セクシーボイスアンドロボ・第3話
このドラマの初回話を見た後くらいに、本屋で原作の一部サンプルを読みました。独特な画風だけど、読みにくいことは無かったです。ただ、ニコがもっと活発的でロボがもっとオタクっぽかったのが意外だったかな。原作での二人の顔は、オープニング映像で見られる顔そのものです。原作とドラマと、どっちが好み?
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「セクシーボイスアンドロボ」
第3話「孤独なお歯黒女!!救出作戦」【お歯黒女】
ニコ(大後寿々花)は、真境名(マキナ・浅丘ルリ子)から、人を襲う謎の女“お歯黒女”を捜してほしいと頼まれる。一方、ロボ(松山ケンイチ)は、自殺願望を持つ美女・月子(香椎由宇)と出会う。ロボは自殺をやめるよう話すが、説得に失敗。頭を悩ませながらも、ニコと“お歯黒女”を捜すことに。子供を襲うところを見つけた二人は、追い駆ける。
ニコが真境名から依頼を受けて探したのは、ネット等を通じて「お歯黒女」と騒がれている謎の女性。一方でロボは自殺願望を持つ月子と偶然出会い、その間ニコに助けを求められてお歯黒女を探していたけど、ようやく見つけ出したと思ったらその正体はなんと月子でした。彼女は死を決意する間際に自分の存在を世に広めようとし、「お歯黒女」に成りすまして話題作りをしていたのでした。しかし、月子は自分の価値の付けられ方に落胆してしまったけど、ロボはアニメとロボットに関する体験談で説得し、ニコは「人生ゲーム」の中に入っていた彼女の「十年後の私へ」という手紙を見つけて読み上げ、彼女は「ふろく」と書かれた箱の中にあった「まほうの電池」を見て気を改め始めました。月子は「お歯黒女」の衣装から“脱皮”し、新たな道を進むことに。そしてニコとロボは、報酬で好きな物をいくつか買った後、残りのお金は募金することに・・・。
結局、お金は使い切れなかった。
この後、一度だけ月子さんを見掛けた。
月子さんは泣いてなかった。
泣かずに汗をかいていた。
そのことをロボに言うと、ロボは大泣きした。
十年後の私は元気だろうか?
元気の出る「まほうの電池」は、たぶん「ありがとう」という言葉だ。
月子さん、新しい「人生ゲーム」は・・・。楽しいですか?
月子は街中でお歯黒女の衣装を着たバイト中の一海(村川絵梨)に試供品の乾電池を渡されたけど、それを「まほうの電池」と照らし合わせたのでしょう。皮肉にも、自分が作り出したキャラに後押しされることになろうとは。彼女は「お歯黒女」で話題を作るのを辞め、別の形で人の役に立とうとしていました。たった5文字の「ありがとう」に喜びを感じ始めた月子だけど、それも良いんじゃない? ラストで様々な人物によるいろんな形の「ありがとう」が流れたけど、この言葉こそが「魔法」なんじゃない?
「自殺」がテーマになった今回。やっぱり自殺は最良の決断なんかじゃないよ。気を改めれば、違う人生に切り替えられそうだよ。それが困難だとしても、まずは頑張ってみなきゃ。それでも困難だったら、悪い意味での「リセット」じゃなくて良い意味での「リニューアル」をしてみなきゃ。私もそうして耐えた過去があったり。それで、楽しく過ごしている現在があったり。自分の「人生ゲーム」を、自分なりにやれるだけとことんプレイするのも良いんじゃない?
○関連記事「セクシーボイスアンドロボ・第1話」
○関連記事「セクシーボイスアンドロボ・第2話」
原作コミックス「セクシーボイスアンドロボ (1)~(2)」(黒田硫黄)
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