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2007.06.03

帰ってきた時効警察・第8話

すごく気になった今回のサブタイトル。「深く探らない方がいいのだ!」とは、いったい? そして見終わってようやく判明。ああ、そういうこと? 「ええっ!」か「なるほどね~」か「従えば良かった」の、どれが良いのさ霧山さん、の中の人さん?(いや、見事でした!)

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「帰ってきた時効警察」
第8話「今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ!」

霧山(オダギリ ジョー)は、15年前に起きた不動産会社社長・東吉田(二階堂智)殺害事件を再捜査する。事件当日、外出中だった東吉田の義母・八重(加藤治子)を訪ねた霧山は、階段から転落。捜査を代行することになった三日月(麻生久美子)は、死んだ東吉田を発見した住み込みのメード・多美子(松田美由紀)と接触する。

今回の時効事件捜査は、豪邸での強盗殺人事件。高級住宅街の甲府町で悪徳不動産会社社長の東吉田が殺害され、荒れた室内から強盗目的とも言われたけど捜査の方は難航。霧山は三日月(麻生久美子)と東吉田家へ行き、東吉田の妻・美幸(麻生久美子・二役)の母・八重と会った際、階段から転げ落ちてなんと入院。そこで、急遽三日月が霧山に代わって捜査を進めました。

三日月はビデオカメラを持って捜査にあたり、第一発見者のメイド・多美子や元寿司職人の幸吉(河原さぶ)に話を聞き、爪を伸ばし続けて世界記録を狙っていた八重が事件後に辞めてしまったことを知りました。それらが映されたビデオを見た霧山は、孫の里奈と飼い犬の黒が絡むアザの話や、八重が左右対称にこだわっていることや、彼女の嘘のせいで発生した集中豪雨の不思議現象から、ついに真相を掴みました。その当時、八重は美幸や里奈を苦しめていた東吉田を衝動的に殺害し、左右対称にこだわるあまり死体まで対称に整え、殺害の際に長い爪が折れたため左右対称にこだわって全て切ったのでした。その真相が明らかにならなかったのは、幸吉が多美子や美幸と共に現場を荒らして強盗殺人に見せ掛け、皆で八重をかばうように動いていたため。その後美幸は病死し、幸吉は多美子を守る人生を選ぶことに。それらを指摘され「里奈」や「黒」の文字も左右対称だと言われた八重は、ついに罪を認めました。霧山に代わって説明した三日月は全てを解明した後、いつものように「誰にも言いませんよ」カードを渡し、「真実」について説得した後それも左右対称であることを言い添えたのでした。

「今回、三日月が大活躍する理由」は、「入院した霧山に代わって捜査をしたため」だと言えましょう。しかし、そこにも「真実」があって、実は霧山の中の人であるオダギリジョーさんが今回の脚本・監督を務めたからなんですね。公式サイトの「Story・予告」では“脚本・監督 トム・ジョンイル”とあるけど、「Story・おさらい」ではしっかり“脚本・監督 オダギリ ジョー”とあります。自分は今回一歩引いて、お供の三日月を活躍させようとした、その計らい。序盤は三日月の妙な夢で、私が違う意味で一歩引いてしまったけど(笑)、時効管理課の面々がハマっていた切り絵が、まさか「左右対称」の伏線になっていたとはね。ストーリーはなかなかのものでしたよ!

さて・・・。このドラマが次回で最終話だと知って、驚いてしまいました。その最終話は、三木聡さんが脚本・監督を務める模様。好調のまま「時効警察」らしいラストで締めくくってくれることに期待しています!

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コメント

adsさん こんばんは♪
今回の時効警察はなんか雰囲気がいつもと違うな~・・
外国人の監督さんの名前もあったから個性的な演出なのかな?と思って観ていたら、エンドロールの脚本・監督の所が「オダギリジョー」となっていてびっくりしました。
前に何かのテレビで、監督の勉強をするため海外に行ったらなぜか俳優コースに入学していたという話をされていて、俳優だけじゃなく監督の才能もあってすごいなあと思いました。
でもあの三日月さんの夢のシーンは次々と画面が変わるので私はちょっとめまいがしてしまい、ポケモンで子供たちが気分が悪くなったときのような状態になってしまいました(*-*;)
今度の金曜日で最終回なんて・・・あっという間だったな~
もっと十文字さん見たかったな~

投稿: まぴこ | 2007.06.05 23時47分

まぴこさん、こんにちは! オダギリジョーさんの回はなかなかのものでしたね~。俳優さんって、監督の意向に従って撮影を続けるうちに、「自分なら」と考えて自らが監督になるケースが良くあるそうです。まあ言ってみれば、どの業界にも存在する「クリエイター精神の芽生え」ってやつですけどね。今回の序盤では私もモヤモヤシーンで「なんだこりゃ~」と思ったけど(笑)、その後の展開は上手かったと思いました。次回はいよいよ最終話。残念な気持ちを抑えつつ、楽しんで見届けましょう!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2007.06.06 02時44分

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