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2007.10.04

「Windows Vista」の効果的なレスポンス改善方法

自宅で使っているDELLのパソコン「Dimension 9200」のOSを「Windows Vista」にアップグレードしてから、約半年が経ちました。機能面やビジュアル面では優れている部分もあるんですが、常日頃思っていることは「遅い」。結構ハイスペックなはずなのに、遅い、遅過ぎる。もう、何これ、どういうこと?(苦笑)

そんなある日、こんな記事を見つけたんです。

○関連記事・ITpro『Vistaが「遅い」と感じませんか?』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071001/283256/

○「ITpro」の記事を一部抜粋

Vistaが好感を持たれない理由は,(1)価格が高い,(2)マイクロソフトの訴求するセールスポイントがユーザーの感覚とかけ離れている,(3)2001年にWindows XPが出て約6年が経過する間にハードウエア,ソフトウエア,使いこなしノウハウの資産が各所に大量に蓄積されて移行コストが上がった,などが考えられる。ただ,最大の理由は,Vistaが「遅い」ことではないだろうか。Vista搭載パソコンを新規に導入した人なら,おおむね性能に不満はないだろう。でも,新しいパソコンをポンと買える人がどのくらいいるだろうか?

・機能削減でレスポンスを改善する
・マルチコアを生かしたい気持ちはわかる
・でもディスクは1台しかない
・Vistaは導入すべきか?

『Vistaが「遅い」と感じませんか?』の問いに対して、「うん、感じる。感じちゃう!」と即答してしまう私(笑)。何はともあれ、この記事に従ってレスポンス改善に動いてみたわけです。

○機能削減でレスポンスを改善(関連記事より)

・「システムのプロパティ」で「自動復元ポイントの作成」をやめた
・インデックスの作成をスタートメニューだけにした
・「Windows Update」で「更新プログラムを確認しない(推奨されません)」を選ぶ

ほんの少しの変更に思われるかもしれないが、
これだけでVistaの動作速度はかなり改善される。


大して変わりませんでした(苦笑)。


関連記事では、若干性能が劣るスペックのパソコンで試しているため、それなりに効果は得られると思われます。しかし、私のパソコンでは目に見えた改善は見られず、ちょっとガッカリ。記事内でも触れられているけど、結局「でもディスクは1台しかない」におけるディスクアクセスで負荷が掛かっているのを感じます。さあどうしたものか? こうしてみるか? そう、「デフラグ」です。いろいろ試してみよう!

○デフラグで試用したソフト

・ディスクデフラグツール(Vista標準ツール)
・Auslogics Disk Defrag
・JkDefrag/JKDefrag Gui
・Defraggler

○関連記事・窓の杜『ハードディスクを高速に最適化できるデフラグソフト「Auslogics Disk Defrag」』
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/12/15/addefrag.html
○関連記事・窓の杜『ソフト起動と同時にハードディスクを最適化できるデフラグソフト「JkDefrag」』
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/01/17/jkdefrag.html
○関連記事・窓の杜『高速デフラグソフト「JkDefrag」のGUI版「JKDefrag Gui」v0.8』
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/06/21/jkdefraggui.html
○関連記事・窓の杜『重度に断片化したファイルだけを最適化できるデフラグソフト「Defraggler」』
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/09/26/defraggler.html

結論から書きます。「JkDefrag/JKDefrag Gui」が最高! 「JkDefrag」をGUI版「JKDefrag Gui」から使うと、日本語表示されるし設定も簡単だしバッチリです。最新版をダウンロードしてインストールし、デフラグを行うドライブを選んだ後にアクションで「解析+デフラグと高速最適化」または「解析とデフラグ、ディスクエンドにまとめ移動」を選択して、実行ボタンをクリック。パソコンの性能やディスク容量によって数時間掛かるけど、完了した後のディスクアクセスは行う前と比べたらかなり快速。エクスプローラでフォルダをクリックすると、ファイル群が素早く一覧表示されるほどです。これは本当にオススメ。Vistaユーザのみならず「Windows XP」ユーザも、是非一度お試しを!

それで、他のソフトなんですが。Vista標準ツールの「ディスクデフラグツール」は、XPのデフラグツールのようなカラーの進捗画面が出ず、何をやっているか分からず、しかも遅いので即却下。「爆速」とも言われる「Auslogics Disk Defrag」は、確かにデフラグの時間は最も早かったけど、実はディスク上ではデータが散らばったままで効果はさほど感じられず。そして「Defraggler」は、指定したファイルやフォルダだけを高速で最適化できるようだけど、「ベータ版であるためテスト目的に限った利用が推奨」だそうなのでまだ様子見の段階。これらの理由で、問題が無く効果も得られた「JkDefrag/JKDefrag Gui」をオススメとしました。

他のレスポンス改善方法としては、常駐ソフトの使用を極力辞めたり、不要なサービスをオフにしたり、高速化を支援するフリーソフトを使うことが思い付きますが、これらは個人の責任で行うのも良いかもしれません。また、レスポンス劣化の一因である「ウイルス駆除ソフトのリアルタイム検索」は、オフにしたら改善が期待されるけど、ここはセキュリティ面を考慮してやむを得ずオンのままにしておくということで。やはりレスポンスよりは安全性を確保しておきたいところですからね。それから、抜本的な改善方法としてはメモリの増設が一番。私のパソコンは1GBだけど、できれば2GBは積んでおきたいと思いました。タスクマネージャでメモリの使用率を監視してみると、数時間後には1GB弱にまで達していますからね。ネットを楽しんでいるだけなのに、おう何てこったい!

というわけで、遠回りになりましたが上記関連記事を読む前よりはいくらか快適になりました。ただ、記事内の「Vistaは導入すべきか?」には「導入すべきかどうか、まあ特にはオススメできない」という見解(苦笑)。現在のパソコンを満足して使えていたのは、アップグレード前のXPの時しか思い当たらないですからね。それに、Vistaライクな機能を実現できるフリーソフトを導入すれば、レスポンス云々は別としてXPでも十分満足できますからね。まあそれだけ、XP(SP2導入が条件)は時を経て「優れたOS」として重宝する存在になった、と思っています。現時点でのVistaの位置付けは“次期OSリリースまでのつなぎ”といったところかな。でも本当のことを言えば、私は「Windows 2000」が大好きでした。今でもそれに戻したいくらい大好きでした(まあXPにさえ戻さないけど)。「2000最強」とまで言っちゃうよ!(笑)

以上、参考になれば光栄です。それでは、いつでも快適なパソコンライフを!

○関連記事『「Windows Vista」が一般販売開始』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/02/post_c548.html
○関連記事『DELLの新パソコンの「Windows Vista」アップグレード申し込み手続きが完了』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/02/post_c548.html
○関連記事『DELLの新パソコンの「Windows Vista」アップグレードメディアが到着』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/03/post_b2a8.html
○関連記事『DELLの新パソコンの「Windows Vista」へのアップグレードが完了』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/03/post_eb7b.html
○関連記事『DELLの新パソコンの「Windows Vista」アップグレード作業手順』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2007/04/post_71d7.html

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