バンビ~ノ!・第9話
主人公の伴は、このままホール係として大成できるんじゃない? そう言ってあげたい気持ちはあるけど、ここは一つ料理人志望の彼の動きを静かに伺うとしましょう。先輩より(えっ?)。
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○日本テレビ系「バンビ~ノ!」
第9話「料理人への扉!!」
「バッカナーレ」で、夏の新メニューを決めるコンペが開かれることに。従業員全員に参加資格があると知った伴(松本潤)は、参加を決意。試作品作りに熱中する中、疲れからホールの仕事でミスを。だが失敗にも関係なく、ホールのメンバーからコンペを応援される。伴は、仕事をおろそかにしたと自己嫌悪に陥る。
伴がホールでの仕事に慣れてきた頃、夏の新作パスタメニューのコンペが行われることになりました。審査員には、美幸(内田有紀)と与那嶺(北村一輝)に加え、今回は評価する側になるようにオーナ・鉄幹(市村正親)から言われた桑原(佐々木蔵之介)。厨房での仕事を望んでいた伴も参加を決め、寝る間も惜しんで日々試作品作りに没頭していました。しかし、疲労のせいでオーダーミスや立ち眩みをするようになり、ホールの仲間たちは笑顔で励ましてくれたけど、彼自身はどんどん自己嫌悪に陥っていきました。
伴は決意を固め、鉄幹たちの前でコンペの辞退を表明。これには皆も驚いたけど、伴は気持ちを入れ替えて今まで通りホールでの仕事に注力しました。そしてコンペ当日、参加者はそれぞれ独自のパスタを作って披露し、香取(佐藤隆太)とこずえ(小松彩夏)が勝利を収めました。また、元々料理人志望だった現在ウェイトレスのこずえは、この機会に念願の厨房入りを果たすことになり、伴は彼女を心から祝福してあげました。月日は流れ、伴が店にやってきてから一年が経った頃。ホール係として成長し髪型も変えていた伴は、鉄幹に呼び出されて今日までの頑張りを評価されると共に、翌日からの厨房入りを告知されました。紆余曲折を経て、ついに念願の厨房へ・・・。
今回のストーリーは特に良かった! 普通だったら、伴がコンペに参加して意外にもパスタが評価され、特別賞か何かをもらって厨房入りを果たす流れが予想できたかも。いや、私はそう予想していたんだけど。でも、現在ホールでの仕事で精一杯の伴が、店で常に料理を作っているわけでもなくそれほど自己鍛錬もしておらず、彼以上に頑張っていたこずえよりも先もしくは同時に評価されて厨房入りを果たすっていうのは、どうも納得がいかないと思っていましてね。それじゃあこずえがあんまりじゃん! 数話前から張っていた伏線が台無しじゃん! 自分ってこずえの隠れファンじゃん(ん?)。なんて思っていたら、コンペのせいで仕事がミス続きになった伴が自ら辞退を表明し、既に知っていたこずえの希望が叶ったことで暖かく祝福し、ホール係として一年間しっかり頑張った上で認められて厨房入りへ。伴の心の成長が見られたし、料理人になりたいという変わらぬ意気込みも垣間見られたし、素直に良かったのではないかと。だから、あえてこのような流れにした今回のストーリーを高く評価したのだ!(先輩より)
そんな伴も、今回の冒頭では与那嶺のような振舞いを存分に見せてくれましたね。来客に「いらっしゃいませ」と言って席へ案内し、客の意見を聞きながらお奨めメニューを紹介し、パスタの皿を両手に持ちながら「美味しいパスタ通りまーす」と言い、極め付けは「ごゆっくりどうぞ」と共に笑顔でウインク。また、他のホール係とはスムーズに会話を済ませ、厨房では事細かにオーダーを伝え、見事な仕事ぶり。視聴者の皆、惚れたろ?(笑) 「伴よ、いっそホール係を極めちゃえよ!」なんて思ったりもしたけど、彼はやっぱり料理人志望。見事な料理を作って客を楽しませる、有能な人材に育ってもらいたいのです。さて、臨時のドルチェ担当ではなく料理人として正式に厨房へ入れた伴に、期待してみましょう!
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