山田太郎ものがたり・第1話
角川書店「月刊あすか」で連載されたマンガが、このたびTBS系でドラマ化されました。「山田太郎ものがたり」というそのタイトルから、どこか“昭和の匂い(にほひ)”が漂っていたんだけど、それは間違いではなかったようですね、ある意味で(笑)。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「山田太郎ものがたり」
第1話「麗しの王子様は…ケタはずれのド貧乏」
貧乏な大家族の長男と、華道家元の御曹司の友情をコミカルに描く。名門高校に通う太郎(二宮和也)は、セレブとうわさされる人気者だが、実際はアルバイトで家計を支えるほどの貧乏人。学園の人気を二分する大金持ちのクラスメート・御村(みむら・櫻井翔)は、周囲とは異なる太郎の行動が気になり、尾行を試みる。
名門・一ノ宮高校に通う山田太郎は、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能、そしてキラースマイルが冴える学園の人気者。しかし皆に「セレブ」と思われている彼は、実は母親・綾子(菊池桃子)や6人の弟妹たちと苦労して生活する「ド貧乏」。太郎はバイトで家計を支えながら、今にも潰れそうな家で何気無く今を過ごしていたのでした。一方、華道の家元の孫である御村託也は、正真正銘の「セレブ」で御曹司でこれまた人気者。クールな魅力で女子の心をガッチリと掴んでいたのでした。そんな二人は、三年生になって特別進学クラスで初めてクラスメイトとなり、「学園のツートップ」と呼ばれる存在に・・・。
筆入れがお菓子の箱で徒歩通学する太郎が気になり、迎えの車を降りて尾行する御村。笑顔の太郎に一目惚れしてしまい、玉の輿に乗ろうと企てる隆子(多部未華子)。そんなことを知らぬ太郎は、ある日誕生日を控える妹が食べたがったスーパーの横綱コロッケを手に入れるため、主婦たちに紛れて争奪戦、そして敗北。その翌日、母親が大量奪取した横綱コロッケの残りを弁当にされて困っていた隆子の元に、存在を嗅ぎ付けた太郎が近寄り交渉してついにゲット。太郎も隆子も思いは異なりつつワクワク気分だったその後、彼を妬んだ圭一(忍成修吾)がその弁当を盗んで逃走し二人は屋上へ。そこで圭一が放り投げた弁当を、太郎がダイビングキャッチしようとしたら、後を追っていた御村が冷静にキャッチし、同じく後を追っていた隆子は太郎の行動ぶりに感動。太郎は横綱コロッケ入りの弁当や他の女子からもらった弁当を持ち帰り、自宅で弟妹たちに食べさせようとすると、コロッケを食べたがっていた妹はいつも苦労して面倒を見てくれる”あんちゃん(太郎)”へ感謝しつつ食べさせようとし、ここに見習うべき「家族愛」が。全体的に、何か、どこか、歯車が噛み合っていない部分があるような無いような? でも、まあ、そんなのがきっと良いのだと・・・。
やべぇ~、これは面白い~っ! 笑いあり(腹を抱えたシーンも)涙あり(笑いの延長も)で、感動スペクタクルじゃないですか!(大げさかも) 単なるイケメンストーリーじゃないんだね。「ド貧乏」であることを特に隠していない太郎が、家族からも隆子からも他の女子からも、そして御村やバイトの兄ちゃんからも愛されちゃうという、愛の“ものがたり”なんだね。その愛の形はそれぞれであり、太郎はキラースマイルで皆に優しくお返事。やべぇ~、私の心にもぶっ刺さっちゃった~。日本男子ですが(笑)。
“昭和の匂い(にほひ)”は確かにありました。それは、太郎の実家やそこで過ごす家族たちの雰囲気等から来たもの。現在の日本は洋風の波に飲み込まれている部分が多いけど、太郎の実家だけは“和の心”ってやつが強く残っていて、それはそれで未来に残しておきたいような。まあそのくせ、太郎の制服は洋風の白いブレザーだけどさ(笑)。そんなこんなで、何故か良いように回りが動いてしまう太郎に、今後も大注目! 御村、さらに気になったか? 隆子、さらに惚れたか? 視聴者の皆さん、どうでしたか?
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