2008.01.03

第84回箱根駅伝・駒澤大学が総合優勝

第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2日往路・3日復路で行われ、往路2位の駒澤大学が逆転で総合優勝を果たしました。おめでとうございます! 今年は全20チームのうち史上最多となる3チームが途中棄権という大波乱が起きましたが、様々なドラマを見せてくれました。本当にお疲れさまでした!

○第84回東京箱根間往復大学駅伝競走・公式サイト(日本テレビサイト内)
http://www.ntv.co.jp/hakone/

私は往路の中盤と復路のほぼ全てをリアルタイムで見たけど、復路で往路1位の早稲田大学と総合優勝の駒澤大学が競り合うシーンに注目していました。やがて駒澤大学が前に出て2分近くも差が開いた頃は、もう結果が見えてしまっていたかも。それと共に、往路では順天堂大学の選手の様子がおかしくなって心配し、復路では大東文化大学の選手の様子がおかしくなって心配し、東海大学の選手もゴール直前で失速して心配し、これら3チームが無念の棄権となったことで残念に思いました。体調や気温等の影響で、とても過酷な状況だったんでしょうね。そんな中、今年は次回大会のシード権争いもかなり熱く、中位の展開も見ものでした。昨年20位の関東学連選抜が4位になったのもすごかったし、レースとしては面白かったですね!

最優秀選手(金栗杯)には、3日復路の9区で区間記録を更新した中央学院大学の篠藤淳選手が選ばれました。同校は結果的に過去最高の3位という結果になり、十分健闘しましたね!

○関連記事「第81回箱根駅伝・駒澤大学が総合優勝」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/01/post_5.html
○関連記事「第82回箱根駅伝・亜細亜大学が総合優勝」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/01/post_8f16.html
○関連記事「第83回箱根駅伝・順天堂大学が総合優勝」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/01/post_8b34.html

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2007.11.13

アジアシリーズ2007・中日がSKを破り初のアジア王者に!

「KONAMI CUP アジアシリーズ 2007」の決勝戦(東京ドーム)、中日ドラゴンズがSK(韓国)を6―5で破り、アジア王者に輝きました!

○関連サイト「中日ドラゴンズ」公式サイト
http://www.dragons.co.jp/
○関連サイト「Dragons 中日ドラゴンズ-公式ブログ」
http://dragons-official.at.webry.info/
○関連サイト「KONAMI CUP アジアシリーズ 2007」公式サイト
http://asia.npb.or.jp/
○関連記事・中日新聞「中日、アジア王者 日本勢3連覇」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20071101it14.htm

○「中日新聞」の記事を抜粋

日本、韓国、台湾、中国のプロ野球リーグ優勝チーム(中国は選抜チーム)による第3回「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」は11日、東京ドームで決勝を行い、中日(日本)が6-5でSK(韓国)を下して初優勝し、日本の代表チームが3年連続でアジア王座に就いた。中日は1次リーグでSKに敗れた雪辱を果たすとともに2005年のロッテ、06年の日本ハムに続く大会制覇を達成し、優勝賞金5000万円を獲得した。最優秀選手(MVP)には中日の井端が選ばれた。


おめでとうございます!!!


プロ野球のアジア王者を4カ国で争うアジアシリーズ。先日「53年ぶりの日本一」を決めたばかりの中日は、1次リーグ2位でスタートしながらもSKに競り勝ち、初優勝と共にアジア王者となりました。その決勝戦では凄まじい攻防が見られたけど、落合監督率いる中日が最後まで頑張ってくれました。日本勢としては、初代王者のロッテ、昨年王者の日本ハムに続く、大会3連覇達成。日本、強し!

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地元・名古屋では、つい先日まで「中日ドラゴンズ日本一セール」が至る所で開催されていたけど、「アジア王者セール」もやってくれるのかな?

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戦いを終えた竜戦士たち。落合監督の胴上げがまた見られて良かった。それから・・・。

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ドアラ自重(笑)。まあ良い! 君も派手に暴れて応援してくれた!

○関連記事「プロ野球日本シリーズ・中日が日本ハムを破り53年ぶりに日本一!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/10/post_ff3d.html
○関連記事「本日のナナちゃん(2007/11/02)」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/11/post_4eaf.html

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2007.11.01

プロ野球日本シリーズ・中日が日本ハムを破り53年ぶりに日本一!

2007年度のプロ野球・日本シリーズの第5戦(ナゴヤドーム)、中日ドラゴンズが北海道日本ハムファイターズを1―0で破って4勝1敗とし、53年ぶり2度目の日本一に輝きました!

○関連サイト「中日ドラゴンズ」公式サイト
http://www.dragons.co.jp/
○関連サイト「Dragons 中日ドラゴンズ-公式ブログ」
http://dragons-official.at.webry.info/
○関連記事・YOMIURI ONLINE「中日53年ぶり日本一、MVPは中村紀」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20071101it14.htm

○「YOMIURI ONLINE」の記事を抜粋

プロ野球の日本シリーズ第5戦が1日、ナゴヤドームで行われ、中日ドラゴンズが1―0で北海道日本ハムファイターズを破り、対戦成績を4勝1敗として、1954年以来、53年ぶり2度目の日本一に輝いた。

セ・リーグ所属球団の優勝は2002年の巨人以来、5年ぶり。中日はレギュラーシーズンで2位ながら、今季からセ・パ両リーグで導入されたクライマックスシリーズを勝ち抜き、リーグ覇者以外で初のシリーズ制覇となった。

中日は第1戦を落としたものの、第2、3戦で打線が爆発。第5戦では、先発の山井大介が8回を一人の走者も許さない見事な投球を見せ、九回は抑えの岩瀬仁紀が三者凡退に仕留める「完全リレー」で4連勝を飾った。最高殊勲選手(MVP)には中日の中村紀洋内野手(34)が選ばれた。

中日は11月8~11日に東京ドームで行われる「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」(読売新聞社後援)に出場、アジア王者を目指す。

◆表彰選手▽最高殊勲選手 中村紀洋(中日)▽敢闘選手 ダルビッシュ有(日本ハム)▽優秀選手 山井大介、荒木雅博、森野雅彦(以上中日)


おめでとうございます!!!


●試合展開
アウェー・札幌ドームで1敗した後1勝し、ホーム・ナゴヤドームで3連勝を決めた後のこの第5戦。中日のピッチャーは、川上かと思いきや好調の山井。この采配が当たり、山井は一人の走者も許さないピッチングで日ハム打線を制圧。「まさか、なあ?」とは思ったけど、9回はやはり抑えの岩瀬を投入していわゆる「勝ちパターン」の流れに。そしてその結果、岩瀬は最後のイニングを三者凡退に仕留め、平田の犠牲フライによる1点をキープしたまま逃げ切って勝利しました。この瞬間、中日の日本一が大決定! テレビにてリアルタイムで観戦していたけど、地元民としての喜びの声が思わず出てしまいました!

○2007年度日本シリーズの全試合結果

【第1戦】 10/27(土) ○ 日本ハム 3 - 1 中日 ● [勝]ダルビッシュ [敗]川上
【第2戦】 10/28(日) ● 日本ハム 1 - 8 中日 ○ [勝]中田 [敗]グリン
【第3戦】 10/30(火) ● 日本ハム 1 - 9 中日 ○ [勝]朝倉 [敗]武田勝
【第4戦】 10/31(水) ● 日本ハム 2 - 4 中日 ○ [勝]鈴木 [敗]吉川
【第5戦】 11/01(木) ● 日本ハム 0 - 1 中日 ○ [勝]山井 [敗]ダルビッシュ

あまり触れたくないこと1。今シーズンよりセ・リーグでも導入された「クライマックスシリーズ」。中日はリーグ優勝を逃しながら日本一になったわけですが。これについては、第1ステージで3位・阪神を2連勝、第2ステージで巨人を3連勝で下したことからも、「満を持して日本一に挑戦すべき球団」という思いでいました。実際、それで説明が付くと今でも思っていますが・・・。

あまり触れたくないこと2。「山井の9回降板&岩瀬の投入」については、後々賛否両論が激しくなるでしょうね。まあ私も「岩瀬はやはり来るだろう、でも、山井の好投ぶりが無念過ぎる」とは思いました。結果的には「日本シリーズ史上初の継投での完全試合」を達成できたけど、できれば「山井による完全試合にさせたかった」という声も? ここは甘い考えになるけど、将来的に中日の日本一決定のシーンが出る際、「どんな絵が理想か?」なんて考えると、「やはり実績のある岩瀬の笑顔に他ならない」と思ってしまうわけです。こんな複雑な思いが生じるのは、褒め殺しになるけど「あの場での山井がすご過ぎたから」だと・・・。

※追記
某テレビ番組での落合監督の生インタビューにて、「山井が手にマメを作っていた」と発言。それが無ければ続投の可能性もあったとか。ただ、マメによる9回での危惧と「岩瀬もいることだし」という判断の下で、替えたという話でした。さあ、皆さんはどう思います?

●落合監督の胴上げと優勝インタビュー
笑顔を浮かべた落合監督が宙に舞いました。

○関連記事・MSN産経ニュース『落合監督一問一答「まさか山井があそこまで」』
http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/071101/bbl0711012121007-n1.htm

○「MSN産経ニュース」の記事を抜粋

胴上げで4度宙に舞った中日の落合監督は、優勝監督インタビューで、涙を浮かべながら語った。

--53年ぶりの優勝です

「はい。あの-、昭和29年からですか。私がまだ(生後)11カ月のときからなので、長かったです。(監督に就任してからの)この4年間も長かったですね」

--山井が好投しました

「きょうは私、(試合の)記憶はありません。(山井と岩瀬の)2人でパーフェクトをやったということだけ。きょうの山井は完璧(かんぺき)だったんじゃないですか」

--ダルビッシュを打ち崩しました

「そんなに点を取れるピッチャーではないので、きょうは1-0で逃げ切らなければならないとは思っていました。でも、まさか山井があそこまで投げてくれるとは…」

--選手への言葉は

「今のプロ野球界は戦国時代で、優勝も最下位もある。よくぞ、ここまで耐えて精神的にも強くなったと感じています。でも、まだ(リーグの)連覇をしていないので、課題は残っている。今年はクライマックスシリーズで勝ちましたが、第1ハードルを越えられず、残念な思いもしましたから…」

--本拠地で優勝を決めました

「きょうは本当に、『ここで決めろ』という応援でした。ありがとうございました」

自責の念に駆られた彼は頭を丸め、以前よりも寡黙になりチームを率いてきました。今回の日本一を喜ぶと同時に、既に連覇を考えているのはさすが。以前某テレビ番組で彼が言っていたけど、常に数年先を見据えて動いているとか。この辺りが彼のすごい所の一つではないでしょうか。

●中村紀洋内野手のMVP
悪く言えば「捨てられて拾われた過去の1億円プレイヤー」。

○関連記事・スポーツ報知「MVPノリは号泣…日本S第5戦」
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20071101-OHT1T00210.htm

○「MSN産経ニュース」の記事を抜粋

◆日本シリーズ(7試合制)第5戦 中日1―0日本ハム(1日・ナゴヤドーム) 「ゼロからMVPですよ。本当にいろんなことがあった」最高殊勲選手に選ばれた中日の中村紀洋内野手の目は真っ赤、「止まらんわ」とあふれる涙を何度もぬぐった。第5戦では2回にシリーズ4本目の二塁打を放って決勝点をおぜん立て。5試合で18打数8安打の4打点。「シリーズで集大成が出た。MVPはおまけ」と話した。

1月にオリックスを自由契約になり移籍先探しも難航。中日で2軍戦に出場が限られる育成選手から再出発し、自身初の頂点に上り詰めただけに感激はひとしお。勝利インタビューでは顔を両手で覆って言葉を詰まらせるシーンもあった。

中村紀洋「もう最高です。ありがとうございます。今年1月からいろんなことがありました。ドラゴンズさんありがとうございます。感謝しています。今まで本当にきつかった。いろいろ手伝ってくれた人たちが一杯いて…。球団関係者の方、チームメートにも助けて頂いて…ありがとうございました」

僅かな契約金と屈辱の背番号から再スタートを切ったノリが、終わってみればMVPに輝いているという事実。正直な話、オリックス時代まではあまり良い印象を持っていなかったけど、プライドを捨ててまでして再スタートを切った辺りからは注目し出しました。中日という球団並びに落合監督との出会いも功を奏したかもしれないけど、気付けば中日打線を強烈に支える一選手に。そして掴んだ日本一は彼にとっても初めてのこと。本当に辛かっただろうけど、その辛さが喜びに変わり、涙が止まらなくなったんでしょうね。今シーズン、ノリは頑張った!

●ドアラかわいいよドアラ
忘れちゃいけない、お前だよドアラ!(笑)

○関連記事・ニコニコ動画(RC2)「ドアラ グッドウィルドームに立つ!」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm354359

○関連記事・YouTube「ドアラ グッドウィルドームに立つ!」
http://jp.youtube.com/watch?v=oO_TPLDVobo

今年5月末に「ニコニコ動画」で投稿されたこの動画。球団のマスコットキャラクターのドアラが、アウェー・グッドウィルドームの試合前ステージで目立ちまくるという内容です。面白過ぎる! 恥ずかしい話で、地元にいながら中日のマスコットはシャオロンとパオロンのみだと思っていて、ドアラなんて全く知りませんでした(笑)。しかし! この動画でドアラの存在が全国区に知れ渡り、しかも中日以外の球団ファンにも「面白いヤツ」と思われるようになり、その後もドアラ人気は絶えませんでした。私もmixiの方でドアラを応援するミクシィ日記を何度か書いていて、ついにはある時期からプロフィール画像までドアラに。そうしてずっと応援してきたんです。忘れないようにしていたんです。中日もだけどドアラを(ぷっ)。ドアラ、良かったな! 胴上げの時のお前の怪しい動きも見逃さなかったよ! さ~て、「ニコニコ動画」で張り切ってドアラ動画を見に行ってコメント書いちゃうぞ~!

○関連記事・ニコニコ動画(RC2)『組曲「中日ドラゴンズ」』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1403415

この動画も必見。歌詞が熱い、熱過ぎる!(アカウントを持っていない方、すみません)

●ナナちゃんかわいいよナナちゃん
地元・名古屋の名物「ナナちゃん人形」も大喜びしている頃。

○関連記事「本日のナナちゃん(2007/10/27)」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/10/post_c1b6.html

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中日ドラゴンズのユニフォームを着て、「めざせ日本一! 中日ドラゴンズ!」というタスキを掛けて、立ったまま毎日応援。その思いが伝わったようです。良かったね、ナナちゃん。明日になったら、きっと装飾の追加とタスキのメッセージ変更が施されていると思われます。また写真撮ってくるから! ついでに、明日からはデパートやスーパーが記念セールをやるだろうからうれしい!

●最後に
名選手が在籍していた時代でも達成が難しかった日本一。それを今シーズンでついに決めてくれました。生きているうちにその瞬間を見られて良かった。本当に、本当に、おめでとうございます!

○関連記事「プロ野球日本シリーズ・ロッテが阪神を破り31年ぶりに日本一!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/10/post_ff3d.html

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2007.07.28

高校野球・神奈川大会で起きた“振り逃げ3ラン”の全容

第89回全国高校野球選手権大会の神奈川大会準決勝、東海大相模と横浜の対戦で、“振り逃げ3ラン”が決勝点となり東海大相模が6-4で横浜を破ったという珍事件が起きました。“振り逃げ3ラン”という聴き慣れないキーワードが野球ファンとしてすごく気になったため、野球の複雑なルールの再復習も兼ねて、その全容をじっくり追いたいと思います。

○関連記事・Sankei WEB「振り逃げで一挙3失点…横浜高、準決勝で涙 高校野球神奈川大会」
http://www.sankei.co.jp/sports/baseball/070728/bbl070728006.htm
○関連記事・Yahoo!ニュース「東海大相模・菅野が珍プレー“振り逃げ3ラン”」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000021-sanspo-spo
○関連記事・SANSPO.COM「【高校】東海大相模・菅野が珍プレー“振り逃げ3ラン”」
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200707/bt2007072900.html

○「Sankei WEB」の記事を抜粋

甲子園で春夏合わせ5回の優勝経験を誇る横浜高が28日、高校野球神奈川大会の準決勝で姿を消した。勝負の分岐点となったのは、振り逃げをめぐっての守備陣のミス。ナインにとっては悔やんでも悔やみきれない1球となった。

問題のシーンは、対戦相手の東海大相模に四回に3点を先制され、なお二死一、三塁の場面。東海大相模の打者菅野が2ストライク後にワンバウンドの球を空振りした。三振だと思った横浜の選手たちはそのままベンチへと引き上げたが、捕手の小田が打者にタッチせず、一塁にも送球しなかったため「振り逃げ」と判断され、打者の菅野までが生還し、一挙3点を挙げた。

横浜高の渡辺元智監督はすぐさま、審判団に抗議したものの、受け入れられずプレーは続行。この3点が響き、2点差で敗れた。「捕手本人がタッチしたと言っているのだから、それを信じるしかない。十中八九、これで流れが向こうにいった。もっと細かいところまで教えればよかった」と渡辺監督は無念さを隠せなかった。

○関連記事・YouTube「振り逃げ3ラン」
http://jp.youtube.com/watch?v=SiS2-t5s4ig

○関連記事・ニコニコ動画(RC)「2007年高校野球神奈川大会準決勝 横浜vs東海大相模(振り逃げ3ラン)」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm716475

それでは、解説付きで順に追っていきます。

■神奈川大会準決勝 東海大相模 VS 横浜(7/28)
○問題のシーン
4回表、東海大相模の攻撃。
この回に3点を先制し、3-0。
2アウト、ランナー一、三塁で、次の打者は投手の菅野(すがの)。
問題となったのは、2ストライク・2ボール後の場面。
この時の応援曲はピンクレディーの「サウスポー」。
ちなみに、菅野はサウスポーではなく右投げ。
ついでに、菅野は巨人・原辰徳監督の甥(監督の妹の子)。
もう一つついでに、原辰徳監督は東海大相模のOB。

○運命の投球
エースの落司投手が外角低めスライダーのボール球を投げ、
一年生の小田捕手がワンバウンドで捕球。
打者はハーフスイング。一塁ランナーは進塁中。
球審は一塁塁審にジャッジを求め、「スイング」の判定をコール。
球審は改めて右手で「ストライク」のジェスチャーをする。「アウト」ではない。
記録上、打者は「三振」、守備側は「暴投」、になるはず。

→この時点で「3ストライク」。しかし「アウト」ではない。

○振り逃げ3ランの始まり
横浜ナインはチェンジだと思ってベンチへ走る。
捕手はどこかへ送球しようとするも、同じくチェンジだと思って送球せずにベンチへ。
一方、打者は本塁を囲む土の部分「ダートサークル」を出る前に、
ベンチの門馬監督からの指示「走れ」に気付き、恐る恐る一塁へ。
さらに指示を受けて恐る恐る進塁し、一、三塁にいたランナーに続いてホームイン。
これが“振り逃げ3ラン”の始まり。ただし、この時点では得点は認められていない。
ちなみに、この間横浜は何もアクションを起こしていない。

→通常、捕手が打者にタッチするか一塁へ投げるかで、「アウト」を確定すべきだったか。

○実況の人の分かりやすい解説
『待ってくださいよ?(打者が恐る恐る進塁中)
 三振ですが、これは、2アウト一塁三塁ですから振り逃げが成立するケースですね?
 ひょっとするとこれは全部点になるかもしれません!(同時に打者がホームイン)
 得点になる可能性があります!
 わあ、ちょっとこれは、審判協議です。
 2アウト一塁三塁ですから、「スイングした」という判定ですから、

 振り逃げできます!

 これは、ランナーにタッチするか一塁に投げないとアウトにならないんですよね?』

○「振り逃げ」の解説

○関連記事・Wikipedia「振り逃げ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E9%80%83%E3%81%92

「振り逃げ(ふりにげ)は、野球において三振した打者がアウトとならずに進塁を試みるプレイを指す俗称である。」
→概要、呼称の由来、存在理由、適用条件等は、関連記事の通り。

今回のケースは、以下の全てが該当するため、ルール上「振り逃げ」は明らかに成立。
ちなみに、バットを振らなかった(見逃し三振)としても「3ストライク」になれば成立。
もっとも、今回の場面で打者がバットを振らなかったら、ただの「ボール」で終わっていた。

・第3ストライクの投球を捕手が正規に捕球しなかった場合、
 打者は直ちにアウトにはならず、打者走者となって一塁への進塁を試みることができる。
 →ワンバウンドした球を捕球したため、「正規の捕球」とは言えない。
・無死または一死の時に一塁に走者がいる場合は振り逃げは成立しない。
 二死の時は併殺は起こりえないので、一塁に走者がいても振り逃げを試みることができる。
 →今回は「二死(2アウト)の時」にあたる。
・打者が三振でアウトになったと思い込んで、
 ダートサークルを超えた場合、打者は直ちにアウトとなる。
 →打者は超えないうちに指示に気付き進塁した。

「ダートサークル」の件については、以下の関連記事を参照。
○関連記事・MSN毎日インタラクティブ「第79回センバツ高校野球:開閉会式の司会など決定」
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/ama/high/archive/news/2007/03/08/20070308ddn035050021000c.html

○「MSN毎日インタラクティブ」の記事を一部抜粋

◇振り逃げルール、本塁周囲に「円」--出た時点でアウト

公認野球規則の改正により、今回のセンバツから本塁を囲む土の部分に「ダートサークル」という円が描かれることが7日の運営委員会で確認された。

改正された規則の6・09(b)では、振り逃げに関するルールを「第3ストライクと宣告されただけでまだアウトになっていない打者が、気がつかずに一塁に向かおうとしなかった場合、その打者は“ホームプレートを囲む土の部分”を出たらただちにアウトが宣告される」と定めている。

円は走路を除く本塁周辺のファウルグラウンドに直径26フィート(約8メートル)で描かれ、捕手が第3ストライクを落球しても、打者が円を出た段階でアウトとなる。この規則は地方大会や夏の甲子園を含むアマチュア野球各大会で採用される。

当然、今大会でも採用されています。

→非常に力強く説得力のある実況内容でした。

○両ベンチの監督 VS 球審
横浜のベンチ前、渡辺監督他選手たちが、球審から状況説明を受ける。
渡辺監督、捕手の肩を力強く叩くアクションを見せる。
→「捕手が打者にタッチした」ということをアピールしていた?
次に東海大相模のベンチ前、門馬監督他選手たちが、球審から状況説明を受ける。
門馬監督、「振り逃げは成立」といった強いアクションを見せる。
→元極楽とんぼの山本圭一氏に似ているとの声あり?
そして、審判団が再び集まった後、球審が再び横浜のベンチ前へ。
渡辺監督は猛抗議。しかし直後、横浜ナインが再び守備位置に就く。

→横浜側は、ミスを完全に認めたのでしょう。

○球審の判定説明
『只今、打者のハーフスイングで、
 球審から一塁の塁審にリクエストをしました。
 それでリクエストをして「スイング」。
 その時点で、「3ストライク」ですがまだ「三振」ではありません。
 で、球審の斉藤は、ここで「今のはスイングだよ」ということを指示しました。
 ですからまだ「アウト」にはなっていないわけです。
 で、タッグも無いというわけで、得点は認めます。以上。』

→「タッグ(tag)」はルールブック上の用語で、いわゆる「タッチ」のこと。

○実況の人の判定説明
『先ほど私が説明した通り、
 三つ目のストライクを空振りという判定。
 菅野は走る権利があります。その権利を行使しました。
 守る方が、この菅野をアウトにしませんでした。
 アウトにしないまま、インプレーのまま、
 守る方は固まったような状態で何もしませんでした。
 その間に、東海大相模の走者は全てホームに帰って3点。
 従って6-0になります。これでよろしいですね?』

→全くもって、その通りです。これで“振り逃げ3ラン”が成立!

試合の結果は、横浜が4回裏に3点、7回裏に1点を返すも及ばず、“振り逃げ3ラン”の3点が決勝点となり、東海大相模が6-4で勝利しました。横浜があの3点さえ防いでいれば、3-4で勝利していたかどうかは、分かりません。でも事実上、ミスをしてあの3点を取られた時点で、「横浜は負けだった」とも言えると思います。

さて、まずは「横浜の誰が悪かったのか?」という嫌な話から。ワンバウンドのボール球を投げた投手か。その球を捕球しながらタッチ等でのアウト確定を怠った捕手か。アウト確定を確認しないままベンチへ帰った他の選手たちか。目前で起こっていた振り逃げに対し早急に指示を出さなかった監督か。この事態は広く見るべきで、「誰が悪い」と言うよりはやはり「横浜側が悪い」と言うべきでしょう。それは、実況の人の最後の説明「守る方が、この菅野をアウトにしませんでした/守る方は固まったような状態で何もしませんでした」が全てではないでしょうか。私はそう思わざるを得ません。

次に、審判の判定の話。これについては、私は特に言うことはありません。球審が一塁塁審にジャッジを求めはしたけど、ミスジャッジは無くルールに則ったことをしたまでです。ただ、球審の判定説明にあった『「3ストライク」ですがまだ「三振」ではありません』は、少し引っ掛かったかな。『まだ「アウト」ではありません』なら納得できたけど。「3ストライク」と同時に「三振」が記録されるわけではないの? 球審が「三振」を確定するまでは記録されないの? ここで言う「三振」が単に「アウト」を指していたの? 細かな点が分かっていません。

続いて、東海大相模の攻撃の話。打者は三振後、高校球児らしく走ってベンチへ帰りませんでした。しかし、そのせいでダートサークルから出ず、また門馬監督の指示にすぐ気付き、ダイアモンドを一周できました。皮肉を言えば、「走って帰らなかったことが功を奏した」。巷では、今回の件で打者の菅野投手が「振り逃げ王子」等と呼ばれ始めているそうですが? それはさておき、「ダメ元」という言葉は使いたくないけど、その精神で「振り逃げ」の可能性を信じて即座に指示を送った門馬監督は、評価されるべきだと思いました。

最後に、何といっても実況の人の話。一度はスリーアウトチェンジと思いながら、すぐにグラウンドで起こっていることに目を向けて、振り逃げの可能性をいち早く示唆したのはすごかったです。「振り逃げできます!」と力強く断言していましたからね。解説者よりも判断と発言が早かったですからね。それでいて、視聴者にも分かりやすい状況説明をしていましたからね。実況の人もまた、評価されるべきだと思いました。

というわけで、これが“振り逃げ3ラン”の全容と私なりの一連の感想でした。こんな珍事件が起こったからこそ、地域上追うのが難しい神奈川大会の準決勝に注目できたわけで。東海大相模と横浜の地元名門校同士の試合を、各動画サイトを通じて観戦できたわけで。妙な表現ではあるけど、私はある意味でそれがうれしかったのでした。

○関連記事「高校野球・駒大苫小牧が初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/08/post_42.html
○関連記事「センバツ・愛工大名電が初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/04/post_5.html
○関連記事「高校野球・駒大苫小牧が夏大会連覇!」
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○関連記事『センバツ・開会式入場行進曲が「修二と彰」の「青春アミーゴ」に内定』
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○関連記事「センバツ・駒大苫小牧が不祥事で出場辞退」
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http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/04/post_e8ac.html
○関連カテゴリ「H2~君といた日々」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/h2/

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2007.07.11

イチローがオールスター史上初ランニングホームラン&日本人初MVP獲得!

MLBオールスターゲームに7年連続7度目の出場を果たしたシアトルマリナーズのイチロー(鈴木一朗)選手が、サンフランシスコで行なわれた7/10(日本時間7/11)の試合でオールスター史上初のランニングホームランを放ち、3打数3安打2打点という大活躍で日本人選手として初のMVPに輝きました!

この第一報は、ケータイの配信ニュースにて知りました。その後、テレビニュースや「ニコニコ動画(RC)」での動画で詳細を知り、ただただ絶賛。以下に、私が見た「ニコニコ動画(RC)」の動画を紹介しておきます(ただし会員のみ閲覧可能)。

打球はライトのフェンス直撃のヒット。跳ね返ったボールを外野手が拾い、ホームへ返球するまでにイチロー選手は既にホームベースを踏んでいました。そのイチロー選手は、打った瞬間はホームランだと思ったのかゆっくり一塁へ走っていて、直後に加速し始めて一気にホームまで走ったんだけど、スライディングをすること無く普通にホームベースを踏んでいきました。余裕そうに見えたそのランニングは、実際ものすごく速かったはず。その快挙だけでもすごいのに、素晴らしい成績を残してMVPにまで輝いてしまったのだからなおすごい。本当に、おめでとうございました!

イチロー選手は国民栄誉賞の授与を何度か辞退しているけど、あれからさらに功績を残している彼は、以前よりも“授与されるべき人物”になろうとしています。

○関連記事「イチローがシーズン最多安打記録達成!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/10/post_1.html
○関連記事「WBC・日本がキューバを破り“王JAPAN”が世界一に!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/03/post_cd46.html

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2007.06.26

ビリーズブートキャンプは大変なものを盗んでいきました

巷で大人気の7日間集中ダイエットプログラム「ビリーズブートキャンプ」を開発したインストラクターのビリー・ブランクスさん(51歳)が先日来日し、プロモーション活動を日々重ねていましたね。どれだけ稼いでるんだ、ビリーさんよ。

ところで私、「ビリーズブートキャンプ」は今年のGW辺りに初めて知りました。とはいえ、実は動画サイトの面白動画で知ったんですが・・・。

○関連サイト・ニコニコ動画(RC)「ビリーは大変なものを盗んでいきました 修正版」

○関連サイト・YouTube「ビリーは大変なものを盗んでいきました 修正版」


「変わりたいという気持ちさえあれば 自分は変えられる」

♪わらにんぎょうに わらにんぎょうに わらにんぎょうに
 ごっすん ごっすん ごすんくぎ~

♪どんつーどんつー・・・(鈍痛) 感じないわ
♪どんつーどんつー・・・(鈍痛) 痛くないわ

♪あん☆ああん☆あん☆ああん☆あん

「喉が渇いたら 必ず水分を補給すること
 ひと休みして また始めればいい」

♪あなたとは 違うから ひとの心まで簡単に盗まないで

「みんな いいかい?
 このブートキャンプは魂で行なうんだ
 やる気の問題だ」

(間奏での「糸巻き運動」も必見必見・・・目が回るわ)


こういうもんかと思ったさビリーさんよ!(笑)


これは、電波ソングとして知られる「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」に「ビリーズブートキャンプ」の映像を重ねたMAD動画なんだけど、“シンクロ率400%”とも言われるそのハイクオリティな出来に、私はまんまと騙されました。それ以後、各々の存在を知ってDVDにも興味を持ったんだけど、現時点ではダイエットをする必要が無いこともあってまだ試していません。でも、「ビリーは大変なものを盗んでいきました」みたいな内容だったら取り組んでいたかも? 「魔理沙」とのコラボ企画を検討してはどうかなビリーさんよ(笑)。

○関連サイト・ニコニコ動画(RC)「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」(元ネタ)

○関連サイト・YouTube「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」(元ネタ)

それにしても、ビリーさんは各局の番組に出まくりだったんだけど、中でも印象深かったのは6/21にスタジオ生出演したフジテレビ系「とくダネ!」でした。

○関連サイト・ニコニコ動画(RC)「ビリー来日 in とくダネ 070621」

○関連サイト・YouTube「とくダネ生出演 ビリーズブートキャンプ BILLY'S BOOT CAMP」

空気が読めず無関心な限りだった、メインキャスターの小倉智昭氏が悪い意味で印象的でした。出演者たちが皆笑顔で取り組んでいるというのに、一人だけ後ろの方で傍観、そしてついには一人ぼっちに。でも、「ニコニコ動画(RC)」の方で流れていたコメントを読んで納得したんだけど、「ビリーズブートキャンプ」のエクササイズは“ハゲしい”運動を伴うため、“ある意味”で危険だとか。分かる人だけ分かれば良いんじゃない?(意味深) それとこの番組、ビリーさんがせっかく出演しているというのに、「2日で辞めました」とか「きつくて諦めました」なんていう街頭インタビューを流すんだもんなあ。それは自重するべきだったろうに。しかも追い討ちで、小倉氏が「ずっと続けてやらなくても良いの?」なんていう信じられない質問までするんだもんなあ。思わず涙目(?)のビリーさんに同情。でも、同じく「ニコニコ動画(RC)」で流れていたコメント(下の方)を読んで妙に・・・。

Billy


この先はノーコメントで(笑)


そんなわけで、「ビリーズブートキャンプ」を始めている人や始めようとしている人は、根気良く取り組もうぜ! 既に取り組んでいるって? エクササイズの効果はどんな感じだい? こちら東海地区でも夜中にそれの通販番組が放送されていて、思わず録画したんだぜ! またまた興味が湧いてきたぜ! どんつーどんつー・・・(違うだろ)。

「ビリーズブートキャンプ」は、大変なものを盗んでいきました。それは、あなたのです。ワンモアセッ!

「Bootcamp Elite Mission One」
「Bootcamp Elite Mission One」(初心者向け)


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2007.04.04

センバツ・常葉学園菊川が初優勝!

第79回センバツ高校野球大会の決勝戦(4/03)、大垣日大(岐阜)と常葉学園菊川(静岡)の対戦は、序盤に点の取り合いで屈しつつも終盤で逆転に成功した常葉学園菊川が、6-5で初出場の大垣日大を破り優勝しました! これがなんと悲願の初優勝で、静岡県勢の優勝は第50回大会(1978年)の浜松商以来だそうです。うれしかったことでしょうね!

私的な特記事項は3点。まずは「東海対決」。決勝まで残ったのは東海地区から選ばれた2校で、その両校が共に勝ち抜いて実現に至りました。今大会は私の住む愛知県から1校も出場しなかっただけに、「こうなってくれて良かった」と言えましょう。次に「3試合連続逆転勝利」。常葉学園菊川は、準々決勝で大阪桐蔭(大阪)を、準決勝で熊本工(熊本)を、そして決勝で大垣日大を、各々終盤の逆転で下してきました。この3連続逆転勝利はすごいですね。試合においても日程においても、「終盤に強かった」と言えましょう。最後は「監督の2冠」。常葉学園菊川の森下知幸監督は、かつて静岡県勢の優勝を決めた第50回大会で主将を務めて日本一に輝き、その29年後の第79回大会で監督を務めて日本一に輝いたという、意外な形の2冠を達成したんですね。野球人として実に素晴らしい功績であり、「見事だった」と言えましょう。

今大会は非常に多忙なせいでほとんど試合を観戦できなかったけど、後に某番組の全試合ダイジェストを見た限りでは、やはり例外無くいろんなドラマがあったようですね。野球マンガ「タッチ」の主人公と同姓同名で注目された、北陽(大阪)の主将・上杉達也外野手の頑張りも合わせてね。マンガと同じでピッチャーだったらもっと話題になっていたでしょうね。そういえば、開会式入場行進曲がTOKIOの「宙船(そらふね)」だったのは知っていたけど、その開会式自体を見ることができなくて残念だったなあ。またいつかVTRで見られるかなあ。そんなことを思いつつ、3~4月は高校球児も自分も良く頑張った、と言っておこう!

○関連記事「高校野球・駒大苫小牧が初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/08/post_42.html
○関連記事「センバツ・愛工大名電が初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/04/post_5.html
○関連記事「高校野球・駒大苫小牧が夏大会連覇!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/08/post_bac6.html
○関連記事『センバツ・開会式入場行進曲が「修二と彰」の「青春アミーゴ」に内定』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/01/post_1c84.html
○関連記事「センバツ・駒大苫小牧が不祥事で出場辞退」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/03/post_6df5.html
○関連記事「センバツ・横浜が8年ぶり3度目の優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/04/post_3239.html
○関連記事「高校野球・駒大苫小牧と早稲田実の決勝戦が引き分け再試合に」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/08/post_706a.html
○関連記事「高校野球・早稲田実が引き分け再試合で勝利し初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/08/post_a9a4.html
○関連記事「国体野球・早実が駒大苫小牧を破り優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/10/post_0866.html
○関連記事『センバツ・開会式入場行進曲が「TOKIO」の「宙船」に内定』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/01/post_c60f.html
○関連カテゴリ「H2~君といた日々」
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○関連カテゴリ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」
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2007.01.10

センバツ・開会式入場行進曲が「TOKIO」の「宙船」に内定

第79回センバツ高校野球大会の開会式入場行進曲が、日本テレビ系ドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の主題歌だったTOKIOの「宙船(そらふね)」に内定したそうです!

○関連記事・Yahoo!ニュース『「宙船」センバツ行進曲に内定』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070109-00000022-spn-ent
○関連記事・Sponichi Annex『「宙船」センバツ行進曲に内定』
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/01/09/05.html

○「Sponichi Annex」の記事を一部抜粋

人気バンド「TOKIO」の「宙船(そらふね)」が第79回選抜高校野球大会(3月23日~12日間)の開会式入場行進曲に内定したことが8日、分かった。15日の運営委員会で正式決定する見通し。同曲は、TOKIOが昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」で歌唱。新春第1弾オリコンチャートのトップ10に11週ぶりに返り咲くなどヒットが続いている。

選抜甲子園(センバツ)の行進曲は、売り上げ枚数だけでなく、幅広い世代に親しまれている国民的ヒット曲であることが重要な要素。

「宙船」は歌手・中島みゆき(54)が作詞作曲した歌謡曲調ロック。TOKIOと中島の異色コラボレーションが話題になったほか、その船を漕(こ)いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ…というパワフルな歌詞が老若男女に受けた。

昨年8月23日に発売され、オリコンのシングルチャートに初登場1位で登場後、9週連続でトップ10入りした。出荷ベースでは既に60万枚を超えている。加えて紅白後に追加注文が殺到、1月15日付チャートで11週ぶりにトップ10入りし、6位に。“不沈船”ぶりを発揮しており、TOKIOのこれまでのNo・1ヒットであるデビュー曲「LOVE YOU ONLY」(94年)の売り上げ(約52万枚)を突破する勢いを見せている。

ボーカルの長瀬智也(28)が主演した日本テレビ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(06年7月クール、土曜後9・00)の主題歌。同作品は主人公が28歳で高校生になり、卒業を目指してクラスメートらとともに勉強や恋に奮闘する内容。同クール最高の平均視聴率18・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したヒット作で、主人公の姿勢は熱闘を繰り広げる高校球児の姿にも通じる。

また、06年大会の行進曲「青春アミーゴ」(修二と彰)も高校を舞台にした同枠のドラマ「野ブタ。をプロデュース」(05年10~12月)の主題歌。2年連続で同じ放送枠の学園ドラマ主題歌が、球児たちの晴れ舞台を彩ることになった。

これはすごい! サビの歌詞の“♪その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ”といった力強いメッセージは私も好きで、高校野球に合っている感じがしました。高校球児たちがそれぞれの“宙船”に乗り込んで、優勝を目指して自分たちの手で漕いでゆく。うぉ~、これはすごいぜっ、おうっ? ウォーター! ウォーーーターーーッ!(知る人ぞ知る)

何の試合の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って戦うんだ 何がチームを動かすんだ

その船を漕いでゆけ お前たちの手で漕いでゆけ
お前たちが消えて喜ぶ者らに お前たちの栄光を取られるな

こんな風に替え歌にすると、実に合っている感じがしますね! うん、ウォーター!(笑)

そして、ある高校が見事に優勝でもしたら・・・。

オレたちの宙船で上流まで行き着いたぜコノヤロー!


なんて言ってくれたら良いな、このやろ。 (^_^;)


なお関連記事にも書いてあるけど、前回の「第78回センバツ高校野球大会」では、同じ日本テレビ系ドラマ「野ブタ。をプロデュース」の主題歌だった期間限定ユニット「修二と彰」の「青春アミーゴ」が選ばれました。つまり、2年連続で日テレの学園ドラマの主題歌が抜擢されたことになりますね。ということは、日テレは「3年連続」を狙って今年も「土9」枠に学園ドラマを持ち込んでくるかも? “気が早いんだよコノヤロー”パワー、注入! ちょっとミックスしてみました(笑)。主人公・真喜男を演じたTOKIOの長瀬智也さんが、開会式で特別出演してくれるとうれしいですね!

○関連記事「高校野球・駒大苫小牧が初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/08/post_42.html
○関連記事「センバツ・愛工大名電が初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/04/post_5.html
○関連記事「高校野球・駒大苫小牧が夏大会連覇!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/08/post_bac6.html
○関連記事『センバツ・開会式入場行進曲が「修二と彰」の「青春アミーゴ」に内定』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/01/post_1c84.html
○関連記事「センバツ・駒大苫小牧が不祥事で出場辞退」
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○関連記事「センバツ・横浜が8年ぶり3度目の優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/04/post_3239.html
○関連記事「高校野球・駒大苫小牧と早稲田実の決勝戦が引き分け再試合に」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/08/post_706a.html
○関連記事「高校野球・早稲田実が引き分け再試合で勝利し初優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/08/post_a9a4.html
○関連記事「国体野球・早実が駒大苫小牧を破り優勝!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/10/post_0866.html
○関連カテゴリ「H2~君といた日々」
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○関連カテゴリ「野ブタ。をプロデュース」
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○関連カテゴリ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」
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「宙船(初回限定盤A・DVD付)」 「宙船(初回限定盤B・DVD付)」
「宙船(通常盤)」
主題歌「宙船(初回限定盤A・DVD付)」/「宙船(初回限定盤B・DVD付)」
/「宙船(通常盤)」(TOKIO)

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2007.01.03

第83回箱根駅伝・順天堂大学が総合優勝

第83回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2日往路・3日復路で行われ、往路1位の順天堂大学が復路でもトップを譲らず総合優勝を果たしました。おめでとうございます! 今年も全20チームが確実にタスキをつなげ、様々なドラマを見せてくれました。本当にお疲れさまでした!

○第83回東京箱根間往復大学駅伝競走・公式サイト(日本テレビサイト内)
http://www.ntv.co.jp/hakone83/

私は今回復路の序盤と終盤しかリアルタイムで見られなかったけど、状況は後にテレビニュースで把握しました。往路はもはや“5区の名ランナー・山登りのスペシャリスト”とも呼ばれる順大・今井正人選手が、トップと4分9秒差の5位から驚異的な追い上げを見せて往路優勝でゴール。ここまでは昨年の展開とほぼ同じでした。しかし、今年は復路でも大健闘。往路2位の東海大と1分42秒差でスタートすると、その後もこのリードを難無く守りきり、最終10区のアンカー・松瀬元太選手が復路優勝でゴール。終わってみれば、2位との差を6分13秒とした順天堂大学の完全優勝で、6年ぶり11度目の見事な総合優勝でした!

最優秀選手(金栗杯)には、2日往路の1区で13年ぶりに区間記録を更新した東海大学の佐藤悠基選手と、5区の4人抜きで同じく区間記録を更新した順天堂大学の今井正人選手が選ばれました。今年主将を務めた今井選手は、なんと3年連続の受賞。有終の美を飾りましたね!

○関連記事「第81回箱根駅伝・駒澤大学が総合優勝」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/01/post_5.html
○関連記事「第82回箱根駅伝・亜細亜大学が総合優勝」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/01/post_8f16.html

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2006.12.31

フィギュアスケート第75回全日本選手権・浅田真央が初優勝

名古屋市総合体育館レインボーアイスアリーナで行われたフィギュアスケートの第75回全日本選手権大会最終日、女子は浅田真央(愛知・中京大中京高)が完璧な演技を見せ、見事に初優勝を決めました! 12/28のショートプログラム(SP)では71.14点で1位、最終日12/29のフリーでは140.62点で1位。つまり両日1位で、合計211.76点という高得点での完全勝利となったわけです。すごいよ真央ちゃん、おめでとう~!

○関連サイト「第75回全日本フィギュアスケート選手権大会」
http://www.skatingjapan.jp/National/2006-2007/Figure/national/J/index.htm
○関連サイト・フジテレビ「2006全日本フィギュアスケート選手権」
http://www.fujitv.co.jp/sports/skate/figure-japan2006/
○関連記事・asahi.com「浅田真央が初優勝、安藤は2位 全日本フィギュア女子」
http://www.asahi.com/sports/update/1229/113.html

○「asahi.com」の記事を抜粋

フィギュアスケート世界選手権(07年3月、東京)の代表選考を兼ねた全日本選手権の最終日は29日、名古屋レインボーアイスアリーナで女子自由があり、浅田真央(愛知・中京大中京高)が自由でも高得点の演技をし、計211.76点で初優勝した。安藤美姫(トヨタ自動車)は転倒し2位。3位に中野友加里(早大)が入り、昨年優勝の村主章枝(avex)は4位だった。

国際スケート連盟(ISU)の公認大会で女子の最高得点は、浅田真が今月初めのNHK杯で出した199.52点。今回はISU公認大会ではないが、それを上回る高得点で圧勝した。

アイスダンスは、今季限りで引退する渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)が4連覇。

世界選手権代表には、女子の上位3人、男子の高橋大輔、織田信成(ともに関大)、アイスダンスは渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)が決まった。

目立ったミスは無く、トリプルアクセルを含むジャンプも、柔軟な身体を活かした表現も抜群で、見事な演技を見せてくれました。フリーで滑り終えた後は、珍しく涙を流す一面も。先日行われたグランプリファイナル(GPファイナル)では、2連覇が掛かっていたけどフリーで二度も転倒して2位に。その悔しさをバネにして技術面や精神面を磨き、今大会で望んでいた首位になれたことで、思わずうれし泣きしてしまったんでしょうね・・・。

一方、安藤美姫は右肩の痛みをこらえながら何とか2位に、中野友加里は安定した演技で3位に。その後、村主章枝、恩田美栄と続き、真央ちゃんの姉・浅田舞は8位に終わりました。また男子は、高橋大輔が1位、織田信成(共に関大)が2位に終わりました。男女共に、やはり上位には御馴染みの顔ぶれが揃うものですね。次は来年行われる世界選手権に挑戦。期待しましょう!

06123001

○関連記事「フィギュアスケートGPファイナル・浅田真央が初優勝」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/12/post_963f.html

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