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2007.11.29

医龍 Team Medical Dragon2・第8話

最近このドラマのレビューへのアクセスが多く、とてもうれしい限りです。でも実は、前作「1」のレビューへのアクセスの方が多かったりするんですよね(笑)。まあそのせいで余計にうれしかったりします。ありがとう!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「医龍 Team Medical Dragon2」
第8話「絶対に許せない麻酔医!!」

北洋病院に、冠動脈瘤患者の少年・智樹が転院してくる。智樹は昔、麻酔医のミスで半身まひに。朝田(坂口憲二)は、父親である弁護士・黒田に当時の話を聞こうとする。だが、黒田は通りかかった小高(大塚寧々)を見て激高。小高が智樹の母だと明らかになる。一方、明真大学付属病院では野口(岸部一徳)の計画が進む。
○公式サイトのあらすじより

北洋病院へ1人の少年の患者が来る。その患者の両親が朝田龍太郎(坂口憲二)の腕を頼って来たのだ。患者、黒田智樹(本郷奏多)の父、俊彦(野村宏伸)は医療裁判を扱う弁護士で、かつて智樹が麻酔科医のミスで低酸素脳症になってしまったことを悔やみ、手術スタッフには敏感になっていると話す。朝田とともに、話を聞いていた藤吉圭介(佐々木蔵之介)は、スタッフを事前に知らせることを約束する。俊彦と妻の早苗(中込佐知子)が話を終えて帰ろうとすると、廊下で小高七海(大塚寧々)に出くわしたそのとき、小高と俊彦の顔色が変わった。

その頃、野口賢雄(岸部一徳)は、意気揚々と鬼頭笙子(夏木マリ)に心臓移植関連学会協議会のメンバーが明真大学付属病院に来て、移植実施施設にふさわしいかどうかを決めるサイトビジットの日程が決まったことを報告。鬼頭は、認定後のオペスケジュールを調整したいのだが、野口はとにかく認定施設となることだけが頭にある様子。

一方、外山誠二(高橋一生)が朝田のチームに入ったことで伊集院登(小池徹平)は自信を失いつつあった。朝田のみならず、外山の高い技術を目の前で見せつけられたためだ。

俊彦は、小高をオペに加えるようなら智樹を他の病院で診てもらうと、朝田、藤吉に執拗(しつよう)に迫る。藤吉が理由を尋ねると、俊彦は小高が智樹の母親だと話し始めた。

俊彦は、小高がまだ学生のころに結婚。小高は智樹を出産するが、麻酔科医として多忙になると育児どころか寝る間もなくなった。おりしも智樹の誕生日。早く帰ると約束した小高だが、緊急オペが入って帰れなくなってしまった。ひとり小高の帰りを待っていた智樹は喘息の重積発作を起こして発見した俊彦によって病院に運ばれる。その病院の麻酔医のミスで、俊彦が低酸素脳症に陥り、以降片半身がまひしてしまったのだ。以来、俊彦は、小高を恨んでいたのだ。そしてそのときのリハビリの先生が今の妻、早苗なのだと言う。

そんな夜、イーグルパートナーズ社で経過報告する片岡一美(内田有紀)は、上司から北洋の案件を詰めるよう責められる。苛立ちながら部屋を辞した片岡の前に、善田秀樹(志賀廣太郎)が、北洋はつぶさせないと立ちふさがった。相手にしようとしない片岡に、善田は“明真が完成に近づけば、外されるのはあなただ”と告げる。

智樹の手術が始まった。俊彦との約束通り、小高は外され見学室にいる。ところが術中、大量出血が発生。高度な血流のコントロールが必要となった。小高は、いたたまれずに手術室へと急ぐ。小高がオペに加わったことで、手術は無事に終わった。

智樹の退院日が迫ると、俊彦は朝田に礼を述べる。すると、朝田は小高がいなかったらオペは成功しなかったと答えた。オペに入るなという約束を破った小高を、俊彦は智樹の病室へ行くことを許す。こうして母子は再会した。

過去の憂いを振り切った小高は、朝田のチームに入ることになる。その裏で、善田は片岡と手を結ぼうとしていた。そして、野心に燃える野口だったが、突然、倒れて…。


小高の「バツイチ・出産歴あり」に気付いたかい?


智樹のいる手術室へ向かい、過去の過ちを塗り替えるように「私が必ず助けるから」と呟いた小高。その手術の成功後、「オペには入るなと言ったが、病室に入るなとは言ってないぞ」と彼女に告げた俊彦。そして病室で、チョコの包みを差し出しながら「売店に売ってた。好きだったよね。僕も好きだった」と彼女に告げた智樹。この流れが良かったです。小高は日頃チョコを持ち歩いては食べていたけど、昔から好きで智樹もそれを良く知っていたんですね。彼の前で涙をボロボロ流しながら喜ぶ彼女を見て、もらい泣きしそうになりました。そんな小高を激励の言葉で支援する朝田や荒瀬(阿部サダヲ)も良かったけど、今回の一件で彼女も朝田に協力することになりました。ラストでは、廊下を歩く朝田に、藤吉、外山、野村(中村靖日)、松平(佐藤二朗)、そして小高が加わり、並んで歩くシーンが。人数こそ少ないけど、同局系ドラマ「白い巨塔」の回診シーンを思い出してしまいました。

さて、善田が片岡と手を結ぼうとしていた頃、野口が突然心臓を押さえて倒れてしまいました。まだまだ波乱続き!

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○関連記事「いいとも2007年秋祭・ゲームという名のオペ」
○関連カテゴリ「医龍 Team Medical Dragon」

「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX
「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX

「医龍―Team Medical Dragon (1)」「医龍―Team Medical Dragon (2)」「医龍―Team Medical Dragon (3)」「医龍―Team Medical Dragon (4)」
「医龍―Team Medical Dragon (1)~」(乃木坂太郎 著, 永井明 原案)

「ONE」
主題歌「ONE」(AI)

「Believe」
主題歌「Believe」(AI)

「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック
「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック

「白い巨塔」DVD-BOX 第一部 「白い巨塔」DVD-BOX 第二部
「白い巨塔」DVD-BOX 第一部/第二部

「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX 「救命病棟24時スペシャル2005」
「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX/「救命病棟24時スペシャル2005」

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2007.11.28

働きマン・第8話

そろそろエンディング曲の「働きマン音頭」に触れておこうか。本編終了後にパパイヤ鈴木さんの振付でおやじダンサーズが踊るこの曲は、「働木満(はたらきみつる→はたらきまん)」という謎の歌手が歌う面白ソング。この歌手の正体、実は編集デスクの成田を演じる沢村一樹さんで、このたび意外な形で歌手デビューを果たしたというわけです。その「働きマン音頭」は、今回第8話放送日の11/28にリリース。番組の最後にプレゼント告知もありましたね。ジャケ写はもちろん沢村さん、じゃなくて働木満さんです。インパクト大!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「働きマン」
第8話「どん底…失恋って大変だ!!」

松方(菅野美穂)は新二(吉沢悠)とすれ違いが多くなり仕事がうまく進まなくなる。そこで新二のことを忘れようと努力するが、できない。仕事でもいまだ本来の働きができず、足手まといになり強制的に休暇を突きつけられてしまう。そんな折、後輩の田中(速水もこみち)にまで説教を受け、結局松方は仕事に向かうことに。
○公式サイトのあらすじより

新二(吉沢悠)と別れた弘子(菅野美穂)は、「失恋の治療薬は、やっぱり仕事!」 と、やたらとハイテンションで仕事をしていたが、なぜか空回り。間違えて、先週の原稿を提出したり、企画も精彩に欠けていて全部ボツになってしまったり。そんな弘子を心配した成田(沢村一樹)は、気分転換にもなるからと、『東京景色・冬の樹木』 という地味な暇ネタをやるよう命じた。

弘子は、成田に言われた通り、東京郊外の山に来てはみたが、冬枯れの景色を見て思うのは新二のことばかり 「デスクのバカ野郎――!」 と、ますます切なくなりつつも、木々の写真を撮りながら歩いていると、不法投棄されたゴミを見つける。そこは “不法投棄の穴場スポット” だったのだ。そこで弘子は、それらを一人で回収する田崎(笹野高史)という老人に出会った。田崎は、弘子の話を聞こうともせず、「ここには何もない、さっさと帰れ!」 と弘子を追い返した。そんな時、新二から弘子の携帯に電話がかかってきた。慌てて出た弘子だったが、結局、会って話したいという思いを告げることも出来ずに電話を切ってしまった。やり切れない思いでいっぱいの弘子は、バス停に取材用のカメラを置き忘れてしまう。

梅宮(伊武雅刀)は、ミスをした弘子を大声で叱り付けた。成田は、『冬の樹木』 の取材を田中に担当するよう指示し、弘子に1日休みを取って頭を冷やすよう命じた。

しかし、休みをもらってもすることのない弘子は、結局、取材で訪れた山に来ていた。企画を引き継いだ田中と、偶然出くわした二人は一緒に取材をすることにした。そんな時、二人は林道で、柄の悪い男たちが、ゴミを不法投棄している現場に遭遇した。そこに、田崎があらわれ、なんとかやめさせようと、男たちと揉み合いになり、蹴りつけられる田崎。見ていた弘子が、田崎を助けようと駆け寄り――。


「帰ってきた働きマン」か、ウルトラマンみたいだ。


ゴミの不法投棄の件を経て、ようやくいつもの調子を取り戻せた弘子。その後記事を完成させ、成田は一旦「ボツだ」と言った直後に「次号、特集で行こう!」と告げたことで、職場の仲間は一斉に歓喜の声を上げました。成田は「お帰り、働きマン」とか、他の連中は「帰ってきた」とか笑顔を浮かべるだけとか。とにかく弘子は結果を出して救われたけど、ずっと気にしていたのは別れた新二のこと。しかし、彼女は夜に電話を掛けてやり直したい気持ちを伝えると、彼は一旦受け入れつつも戻れない気持ちを伝えました。ついに恋愛関係の終焉を迎えた二人。弘子は気を改め、前向きな心を持って「仕事するぞ!」と叫び、進み始めたのでした。

「今回を最終話にしても良かったんじゃないか?」というラストだったような。でも、もう少し弘子の様子を伺ってみましょう。

○関連記事「働きマン・第1話」
○関連記事「働きマン・第2話」
○関連記事「働きマン・第3話」
○関連記事「働きマン・第4話」
○関連記事「働きマン・第5話」
○関連記事「働きマン・第6話」
○関連記事「働きマン・第7話」

「働きマン (1)」 「働きマン (2)」 「働きマン (3)」 「働きマン (4)」
原作コミックス「働きマン (1)~」(安野モヨコ)

「浮世CROSSING」
主題歌「浮世CROSSING」(UVERworld)

「働きマン音頭」
エンディング曲「働きマン音頭」(働木満)

「働きマン」オリジナル・サウンドトラック
「働きマン」オリジナル・サウンドトラック

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2007.11.26

ガリレオ・第7話

つい先日、某ネットニュースで「福山雅治はなぜモテ続けるのか」という記事が公開され、そこには「彼の魅力を引き立てているのはラジオ番組で披露される下ネタ」や「2枚目俳優で下ネタを堂々と話したのは福山が最初ではなかろうか」等と書かれていました。イケメンのくせしてあんなことやこんなことまで言ってのける彼のエロトークぶりは有名で、それに参ってしまう女性(男性も?)も多いのだとか。エロな話してるだろ、「ガリレオ」なんだぜ、この人・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ガリレオ」
第7話「予知る」

湯川(福山雅治)の助手・栗林(渡辺いっけい)の友人・菅原(塚地武雅)が自宅から、向かいの部屋に住む愛人の自殺を目撃。栗林は菅原から、事件の1週間前もその部屋で同じ光景を見たと聞き、湯川に相談する。興味を持った湯川は薫(柴咲コウ)に協力を仰ぎ、事件当時、菅原と同じ部屋にいた元妻・静子(深田恭子)に話を聞く。
○公式サイトのあらすじより

湯川(福山雅治)と薫(柴咲コウ)は、湯川研究室の助手・栗林(渡辺いっけい)から、ある不可思議な事件について相談を持ちかけられる。

事件が起きたのはいまから半年前のことだった。栗林の友人で、大手食品加工会社を経営する資産家・菅原(塚地武雅)は、静子(深田恭子)と結婚してすぐに、飲食店で知り合った冬美(桜井千寿)という女性と浮気をする。そんなある日、菅原のマンションに、大学時代の後輩・峰村(佐藤重幸)が遊びにきた。菅原に静子を紹介したのが峰村だった。そのとき、菅原の携帯電話に冬美から電話が入った。冬美は、窓の外を見るよう菅原に告げた。すると、向かいのマンションの一室に冬美の姿があった。冬美は、結婚してくれないなら死ぬ、と菅原に告げると、何と彼が見ている前で、ロープで首をつって自殺を図ったのだという。この一件が原因で、菅原は、静子から離婚を言い渡され、多額の慰謝料と、住んでいたマンションの権利を取られていた。

栗林から話を聞いた薫は、浮気した上に相手を自殺に追い込んだのだから自業自得だ、と言い放った。だが、この事件には、ひとつ不思議な点があった。実は菅原は、冬美が自殺する1週間前、同じ部屋で女性が首を吊るのを見たというのだ。
その日、菅原は、出張だと嘘をついて、同じマンションの上階に住む友人の部屋でアダルトビデオのDVDを見ていたのだという。菅原がそれを目撃したのは深夜2時ごろだった。カーテンを閉めようとした菅原は、ふと明かりがついている向かいのマンションの一室に目をやった。そのとき、室内にいた女性が首にロープをかけると、乗っていたイスを蹴り倒して首を吊ったというのだ。ふいに部屋の電気が消えたこともあって、その女性が誰だがわからなかったが、そのとき菅原は、友人にもその話をしていた。栗林は、菅原が冬美の自殺を予知していたと主張し、その謎を解明したいと湯川たちに訴えた。

菅原から事情を聞いた湯川たちは、冬美が住んでいたマンションを訪れた。そこで湯川たちは、マンションの管理人から、自殺を目撃したという峰村がやってきたときの様子や、事件の1週間前に停電などはなかったこと、そして菅原の元妻・静子が事件後も同じ部屋に住んでいることを教えられる。湯川は、薫の反対を押し切って、静子に会いに行く。
静子は、湯川の訪問を歓迎した。湯川は、そんな静子に、菅原が自殺を予知したことを切り出し、事件の1週間前に何か見なかったかどうか尋ねた。すると静子は、その時間はもう寝ていた、と答えた。「その時間というのは、どの時間ですか?」。そう湯川に切り返された静子は、落ち着いた態度で、真夜中のことだと思った、と答えた。

静子の部屋を後にした湯川は、そのマンションから事件があった向かいのマンションまで走り出した。全力疾走すれば1分足らずだった。薫は、湯川が何をしようとしているのかがわからず、困惑していた。湯川は、薫の質問には答えず、今度は峰村に会いに行くと言い出す

峰村が勤めているのはロボット関連のメーカーだった。湯川から、何かスポーツをやっているか、と尋ねられた峰村は、ジムで鍛えている、と答えた。管理人の証言によれば、事件があったとき、峰村は汗だくで息も切れ切れだったという。しかし、ふたつのマンションは、走って1分足らずの距離であることから、汗だくになるほどではなかった。そこには何らかの理由があるはずだと考えた湯川は、菅原と冬美の電話が終わった時刻を調べるよう薫に指示した。

その夜、静子は峰村と会う。峰村は、湯川たちが事件を調べ始めたことに不安を抱いているようだった。静子は、そんな峰村を冷たい目でにらみつけた。

あくる日、薫は、湯川に通話記録を報告する。するとそこには、約4分間の空白の時間があることが判明した。それを受けて、湯川たちは、再び峰村の会社を訪ねた。が、峰村は欠勤しているという。そのとき、納入業者の車に積まれていた荷物を見た湯川の脳裏に何かが閃く。

湯川は、研究室に薫を呼び、自殺のトリックを再現した。それは、電圧を加えることで粘性が変化するER流体を利用し、自殺に使われたパイプハンガーが上下するようになっているものだった。ER流体は、ロボットにとっての筋肉の役割を果たすために使用されるものだった。湯川が峰村の会社で見たものは、ER流体の業者のトラックだった。冬美は、峰村に唆されて、狂言自殺騒動を起こしたのだ。自殺に使われたパイプハンガーは、スイッチを使って自分でパイプを下げられる仕組みになっていた。菅原が事件の1週間前に見たのは、冬美が予行練習をしたときのものだった。

事件当日、予行練習で装置の安全性を確認した冬美は、何の疑いも持たず、計画通り狂言自殺をしようとした。しかし峰村は、遠隔操作で冬美がスイッチを押してもER流体に電流が流れ続け、パイプが下がらないようにしたのだ。4分の空白時間があったのは、峰村が管理人を訪ねる前に、その装置を回収したためだと推測された。
と、そのとき、薫の携帯電話に弓削(品川祐)から連絡が入った。峰村が水死体で発見されたのだ。桜子(真矢みき)によれば、死因は溺死だという。

その夜、ひとり研究室に残ってある装置の準備をしていた栗林は、やってきた湯川に、菅原に嫉妬していたことを告白した。湯川は、そんな栗林の思いを受け止めながら、作業を手伝った。

あくる日、静子は、菅原からの電話を受ける。菅原は、冬美がいたマンションで、彼女と同じように首にロープをかけたまま静子を見つめていた。菅原は、静子とやり直せないなら死ぬしかない、というと、末期ガンに侵されていると続けた。「僕の全財産をあげるつもりだったんだ。最後に幸せな1ヵ月をくれたら…」。菅原の言葉に、静子は慌てて部屋を飛び出した。

菅原がいる部屋に駆けつけた静子は、パイプハンガーに接続されたケーブルをコンセントから引き抜いた。が、パイプハンガーには変化はなかった。次の瞬間、死んでいるはずの菅原が顔を上げた。菅原の体は、首にかけられたロープではなく、ワイヤーで吊るされていたのだ。
ロフトに隠れていた湯川と栗林が声をかけると、静子は激しく動揺する。栗林は、菅原がガンではないことを静子に告げると、助かってよかった、などという彼女を、金だけが目的だろう、と非難した。湯川は、栗林を制し、何故プラグを抜いたのか、と問いかけた。電気を止めればパイプが下がると思ったのは、同じものを見たからだ、と湯川は静子に告げた。「計画も、その構造も、どんな方法を使うのかもすべて確認する――あなたはそういう人でしょう」。湯川の言葉に、静子は観念したように微笑んだ。

湯川たちが静子を連れて外に出ると、薫がやってきた。薫は、静子を騙した湯川たちの行動に呆れながらも、静子をパトカーで連行していく。残された湯川は、栗林と、静子への未練を断ち切れずにいる菅原を飲みに誘った。

別の日、薫は、静子がすべて自供したことを湯川に報告する。峰村は、ギャンブルで借金を抱えており、離婚慰謝料の一部をもらう約束で、静子の計画に加担したのだという。冬美が菅原に近づいたのも、静子の仕業だった。が、湯川は、そんな話には興味を示さず、鉄道マニアの菅原から借りたという電車の本に夢中で…。


「菅ちゃん=塚ちゃん」の公式が成立だわぁ!


栗林が友人の菅原を愛称で「菅ちゃん」と何度も呼んでいたけど、それが「塚ちゃん(塚地さん)」にしか聞こえなくて大笑い。「もういいじゃん、『塚ちゃん』で」なんて思ってしまったり。結局、「塚ちゃん」は不倫という過ちを犯したけど殺しには関与しておらず、金目当てで峰村と策略を練って行動した静子の仕業でした。科学的なカラクリを解明した湯川は「塚ちゃん」と協力して静子を部屋に誘い出し、見事な誘導尋問で彼女を追い詰めることができました。その際、ロフトに隠れていた湯川と栗林の姿はかなり怪しかったけどね(笑)。

今回のカラクリが電気を使ったものであったのは序盤から明らかにされていたけど、まさかER流体に電圧を掛けることによる粘度の変化を利用したものだったとは。湯川ならではの見解でしたね。巧妙な話してただろ、やっぱり「ガリレオ」なんだぜ、この人・・・。

○関連記事「ガリレオ・第1話」
○関連記事「ガリレオ・第2話」
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○関連記事「ガリレオ・第5話」
○関連記事「ガリレオ・第6話」
○関連カテゴリ「白夜行」

「探偵ガリレオ」
原作小説「探偵ガリレオ」(東野圭吾)

「KISSして」
主題歌「KISSして」(KOH+)

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2007.11.25

ハタチの恋人・第7話

このドラマはどうも視聴率が良くないようで、ネットニュースでも「50男と20女という設定に無理がある」とか「普段の姿にしか見えない」とか「メインの二人で数字が取れるのは浅はか」とか、散々なことを言われている模様です。うーん、残念ながら、概ね同意せざるを得ない・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「ハタチの恋人」
第7話「もしかして娘?」

ユリ(長澤まさみ)は圭祐(明石家さんま)が森山リュウ(市村正親)ではないと知った。ユリは激怒し、圭祐からの連絡を無視する。圭祐はユリの学校を訪れ、由紀夫(塚本高史)にユリが初恋の人に似ていたこと、「恋桜」のモデルが自分だと打ち明ける。由紀夫から話を聞いたユリは、圭祐の初恋相手と自分の母親の名が同じだと気付く。
○公式サイトのあらすじより

風太(市村正親)、由紀夫(塚本高史)、中島(キムラ緑子)、美樹(蒲生麻由)らがいる前で、ついにユリ(長澤まさみ)に圭祐(明石家さんま)が森山リュウでないことを知られてしまった! ユリと2人きりになった圭祐は、すべてを白状して謝罪する。しかし、ユリの怒りは治まらない。ユリは、圭祐に軽蔑しますと言い放ち部屋を飛び出してしまうのだった。

週が明け大阪に戻った圭祐は、仕事しながら携帯メールをチェックする。隙を見つけてはユリに謝罪メールを打っているのだが、一切返信が帰ってこないのだった。次の週末まで待てない圭祐は有給休暇をとり、小百合(森下愛子)には出張だと嘘をついて東京に行くことにした。出て行く玄関先で、小百合に何か隠していることがあるでしょ?身に覚えがあると思うんやけど、と言われる。後ろめたい気持ちだった圭祐は一瞬躊躇するが、出張の用意をしてしまっているため今更戻るわけにはいかず、やけくそ気味に東京へと向かうのだった。東京に着いた圭祐は、ユリの通うデザイン専門学校へ向かった。歩いてくる由紀夫の姿を見つけた圭祐は、その腕をつかまえ、ユリのことを聞き出す。ユリは学校にも来ていず、アルバイト先のホテルも一週間休みをとっていた。圭祐はせめて由紀夫には本当のことを知っておいてもらいたいと、ユリが初恋の人にそっくりだったこと、しかも名前まで似ていたこと、森山リュウの書いた【恋桜】の主人公は自分のことだと伝える。

由紀夫は、呆れ気味に圭祐のことをユリに伝える。と、由紀夫の予想を覆し、ユリの真剣な顔に驚く。
「うちのお母さん…絵里って言うの」
恋桜を読み返すユリ。圭祐との今までを振り返ると、圭祐の言っていたことが本当のことのように思えてきた。複雑な思いがユリの胸にこみ上げてくる。泣きたいような、怒りたいような、悔しいような…。そして、切ないような。一方、ユリに会えないでいる圭祐は、風太の傍からでソファに座り、ああもうオレは死にたいとブツブツ言いながら悩んでいた。思いつめている圭祐の様子が心配になった風太は、ユリをホテルのラウンジに呼び出す。風太は、部屋に閉じこもって出てこない圭祐と会って少し話を聞いて欲しいとユリにお願いをする。だが、怒っているユリは一切会おうとはしない。食い下がる風太は、このままだと圭祐は死んでしまうかもとユリを脅すのだった。その時、ユリの携帯が、圭祐からのメールの着信を知らせる。ユリは逡巡するが、風太のお願いを聞き入れ仕方なくメールを開くと、ユリの顔色が変わる。
「うそ!」
SUBに『最後のメールです』と。そして、本文の内容は、永遠の別れを告げていた! 慌ててユリと風太が圭祐のいる部屋へと駆けていく。そこにいた圭祐は…


ユリと絵里、リアルで似過ぎだろ(笑)。


長澤まさみさんと小泉今日子さんのことね。彼女たちはドラマでは同局系「セーラー服と機関銃」以来の共演になるのかな。それにしても、似ている・・・。

今回ばかりはユリを誤魔化せなかったようで、彼女は「森山リュウ」を名乗っていた圭祐を大非難。「ああ、終わったな」と思いきや、今度は圭祐が風太に「恋愛三部作」の第三部を語り出し、「ユリは自分の娘ではないか?」という疑惑が。ほうほう、そう持っていくわけですか。「ハタチの恋人」というタイトルが、ユリではなく絵里に掛かってくる可能性があるわけですか。うーん、残念ながら、落胆せざるを得ない・・・。

○関連記事「ハタチの恋人・第1話」
○関連記事「ハタチの恋人・第2話」
○関連記事「ハタチの恋人・第3話」
○関連記事「ハタチの恋人・第4話」
○関連記事「ハタチの恋人・第5話」
○関連記事「ハタチの恋人・第6話」

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SP・第4話

驚いたことに、このドラマの視聴率は深夜帯の放送だというのに15%前後なる快挙続きだそうです。確かに面白いし。スリルがあるし。キャストやスタッフが良いし。BGMが良いし。「どうしてゴールデンでやらなかったんだろう?」と思うばかりです。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「SP」
第4話「元総理を救出せよ」

テロリスト集団はネット証券を利用し、身代金3億円分の株取引を行う。そんな中、井上(岡田准一)はテロリストの一人を倒し、笹本(真木よう子)を救出。加藤(露木茂)と入院患者を憂慮し、テロリストに悟られないように行動を開始する。井上はナース長・富永(深浦加奈子)の協力を得て、反撃のための道具を集め始める。
○公式サイトのあらすじより

外部から遮断された病院の中、井上薫(岡田准一)はテロリストへの反撃を開始。1Fで沼田(パク・ソヒ)を確保すると、ナース長の富永(深浦加奈子)と共に、物理療法室に拘束されていた笹本絵里(真木よう子)を救い出す。すぐ外部に助けを求めようという富永に、井上は部屋の中を物色しながら、手術中の加藤元首相(露木茂)とロビーで軟禁されている患者たちの安全を優先するためには、笹本と2人で殺さずにテロリストたちを確保すると宣言する。しかも残りの相手は5人、全員軍人か元軍人だと言うのだ。

同じ頃、井上が動き出していることを知らないリーダーの金田(北村有起哉)は5Fのナースステーションを拠点に、加藤元首相の秘書に株売買による身代金の指示を出していた。病院周辺は野次馬や警察車両でごった返し、SAT隊は四方から狙撃体勢を整え強行突入の準備を始める。

その時、現場に到着した尾形総一郎(堤真一)の携帯電話に井上から連絡が入る。井上は、病院内ではSP2人と加藤元首相が無事だということ、そしてSAT隊突入を待ってもらうよう依頼し、笹本とともにテロリストが制圧する2Fへと向かう。病院内の薬品や設備をたくみに利用して2Fの垣原(山根和馬)、3Fの小林(佐久間哲)、4Fの赤城(西冬彦)を確保していく井上と笹本。しばらく後、突然前線基地の動きが慌しくなる。尾形は西島理事官(飯田基祐)に動きを止めるように連絡するが、テロ問題に筋金入りの強硬論者である麻田総理(山本圭)が指揮をとるようになったため口を出せないとの回答。

今にもSAT隊が突入しようかという一方、取引を終えて身代金を手に入れた金田と吉野(趙珉和)の元へ沼田からの1Fに来て欲しいとのメールが届いた。金田が出ていくと、5Fで身を潜めていた笹本は素早く吉野を倒す。そして、1Fの物理療法室では井上が金田と対峙していた。金田は井上に拳銃を向けると引き金を引くが、その瞬間、物理療法室が爆発。それを計算していた井上は瞬時に浴槽に飛び込み炎と爆風から身を守ると、金田を確保。

人質が開放される中、尾形の元へやってきた井上は加藤(露木茂)手術が終わるまでは任務に付かせて欲しいと、笹本と共に再び警護につく。やがて手術が終わり、公安の呼び出しを受けて病院を出る井上。その視線の先には加藤を心配して駆けつけた家族の姿が映り…。


計画は完全。しかし、武力は不完全。


井上は死者を出さずに事件を解決させるべく、残りのテロリストたちを一人一人制圧する手段を選びました。そして、途中で助けた笹本と協力して実行に移し、最後は拳銃を持った金田と対峙。ここで、彼が引き金を引いた瞬間、富永に指示して仕込ませておいた薬品に引火し大爆発。それでも死者を出すことは無く、上手く解決させることができました。拳銃を持って脅すだけで、井上たちにあっさりやられてしまったテロリストたち。今回は武力が不完全だった所を突いたことで、たまたま最小限の被害のみで終わったとも? もっと凶悪で強引過ぎるテロリストが相手だったとしたら? そんな風に考えるのが怖くなってしまいましたが・・・。

ところで、事件が解決した後で尾形と会った際の井上はランニングシャツの姿だったけど、その井上こと岡田准一さんの体はかなりたくましく見えましたね。話によると、彼はこのドラマでの出演が決定した1年前から役作りのためにスポーツジムへ通い詰め、激しいアクションシーンにも対応できる体を作り上げていたとか。「おお、なるほど!」と思いました。

○関連記事「SP・第1話」
○関連記事「SP・第2話」
○関連記事「SP・第3話」

「フライ,ダディ,フライ」
映画「フライ,ダディ,フライ」

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2007.11.24

2007年の流行語大賞を大予想!

今年一年の世相を反映した流行語を選ぶ「2007ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート作60語が、11/15に広く発表されました。半月後の12/03に、その60語の中から大賞・トップテンが発表されます!

○自由国民社「ユーキャン新語・流行語大賞」
(「現代用語の基礎知識」を毎年出版する会社の一コンテンツです)
http://www.jiyu.co.jp/singo/

「ユーキャン新語・流行語大賞」サイトの記載内容を引用して、ノミネートされた60語を一覧表にしました。ついでに、「あずスタ」過去記事内でのノミネート語の使用歴をチェックしてみました。どれだけ流行に乗っていたか、どれだけミーハーだったか、そんなことが一目瞭然となるわけです(笑)今年は辞めました(苦笑)。

●「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた60語

○「ノミネート語の使用歴チェック」について
・ノミネート語が含まれる記事にリンク。
・類似語の場合も含む。本来の使い方でない場合も含む(笑)。
・関連はあったが記事内に無いノミネート語は、太字化。
ぱっと見で判断します。
KY(空気が読めない) 産む機械 事務所費
ナントカ還元水 しょうがない お友達内閣
背水の陣内閣 共生 マダム・スシ
そのまんまショック (宮崎を)どげんかせんといかん 宮崎のセールスマン
身体検査 姫の虎退治 (消えた)年金
オグシオ ハニカミ王子 かわいがり
サミング 国民の期待に応えられました そんなの関係ねぇ
オッパッピー どんだけぇ~ 欧米か!
ビクトリー/ビリーズブートキャンプ 千の風になって がばい(旋風)
おしりかじり虫 別に・・・ 干物女
格差婚 鈍感力 赤ちゃんポスト
1円○○(1円パチンコ、1円携帯) 鉄子 ミンチ偽装(偽装食肉)
猛暑日 ふるさと納税 モンスターペアレント
闇サイト ネットカフェ難民 デトックス
カワユス/ギザカワユス コンプライアンス 金属ドロ
チャイナショック/チャイナフリー 大食い(メガ○○) フードファイター
ワーキングプア (核施設の)無能力化 もてぷよ
不都合な真実 大人かわいい ハケン
工場萌え 炎上 Dice-K
奪回 ハンカチ世代 (一連の)ルー語
○自分のサイトで使用歴チェックしたい方へアドバイス

・検索エンジン(「Google」等)を利用する方法があります。
・blogの場合、「記事の書き出し」でファイル化できれば、
 テキストエディタで開いて「検索」を使う方法があります。

まずは「ノミネート語の使用歴チェック」の結果から。60語中、ぱっと見で“約2割”の使用率だと思います。今年は一般ニュースにあまり触れなかったし、実は見ると不快になる語も結構あるし。そう、今回は後者が非常に気になっていましてね。見ると「けっ、これかよ!」なんて思ってしまったり。トップテンに選ばれると受賞者が決められるんだけど、「ふっ、あんたかよ!」なんて思ってしまったり。「産む機械」や「しょうがない」や「かわいがり」や「別に・・・」や「ミンチ偽装(偽装食肉)」なんていう語は、特に気に入らなかったり。

さて、「ノミネート60語」を眺めると、政治関連は情けないものばかりで、お笑い関連は「自重」とか「今更」とか思うものばかりで、後は「ふーん」っていう感じ。すごく冷めた年だったなあ。ただ、「ハンカチ王子」に続く「ハニカミ王子」はスポーツつながりで、「品格」に続く「ハケン」はドラマ「ハケンの品格」つながりで、ついでにそれと「干物女」は日テレ系ドラマつながりで、個人的に応援しています。それはそうと、「ニコニコ動画」や「Nice boat.」や「初音ミク」や「スイーツ(笑)」や「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛」等は無かったなあ。まあ、それらは「ネットでの流行語」だから仕方無いか。「現代用語の基礎知識2008」の「はてなダイアリーキーワード97語」の方にいくつか載るようなので、そっちの方が楽しみだったりしますが・・・。

それでは、ここで私のトップテン予想をしてみます。どちらかというと、「選ばれてほしい」と願うものばかりですが(笑)。授賞式当日の受賞者も大変興味があるので、合わせて予想します。

○「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテン予想

(カッコ内は「受賞適任者&一口コメント」。太字は「年間大賞」予想3組。)

・背水の陣内閣(福田康夫首相か代理人)
・(宮崎を)どげんかせんといかん/宮崎のセールスマン(宮崎県知事の東国原英夫氏)
・ハニカミ王子(ゴルフも知らない人をゴルフ場に呼び寄せた石川遼くん)
・そんなの関係ねぇ/オッパッピー(小島よしおに加え面白く広めたドアラも希望)
・ビクトリー/ビリーズブートキャンプ(ビリー・ブランクス氏ならきっと来るだろう)
・千の風になって(ブレイクしまくった秋川雅史さん)
・おしりかじり虫(きっとお約束系のトップテン入りで、人形を被った人)
・格差婚(陣内智則さんか藤原紀香さん)
・ハケン(大前春子こと篠原涼子さんに決まってるのよ)
・炎上(blog炎上の被害に遭った人なら誰でも)

意図的に避けた語もあります(笑)。12/03のXデー・発表日を待とうっ!

○関連記事「2004年の流行語大賞を大予想!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/11/post_18.html
○関連記事「2004年の流行語大賞が大決定!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/12/post.html
○関連記事「2005年の流行語大賞を大予想!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/11/post_6795.html
○関連記事「2005年の流行語大賞が大決定!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/12/post_b40b.html
○関連記事「2006年の流行語大賞を大予想!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/11/post_867c.html
○関連記事「2006年の流行語大賞が大決定!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/12/post_fec3.html

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2007.11.23

「マイニフティ」3周年記念キャンペーン

@niftyのサービス「マイニフティ」が、11/25に3周年を迎えるそうです。その記念に、現在「マイニフティ3周年キャンペーン」というのをやっていて(11/30の15:00まで)、3問のクイズに全問正解すると商品券等がもらえるそうです。私も久々にログインして使用しつつ、キャンペーンの応募クイズに挑戦してみました。

○関連サイト・@nifty「マイニフティ」
http://my.nifty.com/my/
○関連サイト・よくある質問「『マイニフティ』とは」
https://enter.nifty.com/my/html/qa.htm#i2

○「マイニフティ」とは(上記リンク先の説明文を抜粋)

メールや天気など、@niftyから自分に必要な情報だけを選んで、まとめて表示できるパーソナル情報ページ(無料)です。
いくつものホームページを見て回る必要がなくて便利です。ブラウザーのスタートページに最適です。

○関連サイト・@nifty「マイニフティ」内・「マイニフティ3周年キャンペーン」
http://www.nifty.com/my/campaign/0711_3rd/main.htm

○3周年記念キャンペーンについて(上記リンク先の説明文を抜粋)

【概要】
マイニフティは11月25日で3周年!
そして、誰でも使えるマイニフティになりました。
接続サービスをご利用の方はもちろん、
旧PLEASYご利用者の方も使えるようになりました。
今から@nifty会員に新規登録してもOK!

これを記念して、クイズ(全3問)の正解者の中から抽選で、
どーんと400名様にプレゼントします!

【商品】
・商品券 5000円分(100名様)
・マイニフティオリジナルタンブラー(300名様)

注目は「誰でも使えるマイニフティ」になったことですね。従来は「@nifty接続サービスの利用者向け」で落ち着いていたけど、説明文も「@nifty会員のための基本サービス」から「パーソナル情報ページ」と変更され、全@nifty会員向けの「パーソナライズドページ」として強く推していく方針に出たようです。クイズに関しては、じっくり考えるも良し、実際に使ってみて理解するのも良し、解答ボタンにマウスカーソルを乗せてリンク先を眺めるも良し(笑)。商品に関しても、昨年よりは少しパワーアップしましたね。私はというと、1周年記念キャンペーンの時からずっと応募しているけど、結果はいずれも・・・。でも、こうして応募しながら記事を書き続けているから、今回はきっと・・・。2度あることは3度無い! 3度目の正直でどうだ! よろしくお願いします(笑)。

「マイニフティ」を知らなかった方、知っていてもあまり利用しなかった方やキャンペーンを知らなかった方は、是非この機会に挑戦してみてくださいね!

○関連記事『「マイニフティ」1周年記念キャンペーン』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/11/post_56bd.html
○関連記事『「マイニフティ」2周年記念キャンペーン』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/11/post_872e.html

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2007.11.22

医龍 Team Medical Dragon2・第7話

前回第6話のラストで「スーパードクターだ!」というセリフを聞いてから、何かどこかで見たり聞いたりした覚えがあるなあとずっと思っていたんですよね。うーん、思い出せない、何だったK?(白々しい)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「医龍 Team Medical Dragon2」
第7話「復活!!スーパードクター」

酒浸りの消化器外科医・松平(佐藤二朗)を慕う少女・香奈(川島海荷)が現れる。朝田(坂口憲二)らは、松平がかつて香奈に生体肝移植を施した名医だと知る。香奈の母・紀枝(高橋ひとみ)は食道がんで、松平に手術を依頼。朝田も早期の手術を勧めるが、松平は執刀を渋る。そんな中、紀枝が大量吐血して倒れる。
○公式サイトのあらすじより

北洋病院で進める朝田龍太郎(坂口憲二)のチームに、外山誠二(高橋一生)が加わった。だが、まだ麻酔医の小高七海(大塚寧々)は、その意志を持たない様子。

そんな時、循環器外科医、松平幸太朗(佐藤二朗)に“スーパードクター”と呼びかける少女、高見香奈(川島海荷)と、その母親、紀枝(高橋ひとみ)が北洋を訪ねて来た。北洋の医局では、何年もメスを握っていない松平の手術を、母子が希望していると知った伊集院登(小池徹平)、外山、野村博人(中村靖日)が不思議に思う。朝田や藤吉圭介(佐々木蔵之介)も同じ考え。だが、藤吉が調べた松平の過去のデータには、母子間生体肝移植の成功例が華々しく報じられていた。母、紀枝の肝臓を娘の香奈へ…今まさに、松平を頼る高見母子への手術だった。

紀枝は、娘が無事に成長できたのも松平のおかげと話し、明真大学からの紹介状を渡す。そして、自身が進行した食道がんに侵されていると松平に告げた。紀枝は、松平なら安心して手術を任せられると信頼しきっている。だが、松平は…。

その頃、明真の空になった病室には、荒瀬門次(阿部サダヲ)が佇んでいた。実は、その病室では、つい先日まで紀枝が治療を受けていたのだ。そんな荒瀬に、里原ミキ(水川あさみ)が声をかける。ミキは、手術間近だった食道がんの紀枝に肝機能低下が見られ、手術の危険性が大きくなったので北洋に転院させたと野口賢雄(岸部一徳)を皮肉る。

北洋では、紀枝のレントゲン写真を見入る松平に、善田秀樹(志賀廣太郎)が難しい手術になりそうだと声をかける。しかし、松平は何も答えない。また、松平の執刀を希望する紀枝。だが、松平の気持ちは定まらない。それどころか、いつもより酒の量が増える松平。そんな松平を、朝田が見つめていた。

北洋に、紀枝が入院してきた。早急な手術を求める医師たちだが、松平は放射線治療と投薬で様子をみようと、手術を避ける。

一方、明真では野口が片岡一美(内田有紀)と会っていた。野口は、朝田が着任してから少なからず上がっていく北洋の人気が面白くない。片岡は、野口の不満を取り除こうと、鬼頭笙子(夏木マリ)を一流マスコミに取り上げさせ、明真の名を高めようとする。

紀枝の信頼の重さに悩むが、あくまでも手術を避けようとする松平。医局のカンファレンスでは、ついに朝田も早急な紀枝の手術を訴える。そこに、酔っ払った松平が入ってきて暴れてしまう。しかし、松平が暴れてまでも悩み、手術を避ける理由は善田が知っていた。実は、松平が元の病院を追い出されたのは、手術ミスではなく数々の手術を成功させた若さゆえのおごりから、論文の改ざんに手を染めてしまったからだった。

しかも、松平は明真から北洋に送り込まれる手の施しようのない患者の手術ばかりしているうちに、メスを握れなくなったと自ら医局員たちに告白。敗戦処理の医師と自分を卑しめる松平の前に、朝田が立ちふさがる。患者が希望を持って手術を望んでいるのに、敗戦処理とは…と突きつける朝田。松平は答えることも出来ずに、立ち去った。

それでも松平の決意は固まらず、紀枝の手術はずるずると見送られていく。と、そんなある夜、松平が香奈と話していると、看護師が紀枝の大量吐血を報せてきた。もはや、紀枝のガンはここまで進行していたのだ。緊急手術が準備されるのだが、松平は現れない。

朝田は、松平を待ちながら執刀を開始。ところが、北洋の設備の悪さから、この手術に必要な挿管チューブがないことが発覚。小高がいればしのげそうなのだが、彼女はいない。ピンチの中、現れたのは荒瀬。荒瀬の絶妙な措置により、手術は続行された。朝田による初期処置は終わり、ここから先は松平の領域に。松平は、ひとり悩んでいた。だが、ついに意を決し、母を待つ香奈に言葉をかけて手術室へ。松平の到着で、手術は進む。しかも、朝田の手術と同時進行の難しいコラボレーションだ。それでも2人は手腕を発揮して、当初予定された手術を成功させるのだが…。その時、松平が肝臓の変化に気づく。なんと、肝臓もがんに侵されていた。術前検査では発見されなかったが、松平は食道と肝臓の重複がんと判断。紀枝の肝臓は、香奈に移植されているため非常に小さい。かなり高度な手術となったが、松平はやり遂げる。術後、松平は朝田とがっちり握手。さらに、今後何かあったら駆けつけると、松平は朝田に約束する。

この手術の成功は、すぐ野口にも伝わった。片岡を呼んで皮肉る野口だが、それだけではなかった。野口は、片岡以外の会社からの融資も模索し始めていたのだ。そんな野口に、善田が明真は自分がつぶすと宣戦布告。2人の過去には何が? 紀枝の手術に参加しなかった小高を朝田が見かける。意気消沈した様子の小高。小高が落ち込んでいる原因とは?


なんだ、「スーパードクターK」か。


そんなマンガがあったよね。読んだことは無いけどね。まあ、松平もフルネームが「松平幸太朗」だから「K」さんってことでね。紀枝の手術の進み具合は朝田により順調。そこへ「スーパードクターK」がやってきた辺りからますます順調。一時は肝臓ガンも発見され皆が戸惑いを見せたけど、何とかやり遂げて手術は大成功。そして松平は、大好きな酒を捨てて朝田に今後も協力する意思を伝えました。その松平だけど、紀枝の手術に立ち会うかどうかで迷い、酒をこぼれるほど入れたグラスを両手で掴んで震えていたシーンがありましたね。私は、その溢れる酒の描写が紀枝の出血量に、また、グラスを両手で掴む仕草が人形を両手で持って手術の成功を祈る香奈の姿に、それぞれ重なって見えました。彼女たちの担当は、彼女たちに信頼されている松平。彼は、その「当然のこと」を実行に移すまでに時間が掛かったけど、最後には笑顔のまま三人で写真を撮ったようでした。論文を改ざんした過去があり、内に秘めた凶暴な性格にやや問題はある彼だけど、確かに「スーパードクターK」だった!

ところで、今回ナイスなアシストをしたのは、鬼頭の支配を無視して手術に立ち会った荒瀬ですね。困難な手術に対して独自のアイデアで切り抜け、香奈に借りがあったようで紀枝の手術後には彼女に人形を渡し、「キンパチ先生(金髪先生?)」なんて呼ばれて照れ笑いもしてたっけ。やりますなあ、良い所を持っていきますなあ。それはそうと、気になったのが野口に対して暴言を吐いた善田と大好きなチョコを捨てて落ち込んでいた小高。二人の普段見せない表情の裏には、いったい何が?

○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第1話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第2話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第3話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第4話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第5話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第6話」
○関連記事「いいとも2007年秋祭・ゲームという名のオペ」
○関連カテゴリ「医龍 Team Medical Dragon」

「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX
「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX

「医龍―Team Medical Dragon (1)」「医龍―Team Medical Dragon (2)」「医龍―Team Medical Dragon (3)」「医龍―Team Medical Dragon (4)」
「医龍―Team Medical Dragon (1)~」(乃木坂太郎 著, 永井明 原案)

「ONE」
主題歌「ONE」(AI)

「Believe」
主題歌「Believe」(AI)

「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック
「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック

「白い巨塔」DVD-BOX 第一部 「白い巨塔」DVD-BOX 第二部
「白い巨塔」DVD-BOX 第一部/第二部

「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX 「救命病棟24時スペシャル2005」
「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX/「救命病棟24時スペシャル2005」

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2007.11.21

働きマン・第7話

今回の話の中で、「男にも愛されるスイーツ50選」という企画が登場し、女性陣がスイーツをうれしそうに食べるシーンがありました。スイーツねえ、今年を代表するキーワードの一つだねえ。正しくは「スイーツ(笑)」だけどねえ。でもこれ、気取った女性を揶揄する意味だから、軽はずみに使わない方が良いかもねえ。ドラマ内でしつこいほど連呼していたせいで、「スイーツ」なのか「スイーツ(笑)」なのか、ちょっと気になってしまったねえ・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「働きマン」
第7話「別れ…それでも仕事はある」

松方(菅野美穂)はスイーツ特集のため田中(速水もこみち)らと取材中、会社の女性と一緒にいる新二(吉沢悠)と出くわし、気まずい雰囲気に。次の日、自宅に空き巣に入られた松方はパソコンを失ったため、新たに原稿を書き直そうと仕事に没頭する。そんな中、新二は仕事がうまく進まず、松方にもデートの約束を破られ、思い悩む。
○公式サイトのあらすじより

弘子(菅野美穂)は新二(吉沢悠)に 「ヒロを見ていると、時々しんどくなる」 と言われた事が気に掛かり、自分からは電話も出来ないでいた。しかし、仕事では “男も愛するスイーツ50選!” の企画が通り、いつものように忙しく仕事をする毎日だった。

一方、営業に配属となった新二は、異動してから終電前に帰ったことがないと言われる程、懸命に働いていた。

そんなある日、新二は、後輩の田村(佐藤祐基)や女性社員たちが歓迎会をしてくれることになった。気が乗らない新二だったが、繁華街で女性社員たちに手を取られた所に、なんと、スイーツの取材をしていた弘子や田中(速水もこみち)、マユ(平山あや)らとバッタリ会ってしまう。その場では何事もなかったかのように別れた弘子だったが 「歓迎会に出る余裕があるなら電話の一本でもくれたっていいじゃん」 と怒り心頭だった。

“男も愛するスイーツ” のベスト1が決まり、あとは記事を書くだけとなって程なく、弘子のマンションに空き巣が入ったとの連絡が入る。急いで帰宅した弘子は、荒らされた室内を見て唖然。心細くなった弘子は迷いながらも、新二に電話をかけた。新二は重要な接待の真っ最中にもかかわらず、弘子のことが心配になり、その場を抜け出してしまった。

二人で部屋の後片付けを始めると、仕事のデータが入ったパソコンが盗まれていることに気づく。焦る弘子に 「こんな時でも仕事の心配するんだな」 と新二はつぶやき、二人はまた気まずい雰囲気になってしまった。それでも弘子は翌朝早く、入稿に間に合わせるため、新二が寝ている間にメモを残しただけで出社してしまう。

子が会社で作業を進める中、1位に選んだスイーツの店の従業員から匿名で、“賞味期限の偽装” についての手紙と写真が送られてきた。その夜も、新二に来てもらう約束をしていた弘子だったが、その従業員から証言を取るため、また迷わず仕事を選び――。


「別れ」の前兆くらい「分かれ」。


でもまあ、これは「パートナーの理解」も大いに必要なのかもしれない。プライベートの時間を削ってでも専念すべき職業だから、電話一本で二人の時間が割かれることがあっても仕方無く目を瞑るとか。ただ、そのように動く「働きウーマン」の弘子に対し、本社に戻って慣れない営業職に励む新二はあまり面白くない様子。トラブルにトラブルが重なって、ついには別れにまで発展してしまいました。「酒に弱いのに酔いから醒めるのが早いな新二」とか、「追い掛けて見失ったら電話くらいしろ弘子」とか、余計なお世話みたいに考えてしまったけども。

でも弘子の方は、翌朝改めて仕事に専念することで普段通りに。何という「働きウーマン(笑)」。あっ、こう言っちゃダメ?(冗談です)

○関連記事「働きマン・第1話」
○関連記事「働きマン・第2話」
○関連記事「働きマン・第3話」
○関連記事「働きマン・第4話」
○関連記事「働きマン・第5話」
○関連記事「働きマン・第6話」

「働きマン (1)」 「働きマン (2)」 「働きマン (3)」 「働きマン (4)」
原作コミックス「働きマン (1)~」(安野モヨコ)

「浮世CROSSING」
主題歌「浮世CROSSING」(UVERworld)

「働きマン」オリジナル・サウンドトラック
「働きマン」オリジナル・サウンドトラック

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2007.11.20

ガリレオ・第6話

このドラマは物理学的な理論で難事件を解明する過程が面白いんですが、私はその理論を適用する力がさっぱり。いつも「へー」とか「ほー」とか言いながら、事件の解決までを見届けています。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ガリレオ」
第6話「夢想る」

薫(柴咲コウ)の幼なじみで占い師の坂木(新井浩文)が、女子高生・礼美(堀北真希)の部屋に不法侵入を。家族が気付いて暴行は未遂で済んだが、坂木は逃走。行方を追う薫は、坂木が小学校の卒業文集に当時生まれてもいない礼美の名を記していたことを思い出す。事件を聞いた湯川(福山雅治)は、予知のような事件に興味を持つ。
○公式サイトのあらすじより

湯川(福山雅治)は、貝塚北署の薫(柴咲コウ)から、彼女の幼なじみが起こした事件についての捜査協力を依頼される。その事件の背景には、予知能力があるとしか思えない不可思議な現象が関係していた。

事件が起きたのは森崎家の屋敷だった。二階の自室で寝ていた17歳の娘・礼美(堀北真希)のもとに坂木(新井浩文)という男が現れ、暴行を働こうとしたのだという。物音に気づいた礼美の母・由美子(手塚理美)は、娘の部屋に駆けつけ、坂木に向かって猟銃を発砲した。幸い礼美は無事だったが、坂木は傷を負ったまま現在も逃走中だった。

実は坂木は、薫とは小学校時代の同級生で、現在は占い師をしていた。坂木の店の名前は『モリサキレミの占いの館』。つい最近、薫は、偶然この店を訪れ、坂木と再会を果たしていた。その際、坂木は、モリサキレミとは自分の守護天使の名前だ、などと薫に説明していた。
捜査にあたった弓削(品川祐)たちは、坂木が客として店にやってきた礼美のことを、ここひと月ほどの間ストーキングしていた、と薫に告げる。その間、坂木は、「僕と君は赤い糸で結ばれている」といった内容の手紙を何通も礼美に送りつけていた。

薫は、坂木の店と、礼美の名前が同じことに不審を抱いた。由美子によれば、礼美は、1ヵ月前に友人に誘われて坂木の店を訪れるまで、彼とは面識がないという。しかし、坂木が店を出したのは数年前のことなのだ。
弓削は、容疑者の知り合いだという理由で薫を捜査から外す。そんな折、薫の携帯電話に坂木から連絡が入る。そこで坂木は、自分を部屋に呼んだのは礼美の方だと薫に告げた。坂木が占いに使っていた水瓶に、「会いに来て」という礼美からのメッセージが浮かんだというのだ。

湯川の元を訪れた薫は、事件の経緯を説明する。しかし湯川は、ストーカーの妄想にしか思えない、と薫に告げた。すると薫は、一冊の文集を取り出し、坂木が小学生のころ書いたという作文を湯川に見せた。何とそこには、「僕の夢は、モリサキレミと結婚すること」と書かれていた。しかも、その文章の横には、礼美の部屋の飾り窓とそっくりな絵まで添えられていた。つまり坂木は、17年前…礼美が生まれるよりも前から、彼女と出会うことを知っていたのではないか、と薫はいうのだ。

この一件に強い興味を抱いた湯川は、薫とともに坂木の店を訪れる。そこで湯川は、占いに使用していた水瓶から、水を採取した。

続いて湯川たちは、坂木の家を訪れた。坂木の母・香奈子(大島蓉子)と再会した薫は、子どものころ、坂木と一緒に、北野宗平という画家の家によく遊びに行っていたことを思い出す。薫と坂木は、宗平から教えてもらった絵描き歌を歌いながら、よく塀にチョークで絵を描いていたのだ。薫が転校した後も、坂木は宗平のところに絵を習いに行っていた、と香奈子は証言した。が、宗平はその後、身重の妻を残して事故で亡くなってしまったらしい。

薫は、この事件に関わらないほうがいい、と桜子(真矢みき)から助言される。私情を挟まずに捜査することはできない、と桜子はいうのだ。それでも薫は諦めきれず、礼美に接触しようと試みた。だが、警察がガードしていることもあって、礼美には近づくことができなかった。
薫は、湯川の研究室を訪れた。湯川は、水面に浮かんだ文字の謎を解明しようと研究を続けていた。するとそこに、再び坂木から電話が入った。坂木は、大森埠頭にいるのだという。薫は、そんな坂木に自首を勧めるために、彼と会う約束をする。その会話を聞いていた湯川は、容疑者の居場所が分かったのならいますぐ署に連絡して、逮捕の準備をするべきだと薫に告げた。薫は、自分が間違っていることを知りながら、人を助けてあげたいと思ったことはないのか、とつい感情的になって反発してしまう。湯川は、そんな薫に、心の問題は専門外だから好きにすればいい、と冷静に答えた。すると薫は、「学者は、人の心のことより、数字や記号と向き合っていることの方が大事なんですね」といい残して、部屋を後にした。

薫は、坂木と約束した埠頭に向かい、指定されたダルマ船を探す。一方、湯川は、助手の栗林(渡辺いっけい)らに、北野宗平の絵を探すよう指示すると、かつて宗平が住んでいた廃屋を訪ねる。そこで湯川は、ベビー用品などとともに、1枚の写真を見つける。

ダルマ船を見つけた薫は、その中に降りた。しかし坂木は、そこにやってきた湯川の姿を見つけて薫に裏切られたと思い、ふたりを船の中に閉じ込めるとその場から逃げてしまう。
船内は携帯電話がつながらなかった。湯川は、助けを求めるため、携帯電話をロープで縛り、携帯メールを送信状態にしたまま、天井の窓に向かって投げた。失敗を繰り返しながら、何度もトライする湯川。そのとき湯川は、ニュートンやガリレオを例に、科学者は退屈な実験の繰り返しの中で人との繋がりを感じることがある、と薫に告げる。日々犯罪者を追う刑事がそうであるように、科学者も人間嫌いではないというのだ。薫は、そんな湯川を見つめながら、本気で人のために頑張ったことがあるか、と尋ねた。湯川は、それに答える代わりに、携帯電話を薫に放った。メールが送信されたのだ。

無事救出された薫は、港湾事務所から署に連絡を入れた。そこで、坂木が検問に引っかかって逮捕されたことを知った薫は、湯川を大学まで送り届けて署に戻ろうとした。すると湯川は、森崎家に寄って欲しいと言い出す。湯川と薫は、森崎家を訪れた。その外観を見た湯川の脳裏に、何かが閃いた。そして湯川は、モリサキレミは実在する女性であり、その正体は薫だ、と告げる。

研究室に戻った湯川は、北野宗平と森崎家の間には重大な繋がりがある、と薫に切り出した。薫たちが覚えていた絵描き歌は宗平が見た森崎家であること、宗平は森崎家の絵を描いており、坂木もそれを見ていること…。決定的だったのは、宗平の妻のことだった。薫たちも会っているというその女性は、実は彼の妻ではなく、由美子だというのだ。何故なら、宗平の妻は薫たちが小学校に上がる前に他界していたからだった。
湯川は、宗平の画集を取り出し、彼の代表作にもなっている連作を薫に見せた。その題名は「礼美」。由美子は、不倫相手である宗平の子どもを身ごもっていたのだ。由美子が宗平の元を去ってから、彼は毎日のように遊びにくるある少女に、失った娘の姿を重ねるようになり、その少女のことを「レミ」と呼ぶようになった。その少女こそ、薫だというのだ。
続けて湯川は、坂木を礼美の部屋に呼んだのは、由美子だと薫に告げた。礼美宛ての手紙から坂木の存在に気づいた由美子は、正当防衛に見せかけようとして彼を殺害しようとしたというのだ。坂木の店で、水瓶に浮かんだという文字を細工したのも、由美子だという。それはオブラートに油性ペンで文字を書く、というトリックだった。由美子は、誰にも知られたくない過去を葬り去るために、この事件を起こしたのだ。宗平は、礼美を取り戻すために何度も森崎家に足を運んでいた。「北野宗平は本当に事故死なのか?」。湯川の言葉に、薫は愕然となり…。

事情聴取を受けた由美子は、すべてを自供した。釈放された坂木は、ずっと好きだった「モリサキレミ」が実は薫のことだったと知り、軽いショックを受けているようだった。そのことで笑い合う薫と坂木。坂木は、薫に礼を言うと、また占いに来て欲しい、と彼女に告げ…。


真相、解けちゃったわっ!


湯川は何やら数式を書いて解き明かしていたけど、私は物理学的な理論を適用せずにほぼ解けました。全ては由美子が仕組んだ罠であったことも、オブラートを使った「水に浮かぶ文字」のトリックのことも。まあ、「レミ」を薫と重ねていたエピソードは想定外だったけど。今回の事件は物理学的な理論はあまり関係無く、人間性の考察に重点を置けば割と楽に解ける「ありがちな問題」だったのかもしれないなあ。そのせいか、あまり印象に残るものも無かったなあ。

さて、このように解けちゃったので、今回は「へー」でも「ほー」でもなく、「ふー」と一息。

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「探偵ガリレオ」
原作小説「探偵ガリレオ」(東野圭吾)

「KISSして」
主題歌「KISSして」(KOH+)

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2007.11.19

ハタチの恋人・第6話

そういえば、今年は台風の影響をあまり受けていないかも? 傘を差しても横風のせいでびしょ濡れになるようなことが無いし? まあ、できれば体験したくないものですが。また、できれば“嵐を呼ぶ男”が身近にいてほしくないものですが。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「ハタチの恋人」
第6話「嵐を呼ぶ男」

圭祐(明石家さんま)とユリ(長澤まさみ)がデート中、突然大雨が降りだした。ユリは雨宿りのため、自分の部屋に圭祐を誘うが、圭祐は遠慮する。話を聞いた風太(市村正親)らから、「チャンスだった」と指摘され、圭祐は後悔する。後日、圭祐がユリを呼び出した際に再び大雨が。圭祐はユリの部屋に行くことになり胸をときめかせる。
○公式サイトのあらすじより

就職活動に失敗して泣くユリ(長澤まさみ)の姿を見て、圭祐(明石家さんま)は思わず抱きしめてしまう。その時、雨が突然降り出してきた。嵐のように吹き付ける雨。ユリは雨を避けるため、すぐ近くにある自分のアパートに圭祐を誘うのだった。戸惑う圭祐は一度はユリのアパートに行くことにするのだが、結局は風太(市村正親)のいるホテルに帰ってしまう。そして、ユリのアパートの前まで行って帰ってきたことを風太に馬鹿にされてしまうのだった。

雨が上がった翌朝。ソファの上でバスローブ姿のまま寝てしまった圭祐。目を覚ますと、目の前にルームメイキングをするため部屋に入っていた中島(キムラ緑子)が立っていた。初対面の中島に、圭祐は昨日の出来事を相談する。その時、風太の担当編集者・美樹(蒲生麻由)が部屋にやってくる。気がつくと圭祐は、中島と美樹から昨日のユリとの件で馬鹿にされていた。

またやってきた週末の東京出張。前回ユリに渡しそびれたプレゼントを持って圭祐は、大阪からやってきた。風太からは、集中豪雨が来て部屋に誘われるなんてことは、もう2度とないと思うが頑張って会ってこいとからかわれる。圭祐も、嵐なんて都合のいいことが、2度も起こるわけないと思いながらユリとの待ち合わせ場所に向かおうと外へ。と、突然雷の音!
そして、ザーッと雨が降り出してきた。どうやら台風が関東地方に上陸したようだ。待ち合わせ場所にビショ濡れで走ってくるユリ。ユリに促され圭祐はアパートに入ることになった。ベッドに2人で腰をかけた瞬間、停電に! 窓の外は相変わらずの暴風雨。雨がガラスを叩きつける音の中、アロマキャンドルに灯が点されている。ロマンチックな状況の中、千載一遇のチャンスという言葉が圭祐の頭の中に渦巻くのだが…


ラストで修羅場、キターッ!


同じ部屋で、圭祐、ユリ、中島、美樹、由紀夫がいるところに風太が現れ、中島と美樹が圭祐ではなく風太の方を見て「先生」と言ったことで、圭祐と風太は気まずそうな顔をし、ユリと由紀夫はただびっくり。よりによって、皆が集まったところで重大な事実がバレてしまうとは。もう言い訳は効かないでしょう。言い訳するだけ無駄でしょう。圭祐、オワタ・・・。

まあその後のことは次回を待つとして、今回のポイントは“嵐を呼ぶ男”こと圭祐が二度に渡ってユリに自宅へ誘われた件。一度目は走り去るタクシーに水を掛けられたところで遠慮してしまったけど、二度目はやむを得ず入室。そこで何度か停電になったけど、圭祐は地震でもないのに机の下に隠れたり、ギリギリのところでユリに手を出さない始末。不倫関係になることを密かに恐れていたのもあるけど、圭祐の一連の仕草は何だか高校生並みだったなあ(笑)。そんなピュアな心の持ち主だけど、ついに予想された修羅場へ突入。これは、まずい!

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SP・第3話

このドラマの正式タイトルが「SP 警視庁警備部警護課第四係」であることを今になって知りました。「SP(エスピー)」とは「Security Police(セキュリティポリス)」の略で「警護官」のこと。ちなみに、主人公・井上他のSPは「警視庁警備部警護課第4係機動警護班」に所属しています。知っておこう!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「SP」
第3話「テロリストを排除せよ」

井上(岡田准一)が食事に出たすきに、テロリスト・金田(北村有起哉)らが病院を占拠した。不意をつかれ、笹本(真木よう子)は身柄を拘束される。金田らは加藤(露木茂)を盾に、外部と交渉を開始。一方、病院に戻った井上は、とっさに医者の白衣を着て人質に紛れ込む。そんな中、尾形(堤真一)の元にも病院占拠の情報が届く。
○公式サイトのあらすじより

警護中、順番で食事をとることになり現場の大和病院を離れた井上薫(岡田准一)は胸騒ぎを感じて引き返す。病院では手術室外で起こっていることを知らない加藤元首相(露木茂)の手術が順調に進む中、金田(北村有起哉)ら6人のテロリストが笹本絵里(真木よう子)を拘束、医師やナースや患者を武器で脅して1階ロビーに集めていた。病院に戻り、瞬時に状況を把握した井上は医師に変装してロビーへと移動する。仲間から制圧完了の連絡を受けた金田は、加藤宅に電話を入れて妻・君枝(島かおり)に秘書を家に呼ぶように告げる。

やがて大和病院の占拠は警視庁にも伝わり、緊急会議が開かれた。会議場に呼ばれた尾形総一郎(堤真一)だが、公安部から井上や笹本が情報を流したのではないかと疑う声があがり警護課が捜査から外されたことに憤るも、西島理事官(飯田基祐)に指示されて現場へ向かうことに。

加藤宅に金田から連絡が入った。金田は加藤の秘書を電話口に呼び出すと、身代金を株の売買で支払うように命令する。その頃、病院の外には警察車両と刑事や警官が取り囲み、さらにSAT隊まで出動していた。それをどこか楽しげに笑顔を浮かべて見ていた金田は、再び加藤宅に電話して、秘書に株取引の指示を出し始めた。

株の売買が始まった頃、ロビーではテロリストの動きを観察しながら、ナース長・富永(深浦加奈子)から笹本の居場所を聞き出していた井上が動き始めた。トイレに行きたいと申請した井上は、監視のためについてきた沼田(パク・ヒソ)を倒し、富永と共に笹本が拘束されている物理療法室へ向かう…。


金田たちの目的は「金だ」!(笑うとこ)


6人のテロリストたちは、手術に入った加藤元首相を始めとする病院内の人たちを人質に取り、株価の操作で多額の身代金を得ようと企んでいました。彼らの計画は万全で、ケータイメールを使った指示で各人が拳銃を構えて行動。そんな中、笹本は力によって拘束されてしまったけど、井上は医者に化けてロビーに潜伏し、富永と協力してテロリストの一人を倒すことができました。計画は万全だったが、武力は不完全。この辺りから、テロリストたちの思惑が崩れていくものと思われます。

いや~、緊迫したシーンが続いて、こっちまでゾクゾクしてきたさ~。そんな気持ちを少しでも和らいでくれるかのような、クラシックのBGMも良かったさ~。金田、許せん! 井上、頑張れ!

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「フライ,ダディ,フライ」
映画「フライ,ダディ,フライ」

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2007.11.16

医龍 Team Medical Dragon2・第6話

このドラマでカッコ良い所を見せ付けている朝田こと坂口憲二さんですが、今春に行われた1泊2日のファンクラブ親睦ツアーで、参加者がほぼ全員ゲイだったそうです。その後もゲイファンが急増ばかりで、ついには泣く泣くファンクラブを解散する事態になったとか。彼をカッコ良いと思っているのは、女性ばかりではなかったんですね。でもそれって役者にとってはうれしいことじゃないか、アッー!(笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「医龍 Team Medical Dragon2」
第6話「もう1人の天才外科医…」

朝田(坂口憲二)は、技術に自信満々の外科医・外山(高橋一生)を手術スタッフから外す。納得がいかない外山は朝田に反発を。そんな中、心疾患患者の明代(草村礼子)が搬送される。外山は勝手に手術を行い、短時間で終えて高慢な態度を取る。だがその後、明代の容体が急変。さらに台風で病院が停電になる。
○公式サイトのあらすじより

北洋病院に天才外科医、朝田龍太郎(坂口憲二)がいるという噂を聞きつけ、その腕を頼る患者たちが少しずつ集まりだした。だが、朝田のチーム作りはなかなか進まない。さらに、外科医の外山誠二(高橋一生)は、朝田にライバル心をむき出し。この日に行われる新たな心臓手術のメンバーに自分を入れるよう、朝田に迫る。しかし、朝田は外山には医者として決定的に足りないものがあると言い、メンバー入りを許さない。

そんな時、伊集院登(小池徹平)は、野村博人(中村靖日)から外山はとある大学で名のある教授の息子だと聞かされる。兄弟もその大学で講師などを勤める優秀な医師家族の末っ子だった。野村は、だからこそ外山が現状の自分に焦っているのではないかと推測。その意見に伊集院も納得。その伊集院は、心臓外科医の登竜門と言われるフレッシュマンズライブを翌日に控えていた。

朝田は藤吉圭介(佐々木蔵之介)から、相変わらず小高七海(大塚寧々)が手術に加わらないと知らされる。先日の少女の手術に小高が参加したのは、片岡一美(内田有紀)に説得されたからだと言う。

北洋の医局員たちも、朝田が執刀するオペ時間が迫ると、見学室へと急ぐようになった。外山が、そんな医局員たちを冷めた目で見送っていると、病人搬送中の救急車から緊急連絡が入った。搬送されている患者、五代明代(草村礼子)に付き添う、夫の昭三(山田吾一)も、朝田の執刀を求めていた。朝田は、まさに手術に入ろうとしていると医局員が断ろうとする。すると、外山が受話器を奪い朝田はいると答えてしまう。

搬送されてきた明代を、外山が迎え入れる。どうやら、外山は自ら明代の手術にあたろうとしている様子。

朝田と外山の執刀は同時に始まった。オペを終えた朝田に、看護師が外山の執刀を告げる。ICUへと急ぐ朝田と伊集院だったが、そこには安堵の笑い声を上げる昭三と、手術を早々に終えた得意気な外山の姿があった。

一方、明真大学付属病院では、鬼頭笙子(夏木マリ)のチームが続々と成功させる生体肝移植手術に野口賢雄(岸部一徳)がご満悦。野口は、これを受けて心臓移植の認定に向けてのさらなる準備を進めようとしていた。

片岡の北洋つぶしも着々と進行。院長の善田秀樹(志賀廣太郎)が提出したさまつな電気設備修繕費の要求を拒否し、次期富裕層専門人間ドッグ設立に向けての高額医療検査機器導入を優先させる。

朝田より早く手術を終わらせたことで、医局員や看護師の自分への視線が変わり、外山の態度は増長。目を覚ました明代にも感謝され、自信を深める外山。

その夜、台風の接近で大雨が降り始めた。激しい雨に、北洋の医師たちは泊まりを覚悟し始める。そんな雨の中、小高は1人帰途につく。と、その前に荒瀬門次(阿部サダヲ)が立ちはだかった。荒瀬は、朝田のチームに入るよう小高を説得。受け入れようとせずに歩き出す小高に、荒瀬は・・・。

ますます強まる風雨。そんな中、明代に異変が。看護師が、外山に明代の心停止を告げたのだ。と、その時、すさまじい落雷とともに病院が停電。

朝田、藤吉は東病棟の自家発電の一部が働かないことを知ると、西病棟への重病患者の搬送を看護師たちに指示。自らも搬送にあたる。
一方、外山がICUに駆けつけると、すでに伊集院が心臓マッサージを始めていた。野村は、オペ室への搬送を促すが、停電でエレベーターが動かない。伊集院が、この場での開胸を唱え、外山が応じた。善田も駆けつけ、手術が始まる。明代を開胸してみると、外山の手術ミスが発覚。明らかに動揺した外山の手が止まってしまう。そこに、ようやく朝田が現れたが、その手には傷を負っていた。

朝田は、うろたえる外山を叱咤。外山も気を取り直し、緊急用の電源というわずかな光を頼りに手術を進める。ようやく、手術ミスの修復を終えたとき、再び外山の手が止まった。外山は、心臓を触診。外山は、明代が毎朝、胸痛に悩まされていたと語っていたことに思い当たる。術前検査では発見されていなかった疾患が見つかった。外山は、高齢の明代に再手術は無理だと訴え、メンバーが動き始める。そして、各メンバーが必死に動く中、外山の手術は無事に終わった。安堵の表情で喜び合うメンバーたち。自分のミスのために再手術となったのに…そんな仲間を見ていた外山は…。

翌朝、外山は再手術の原因を迫る昭三と明代の前で土下座。自分の非を素直に詫びた。そして、外山は朝田に第2、第3助手でも良いからチームのメンバーに加えて欲しいと頼む。昨夜のメンバーともう一度手術をしたいと訴える外山に、朝田は微笑んで…。

数日後、明代は外山が不在の間に退院。しかし、外山は明代からの感謝のメモを受け取った。また、自分のためにフレッシュマンズライブに参加できなかった伊集院に、外山は自ら指導を申し出る。また、片岡にも堂々と宣戦布告をする外山だった。だが、そんな外山の改心をからかう男がいた。松平幸太朗(佐藤二朗)だ。外山が殴りかかろうとした時、松平に“スーパードクター”と呼びかける少女が現れて…。


外山って、実はカッコ良い人だったりして?


明代の心停止を知り、再び開胸した外山。そこで見たものは、前回の手術で別の部位を切除したために発生した出血で、完全な手術ミスだった・・・。外山は伊集院の声さえも耳に入らず酷く動揺するだけ。誰もが朝田の登場を待ったけど、彼は院内で子供が衝突事故に遭いそうになったのを助け、その弾みで手にケガをした後でした。しかし朝田は「お前の患者なんだ。お前には責任がある。最後まで、そこから逃げるな!」と言って外山を強く励まし、落雷による停電の中で仲間たちが懐中電灯で照らして支援したこともあって、その後手術は円滑に進み出血が止まりました。その直後、外山は以前彼女と会話した際に「毎朝胸が痛い」と言っていたのを思い出し、明代の心臓に手を当てるとその触診で別の部位への併発を指摘。こんな状況下で強いられるバイパス手術は危険だと言う伊集院に、外山は高齢を理由に「今バイパスをするしかないんだ」と言って説得し、続けて手術に入りました。そこでも仲間たちが強力な支援をし、手術は無事完了。その後外山は、明代の夫・昭三に併発の件よりも自分のミスのせいで再手術する事態になったことを前面に出し、土下座をして謝罪しました。こうして仲間の大切さを知った外山は、朝田に改めてチーム入りを宣言。“もう1人の天才外科医”の加入によって、より強力なチームになろうとしていたのでした。

朝田の存在が気に入らず、勝手に患者の明代を受け入れて彼の手を借りずに手術を短時間で決行し、その成功で誇らしげな態度を取っていた外山。でも、あってはならない手術ミスと仲間たちとの連係による再手術の成功で、彼なりに成長できたようです。最初に明代の手術が成功した時、外山は昭三からもらい受けたアメ玉を食べずに捨てるかと思いきや、そんなことはせず元気になった明代の話に耳を傾け、本音まで語っていましたね。でもそうしたことで、併発の件を見逃さず指摘できたとも。また、伊集院のことを何かと非難していたけど、最後には彼の勉強を支援する心を伝えていましたね。外山はまだ若く、家族からの圧力に苦しみつつ、過去に気に入らない医師に暴力を振るって北洋へ飛ばされてきた男。しかし、口は悪くても腕だけは確かだったようです。カッコ良かったぞ、外山! きっと、女性ファンばかりではなく男性ファンも多いぞ!(笑) ところで、単なる「ぐうたら医師」と思われた松平(佐藤二朗)だけど、ラストである女の子から「スーパードクターだ!」と言われて抱きしめられ、これまた酷く動揺していましたね。今度は、彼の過去が明らかに?

○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第1話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第2話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第3話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第4話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第5話」
○関連記事「いいとも2007年秋祭・ゲームという名のオペ」
○関連カテゴリ「医龍 Team Medical Dragon」

「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX
「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX

「医龍―Team Medical Dragon (1)」「医龍―Team Medical Dragon (2)」「医龍―Team Medical Dragon (3)」「医龍―Team Medical Dragon (4)」
「医龍―Team Medical Dragon (1)~」(乃木坂太郎 著, 永井明 原案)

「ONE」
主題歌「ONE」(AI)

「Believe」
主題歌「Believe」(AI)

「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック
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「白い巨塔」DVD-BOX 第一部 「白い巨塔」DVD-BOX 第二部
「白い巨塔」DVD-BOX 第一部/第二部

「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX 「救命病棟24時スペシャル2005」
「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX/「救命病棟24時スペシャル2005」

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2007.11.15

働きマン・第6話

「占い」におけるありがちな反応。当たれば「おっ、おおぉ~!」と一人含み笑い。外れれば、今回弘子も言ったように「運命は、自分で切り拓くものなのだ!」と一人たくましく宣言。基本的に「占い嫌い」の私だけど、その割にはやっぱり「ありがちな反応」をしていると思っているのだ!(笑)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「働きマン」
第6話「ついに…恋と仕事の危機!!」

新二(吉沢悠)は客への謝罪に追われ、仕事がはかどらない。逆に松方(菅野美穂)は企画がうまく通り喜ぶも、オーバーワークを成田(沢村一樹)らに心配され、企画の一つを田中(速水もこみち)に任せることに。松方はサポート役となり取材に同行するが、取材相手は新二だった。久々の再会が仕事絡みなことに気まずくなる。
○公式サイトのあらすじより

弘子(菅野美穂)とマユ(平山あや)は、予約半年待ちのカリスマ占い師のブルボンヌ緋魅子(假屋崎省吾)の元に取材に行った。弘子は 「仕事仕事って、プライベートまで犠牲にしすぎね」 「近いうちに人生の転機を迎えるわ」 と予言された。

まもなく、弘子の 『都心のマンション事情』 という企画が通った。しかし、弘子はこの他に5本の担当企画を抱えていたため、梅宮(伊武雅刀)はオーバーワークだからと、この企画を田中(速水もこみち)に任せるように指示した。作る側の取材もしたほうがいいんじゃないかという田中の提案で、恋人・新二(吉沢悠)が働く、マンション建設現場を取材することになり、心配になった弘子は一緒に現場へ行くが、新二と会うのも久しぶりのため、「仕事絡みって…」 と一瞬、気まずい雰囲気になる。

二人きりになったとき、新二から本社勤務に戻れそうで、夢だった橋が作れるかもしれないと報告され、自分のことのように喜ぶ弘子はお祝いをすることを約束した。雅美(佐田真由美)には 「異動は男の人生の転機」 だからと結婚を意識させることを言われる。

その夜、弘子は自宅で新二の好きなビーフシチューを作りながら、持ち返った仕事を必死で片付けようとしていた。ところが、翌朝寒さに震えて目覚めた弘子は、なんと38度5分の熱を出してしまった。それでも、その夜の新二との約束のために、すべてを終わらせようとフラフラになりながら仕事をするが――


ミンナがアタシを助けてくれた(弘子ウレシ)。


本社勤務に戻れることが決まりながら、営業職に回される話を聞いて思い悩んでいた新二。また、彼との関係に悩みながら、高熱と戦い雑誌の編集に力を注いだ弘子。今回は仕事を交えた二人の関係に注目が集まりました。マンション記事の企画は、田中が先行して作業を進め菅原(津田寛治)も手伝ったことで、弘子が出社した頃にはほぼ完成。そして記事の締めを田中から任され、今伝えたいことをそのまま文章にしました。その記事を読んだ新二は弘子に電話を掛け、「俺、何やってたんだろうな」と後悔の念を呟きつつも次からの仕事に精を出していく覚悟を決めました。

弘子と新二は、仕事の環境は全く異なるもの。弘子は同僚に恵まれている方で、ピンチの時は皆がそっと支えてくれる。一方新二は建設現場の指揮を任され、時には作業員と口論にもなって一人で悩むことも。でも、弘子と同じ「仕事仲間」は存在し、何だかんだで上手くやれている様子。それに、「作るもの(マンション等)」を喜んでくれる人(客)もいる。そんな二人が、一つの記事によって思い改め関係を深めた瞬間。これが今回のツボでした。ブルボンヌ先生も、ここまでは占えなかっただろうに(笑)。

○関連記事「働きマン・第1話」
○関連記事「働きマン・第2話」
○関連記事「働きマン・第3話」
○関連記事「働きマン・第4話」
○関連記事「働きマン・第5話」

「働きマン (1)」 「働きマン (2)」 「働きマン (3)」 「働きマン (4)」
原作コミックス「働きマン (1)~」(安野モヨコ)

「浮世CROSSING」
主題歌「浮世CROSSING」(UVERworld)

「働きマン」オリジナル・サウンドトラック
「働きマン」オリジナル・サウンドトラック

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2007.11.14

ガリレオ・第5話

今回の事件は「火の玉」がカギ。私は、それを投げたり避けたりする人物を知っているんですが、もしや、もしや・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ガリレオ」
第5話「絞殺る」

ホテルの一室で、39歳の矢島(岡本光太郎)が絞殺と見られる死体で発見された。だが、事件当日、部屋に被害者以外の出入りはなく、凶器も見つからない。そんな折、犯行時刻に火の玉を見たという証言が。湯川(福山雅治)は火の玉の存在を否定。しかし、矢島の娘・秋穂(大後寿々花)も事件前日、火の玉を見たと話す。
○公式サイトのあらすじより

湯川(福山雅治)の元を訪れた薫(柴咲コウ)は、ゼミの学生・紗江子(葵)が湯川に迫っていると勘違いする。薫は、紗江子に対して冷たい態度をとった湯川を「卑怯者」と非難した。だが、実は紗江子は、アーチェリー部の長谷部(弓削智久)と学生結婚しようとして周囲から猛反対されてしまい、湯川に助けを求めようとしていただけだった。

薫は、早とちりしてしまったことを誤魔化し、慌てて湯川に捜査協力の話を切り出す。それは、管内のホテルで起きた密室殺人事件だった。被害者は、長野でペンションを経営する矢島(岡本光太郎)という男で、死亡推定時刻は、矢島がホテルにチェックインしてからちょうど1時間後の午後6時。実は、矢島がチェックインする少し前から、部屋の前の廊下で電気配線のチェックが行われていた。作業員によれば、3時間近くに及んだその修理中、その部屋に入ったのは矢島だけだという。しかし、部屋には矢島と犯人が飲んだと思われるコーヒーの容器がふたつ残されており、矢島が飲んだと思われる容器からは睡眠薬が検出されていた。このことから、犯人は矢島を眠らせた後、絞殺したものと思われた。だが、謎はそれだけではなかった。実は、ホテルの対面にあるビルで働く会社員(利重剛)が、矢島の部屋で火の玉が飛んだのを見たと証言していたのだ。部屋の床には、そのためについたと思われる焦げ跡も残っていた。

警察は、矢島がここ数ヵ月の間に、複数の生命保険に加入していることから、妻の貴子(水野美紀)に疑いの目を向けた。しかし貴子は、事件があったと思われる時刻、東京から車で3時間ほどかかる地元のスーパーで買い物をしている姿が目撃されていた。アリバイは完璧だった。
この事件に興味を抱いた湯川は、事件現場を見た後、薫とともに矢島のペンションを訪れて貴子に会う。貴子は、ひどくやつれたようすだった。事件のことを訪ねられた貴子は、犯人のことはもちろん、目撃されたという火の玉のことも見当がつかない、と答えた。矢島と貴子は、喘息の持病を持つひとり娘・秋穗(大後寿々花)のために、この土地に引っ越してきたのだという。その際、湯川は、事件の翌日、秋穗が学校に行ってからどうしたか、と貴子に尋ねた。貴子は、ひとりでずっと家にいた、と答えたが…。

あくる日、薫と弓削(品川祐)が捜査から戻ると、そこに秋穗がやってきた。秋穗は、貴子が嘘をついている、というのだ。実は秋穗は、事件前日の晩、ペンション内にあるステンドグラス工房で火の玉を目撃し、貴子にもそのことを話したというのだ。薫は、秋穗とともに湯川の元に向かった。

湯川は、助手の栗林(渡辺いっけい)にも手伝ってもらい、さまざまな火の玉を作って秋穗に見せた。しかし、そのどれも、秋穗が目撃したものとは違うらしい。すると秋穗は、火の玉の正体が知りたくて来たんじゃない、と声を荒げた。さらに秋穗は、最近の貴子のようすから、他にも隠し事をしているはずだ、と続けた。すると湯川は、ひとつひとつの事実を検証もせずに人を疑うような発言は慎むべきだ、と秋穗に告げる。カッとなった秋穗は、警察も貴子を疑っているくせに、と叫んだ。次の瞬間、突然咳き込み、胸を押さえて蹲る秋穗。
しかし、カバンから取り出した携帯用噴霧器は、中身が空だった。栗林は慌てて医務室に向かおうとした。そこで湯川は、秋穗にコーヒーを飲ませ、落ち着かせた。カフェインには気管支を拡張する効果があるのだという。

薫は、秋穗を自宅まで送り届けた。その際、ステンドグラスの工房を見せてもらった薫は、あるものに違和感を抱く。薫が戻ろうとすると、そこに秋穗がやってくる。秋穗は、少し戸惑いながらも、本当の気持ちを薫に打ち明けた。自分の体のせいで住み始めたこの場所も、恩着せがましい父親のことも嫌いで、父親とはよくケンカをしたこと、でも両親はとても仲が良かったこと…。秋穗は、そんな母が父を殺した犯人とは思えない、というのだ。薫は、そんな秋穗に礼を言うと、優しく微笑んだ。

聞き込みを続けた薫は、新たな情報を入手する。向かいのビルの会社員は、火の玉を2回見ていたのだ。薫は、湯川の元にその報告に行った。湯川は、アーチェリー場にいた。そのとき、薫は、あることに気づく。アーチェリー場に貼られていた「一射入魂」という文字を、薫は、ステンドグラス工房でも見ていたのだ。それを聞いた瞬間、湯川の脳裏に今回の事件の全体像が浮かんだ――。

湯川は、研究室に学生たちを集め、実験の準備をする。矢島は自殺した、と湯川は言うのだ。用意されたのは、マネキン、長短2本の弦が張られたアーチェリーの弓、ふたつのハンダごてとタイマーコンセント。湯川は、2本張られた弦のうち、緩い方をマネキンの首に巻きつけ、きつく張られたもう一方の弦にハンダごてを当てた。弦は、高密度ポリエチレンでできているため、熱に弱いのだ。タイマーセットされたコンセントは、やがて電流を流し、短い弦を焼ききった。すると、首に巻かれた弦がマネキンの首を絞めて伸びきった。さらにその後、遅れてセットされていたもうひとつのハンダごてが熱を発し、首を絞めていた弦を焼き切った。ふたつの火の玉の正体は、焼き切られたとき、2本の弦の先端についた炎だった。

矢島は、他殺に見せかけるために慎重に準備を進め、自殺の前夜、工房でテストまでしていたようだった。秋穗が見た火の玉は、その際のものだと思われた。使った道具類は、すべて貴子が回収した、というのが湯川の推測だった。

別の日、取り調べを受けた貴子は、すべて告白した。自宅からは、矢島が使用したアーチェリーの弓やハンダごてを改良したものなどが押収されていた。貴子は、自殺する前の夫から電話で指示され、彼が死んだ翌朝にホテルを訪れていた。そこで始めて夫の死を知った貴子は、必死に動揺を抑えながら、矢島が残した手紙どおりに、道具を回収して戻ったのだという。遺書には、こんな形でしか家族を守れない自分を許してほしい、と記されていた。薫は、何故矢島の指示通り、道具を処分しなかったのか、と貴子に尋ねた。すべて処分していれば、矢島の計画は成功していたかもしれなかったのだ。すると貴子は、あの人の大切な形見を捨てられるわけがない、と涙ながらに答え…。

同じころ、秋穗は、湯川を訪ねていた。ステンドグラスでできた手作りのコースターを2枚、湯川に手渡す秋穗。湯川と薫への感謝のしるしだという。秋穗は、これからは自分が母親を守っていく、と湯川に告げると、「こういうとき、普通は泣くものかもしれないけど、親の苦労、ずっと見てきたからかな。ひねくれているの」と言って微笑んだ。すると湯川は、ひねくれているのではなく論理的で建設的と捉えるべきだと秋穗に告げる。何故なら自分も、両親の苦労を見てきたが、まったくひねくれていないからだ、と――。

湯川の元を訪れた薫は、検察が貴子の起訴を見送ったことを報告した。だが、貴子たちは自己破産と債務処理の手続きをとって、秋穗と一緒に実家に戻ることになりそうだという。薫は、どの段階で自殺だと思ったのか、と湯川に尋ねた。すると湯川は、事件現場を見たときだと答えた。コーヒーの容器を持ち去らずに指紋をふき取って残していった点、そして睡眠薬を使ったにもかかわらず死体がベッドに横たわっていた点から、事件は密室殺人ではなく、被害者以外、部屋には誰も入ってこなかった、と考えたのだ。


犯人はマリオ(ファイヤーボール)。


もしくはルイージ。意外な所で「FIREBALL」を発表したB'z。いやいや、全部ハズレです(笑)。真相は、「一射入魂」というチラシから湯川と薫が暴いた、他殺と見せ掛けての矢島の自殺でした。そして、彼が残した手紙通りにそれを隠蔽したのが貴子。「こんな形でしか家族を守れない自分を許してほしい」という言葉を残した矢島と貴子の、何とも空しい夫婦愛がそこにありました。でも、湯川は現場に立ち入った時点で「密室殺人ではない」と察していたんですね。過去に和弓の経験もあって、一時はアーチェリーまで楽しんじゃって。このう、湯川! カッコ良過ぎます(笑)。

ところで、秋穗を演じた大後寿々花さん。日本テレビ系「セクシーボイスアンドロボ」以来久々に見たけど、顔がまた一段と大人っぽくなっていましたね。でも、ニコちゃんの面影もまだたっぷりとありました!

○関連記事「ガリレオ・第1話」
○関連記事「ガリレオ・第2話」
○関連記事「ガリレオ・第3話」
○関連記事「ガリレオ・第4話」
○関連カテゴリ「白夜行」

「探偵ガリレオ」
原作小説「探偵ガリレオ」(東野圭吾)

「KISSして」
主題歌「KISSして」(KOH+)

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2007.11.13

アジアシリーズ2007・中日がSKを破り初のアジア王者に!

「KONAMI CUP アジアシリーズ 2007」の決勝戦(東京ドーム)、中日ドラゴンズがSK(韓国)を6―5で破り、アジア王者に輝きました!

○関連サイト「中日ドラゴンズ」公式サイト
http://www.dragons.co.jp/
○関連サイト「Dragons 中日ドラゴンズ-公式ブログ」
http://dragons-official.at.webry.info/
○関連サイト「KONAMI CUP アジアシリーズ 2007」公式サイト
http://asia.npb.or.jp/
○関連記事・中日新聞「中日、アジア王者 日本勢3連覇」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20071101it14.htm

○「中日新聞」の記事を抜粋

日本、韓国、台湾、中国のプロ野球リーグ優勝チーム(中国は選抜チーム)による第3回「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」は11日、東京ドームで決勝を行い、中日(日本)が6-5でSK(韓国)を下して初優勝し、日本の代表チームが3年連続でアジア王座に就いた。中日は1次リーグでSKに敗れた雪辱を果たすとともに2005年のロッテ、06年の日本ハムに続く大会制覇を達成し、優勝賞金5000万円を獲得した。最優秀選手(MVP)には中日の井端が選ばれた。


おめでとうございます!!!


プロ野球のアジア王者を4カ国で争うアジアシリーズ。先日「53年ぶりの日本一」を決めたばかりの中日は、1次リーグ2位でスタートしながらもSKに競り勝ち、初優勝と共にアジア王者となりました。その決勝戦では凄まじい攻防が見られたけど、落合監督率いる中日が最後まで頑張ってくれました。日本勢としては、初代王者のロッテ、昨年王者の日本ハムに続く、大会3連覇達成。日本、強し!

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地元・名古屋では、つい先日まで「中日ドラゴンズ日本一セール」が至る所で開催されていたけど、「アジア王者セール」もやってくれるのかな?

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戦いを終えた竜戦士たち。落合監督の胴上げがまた見られて良かった。それから・・・。

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ドアラ自重(笑)。まあ良い! 君も派手に暴れて応援してくれた!

○関連記事「プロ野球日本シリーズ・中日が日本ハムを破り53年ぶりに日本一!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/10/post_ff3d.html
○関連記事「本日のナナちゃん(2007/11/02)」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/11/post_4eaf.html

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2007.11.12

ハタチの恋人・第5話

作家と呼ばれる人たちは、全員が全員ペンネームを使用しているわけではないみたい。でも、もし実際に「森山リュウ」という名を聞いたら、私は明らかに本名ではなくペンネームだと思っていたに違いないと思います。ちなみに、私もここではハンドルネームを使用しています。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「ハタチの恋人」
第5話「涙の抱擁」

圭祐(明石家さんま)が、虫垂炎で入院することに。大阪へ帰る小百合(森下愛子)と入れ違いで、ユリ(長澤まさみ)が毎日見舞いに訪れる。幸せな時間を過ごす圭祐だが、小百合への罪悪感に駆られる。一方、圭祐に不信感を抱く由紀夫(塚本高史)は、心配のあまりユリと口論になってしまう。そんな中、ユリは就職活動の最終試験に臨む。
○公式サイトのあらすじより

東京の出張先のホテルに現れた小百合(森下愛子)の前で、圭祐(明石家さんま)は具合が悪くなってしまい救急車で病院に運ばれることになってしまった。そして、盲腸の手術を終えた圭祐は、小百合に付き添われ幸せをかみ締めていた。

一方、圭祐が救急車で病院に運ばれたことを知ったユリ(長澤まさみ)は、慌ててお見舞いに行く。買出しのため病室から出た小百合と入れ違いで入ってきたユリを見た圭祐は、心臓が止まりそうになる。小百合が戻るまでに、ユリをどうにかしなくては!!

小百合が大阪に帰り、事なきをえた(?)圭祐。そんな圭祐の病室に、ユリは甲斐甲斐しくも毎日お見舞いにやってくる。ユリのことを心配する由紀夫(塚本高史)は、風太(市村正親)に相談をするのだが、風太にとんでもないことを吹き込まれる!

日が変わり、由紀夫は圭祐が入院している病院にやってきた。圭祐の病室には、すでにユリがお見舞いにきている。もうすぐ退院する圭祐は、全快祝いに美味しいものを食べに行こうとユリと約束をするのだった。そんな圭祐の病室に入ろうとする由紀夫を、スーツを着た男が制した。その男は、東京の会議の席でいつも隣になるINF東京の社員(福井博章)。ユリのことを圭祐の彼女だと完璧に誤解してしまったその男に、由紀夫は圭祐のことを尋ねるのだった。そして、由紀夫はユリにそのことで注意をするのだが…。


ユリ、最終試験に落ちてしもうたか・・・。


圭祐の病室へお見舞いで何度も足を運び、「森山リュウ」の名がペンネームであることにもようやく気付いたユリだけど、“圭祐≠森山リュウ”はいまだ理解せず。そんな中続けていた就職活動は失敗してしまい、偽者の森山リュウ(圭祐)には変な励まされ方をしてまた悩んでしまいました。でもある夜、二人は再会し、そして抱擁。偽者の森山リュウ(圭祐)は、「一人でな、頑張ろうとせんで、ええねや。泣きたい時はな、泣いたらええ。素直に泣いたらええねや。」と囁き、ユリを慰めたのでした。こういうシーンにおいて、関西弁の良さというか表現が生きるなあと思いましたね。偽者の森山リュウ(圭祐)は良いこと言った! 「偽者」ばっかでしつこいでっか? まあ、ええやん(笑)。

気になるのは由紀夫の動き。風太に年の離れた男女の恋愛が成立するかを尋ねたり、INF東京社員(役名は無いのか?)に圭祐が本当に「森山リュウ」かを尋ねたり。さらには、ユリを説得しつつ押し倒してしまうことも。どうも圭祐の存在が気に入らないようですね。こうした彼の動きが、二人を引き裂く原因の一つになっていくんでしょうか? それから風ちゃん、圭祐と由紀夫からの別々の電話相談を同時に受けんでええねや。まあ、落ち着けや(笑)。

○関連記事「ハタチの恋人・第1話」
○関連記事「ハタチの恋人・第2話」
○関連記事「ハタチの恋人・第3話」
○関連記事「ハタチの恋人・第4話」

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2007.11.11

SP・第2話

またもバレーボール中継の放送時間延長で押され、期待しているというのにどこか拍子抜けしてしまう私。まあ、どうせDVDレコーダーで録画したのを見るのが常だから問題は無いか。延長しても「自動延長録画機能」でちゃんと録画してくれるはずだし・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「SP」
第2話「元内閣総理大臣を警護せよ」

井上(岡田准一)が警護訓練中にめまいを起こした。検査の結果、井上の超人的な五感は幼いころの体験が原因だと分かる。そんな中、元総理・加藤(露木茂)が検査入院することに。加藤の入院は極秘事項のため、井上と笹本(真木ようこ)の二人だけで警護に付く。そのころ、加藤を狙うテロリストが病院に迫っていた。
○公式サイトのあらすじより

井上薫(岡田准一)は、要人の退避訓練中に“シンクロ”を発揮して身を潜めていたテロリスト役を素早く組み伏せてしまい、訓練にならないと石田光男(神尾佑)や笹本絵里(真木よう子)から呆れられる。
直後、激しい眩暈に襲われた井上は、尾形総一郎(堤真一)に命じられ病院で検査を受ける。医師の診断は神経成長因子の血中濃度の増加で、緊張状態が続くと症状が進んでしまうためリラックスを心がけるようにと注意をうけた井上だが、尾形には過労とだけ報告する。

同じ頃、都内のあるマンションでは6人の男たちが大和病院襲撃の準備を進めていた。「予定通り」のメールが届き、顔を見合わせる6人…。

翌日。尾形から井上と笹本に、加藤元総理(露木茂)が極秘で検査入院をする際の身辺警護の命令が出た。井上と笹本にガードされながら大和病院へ入ってきた加藤を、患者に紛れて見つめる1人の男がいた。6人の中の1人・沼田(パク・ソヒ)だ。沼田から状況報告のメールを受け、車で待機中だった5人が動き出した。

一方、井上と笹本は加藤が手術に入ると、手術室の前でどちらが先に昼食をとるかの勝負をする。先に食事をとることになった井上は、妙な胸騒ぎを感じて後ろ髪をひかれる思いで外出する。そして、井上と入れ替わるように病院内へ侵入してきた6人は、手際よく各階へ散らばると病院を制圧すると共に笹本をも拘束してしまう。

一方、外を歩いていた井上は手術中の加藤がテロリストに襲われる妄想を見て病院へと引き返し…。


ふざけんな! 途中切れぢゃん!(泣)


DVDレコーダーのせいか延長信号配信無しのせいか分からないけど、「自動延長録画機能」が上手く作動しなかった模様。加藤元総理が「ブラームスを頼む」と言って手術中に音楽を掛けたシーンまでは見たけど、ちなみにあれは「ピアコン2番の第一楽章」だけど、その後で切れました。私もキレました。っていうか、泣きました。ちょー、何らかの方法で必ず補完する! それで続きを必ず書く! で、バレー延長、おい! あれはあれで結構面白いよね(ヤケクソ)。

○関連記事「SP・第1話」

「フライ,ダディ,フライ」
映画「フライ,ダディ,フライ」

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2007.11.09

本日のナナちゃん(2007/11/09)

名古屋の待ち合わせスポット「ナナちゃん人形」とは、
名鉄百貨店本店ヤング館(旧セブン館)前で立っている、
高さ約mの巨大マネキン人形です。
季節ごとに衣装替えするナナちゃん、本日の姿は・・・。

ドラリオンナナちゃん。 ラフスタイル?

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「『ドラリオン』って何?」と思った方へ、公式サイトをご紹介します。

○関連サイト「ダイハツ ドラリオン シルク・ドゥ・ソレイユ」
http://www.fujitv.co.jp/events/dralion/

「中国が誇る伝統芸術と、現代の西洋文化を代表するシルク・ドゥ・ソレイユの驚異的パフォーマンスが融合した作品」だそうで、「タイトルの『DRALION(ドラリオン)』は、東を代表する龍(DRAGON:ドラゴン)と西を代表する獅子(LION:ライオン)からなる造語」だそうです。「中日ドラゴンズ」とは関係が無いわけね(笑)。10/31より名古屋公演が開催され、来年1/06まで続いた後、また別の地域に移るようです。感動もあって良いらしいので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?

○関連記事「本日のナナちゃん(2007/11/02)」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/11/post_4eaf.html

ちなみにナナちゃんは、つい先日まで「中日ドラゴンズ日本一」を記念してユニフォーム&タスキの姿をしていたけど、数日後にはこの「ドラリオンナナちゃん」に衣装替えしていました。そもそも「ドラリオン」の垂れ幕やチラシが辺りにたくさんあったし、「ナナちゃんだけが浮いて見えた」という説も?

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2007.11.08

医龍 Team Medical Dragon2・第5話

「無輸血手術」なんて相当難しいに違いない。成功率だってかなり低いのではないか。そんな思いがありましたが、手術を担当するのはあの朝田。「きっと彼はまたやってくれるだろう」と信じていました。さて、その結果は?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「医龍 Team Medical Dragon2」
第5話「決行!!運命の無輸血手術」

朝田(坂口憲二)が心臓に異常がある女子高生・美羽(黒川智花)の超難関手術に挑戦する。美羽は大物代議士・恩田(竜雷太)の娘で明真大学付属病院での手術が予定されていた。が、美羽は明真の金目当ての医療方針を嫌い朝田のいる北洋病院に駆け込んでくる。その無理がたたり美羽は急性大動脈解離を併発。朝田は即手術を決行するが、美羽はある特殊な体質のため、普通なら3時間の手術を40分以内で終わらせなければいけない。北洋病院で朝田をサポートできるのは麻酔医の小高(大塚寧々)くらい。だが、無気力な小高は手術室に入ろうとしない。
○公式サイトのあらすじより

朝田龍太郎(坂口憲二)を信用して北洋病院に入院した緒方美羽(黒川智花)。だが、美羽が政治家、恩田哲三(竜雷太)の娘と知った片岡一美(内田有紀)と野口賢雄(岸部一徳)は、彼女を明真大学付属病院に転院させてしまう。鬼頭笙子(夏木マリ)のチームに手術させようとしたのだが、美羽の血液が極めて希少な型と判明。危険をはらむ手術に野口は頭を抱える。ところが、美羽が朝田のもとに行こうと、明真を抜け出し北洋病院の前で倒れた。すぐさま、緊急オペとなるのだが…。
明真では、野口が恩田に美羽の状況を電話で説明。野口は、美羽の手術は北洋に任せるしかないと伝える。野口にしてみれば、上手く厄介払いができたというところ。

北洋では手術の準備が進む。重大な手術に野村博人(中村靖日)は怖じ気づく。藤吉圭介(佐々木蔵之介)は美羽と同型の血液を必死に探すが、見つからない。そんな時、麻酔医が美羽と同じ血液の患者を手術した教授を思い出す。その教授は伊集院登(小池徹平)が知っていた。朝田と藤吉は、伊集院に教授に連絡して患者を紹介してもらい、血液を確保してくるよう指示。伊集院は、その門脇という患者の家へと急ぐ。

しかし、血液の到着を待つ余裕はない。朝田は、外山誠二(高橋一生)を助手に美羽のオペ開始を宣言。しかも、輸血が出来ないため、血液の循環を止めての手術だ。循環停止できるのは40分が限度。朝田は、40分で全てを終わらせると言うのだが、外山にはとても信じられない。それでも、やらなければならないという朝田の強い信念のもと、手術がスタート。朝田は、驚愕のスピードで手術を進めるのだが、途中、重大な問題が発生。美羽の患部が術前検査よりも拡大していたのだ。これでは、とても40分では終わらない。だが、朝田は決してあきらめなかった。

その頃、善田秀樹(志賀廣太郎)がようやく美羽と同型の血液を探し当てた。400ccとわずかではあるが、すぐに届けるよう手配。一方、伊集院は買い物に出かけてしまったと聞いた門脇をショッピングモールで探す。そこに、木原毅彦(池田鉄洋)が駆けつけた。美羽が倒れた時、北洋にいた木原は狡猾な野口にすぐ帰るよう命令されていたが、その命令には従わず、伊集院とともに門脇を探す。

朝田のペースは衰えない。しかし、小高七海(大塚寧々)と医局のモニターで見つめる松平幸太朗(佐藤二朗)は、血液なしでは最後までもたないと冷ややか。小高が医局を出ると、片岡が話しかけてきた。血液は届かないと首をふる片岡は、それでも朝田はすでに最悪の事態を想定していると告げる。

当初の終了予定時刻が迫る。まだ、手術は肝心の部分を残したまま。あきらめようとする外山。すると朝田は、野村に人工心肺を回すよう指示。美羽の血液に他の液剤を入れて薄め、循環血液量を確保しようと言うのだ。この処置をするために、高度な管理を求められる野村は、さらに怖じ気づいて首を振る。朝田は、チームで全てをサポートすると野村を説得。ようやく野村が意志を固めた時、手術室の扉が開いた。入ってきたのは、小高だ。片岡の説得で、手術に参加したのだ。野村と小高の血液量、麻酔量の絶妙な調整が続くが、それも限界が近づいてくる。

輸血センターから搬送中の血液は、車が渋滞に巻き込まれて立ち往生。伊集院は、バイクを駆って取りに向かう。血液を確保して、北洋へ急ぐ伊集院。ようやく病院につき、看護師に血液を渡し見学室に入ると…なんと、朝田たちの動きが止まっている。間に合わなかったか、と、つぶやく伊集院の耳に、朝田のオペ終了の声が。なんと、朝田は希釈された血液量ギリギリで、無事に手術を終えていたのだ。喜びに湧く北洋の手術室。しかし…。

北洋での美羽手術成功に歯噛みする男がいた。明真の野口だ。恩田の明真への信頼も、もはやここまでと思われたとき、木原が飛び込んで来た。電話に出なかったことを詫び、伊集院の血液確保を手伝っていたと怯えながら告白する木原。すると、野口は怒るどころか、木原の行動を褒めるではないか。

その後、野口は片岡とともに恩田と面談。案の定、明真の不手際を責める恩田に、野口は美羽の手術は木原が行ったと平然と言い放つ。さらに、片岡はこの話を信じなければ、美羽が隠し子であることを公表すると続ける。さすがの恩田も、これには引き下がる以外になかった。


♪希釈~、希釈~~!(「与作」をBGMに)


緊迫した手術シーンにパロディを重ねちゃあダメですね、失礼しました(苦笑)。輸血ができずタイムリミットも迫る状況で朝田が選んだ手段は、血液を薄めるという「希釈」。これには周りの関係者も驚いていたけど、伊集院が必死に患者を探して血液を持ってきた頃には、手術は無事に成功していました。小高のサポートも功を奏したようですね。また、朝田は弱音を吐いてばかりの野村に仲間意識を持ち掛けたことで、彼は何とか克服して最後まで立ち会えました。今回の無輸血手術は、いろんな意味で見事なものでしたね!

片岡の「二つの嘘」が上手く作用。明真に駆け付け呆れる恩田へ、「木原を北洋に送って切るよう指示した」と言う野口に続き、「事実です」と一言。昔大ケガをした美羽へ、かつて病院まで運んだのは母親なのに、「恩田先生よ」と一言。前者については恩田と美羽の関係が出回る恐れがあることで黙らせ、後者については美羽が恩田を憎んで余計な真似をしないように美談で収めさせました。その結果、彼らにとって都合の良い状況になり、ケータイメールで語り合うほどに。最初は「納得の行かない嘘」のように思えたけど、後になって「彼女の作戦勝ちか?」と思ってしまいました。しかし野口が言うには、そこまでするのには何やら裏があるらしい? 一時は朝田の腕さえも賞賛していた片岡だけど、どうもその心がいまだに読めません。

○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第1話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第2話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第3話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第4話」
○関連記事「いいとも2007年秋祭・ゲームという名のオペ」
○関連カテゴリ「医龍 Team Medical Dragon」

「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX
「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX

「医龍―Team Medical Dragon (1)」「医龍―Team Medical Dragon (2)」「医龍―Team Medical Dragon (3)」「医龍―Team Medical Dragon (4)」
「医龍―Team Medical Dragon (1)~」(乃木坂太郎 著, 永井明 原案)

「ONE」
主題歌「ONE」(AI)

「Believe」
主題歌「Believe」(AI)

「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック
「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック

「白い巨塔」DVD-BOX 第一部 「白い巨塔」DVD-BOX 第二部
「白い巨塔」DVD-BOX 第一部/第二部

「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX 「救命病棟24時スペシャル2005」
「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX/「救命病棟24時スペシャル2005」

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2007.11.07

働きマン・第5話

今回のサブタイトル「仕事に誇りを持てますか?」は、このドラマのテーマにも関わる話だけど、やっぱり自分に置き換えて考えてしまいますね。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「働きマン」
第5話「仕事に誇りを持てますか?」

張り込み班の菅原(津田寛治)が張り込み中に変質者と勘違いされ通報された。成田(沢村一樹)は怪しまれないよう、松方(菅野美穂)に菅原と恋人のふりをして張り込むように指示を。女性を軽視する菅原が嫌いな松方は、しぶしぶついて行く。二人は、大物芸能人カップルの密会現場を撮るために張り込みを始める。
○公式サイトのあらすじより

張り込み中の菅原(津田寛治)がストーカーと間違われて通報された。成田(沢村一樹)は、怪しまれないように、カップルのフリをして張り込むように指示。その相手にマユ(平山あや)を指名した。菅原が今狙っているのは、映画俳優の新堂リューゴと歌手の安寿の不倫スクープ写真だった。ところが、夜に弱いマユは、張り込み中に居眠りしてしまい、菅原に「お前なんかいらない」と追い返されてしまう。

翌日、新二(吉沢悠)に手料理を作ると約束していた弘子(菅野美穂)は、絶対残業をしないと心に誓い、朝からガツガツ働いていた。ところが、新二にドタキャンされてしまい、がっかりした弘子は、自らマユの代わりに張り込みを申し出る。しかし、普段から仲の悪い二人は張り込み中も言い合いばかり…

しばらくすると、菅原を通報したおばちゃんが車内を覗き出した。すると弘子は菅原に恋人の振りをするようにと抱きつき 「こうしてればいくらなんでも見ませんよ」 と一言。菅原も渋々抱き合うが、おばちゃんが去り、二人が離れてみると、なんと弘子の食べていた納豆巻きが菅原のジャケットにベットリくっついている。怒った菅原が車から離れている間に、狙っていた新堂と安寿がマンションへとやってきた。車内に一人残された弘子は、慣れないながらも、マンションに入っていく二人の姿を何とか撮ることに成功した。編集部は “超大型カップル・不倫密会現場” のスクープに沸き、このスクープは次号の目玉になるはずが――。


映画「マルサの女」を思い出したよ。


張り込み中の男のマルサが警察に怪しまれたり、男女のマルサが恋人のフリをしたりと、似たシーンがいくつかありました。雨の日にドタバタするシーンもあったっけ。そのせいで、「もしかして映画へのオマージュ?」なんて思ってしまったけどね。まああちらの方々も、「徹夜・泊り込みは当たり前!」の勢いで仕事に専念していたけど、相当誇りを持っていたんだろうなあ・・・。

弘子と菅原の迷コンビは、最後にはスクープの激写に成功。弘子はタレントに「今撮ったお二人の写真、掲載させていただきます」と言って名刺を渡したけど、怒ったタレントは「お前らこんなことしてて恥ずかしくないのか!」と言ってそれを地面に叩き付けました。しかし弘子は黙って名刺を拾い上げ、「これが、私たちの仕事ですから」と冷静に一言。その後、スクープ写真は雑誌の独占スクープとして掲載され、そこには弘子と菅原の名前が。また、二人は屋上でも語り合い、少しは心を通わせることができたようでした。「自分の仕事が誇れるかどうかは、自分自身が決めること」。弘子は、それを改めて感じたようで・・・。

○関連記事「働きマン・第1話」
○関連記事「働きマン・第2話」
○関連記事「働きマン・第3話」
○関連記事「働きマン・第4話」

「働きマン (1)」 「働きマン (2)」 「働きマン (3)」 「働きマン (4)」
原作コミックス「働きマン (1)~」(安野モヨコ)

「浮世CROSSING」
主題歌「浮世CROSSING」(UVERworld)

「働きマン」オリジナル・サウンドトラック
「働きマン」オリジナル・サウンドトラック

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2007.11.05

ガリレオ・第4話

今回第4話で「湯川と勝負する男」としてSMAPの香取慎吾さんが登場する件が、以前から話題になっていましたね。この分だと、「衝撃の最終話は、あの男(または女)が対決を挑む!」みたいな展開になりそう? それって、同局系ドラマ「古畑任三郎」シリーズみたいじゃん(笑)。ところで“「月9」で慎吾ちゃん”といえば、面白いかどうかが良く分からなかった「西遊記」を思い出しますね。あの「孫悟空」から一転して「頭脳派の殺人鬼」に。さて今回、どのような勝負を挑んだのか?

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「ガリレオ」
第4話「壊死る」

薫(柴咲コウ)は、女子大生が自宅のプールで死亡した事件の捜査に着手。死因は心臓まひだったが、左胸に不自然なあざが残り、その部分の皮膚だけが腐っていたと判明。不審に思った薫は、湯川(福山雅治)に協力を求めるが専門外だと拒否される。その後、皮膚の研究をしている学生・田上(香取慎吾)に出会い相談する。
○公式サイトのあらすじより

ある豪邸の室内プールで若い女性の水死体が発見された。両親が旅行に出かけていた間に起きた出来事らしい。検死の結果、死因は心臓麻痺によるものと思われた。だが、何故か胸の皮膚の一部だけが壊死していた。そのことが気になって湯川(福山雅治)のもとを訪れた薫(柴咲コウ)は、何故皮膚が壊死したのか、と彼に尋ねた。しかし湯川は、それは物理学の範疇ではない、と言って薫を追い返してしまう。

ある日、四ッ谷工科大学で開かれた物理学会での講演を終えた湯川は、ひとりの学生に呼び止められる。講演の内容に感銘を受けた、というその学生の名前は、田上昇一(香取慎吾)。その大学の院生だった。田上の名前に覚えがあった湯川は、記憶をたぐり、ひとつの論文を思い出す。その論文の内容に興味を持っていた湯川は、田上に名刺を手渡すと、いつでも連絡してくれ、と言って彼と別れた。するとそこに、薫が現れる。水死した女性・篠崎怜子(蒼井そら)は、この大学の学生だったのだ。湯川の姿を見つけた薫は、再度彼に相談を持ちかけたが、全く取り合ってもらえない。そのとき、ふと掲示板を見た薫は、そこで “皮膚疾患の先端技術”という文字を見つける。皮膚が壊死した原因がわかるのではないかと思った薫がその研究室を訪ねてみると、そこにいたのは白衣姿の田上だった。薫から事件の話を聞いた田上は、心臓麻痺とは関係ないのではないか、と答えた。そのとき薫は、シリコンウエハーという半導体の材料を自分で削って作ったというブローチを田上からもらった。

そんなある日、湯川の研究室に田上が訪ねてくる。そこで田上は、海外に出て研究をするつもりはないのか、と湯川に問いかけた。田上は、社会で実用される研究をして、それに見合うだけの報酬を受け取りたいという考え方の持ち主で、軍事産業に進むことを視野に入れているようだった。誰も存在しないような兵器を考えるのは楽しいと思う、などと笑いながら話す田上に、湯川は何かを感じたようだった。

同じころ、薫や弓削(品川祐)たちは、心臓麻痺と胸の痣の因果関係がつかめず、捜査を終わりにしようとしていた。するとそこに湯川から電話が入った。もう一度、事件の詳細を教えてほしいのだという。
薫とともに監察医務院を訪れた湯川は、監察医の桜子(真矢みき)から検死結果や壊死した細胞などを見せてもらう。薫は、事件性を匂わせる湯川の言葉に困惑しながらも、彼の指示で、この半年の間に心臓麻痺で死んだ人間を調べ始める。

あくる日、薫は、湯川の研究室を訪れる。他殺説の根拠を聞くためだった。だが、湯川の姿はなく、助手の栗林(渡辺いっけい)が、プラスチックウェルダーを使って溶接作業をしていた。その際、薫は、田上のことを栗林に話していた。
同じころ、湯川は、学内の図書館で、医学書などを調べていた。そこにあった専門雑誌には、田上の記事が掲載されていた。

田上の元を訪ねた薫は、怜子の死は他殺の可能性があると彼に伝えた。そこで初めて湯川が捜査に協力していることを知った田上は、一瞬表情を変えるが、すぐに自分も心臓麻痺を起こす方法を考えてみる、と薫に告げた。
研究室に戻った湯川は、村瀬(林剛史)らゼミの学生を総動員して、世界中のWEBサイトを対象に、「暗殺」「心臓麻痺」「兵器」といったキーワードを調べさせる。やがて、キューバのあるサイトが浮かび上がった。そこには、「心臓麻痺にしか見えない暗殺方法」「暗殺に最適」「すでに数回の実験で効果確認済み」という売り込みの言葉があった。

一方、薫は、ここ半年間で、怜子と同じような不審死を遂げた2件の記録を見つける。湯川の元に報告に行った薫は、田上からもらったブローチを床に落としたことに気づかなかった。
薫は、その足で田上を訪ね、今回の一件が連続殺人事件に発展するかもしれない、と彼に告げる。その際、田上は、湯川が悩んでいること、そして怜子の事件を追っているのが薫だけであることを知る。すると田上は、薫に高級ホテルの宿泊券をプレゼントし…。

その夜、湯川は、久しぶりに草薙(北村一輝)と飲みに行く。その席で、薫のせいで自分の研究が進まない、と草薙に告げる湯川。すると草薙は、薫もストレスを溜めているらしい、と答えた。薫は、3週間ぶりに休暇をとり、高級ホテルでリフレッシュすると言っていたらしい。

あくる日、湯川は、田上に電話し、会って話がしたいから食事でもどうか、と誘った。田上は、ある高級ホテルのロビーにいた。田上は、今日は約束があってだめだと答えた。すると湯川は、「殺したのは君だろう?」といきなり切り出した。が、湯川が殺害方法までたどり着いていないことを知った田上は、笑いをこらえながら、解けない問題は諦めてゆっくり休んだほうがいい、などと言って電話を切った。そのとき湯川は、田上の背後で鈴のような音を聞いていた。

薫は、田上からもらった宿泊券を使って、ホテルでの休暇を楽しんでいた。薫がレストランで食事をしていると、そこに田上がやってきた。田上も、このホテルで週末を過ごすことにしたのだという。

湯川が研究室で田上の考案した殺害方法について考えていると、栗林がやってきた。栗林は、薫が落としていったブローチに気づき、それが田上の手作りであることを湯川に告げた。田上がシリコンウエハーを超音波加工機で彫ったことを知った瞬間、湯川の頭の中に何かが閃いた。
湯川は、薫に電話を入れ、犯人が超音波を使って被害者を殺害したことを告げる。超音波を水中で発射すると、負の圧力が生じ、水中に空洞や気泡が発生する。その圧力が負から正に変わる瞬間、空洞が消滅することによって破壊作用が起こるというのだ。電話の最中、湯川は、鈴の音を聞いていた。それは、ホテルスタッフが持っていた、プラカードについている鈴だった。田上と食事中だった薫は、明日から早速捜査する、というと電話を切り、携帯電話の電源を切った。

食事を終えた薫は、田上に支えられながら部屋へと戻った。田上がワイングラスに入れた薬のせいだった。風呂に入った薫は、そのまま眠ってしまう。すると、薫の部屋に何者かが侵入し、怜子を殺害した超音波ツールで薫を殺害しようとした。その瞬間、バスルームに弓削たちが飛び込んできて、男を取り押さえた。だが、その男は田上ではなかった。

ホテルを後にしようとしていた田上は、ロビーにいた湯川の姿に気づく。湯川は、田上をホテルのバーに誘うと、薫が無事であることを田上に伝えた。湯川は、科学者なら研究テーマに対して誠実であるべきだ、と田上に告げた。田上は皮膚の壊死を軽視していたが、薫はそれを見逃さなかった――ゆえに、田上の作った超音波ツールは失敗作だというのだ。湯川は、田上に手書きの設計図を手渡すと、自分の考えた方法なら痣は残らないと告げた。その設計図を見た田上は、ショックを隠せず…。

あくる日、薫は、湯川の研究室を訪れた。田上は罪を認めたのだという。しかし薫は、肝心なときに眠ってしまったことや、同僚たちに裸を見られたことで激しく落ち込んでいた。湯川は、そんな薫を横目に、彼女が落としていったブローチをそっとゴミ箱に捨てて…。


悟空よ、自慢の如意棒を使ったか!


ここで言う「如意棒」とは「超音波加工機」のことですよ、非エロですよ、ウッキッキー!(笑) 田上は湯川に近付き、やがて真っ向から勝負を挑んできました。湯川は意外だったけどネット検索の結果で田上を疑い、やがて薫が落としていったブローチで真相を突き止めました。命を狙われた薫はその寸前で無事に至り、湯川は田上に「完璧な方法」の設計図を渡して、「電気的ショック」ならぬ「精神的ショック」を与えたのでした。冒頭の殺害シーンで道具(如意棒じゃなくて超音波加工機)がしっかり出たから、湯川の推理がそこに追い付く過程を伺う形になったけど、あそこで道具が明かされなかったらまさしく「古畑任三郎」シリーズみたいな展開だったなあと思ってしまいました。フッフッフ、湯川学でした(古畑任三郎の決め言葉風に)。

余談だけど、田上がシャワーを浴びるシーンで、慎吾ちゃんの後ろ向きの全裸姿が惜しげも無く数秒間流れましたね。瞬間視聴率は如意棒のように伸びたか? ウッキッキー!

○関連記事「ガリレオ・第1話」
○関連記事「ガリレオ・第2話」
○関連記事「ガリレオ・第3話」
○関連カテゴリ「白夜行」

「探偵ガリレオ」
原作小説「探偵ガリレオ」(東野圭吾)

「KISSして」
主題歌「KISSして」(KOH+)

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2007.11.04

ハタチの恋人・第4話

主人公・圭祐の苗字が「井上」であることを、今回初めて知りました(笑)。「明石家」や「桑田」とばかり思っていたもんなあ、冗談ではなく、ただ何となく・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「ハタチの恋人」
第4話「パパの秘密を知る夜」

ユリ(長澤まさみ)は就職活動の1次試験に合格したことを圭祐(明石家さんま)に報告。さらに2次試験のアドバイスを求める。悩む圭祐は、風太(市村正親)とともにユリと会うことに。一方、圭祐とユリの関係を進展させたい風太は、ホテルの部屋で二人きりにさせようと画策。だが、そこに圭祐の妻・小百合(森下愛子)がやって来る。
○公式サイトのあらすじより

圭祐(明石家さんま)は、自分が森山リュウ(市村正親)と勘違いをしているユリ(長澤まさみ)に、本当の事を言えずに大阪に帰ってしまった。その帰り道、ユリに心トキメク圭祐は、もう少しこのまま森山リュウのふりをしようと心に決める。そんな圭祐の大阪での生活は、心ここにあらずの状態。妻の小百合(森下愛子)は、ユリのことなど露とも知らず、圭祐はどこか具合が悪くなったのではないかと心配するのだった。

またまたやってきた週末の東京出張。就職活動で受けていた会社の一次試験に合格したユリは、二次試験のアドバイスがほしくて、圭介を誘い出す。圭祐は、当然アドバイスなどできるはずもなく、風太に相談すると、風太は圭祐の担当編集者ということで、一緒に会おうと言い出すのだった。

翌日、ホテルのティーラウンジで待つユリのもとに、圭祐と風太がやってきた。圭祐は、風太のことを担当編集者と紹介をする。面接の注意点を一通り風太に説明してもらい、圭祐が席を立とうとした時、二次試験には実技もあるから、実技のアドバイスを部屋で行おうと風太が余計なことを言い出すのだった。早速、ユリに課題を出す風太だったが、ヤボ用を思い出したと部屋を出て、圭祐とユリの二人きりにしようとする。慌てる圭祐が、風太を止めようとしたその時、ドアのチャイムが鳴る。

「へ、へ、来ちゃった」
なんと、ドアの前に小百合が立っていた!
慌てふためく圭祐と風太の言うことを聞き、ユリは分けもかわらず隠れるのだが…。そして、スィートルームで圭祐と小百合が2人っきりになった時、圭祐の身にある出来事が起きてしまい…。


「実技指導」って・・・(苦笑)


ユリはコロコロと騙されてしまうんだけど、オッサン二人がアホで本当に良かったよ(笑)。でも小百合の意外な乱入で、圭祐は彼女と久々のデートをすることになり、風太の計らいでスィートルームも彼らのものに。それで二人がベッドでゴソゴソし出して、圭祐がその場を離れて部屋を歩き出した途端に倒れてしまい、救急車で急遽病院へ。やがてその原因が盲腸だと分かったんだけど、慌てて病院へお見舞いに掛け付けたユリは、院内で運び込まれた患者のことを聞いても「森山リュウ」ではなく「井上圭祐」という名前が返ってくるだけ。ユリは顔を「?」にしながら病室へ向かったのだが・・・。

大体、「森山リュウ」の名がペンネームであることに気付けユリ! でも待てよ、「井上圭祐」が本名だと勘違いし始めているのかユリ? まあ良く分からないけど、とりあえずピンチはピンチだ!

○関連記事「ハタチの恋人・第1話」
○関連記事「ハタチの恋人・第2話」
○関連記事「ハタチの恋人・第3話」

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SP・第1話

随分待たされたようにも思えるドラマ「SP(エスピー)」が、バレーボール中継の放送時間延長もありつつ、ようやくスタートしました。キャストの岡田准一さんや堤真一さんと原案・脚本を手掛ける金城一紀さんの組み合わせは、映画「フライ,ダディ,フライ」以来。また、「踊る大捜査線」シリーズの監督を務めた本広克行さんが総監督を担当。今クールの注目作の一つです。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「SP」
第1話「東京都知事暗殺を阻止せよ」

特殊能力を持つ要人警護官・SPが、テロリストと闘う姿を描く。警視庁所属のSP・井上(岡田准一)は、上司・尾形(堤真一)の命令で都知事・大川(大場久美子)の警護に付く。超人的な五感を持つ井上は、都知事襲撃をたくらむテロリストの事前確保に成功。そんな中、井上は再び都知事の周辺に不穏な気配を感じ取る。
○公式サイトのあらすじより

井上薫(岡田准一)は幼い頃、両親がテロの巻き添えで亡くなったトラウマから、ある特殊な能力を持つこととなる。ある日、臨んだ見合い(合コン)の場でも、相手の女性たちに集中するあまり五感から相手の様々な情報を得る能力、“シンクロ”が働き出し、場を白けさせてしまう。その時、係長・尾形総一郎(堤真一)からの緊急な呼び出しを受け、井上は都知事・大川優子(大場久美子)を警護するよう命令を受ける。

一方、都内某所のマンションの一室では大男(三代目魚武濱田成夫)が都知事襲撃について誰かとメールでやりとりをしていた。

急行した警護場所は豊洲のシネコン。マスコミや一般客でごった返す中、井上は杖をついて歩く不審な大男が気になり、そっと男を陰へと導く。すると大男は突然、ナイフを手に襲い掛かかる。井上は一人で応戦しなんとか捕らえるものの、その男がテロリストだという決定的証拠はあがらない。翌朝、登庁すると課長・中尾義春(江上真悟)から井上と尾形は、SPの仕事は自分の身をていして要人を護ることであり、犯人を捕まえることではないと厳しく叱責される。新しい警護方法を模索する尾形は、「SPはいつまでも動く壁のままでいろということですか?」と反論するものの、中尾にはとりつくしまもない。

そんな中、引き続き都知事警護のため井上らは笹本絵里(真木よう子)らと会見場である都庁へと向かう。警護のため集中して“シンクロ”をしている井上の姿は、ぼーっとしているように見えるため、警護対象者である都知事の秘書から目障りだと邪魔にされ、控室での待機を命ぜられる。しかし、会見場で新聞記者の郷田(夏目慎也)が都知事への憤りを募らせていることを誰も知る由もなかった。

街頭演説場、美術館、テレビ収録など、雑踏での緊張した警護が続く中、再び都庁の会見場に向かう井上ら。会見中、SP控え室にて待機していたが胸騒ぎを感じた井上は、秘書の制止を振り切って会場へ入った。すると、まさに郷田が拳銃を都知事に向けて発砲するところだった。井上はとっさに飛び出して弾を体で受け止め都知事を護り、再び発砲しようとする郷田を押さえ込み確保。その頃、先日逮捕したものの釈放になっていた大男の元には「また実行されますか?」とのメールが届いていた…。


とてもスリリング!


井上は防弾チョッキを着込んだ上で都知事と犯人の間をダイビングし、間一髪で射殺を阻止できました。トラウマから備わった彼の特殊能力は、大事件を未然に防ぐ効果があり、時にはプライベートで失敗する逆効果も。そんな井上を演じた岡田さんは、かなり様になっていました。また、彼を支援する尾形こと堤さんも良いですね。こうして、SPたちの勇敢な姿が描かれていくのでしょうか。メールで何やら指示を送っていた、黒幕らしき存在は気になったなあ・・・。

このドラマはフィルム映像仕立てになっていて、本物の現場のような印象を受けました。演出もなかなか見もので、途中途中で数秒間ブラックアウトするシーンもあり。ただ、良い所で何度もCMに入ってしまったのは、あまり好きになれなかったなあ。今クールのドラマの中では最も遅く11月に入ってからのスタートとなったけど、この調子ならじっくり注目できそうです!

「フライ,ダディ,フライ」
映画「フライ,ダディ,フライ」

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2007.11.03

医龍 Team Medical Dragon2・第4話

今回第4話の放送前、プロ野球・日本シリーズで中日ドラゴンズが日本一を決めました。相手の攻撃を完璧に抑えるナイスピッチングを見せた、中日・山井選手の好投ぶりはすごかったですね。ところで、「山井」と聞いてTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」に登場する「ドーベルマン山井(山井武士)」を思い浮かべた人はどれほどいるんでしょうか? その山井を演じていたのが、このドラマの朝田こと坂口憲二さんであることをご存知でしょうか? つまり、当日は「山井デー」だったんですよ!(強引?)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「医龍 Team Medical Dragon2」
第4話「絶対殺せない患者」

投資会社役員の片岡(内田有紀)は、明真大学付属病院に国から心臓移植実施施設の認可が下りるよう、政治家の恩田(竜雷太)に口添えを頼む。一方、北洋病院を訪れた女子高生・美羽(黒川智花)が、重篤な心疾患と判明。朝田(坂口憲二)は手術に向けて動きだす。そんな中、美羽が恩田の愛人の娘だと判明する。
○公式サイトのあらすじより

朝田龍太郎(坂口憲二)たちが移籍した北洋病院だが、あいかわらず患者は増えず、受け付けには閑古鳥が鳴く。院長の善田秀樹(志賀廣太郎)は、藤吉圭介(佐々木蔵之介)にチーム作りの状況を尋ねるが、何分、日が浅く人員確保は難しい。

そんな中、朝田は麻酔医の小高七海(大塚寧々)に注目。小高が前回のガーゼオーマのオペで、若い麻酔医に的確な指示をしたからだ。朝田は、能力があるのに今までオペに参加しなかった理由を聞く。だが、小高はチョコを食べながら、軽いカカオ中毒だとはぐらかした。

"北洋にろくな医者はいない"。そんな噂は女子高校生にも浸透していた。腹痛を訴え救急車で北洋に搬送されてきた矢沢真理絵(柳田衣里佳)も、付き添いの友人、緒方美羽(黒川智花)に、明真に行きたいと訴える。

真理絵は、急性虫垂炎。ホッとした美羽の横を、朝田、伊集院登(小池徹平)ら医師たちが通り過ぎる。虫垂炎手術を侮るような発言をする外山誠二(高橋一生)を朝田が一喝。そんな医師団を見送り、携帯電話をかけられる場所を探す美羽に、小高がチョコを持っていないかと話しかける。真理絵のオペが始まると、手際の悪いMEの野村博人(中村靖日)を外山が怒鳴り散らす。その声に、さらに萎縮してしまう野村…。

その頃、明真では鬼頭笙子(夏木マリ)が自ら組織したエリート医師団、"チーム鬼頭"を引き連れてカンファレンスを始めようとしていた。そのチームには、荒瀬門次(阿部サダヲ)も入れられている。

一方、野口賢雄(岸部一徳)は、片岡一美(内田有紀)と打ち合わせ。片岡は、明真を心臓移植実施施設にするためには、実績だけでなく許認可のためのコネが必要だと話す。その夜、片岡は元厚生労働大臣、恩田哲三議員(竜雷太)と会食。明真の心臓移植実施施設への許認可の根回しを始めた。

北洋では、手術を終えた真理絵が快方に向かう。病室に見舞いに来た美羽に、真理絵は運ばれた時とは裏腹に、執刀医の朝田をべた褒め。真理絵は、胸痛を訴えていた美羽に朝田に診てもらえと勧める。だが、美羽は朝田に相談することができない。

そんな時、医局では騒動が勃発。手術時の野村の手際を責める外山に、なぜか松平幸太朗(佐藤二朗)が反論。慌てて止めに入る伊集院だが、外山が折ったペンを見つめていた野村が、奇声を上げて医局から飛び出した。追いかけていった伊集院に、野村は自らの過去を語る。野村は、以前いた病院で外科医のミスを自分のせいにされ、異動を余儀なくされていた。その外科医に、ずっと見下された態度を取られていたので、野村は外科医を恐れるようになっていたのだ。話し終えた野村は、チームの一員にはなれないと言う。すると、伊集院は朝田なら、チームのメンバーをそんな扱いはしないと請け負う。

何度も真理絵の見舞いに来る美羽だが、まだ朝田には話ができない。そんな美羽に小高が声をかけた。痛みを訴える美羽の胸に触れた小高の顔色が一瞬変わる。ちょうどそこに朝田が現れた。小高は、朝田とすれ違いに、美羽の症状を告げる。

美羽は、手術が必要とされる病気で、朝田は自分たちが必ず助けると約束。しかし、実は、美羽の父親は恩田議員で、美羽の病気のことを知った片岡は明真に移してしまう。美羽の執刀は、チーム鬼頭が行うことに。だが、ここでも問題が発生。なんと、美羽の血液は希少な型で、手術に必要な血液が確保できないのだ。医師から説明を受け、不安を募らせる美羽。そんな時、病院の廊下を歩いていた美羽は、野口が自分を厄介者のように医師たちに話しているのを聞いてしまった。朝田の信頼できる言葉とは裏腹に…。

その翌日、北洋で伊集院が木原毅彦(池田鉄洋)に資料を渡していると、病院を目指して歩いてくる少女の姿が。なんと、美羽ではないか。伊集院が慌てて駆け寄ると、美羽は明真から歩いてきたと言う。今抱えている病気ではと伊集院が注意しようとした矢先、美羽が倒れてしまう。美羽をストレッチャーに乗せて病院に運び込む途中、伊集院は彼女が希少な血液だと木原に聞かされる。だが、美羽には緊急手術が必要だった。

その頃、美羽が飛び出して倒れたことを知った野口は厄介払いが出来たとばかりにほくそ笑む。果たして、美羽の運命は!


美羽は見た!(「家政婦は見た!」風に)


北洋病院では外山の失言。明真大学付属病院では野口の失言。しかし、北洋の方で朝田の力強い発言や支援もちゃんと見ていた・・・。恩田と血がつながる美羽は、どうも父親のことが好きではない様子。一時は北洋から明真に移されたけど、朝田を信じて自分の足で北洋に舞い戻りました。でも、彼女の血液は極めて希少な型で、倒れて緊急手術が必要な中、血液確保まで輸血無しで行わなくてはならない状況。さすがに難しい顔をしていた朝田だけど、どう乗り切るかが見どころになりそうですね。

怪しくも腕と勘は確かな小高。皆にチョコばかりねだってはいたけど、ある時美羽と出会って話の流れで胸部を触るや否や、彼女に見せぬまま表情が急変。その詳細も含めて朝田にそれとなく危険事態を伝えたんだけど、あれはすごかったですね。美羽の緊急手術でも、是非朝田のサポートを願いたい強力な人材。でも、彼女は非協力的なのかな? どうもチョコの甘さとは似付かぬ悪い何かを感じるんですが? それから、かつて院内で濡れ衣を着せられトラウマ状態にある野村。今回外山からボロクソに罵られて伊集院が慰めていたけど、誤った判断を押し付けて彼を不安がらせる要因を作った外科医(大鶴義丹)が許せないですね。しかも偶然再会してしまい、軽くバカにされた一面も。でも、朝田はそんな野村の様子をずっと伺っていて、美羽の緊急手術に立ち会わせるようにしました。そこでの経験で、不安な思いをいくらか払拭できれば・・・。

○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第1話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第2話」
○関連記事「医龍 Team Medical Dragon2・第3話」
○関連記事「いいとも2007年秋祭・ゲームという名のオペ」
○関連カテゴリ「医龍 Team Medical Dragon」

「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX
「医龍 Team Medical Dragon」DVD-BOX

「医龍―Team Medical Dragon (1)」「医龍―Team Medical Dragon (2)」「医龍―Team Medical Dragon (3)」「医龍―Team Medical Dragon (4)」
「医龍―Team Medical Dragon (1)~」(乃木坂太郎 著, 永井明 原案)

「ONE」
主題歌「ONE」(AI)

「Believe」
主題歌「Believe」(AI)

「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック
「医龍 Team Medical Dragon」オリジナル・サウンドトラック

「白い巨塔」DVD-BOX 第一部 「白い巨塔」DVD-BOX 第二部
「白い巨塔」DVD-BOX 第一部/第二部

「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX 「救命病棟24時スペシャル2005」
「救命病棟24時 第3シリーズ」DVD-BOX/「救命病棟24時スペシャル2005」

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働きマン・第4話

今回注目したのは、「弘子の後輩・マユが『働きウーマン』に変身するか否か?」という点。もうそれだけを期待していましたが・・・。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「働きマン」
第4話「憧れと涙…振り向きマン!!」

マユ(平山あや)は、あこがれの恋愛小説家・夏目(小西美帆)の作品を連載する企画を提案。企画は通るも、まだ実務経験の少ないマユの代わりに松方(菅野美穂)が担当となる。松方は、夏目に新しい切り口として中年男性の共感を得るための小説を書くことを勧める。だが、マユは夏目の世界観を壊さないでほしいと訴える。
○公式サイトのあらすじより

念願かなって企画が通ったマユ(平山あや)が、大はしゃぎで弘子(菅野美穂)に報告に来た。それは、恋愛のカリスマと呼ばれる女流作家・夏目美芳(小西美帆)の小説を『JIDAI』に連載するというもの。マユが、1年以上も前から夏目のもとに通い続け、ようやく実現した企画だった。ところが、梅宮(伊武雅刀)と成田(沢村一樹)は、「2年目の編集者では頼りない」という理由で、マユではなく弘子に夏目の担当を命じた。担当を外されたショックで仕事に身が入らないマユはミスを連発する。

一方、そんなマユを心配する弘子も、夏目にどんな作品を書いてもらおうかと頭を悩ませていた。そこで、夏目にまず『JIDAI』の読者層を説明し、これまでの恋愛小説とは違う新しい夏目美芳を売り出せないかと提案した。それを聞いたマユは、「先生の世界観をこわさないでください」と弘子に反発してしまう。

マユのことも、夏目の連載のことも気になる弘子だったが、ある日、久しぶりに新二(吉沢悠)と海へ出かけた。しかし、デート中の弘子のところに菅原(津田寛治)からマユがいなくなったと連絡が入り――。


マユの変身は無理だったか、チッ!


恋に恋するマユは、担当を外されても憧れの小説家・夏目には恋愛ストーリーを書いてほしいと願うばかり。代わりに担当を命じられた弘子は、新たな分野に挑戦して書いてほしいと提案。しかし、どうも納得の行くビジョンが浮かばず・・・。そんな中、マユの失踪騒ぎで呼び出された弘子は、公園で彼女を発見。そこでマユの一言から「中年男性の恋愛ストーリー」が浮かび、結果は大ヒット。まあいろいろあったけど、二人は仲を取り持てたようでした。マユも多少は成長したようだけど。

ビジネスと私情の間で混乱状態にあり、命じられた仕事で失敗続きだったマユだけど、弘子先輩みたいな考え方も意識することを吸収できたかな? それにしても、まさかあんな恋愛ストーリーに決定するとは。確かに、あれは読んでみたい気はしましたね。中年男性が若い女性に出会って、うれしさのあまりジャンプしちゃうんだし(笑)。

○関連記事「働きマン・第1話」
○関連記事「働きマン・第2話」
○関連記事「働きマン・第3話」

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2007.11.02

本日のナナちゃん(2007/11/02)

名古屋の待ち合わせスポット「ナナちゃん人形」とは、
名鉄百貨店本店ヤング館(旧セブン館)前で立っている、
高さ約mの巨大マネキン人形です。
季節ごとに衣装替えするナナちゃん、本日の姿は・・・。

中日ドラゴンズのユニフォーム。 頑張った中日!

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中日ドラゴンズ、日本一おめでとう!

○関連記事「本日のナナちゃん(2007/10/27)」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/10/post_c1b6.html
○関連記事「プロ野球日本シリーズ・中日が日本ハムを破り53年ぶりに日本一!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/11/post_a26b.html

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以前「めざせ日本一! 中日ドラゴンズ!」だったタスキが、「祝・日本一! 中日ドラゴンズ!」に変わっていました。ナナちゃんの応援もあって、中日ドラゴンズは期待に応えてくれました!

それでは、会社帰りに見掛けた地元・名古屋の名駅付近の状況を軽く・・・。

どこもかしこも「中日ドラゴンズ・日本一セール」を開催。まず、ナナちゃんのすぐ横の「メンズ館」ですが、カッターシャツやベルトや財布といった紳士アイテムが安売りされていました。値段を見たけど、まあ安い方かなあといった感じ。キチンとしたスーツを着た男女の店員が中日の紙帽子を被っていて、そのギャップに「うんうん」と頷くだけ(笑)。次にデパ地下ですが、ワンサカワンサカと賑やかでした。ただ、特に安いと思わせる商品は見当たらず、どちらかというと騒いでいるだけで普段とあまり変わらなかったような。私はというと、近鉄パッセの「DONQ(ドンク)」にて「いつもの値段」でパンを買いました。ミニメロンパン、ウマー! よもっち、ウマー! ついでに、付近にあるゲームセンターを覗いたところ、こちらも人が大勢いました。たぶん「日本一セール」はやっていなかっただろうけど、単に金夜だから盛り上がってただけ? まあそんな感じでしたが、この週末はさらにワンサカワンサカドギャーといった感じで賑わうことでしょう!

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2007.11.01

プロ野球日本シリーズ・中日が日本ハムを破り53年ぶりに日本一!

2007年度のプロ野球・日本シリーズの第5戦(ナゴヤドーム)、中日ドラゴンズが北海道日本ハムファイターズを1―0で破って4勝1敗とし、53年ぶり2度目の日本一に輝きました!

○関連サイト「中日ドラゴンズ」公式サイト
http://www.dragons.co.jp/
○関連サイト「Dragons 中日ドラゴンズ-公式ブログ」
http://dragons-official.at.webry.info/
○関連記事・YOMIURI ONLINE「中日53年ぶり日本一、MVPは中村紀」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20071101it14.htm

○「YOMIURI ONLINE」の記事を抜粋

プロ野球の日本シリーズ第5戦が1日、ナゴヤドームで行われ、中日ドラゴンズが1―0で北海道日本ハムファイターズを破り、対戦成績を4勝1敗として、1954年以来、53年ぶり2度目の日本一に輝いた。

セ・リーグ所属球団の優勝は2002年の巨人以来、5年ぶり。中日はレギュラーシーズンで2位ながら、今季からセ・パ両リーグで導入されたクライマックスシリーズを勝ち抜き、リーグ覇者以外で初のシリーズ制覇となった。

中日は第1戦を落としたものの、第2、3戦で打線が爆発。第5戦では、先発の山井大介が8回を一人の走者も許さない見事な投球を見せ、九回は抑えの岩瀬仁紀が三者凡退に仕留める「完全リレー」で4連勝を飾った。最高殊勲選手(MVP)には中日の中村紀洋内野手(34)が選ばれた。

中日は11月8~11日に東京ドームで行われる「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」(読売新聞社後援)に出場、アジア王者を目指す。

◆表彰選手▽最高殊勲選手 中村紀洋(中日)▽敢闘選手 ダルビッシュ有(日本ハム)▽優秀選手 山井大介、荒木雅博、森野雅彦(以上中日)


おめでとうございます!!!


●試合展開
アウェー・札幌ドームで1敗した後1勝し、ホーム・ナゴヤドームで3連勝を決めた後のこの第5戦。中日のピッチャーは、川上かと思いきや好調の山井。この采配が当たり、山井は一人の走者も許さないピッチングで日ハム打線を制圧。「まさか、なあ?」とは思ったけど、9回はやはり抑えの岩瀬を投入していわゆる「勝ちパターン」の流れに。そしてその結果、岩瀬は最後のイニングを三者凡退に仕留め、平田の犠牲フライによる1点をキープしたまま逃げ切って勝利しました。この瞬間、中日の日本一が大決定! テレビにてリアルタイムで観戦していたけど、地元民としての喜びの声が思わず出てしまいました!

○2007年度日本シリーズの全試合結果

【第1戦】 10/27(土) ○ 日本ハム 3 - 1 中日 ● [勝]ダルビッシュ [敗]川上
【第2戦】 10/28(日) ● 日本ハム 1 - 8 中日 ○ [勝]中田 [敗]グリン
【第3戦】 10/30(火) ● 日本ハム 1 - 9 中日 ○ [勝]朝倉 [敗]武田勝
【第4戦】 10/31(水) ● 日本ハム 2 - 4 中日 ○ [勝]鈴木 [敗]吉川
【第5戦】 11/01(木) ● 日本ハム 0 - 1 中日 ○ [勝]山井 [敗]ダルビッシュ

あまり触れたくないこと1。今シーズンよりセ・リーグでも導入された「クライマックスシリーズ」。中日はリーグ優勝を逃しながら日本一になったわけですが。これについては、第1ステージで3位・阪神を2連勝、第2ステージで巨人を3連勝で下したことからも、「満を持して日本一に挑戦すべき球団」という思いでいました。実際、それで説明が付くと今でも思っていますが・・・。

あまり触れたくないこと2。「山井の9回降板&岩瀬の投入」については、後々賛否両論が激しくなるでしょうね。まあ私も「岩瀬はやはり来るだろう、でも、山井の好投ぶりが無念過ぎる」とは思いました。結果的には「日本シリーズ史上初の継投での完全試合」を達成できたけど、できれば「山井による完全試合にさせたかった」という声も? ここは甘い考えになるけど、将来的に中日の日本一決定のシーンが出る際、「どんな絵が理想か?」なんて考えると、「やはり実績のある岩瀬の笑顔に他ならない」と思ってしまうわけです。こんな複雑な思いが生じるのは、褒め殺しになるけど「あの場での山井がすご過ぎたから」だと・・・。

※追記
某テレビ番組での落合監督の生インタビューにて、「山井が手にマメを作っていた」と発言。それが無ければ続投の可能性もあったとか。ただ、マメによる9回での危惧と「岩瀬もいることだし」という判断の下で、替えたという話でした。さあ、皆さんはどう思います?

●落合監督の胴上げと優勝インタビュー
笑顔を浮かべた落合監督が宙に舞いました。

○関連記事・MSN産経ニュース『落合監督一問一答「まさか山井があそこまで」』
http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/071101/bbl0711012121007-n1.htm

○「MSN産経ニュース」の記事を抜粋

胴上げで4度宙に舞った中日の落合監督は、優勝監督インタビューで、涙を浮かべながら語った。

--53年ぶりの優勝です

「はい。あの-、昭和29年からですか。私がまだ(生後)11カ月のときからなので、長かったです。(監督に就任してからの)この4年間も長かったですね」

--山井が好投しました

「きょうは私、(試合の)記憶はありません。(山井と岩瀬の)2人でパーフェクトをやったということだけ。きょうの山井は完璧(かんぺき)だったんじゃないですか」

--ダルビッシュを打ち崩しました

「そんなに点を取れるピッチャーではないので、きょうは1-0で逃げ切らなければならないとは思っていました。でも、まさか山井があそこまで投げてくれるとは…」

--選手への言葉は

「今のプロ野球界は戦国時代で、優勝も最下位もある。よくぞ、ここまで耐えて精神的にも強くなったと感じています。でも、まだ(リーグの)連覇をしていないので、課題は残っている。今年はクライマックスシリーズで勝ちましたが、第1ハードルを越えられず、残念な思いもしましたから…」

--本拠地で優勝を決めました

「きょうは本当に、『ここで決めろ』という応援でした。ありがとうございました」

自責の念に駆られた彼は頭を丸め、以前よりも寡黙になりチームを率いてきました。今回の日本一を喜ぶと同時に、既に連覇を考えているのはさすが。以前某テレビ番組で彼が言っていたけど、常に数年先を見据えて動いているとか。この辺りが彼のすごい所の一つではないでしょうか。

●中村紀洋内野手のMVP
悪く言えば「捨てられて拾われた過去の1億円プレイヤー」。

○関連記事・スポーツ報知「MVPノリは号泣…日本S第5戦」
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20071101-OHT1T00210.htm

○「MSN産経ニュース」の記事を抜粋

◆日本シリーズ(7試合制)第5戦 中日1―0日本ハム(1日・ナゴヤドーム) 「ゼロからMVPですよ。本当にいろんなことがあった」最高殊勲選手に選ばれた中日の中村紀洋内野手の目は真っ赤、「止まらんわ」とあふれる涙を何度もぬぐった。第5戦では2回にシリーズ4本目の二塁打を放って決勝点をおぜん立て。5試合で18打数8安打の4打点。「シリーズで集大成が出た。MVPはおまけ」と話した。

1月にオリックスを自由契約になり移籍先探しも難航。中日で2軍戦に出場が限られる育成選手から再出発し、自身初の頂点に上り詰めただけに感激はひとしお。勝利インタビューでは顔を両手で覆って言葉を詰まらせるシーンもあった。

中村紀洋「もう最高です。ありがとうございます。今年1月からいろんなことがありました。ドラゴンズさんありがとうございます。感謝しています。今まで本当にきつかった。いろいろ手伝ってくれた人たちが一杯いて…。球団関係者の方、チームメートにも助けて頂いて…ありがとうございました」

僅かな契約金と屈辱の背番号から再スタートを切ったノリが、終わってみればMVPに輝いているという事実。正直な話、オリックス時代まではあまり良い印象を持っていなかったけど、プライドを捨ててまでして再スタートを切った辺りからは注目し出しました。中日という球団並びに落合監督との出会いも功を奏したかもしれないけど、気付けば中日打線を強烈に支える一選手に。そして掴んだ日本一は彼にとっても初めてのこと。本当に辛かっただろうけど、その辛さが喜びに変わり、涙が止まらなくなったんでしょうね。今シーズン、ノリは頑張った!

●ドアラかわいいよドアラ
忘れちゃいけない、お前だよドアラ!(笑)

○関連記事・ニコニコ動画(RC2)「ドアラ グッドウィルドームに立つ!」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm354359

○関連記事・YouTube「ドアラ グッドウィルドームに立つ!」
http://jp.youtube.com/watch?v=oO_TPLDVobo

今年5月末に「ニコニコ動画」で投稿されたこの動画。球団のマスコットキャラクターのドアラが、アウェー・グッドウィルドームの試合前ステージで目立ちまくるという内容です。面白過ぎる! 恥ずかしい話で、地元にいながら中日のマスコットはシャオロンとパオロンのみだと思っていて、ドアラなんて全く知りませんでした(笑)。しかし! この動画でドアラの存在が全国区に知れ渡り、しかも中日以外の球団ファンにも「面白いヤツ」と思われるようになり、その後もドアラ人気は絶えませんでした。私もmixiの方でドアラを応援するミクシィ日記を何度か書いていて、ついにはある時期からプロフィール画像までドアラに。そうしてずっと応援してきたんです。忘れないようにしていたんです。中日もだけどドアラを(ぷっ)。ドアラ、良かったな! 胴上げの時のお前の怪しい動きも見逃さなかったよ! さ~て、「ニコニコ動画」で張り切ってドアラ動画を見に行ってコメント書いちゃうぞ~!

○関連記事・ニコニコ動画(RC2)『組曲「中日ドラゴンズ」』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1403415

この動画も必見。歌詞が熱い、熱過ぎる!(アカウントを持っていない方、すみません)

●ナナちゃんかわいいよナナちゃん
地元・名古屋の名物「ナナちゃん人形」も大喜びしている頃。

○関連記事「本日のナナちゃん(2007/10/27)」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/10/post_c1b6.html

07102701

中日ドラゴンズのユニフォームを着て、「めざせ日本一! 中日ドラゴンズ!」というタスキを掛けて、立ったまま毎日応援。その思いが伝わったようです。良かったね、ナナちゃん。明日になったら、きっと装飾の追加とタスキのメッセージ変更が施されていると思われます。また写真撮ってくるから! ついでに、明日からはデパートやスーパーが記念セールをやるだろうからうれしい!

●最後に
名選手が在籍していた時代でも達成が難しかった日本一。それを今シーズンでついに決めてくれました。生きているうちにその瞬間を見られて良かった。本当に、本当に、おめでとうございます!

○関連記事「プロ野球日本シリーズ・ロッテが阪神を破り31年ぶりに日本一!」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/10/post_ff3d.html

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