス・第3話
期待はしていたけど、初回話は見て非常にガッカリし、第2話は部分的に良いと思ったこのドラマ。レビューを続けるか否か。続けるべきか否か。そろそろはっきりさせたいと思います。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ファースト・キス」
第3話「妹の恋のはじまり」
和樹(伊藤英明)は番場(竹中直人)の仕事に復帰するため、“初恋”がテーマの作品を撮ることに。そんな折、美緒が小学5年生のころ同じ病院にいた少年に恋をしていたと知る。美緒に思い出をつくってほしい和樹は秋生(平岡祐太)を連れ初恋相手・翼(柏原収史)の元へ。うそでもいいから美緒との再会を喜んでほしいと頼む。
○公式サイトのあらすじより美緒(井上真央)と和樹(伊藤英明)は、一流(劇団ひとり)に頭を下げ、再び彼の家で共同生活を始める。その条件として一流が出したのは、美緒が料理、和樹が掃除、そして勝(阿部サダヲ)が洗濯を担当する、というものだった。
もう一度カメラマンになる夢を追いかけようと決意した和樹は、かつての師匠・番場(竹中直人)に、一番下からやり直させてほしい、と願い出て土下座した。番場は、そんな和樹に、『初恋』をテーマにした写真を撮ってくるよう命じる。
和樹は、美緒に初恋の思い出を語らせて、その表情を撮ろうと思いつく。そこで美緒は、10年前、隣の病棟に入院していた翼という2歳年上の少年のことを話す。
和樹は、その翼という少年を探し出して、美緒に会わせようとする。翼が入院していたのは、蓮子(松雪泰子)や秋生(平岡祐太)が勤務する白鷺大学附属病院だった。和樹は、半ば強引に秋生に協力を頼み、翼(柏原収史)の連絡先を入手する。和樹は、美緒のことを覚えていない、という翼に頭を下げて、会ってもらう約束を取り付けた。そんな折、美緒は、スーパーマーケットではるな(酒井若菜)に出会う。はるなは、和樹が仕事を頑張るつもりになったことを知り、差し入れするのだという。美緒は、そんなはるなから、カツサンドの作り方を伝授してもらう。
約束の日、美緒は、翼と再会を果たす。が、そこで美緒は、翼とは話したこともないし、好きでも何でもなかった、などと言い出す。「お兄ちゃんの言う『恋』って、嘘をつくことなの?」。そう美緒に言われた和樹は、言葉を失っていた。
美緒は、秋生のもとに向かうと、余計なことをしないでほしい、と告げた。和樹のことは相手にするな、というのだ。秋生は、そんな美緒の言葉に我慢できず、思わず怒鳴ってしまう。秋生は、相手の男性だって善意で嘘をついたのにそれを踏みにじった、と美緒を非難した。すると美緒は、持っていたカツサンドを秋生に手渡し、翼のことが本当に好きだった、と告白する。秋生は、その言葉に驚くとともに、何もわかっていなかったことを反省した。そんな秋生に、「私が先生のこと、好きなのも知らないでしょ?」と告げる美緒。秋生は、それが冗談だとわかると、ホッとしたような表情を浮かべた。が、実は美緒は、そんな秋生の反応に傷ついていた。
和樹は、番場の元を訪れ、いまの自分にはどんなテーマでもいい写真は撮れない、と正直に告白した。番場は、そんな和樹に、今後のスケジュールを渡すよう諸畑(蕨野友也)に命じた。
和樹が家に戻ると、美緒は眠っていた。和樹に気づいた美緒は、「覗いたな!」と枕を投げつけ、馬乗りになった。が、その目には涙が浮かび…。
えぇ~~~~~。
初回話が「あぁ~~~~~。」で第2話が「うぅ~~~~~。」。この第3話で奇跡が起きて「おぉ~~~~~。」になることを期待していたけど残念、母音で言うところの一つ手前になってしまいました。その印象は大きく変わるもんだね。以下、思いのままを書くことにします。このドラマのファンの方は読まない方が・・・。
第2話レビューで「良いシーンだけつまんで見ると好きな流れかもしれないわ(笑)」なんて書いたけど、今回もそうでした。具体的には、冒頭の番場が仕事に戻るシーンの直前までと、美緒が和樹に「お兄ちゃん、もう写真なんて撮れないよ」と言うシーンと、和樹が番場に結果を報告してからラストまで。この三つをつまんでみるとなかなか良い流れ。しかしながら、その間のエピソードがどうもしっくり来ないという。その部分限定の正直な気持ちを、5文字以内で表してみます。
つまんね。
たまに良いことも言う美緒の普段の態度はどうしても好きになれないし、笑いのシーンは相変わらずちっとも笑えないし。悪いことに、数人の役者が本人の素の姿にしか見えないという。結局、美緒は和樹が一番好きなんだな。もちろん「お兄ちゃん」として。「ダメな人だけど気に掛かる兄」として。でも、今回のラストでじゃれ合ってた美緒の表情が、実は「初恋」に似たものだったりするんだな。もしかして、もうフラグは立ってるのか? もしそうなら、ワクテカ度が加速することもありそうだけど?
今回のラストで、和樹の良さげなナレーションが添えられました。これです。
なあ美緒。
お前も素直になって良いんだぞ。
寂しけりゃ、ワンワン声を出して泣けば良い。
そして、思いっきり誰かを、好きになって良いんだ。
ここで「Fin.」でも良いんだぞ。
今思った。最後の一行は意味深だな。それでも良いんだぞ。
私はいったい、このドラマに何を求めているというのか?(苦笑) 概ね批判的な意見に見えるけど、良い所は一応見据えてるつもり。しかし、イライラムカムカしながらこうして書いても、読んでくれる人がイライラムカムカしてしまうのなら、それはきっと書かない方が良いんだろうなあ。皮肉なことに、私が「月9」ドラマのマイナス面を含んだレビューを書くと、何故かアクセスが急上昇するんですよ。うれしい反面、心も痛んだり。そのせいで、レビューを続けるか否かで無駄に迷ってしまうことも。
そろそろはっきりさせます。たった今決めました。レビューをリタイアします。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント