ついに卒業シーズン到来! 本当にいろんなことがありました。ヤンクミ、3年D組の生徒たち、そして多くの出演者たち。お前ら、最高だったよっ!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「ごくせん」
第10話(最終話)「胸張って卒業しろ!!ヤンクミと3年D組、涙の別れ」
黒銀学院の卒業式が4日後に迫った。ヤンクミ(仲間由紀恵)は3Dの生活態度を懸念し、卒業式の練習を行なうが動きはバラバラ。校歌にいたっては誰も知らないことにあきれる。そんな中、警察に捕まった工藤(小林且弥)が逃げた。ヤンクミをはじめ竜(亀梨和也)や隼人(赤西仁)を恨む工藤は3Dの生徒を誘拐。竜らをおびき出し、暴行を加えるうち、乱闘騒ぎに。
(関連)本館の人気コーナー「卒業ソング大特集」です!
黒銀学院はいよいよあと数日で卒業式。ヤンクミが見守る中、3年D組の生徒たちは何一つ問題無く無事卒業・・・とはいかないのがこのドラマ(笑)。最後の最後にとんでもない事件が起きてしまいました。卒業式を前に、ヤンクミは生徒たちのためを思ってクラス内で「卒業式の練習」を実施。生徒たちは中学校でも卒業式の経験があるはずだし、今更個別練習なんて嫌がると思っていたけど(卒業生の全体練習は無かったの?)、彼らは意外にも楽しんでいたからまあ良いとするか(笑)。しかしその後、主要5人の竜(亀梨和也)、隼人(赤西仁)、土屋(速水もこみち)、武田(小池徹平)、日向(小出恵介)の前に鬼島刑事(高杉亘)が現れて、警察に捕まっていた工藤(小林且弥)の行方を知らないかと尋ねてきました。それは第3話で登場した元黒銀学園の少年で、どうやら警察から逃げ出したようでした。あの時ヤンクミと戦って破れた工藤は「覚えてろ・・・」と言っていたけど(覚えてた?)、その工藤がヤンクミや主要5人たちへ復讐することに・・・。
3年D組の生徒たちが次々に襲われ、しかも誘拐までされたことで、主要5人も黙っていられず工藤の所へ向かうことにしました。しかし、第7話でヤンクミに「全員揃って卒業すること」や「卒業するまでケンカはしないこと」を誓った彼ら。工藤やその仲間たちに挑発させられても手は一切出さず、説得だけで解決させようとしたため、無抵抗のまま殴られっ放し。そこへ3年D組の残りの生徒たちも駆けつけたけど、相手の人数が多過ぎてやられっ放し。その時、噂を聞きつけたヤンクミが登場! そして「それ以上手ェ出すんじゃねぇっ!」と言った後、縛った髪を解いて眼鏡を外して、今回シリーズ最後の戦闘スタイルに! ヤンクミは工藤たちを“正当防衛”として暴力で制圧し、そこへ現れた鬼島刑事他警察一同が工藤を捕まえて連れて行きました。教師そのものを憎んでいた工藤に、ヤンクミは第6話で自分の生徒に言った時のように「人生はやり直せる」ということを伝え、鬼島刑事は「お前も、あんな教師や仲間に出会えてたら、道を踏み外すことも無かったかも知れないな」と呟きました。
ここでちょっと休憩しながら一言! 結局ほぼ全話に渡って、ヤンクミは生徒たちのピンチの時に現れて、問題を解決させたことになりましたね。“問題発生→ヤンクミ解決”という“ストーリーのテンプレート(型)”が定着していたけど、これは「水戸黄門」や「ウルトラマン」等と同じかな。また、結局ほぼ全問題について、生徒たちだけで解決できたことはありませんでしたね。ヤンクミがいなかったら、もっととんでもないことがたくさん起きていたかも?
さて、この乱闘事件が黒銀学院の名前を含めて新聞に載ってしまったことで、黒川理事長(井上順)は3年D組の生徒全員をなんと退学処分にしました。翌日卒業式だというのにこの事態。そこでヤンクミは「私が責任を取ります」と言ったけど、それはヤンクミが黒銀学院を退職するということ。どこまで生徒思いなんだよ、ヤンクミ・・・。第7話である理事から受けた「4月からの正式就任」の話を嫌々承諾した理事長は、望んでいた「ヤンクミの自主退職」が叶ったため笑いが止まりませんでした。実はこの理事長、ヤンクミを臨時教師として迎えた時から「彼女の正体」を知っていて、問題児ばかりの3年D組を潰す考えでいたというから、恐ろしい・・・。
卒業式当日。3年D組の生徒たちが出した結論は、「ヤンクミのクビを撤回しないなら、卒業式には出ない」というもの。職員室にいた理事長へそれを主張した後、全員教室で回答を待っていました。自宅にいたヤンクミは、その事態を猿渡教頭(生瀬勝久)から電話で聞き、急いで黒銀学院へ。ヤンクミのことを思って強がっている生徒たちに、「分かった風な口叩いてんじゃねぇよっ!」と“卒業バージョン”で一喝! 「卒業式」とは「自分たちの卒業以外に、親へ感謝する儀式でもあり、親が子を立派に育てたと胸を張る儀式」であることを伝えると、生徒たちは反抗せず素直に従って、ヤンクミと共に卒業式の会場へ向かいました。もはや3年D組は、「教師と生徒の深い信頼関係」が成り立っていましたね!
3年D組の27名の生徒たちは、隼人が代表になって無事卒業証書を授与されました。それを見届けたヤンクミがその場から去ろうとしたその時、司会担当の猿渡教頭が「続きまして、退任される先生のご挨拶をお願いしたいと思います。山口先生!」と言って壇上から呼び止めました! プログラムに無い「退任者挨拶」を急遽用意してしまった猿渡先生、やる~! ヤンクミはこれまでの謝罪と共に、3年D組の生徒たちへ最後の説教をして、「どんなことがあっても、仲間がいること(由紀恵? 違う違う)、私がいること(こっちはヤンクミ自身)」を伝えました。生徒たちは涙を流しながら立ち上がり、教師たち、親たち、そして壇上のヤンクミのそれぞれに向かって「3年間ありがとうございました!」と一礼しながら言いました。彼らの見せた“最後の行動”に、ヤンクミも思わず涙を流していました。
さあラスト! 黒銀学院を背に向けて、ヤンクミが「よ~しおめぇら! 行~くぞっ!」と言うと、3年D組の生徒たちは「オーッ!」と一斉に掛け声を上げ、皆で走って丘の方へ。そこで生徒一人一人がヤンクミに(実際はカメラ目線)別れの言葉を伝えては、どこかへ向かって去っていきました。「こんな生徒もいたんだ?」と思ってしまったけど・・・(苦笑)。そして残ったのは主要5人。
○主要5人の別れの言葉 to ヤンクミ(メインの回へのリンク付き)
※各話へのリンクを押すとブラウザが1つだけ別で起動します。
一旦起動させたら、後はこの枠の中のどのリンクを押しても、
そちらのブラウザ内で更新されます。
土屋光(速水もこみち)[第4話/第7話]
「ヤンクミ、世話になったな」
日向浩介(小出恵介)[第6話]
「ありがとな」
武田啓太(小池徹平)[第5話]
「これからもよろしくな」
矢吹隼人(赤西仁)[第2話/第8話]
「会えて良かったって、マジで思ってるから」
小田切竜(亀梨和也)[第1話/第9話]
「ヤンクミは、俺たちの自慢の先公だよ、これからもずーっとな」
(竜&隼人メイン+仲間たち[第3話]/今回[第10話(最終話)])
イケメンの主要5人も去ったところで、ヤンクミはいつものように一人掛け声「ファイトー、オーッ!」と言うと、笑顔で歩いて去っていきました。そして、一ヶ月後・・・。沖縄の学校へ赴任することになったヤンクミは、「やんばる学院高校」を探していました。でもそこ浜辺だし、その名前って・・・(笑)。そこへ帽子をかぶった紳士が一人。彼もまたその高校を探していたようだったけど、その人物はなんと猿渡教頭!(お約束?) 理事長と教育方針が合わず自主退職してきたそうだけど、よりによってまたヤンクミと同じ高校へ赴任? 意外にこの二人、その後熱い仲になっちゃったりして? そしていつも通りに張り合ったりして、最後までコントかよ・・・(大笑い)。
いや~、「ごくせん」らしい“涙と笑いと感動のラスト”でした! 主題歌「NO MORE CRY」も流れたけど、曲タイトルに反してドラマでは皆が涙を流していましたね。視聴者のあなたはどうでした? 最後の沖縄県名護市でのロケは、高視聴率ドラマを引っ張ったヤンクミ役こと仲間由紀恵さんへのスタッフからの“ご褒美”だったそうで、生まれ故郷でロケできた仲間さんも喜んでいたそうです。実は第3シリーズの構想も密かに進んでいるとの話らしいから、いずれまたヤンクミに会えるかもしれませんね。第1シリーズは「白金学院」、第2シリーズは「黒銀学院」ときたから、第3シリーズは・・・「やんばる学院」は沖縄ロケが大変だろうから置いといて、「灰銅学院」とかになったりするのかな? 映画になったら、仲間さんはテレビ朝日系ドラマ「トリック」に続いて2度目の快挙になりますね。まあそれはともかく、このドラマが約10年ぶりに視聴率30%を超える大ヒット作になるとは、当初思いもしませんでした。ヤンクミたち・・・お前ら、本当に頑張ったよっ!!
○集英社「ごくせん」サイト(漫画誌「YOU」内)
【 http://you.shueisha.co.jp/gokusen/ 】

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今シリーズ「NO MORE CRY」(D-51・ディーゴーイチ)
前シリーズ「Feel your breeze/one」(V6)
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