特急田中3号・第1話
KAT-TUN・田中聖くんのドキュメント番組かと思わせるドラマ「特急田中3号」がスタートしました。実際はもちろんフィクションですが(笑)。プロデューサーの磯山晶さんに、演出の金子文紀さんに、音楽プロデューサーの志田博英さんに、音楽の仲西匡さんと、同局系ドラマ「木更津キャッツアイ」の強力スタッフが勢揃い。また、田中聖くんは連続ドラマ初主演で、栗山千明さんは連続ドラマ初ヒロインというおまけ付き。いったいどんなドラマになるんでしょうか? まもなくドアが閉まります。出発~、進行~!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「特急田中3号」
第1話「俺のレールは君につながってる!」
鉄道マニアの青春をコミカルに描く。東京一偏差値の低い大学に通う田中(田中聖)は、チンピラと口論するOL・照美(栗山千明)を助けて恋に落ちる。田中は照美が落とした鉄道柄のハンカチを拾い、再会を心待ちに。そんな中、田中が手にするハンカチを見た花形(塚本高史)と桃山(秋山竜次)は、大学の鉄道研究会に勧誘する。
二浪の果てに東京一偏差値の低い「東京産業流通大学(通称『三流大』)」に入学した田中一郎。ある日、ローンを組んで購入したバイク「田中2号」に乗って道路を走行中、空から降ってきた一枚のハンカチが視界を塞ぎ、彼は激しく転倒。電車の柄のそのハンカチを手に取って辺りを見ると、歩道橋の上で若い女性とチンピラたちがいるのを発見。“俺だけのヒロイン”を見つけた彼は、彼女を助け出せたけど代わりに殴られて財布も奪われ、その後またもや事故を起こして大切なバイクが大破。キャンパスライフの始まりは最悪なものでした。
そんな中、田中は大学で鉄道研究会の花形と桃山に出会い、合コン目的で入部したは良いがそのマニアックな活動内容に驚くばかり。しかし、田中は“俺だけのヒロイン”を忘れられず、再会してハンカチを届けるために見知らぬその女性を追うことにしました。途中電車に乗ったのを見掛けると、花形と桃山がマニアックな電車的知識を駆使して、彼女が乗った電車に追い付くことに成功。やがて、彼女が向かった会社のビルの前にたどり着き待っていると、社内で失敗し急遽買い物をすることになった彼女と同僚OL二人が出てきて、彼たちと彼女たちはそこでご対面。カッコ良く決めているつもりのセリフを並べてハンカチを返す田中。かつてチンピラに絡まれた時に助けてくれたのを思い出したその女性。彼女は自ら“目黒照美”と名乗り、田中たちが次の日曜日に「小湊鉄道日帰り観光ツアー」へ行くように誘うと、照美と同僚の琴音(加藤ローサ)と理子(平岩紙)は話し合いの後に快諾。6人による楽しいツアーが実現したは良いけど、君たちその後、大丈夫?
はニャーッ! 「木更津キャッツアイ」の掛け声とはちょっと違うよ?(笑) 照美を追い掛けるために、花形と桃山がマニアックな支援をし、無事に再会することができた田中。この展開は結構面白かったです。桃山が「時刻表は全て頭に入っているものでー」と言えば、花形は「鉄道をナメない方が良いよ。あの子がどの駅に住んでいようが、この線路はそこにお前を運んでくれる。鉄道は日本中全ての駅につながっているんだからね」と言う。そして田中は、いつの間にかテツの素晴らしさを知り洗脳されてゆく。このドラマの方が名作「電車男」の名に本来相応しいとも思ったけど、実は初回話を見て「キターッ!」という興奮の感情は生まれなかったのでした。だから「はニャーッ!」となってしまったわけです。「電車男」の「めしどこかたのむ」に例えて、「ふぉろーだれかたのむ」と添えておこう・・・。
それにしても、「特急田中3号」というタイトルで田中聖くんが主人公というのが面白いですね。「リニアモーターカー」ならぬ「リアルターナーカー」って感じでね(笑)。この初回話では田中の過去が描かれたけど、少年時代の一郎と弟の次郎はなんと田中くんの実の弟たちだそうですね。ちなみに、前者が昴くんで後者が樹(じゅり)くん。言うなれば「本物田中3兄弟」ですよ。通称「だんご3兄弟」ですよ。「電車男」の「おk」に例えて、「おk」と添えておこう・・・(そのまんまですが)。
正直、微妙な「出発」。「特急」に乗って応援を始めた私ですが、次回は「急行」に乗り換えて応援します。それでもはっきりしないのなら、「普通」に乗り換えて応援します。通常は特急より普通を選ぶケースは少ないけど、このドラマはあえて「各駅停車」で見ていく必要がありそうかな。この初回話においては、電車に乗る田中よりもバイクでカッ飛ばす田中の方が楽しそうに見えたんですけどね。ただ、二度に渡る事故シーン(特に最初の転倒)は見ていてちょっと苦痛だったなあ。思わず「イテッ!」と小さく叫んでしまったし。「電車男」の世界に例えて、「脱線」と表現しておこう・・・。いや待て、道路に線路なんて無い! 線路は別の所にあるんだ! ごらんよ君たち、テツはオレたちの前に立ちはだかり、男のロマンを運んでくれる、そんな素敵なものなのさ。ああ、私も田中みたいに洗脳されそうだ・・・(笑)。
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