めだか・第11話(最終話)
“気軽に見られる学校ドラマ”こと「めだか」がついに完結しました。「めだかの学校」のストーリーを“そーっとのぞいてみてごらん”と言わんばかりに見てきたけど、本当に何から何まで気軽な気分で見られたなあ・・・。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「めだか」
第11話(最終話)「卒業写真に秘めた想い」
卒業式を控えめだか(ミムラ)の生徒らはそれぞれ進路を決定。めだかは、学校を辞める椎名(原田泰造)に好意を伝えるべきか思い悩む。そんな中、ようやく就職先の決まった小山田(山崎樹範)の内定が取り消される。
数ヶ月後にいよいよ卒業式を迎える時期になって、めだか学級の生徒たちは進学や就職で進路が固まり始めました。しかし、小山田くんはいまだに就職活動中で、桜木くんは超難関大学である東明大学の受験を控えていました。小山田くんは、ほぼ決まっていた大手食品会社「カモノハシフード」の内定が直前で取り消されたけど、めだかが直談判しに行って再面接決定。そこで彼が会社のお菓子そのものの質を本音で語ったところ、なんと内定が確定しました! 消費者の視点で良い商品作りができるといいなあ。一方桜木くんは、入試日に全日制部の生徒・橋本くんに会うと、自分と同じく手掛ける建築物を後世に伝えたいという気持ちでいることが分かり、同意に達したところで受験。合格発表の日、大学へ結果をこっそり見に行っためだかから、三葉学園のクラスメイトが集まった教室で由布子さんの携帯電話に送られたメールは、「サクラギ、サク」。“サクラ、サク”、つまり合格しました! 大学では同じく合格した橋本くんと、合格を祝って固く握手。これからも良い同志のままでいてくれるといいなあ。なお椎名先生は、誘われていた明青高校へ春から戻ることに決めました。
皆の進路が決まった中、残ったのはめだか。前回のレビューで、「タイトルバックの映像が彼女の今後を物語る?」と予想したけど、それは当たりました。でも「学校を背にして歩くめだかが振り返ってふと笑う表情」は、「さようなら」ではなくて「今後も頑張ろう」という「意志」につながり、「校舎をバックにした定時制部の生徒と教師陣の集合写真の静止画」は、止むを得ず退学した明日香も駆けつけて想い出の記念写真を撮影できたことにつながったんですね。卒業式が終わった教室では、生徒がめだかに感謝し、めだかは生徒に感謝し、良い関係のまま終わりました。これまでの話でメインになった人たちの言葉も良かったけど、メインにはならなかった人たちの言葉が意外にも良かったなあ。最後は桜木くんがいつもの「めだか」という呼び方をせず、「どうもありがとう、目黒先生」と言ったのも良かったなあ。めだかも号泣していたけど、この辺りでやはり泣けました・・・。
誰もいなくなった教室で、めだかは最後となる独り言をつぶやきました。
○めだかの最後の独り言今でもふと考えることがある
もしあの日 あの門をくぐっていなかったら 私はどうしていただろう?
胸の奥でくすぶっていた 小さな小さな炎を
今もまだ 気付かないふりをしていたのだろうか?
そして新学期、新たな新米先生を迎える中、めだかは半年前とは違ってたくましい教師になっていました。ラストカットは、新しいめだか学級で挨拶するめだかの満面の笑顔。うんうん、良かった良かった!
さて、ドラマ「めだか」。視聴率的にはあまり良くなかったけど、“ドラマ不作”とも言われる今クールで“1クールもの”として唯一全話見続けたドラマでした。最終話も、主題歌は普段通り冒頭で流れ、視聴率を意識した拡大放送も無く、本当に何から何まで気軽な気分で見られたのも私的には好きでした。今話の中で、教室に集まったクラスメイトたちが「めだかが来てから一つになった」と言っていたけど、未熟な「めだか」とその生徒たちが最後に見せたイメージは、地にしっかりと設置された鉄柱に掴まって、皆一つになって泳いでいる「鯉のぼり」だったように思えました。
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