働きマン・第11話(最終話)
このドラマのキャスト名は、実在の俳優の名前が由来なんですよね。わざわざここで挙げなくても、何となく分かるとは思いますが。でもその俳優が年配の方ばかりで、若者にとっては「JIDAI(時代)」を感じるんだろうなあと。何か強引につなげちゃった感はあるけど(笑)、いよいよ“編集まとめ”の最終話!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「働きマン」
第11話(最終話)「29歳の誕生日…恋か仕事か決断の時!!」
29歳になった松方(菅野美穂)は自らのこれまでを振り返る。新二(吉沢悠)と別れ、仕事に慣れ、順調に出世をしていくことが“働く”ことなのかと戸惑う。そんな中、田中(速水もこみち)は徐々に「JIDAI」での仕事に適応し、編集者としての成長を見せる。松方は成長した田中の姿に感化され自らの立ち位置を見つめ直す。
○公式サイトのあらすじより弘子(菅野美穂)は、翌日が29歳の誕生日であることも忘れるくらい働いていた。夜、慌ただしく仕事を片づけ、雅美(佐田真由美)と同級生の結婚披露パーティに行った弘子は、そこで友人たちとの再会を喜んだ。しかし、結婚している友人たちに、“独身は気楽でいい” “家族が待ってる自分たちは大変” などと言われ、「結婚してる方がエラいのか!」 といら立つも、彼氏もいないまま20代最後の年を迎えてしまう。
翌日、弘子は痴漢容疑で取り調べを受けている小学校教師・竹田洋平(甲本雅裕)の取材に行くよう成田(沢村一樹)に命じられる。 「誕生日早々、痴漢ネタなんてついてない」 とぼやく弘子。だが取材に訪れた警察署で、大手出版社・輝英社の 『週刊SPEAK』 のデスク・佐川亮一(羽場裕一)に突然、声を掛けられる。そして弘子は、佐川から新たに創刊される 『SPEAK』 の女性版 ・ 『WOMAN SPEAK』 のデスクとして輝英社にこないかとヘッドハンティングの打診をされた。『SPEAK』 は、ゴシップや芸能ネタを大きく扱うJIDAIのような大衆向けの雑誌ではなく、もっと社会派の雑誌。佐川の 「うちでは女性編集長も夢ではない」 という言葉に心動かされる弘子。ふとJIDAIを手にし、「入社して7年目。このままでいいのか?…自分のやりたい事ってこれだっけ?」 と思い悩む。
そんな時、新二(吉沢悠)から突然連絡が入り、「会いたい」 と呼び出された。「なんだろう…まさかやり直そうとか?」 と、ドキドキしながら待ち合わせの場所に向かった弘子だったが、新二は 「九州に転勤になった」 と、思いもよらない言葉を口にした。5年はかかる福岡での港湾開発のプロジェクトに志願した新二は 「腰をすえて最後までやり遂げたい。挑戦だけど」 と、希望に満ち溢れていた。そして、「ヒロは今の仕事、ずっと続けるの?」 と、弘子に意味深な言葉をかけた。
ヘッドハンティングと新二の転勤。二つの大きな選択肢を目の前に心揺れる弘子は――。
さすがはまとめ上手の編集者!
痴漢容疑の件は仲間の支援もあって記事で虚偽をアピールし、ヘッドハンティングの件は「JIDAI」での仕事の楽しさを再認識して取りやめ、転勤する新二との件は一旦距離を置いても思い続けるようにし・・・。弘子は上手いことまとめちゃいましたね。
当初から「『働きマン』じゃなくて『働きウーマン』じゃないの?」なんて書いてきたけど、それはあくまで冗談で実際は「あるタイミングで潜在能力を発揮する様子・あるいは切り替えのタイミング」を表すものだと認識していました。このドラマって、「仕事とは?」や「働くこととは?」といったテーマを掲げてはいるけど、実は「ウルトラマン」のストーリーそのものなんですよね。危機が訪れると変身し、牽制を繰り返しながら戦い、その過程で辺りの建造物を傷付け。ただ決して無敵ではなく、地球上に3分間しかいられないという弱点が存在し、本当の危機が訪れた時に兄弟たちが現れて支援してくれる。「建造物」というのは「成功の裏にある弱者」で、「兄弟たち」というのは「編集部の仲間たち」。もう、まさに、それ。まあ公式サイト他で弘子が指を額に当てるポーズを見れば一発だけど、「こういう形であの世界を描写してたんだなあ」と思わせることもしばしば。私は裏でそんな所を楽しんでいました。もしかして、「帰ってきたウルトラマン」に習って「帰ってきた働きマン(のようなもの)」が放送される日が来るかも?
今回最終話のラストで見られた「働きマン音頭」は、「JIDAI」編集部が全員登場! 最後は皆で指を額に当てるポーズをしちゃって、「この『働きマン』兄弟どもがぁ!」と賞賛の意味を込めて思ってしまったとさ。
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