喰いタン2・第3話
コンビニ等で弁当を買った後、割り箸をもらっていないことに気付いた時は、悔しさよりも空しさでブルーになることがあります(苦笑)。いや違うんだよね、現在は「マイ箸を常備せよ」と思うべきなんだよね。そうすることで、時には命拾いをすることもあるらしいです。今回のストーリーを見てそれが良く分かりました。よし、以後本気で実践!
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○日本テレビ系「喰いタン2」
第3話「プヨプヨちょっとカタ~いを食い荒らす!」
聖也(東山紀之)は、独特な食感の角煮を探す外国人・シケタ(三四郎)と出会う。シケタとともに、聖也は角煮の食べ歩きをする。そんな中、聖也らは謎の集団に銃撃され、シケタとはぐれてしまう。一方、桃(京野ことみ)はある石油産出国の領事館の依頼で、失踪(しっそう)中の王子を捜していた。実はその王子はシケタだった。
聖也が偶然出会ったシケタという外国人は、“プヨプヨでちょっとカタ~い”料理を探している様子。それが独特の食感がある豚の角煮だと分かり、皆で探してあげていた際、突然何者かに狙撃されそうになりました。実はシケタはプライベートで来日したエルミナ王国の王子で、領事館員のレイモンドたちが警察に捜索を要請しながら彼を探していたのでした。その際シケタは行方不明になってしまい、聖也たちは事態に困惑するばかり・・・。
ようやく見つけたシケタに事情を聞くと、かつて父親と関わりがあった日本人の母親を探していて、その手掛かりが家紋入りの椀と箸と角煮の味であることが判明。その後聖也たちは、「もどき料理」を出す日本料理屋にて湯葉で作った角煮を見つけ、そこで働くシケタの母親(あめくみちこ)に会えたけど、一旦警察に保護されつつレイモンドの助言で抜け出しその場へ来たシケタが、何者かに胸を撃たれて緊急事態に。そこで聖也は、全ての黒幕が日本語も話せるレイモンドであることを突き止め、国のクーデター絡みでシケタを日本に行かせる所から動いていたことも判明。レイモンドとその仲間は桃たち警察に捕らえられ、死んだと思われたシケタも母国の衣装を着てその場に現れました。彼は懐に入れていた箸のおかげで命を落とさずに済みそれを母親に伝えたけど、彼女は意外にも冷たい言葉を浴びせ彼を置いて去ってしまいました。しかし、聖也は彼女が言った言葉が全て嘘だったことを察し、湯葉の角煮を作ってもらいそれをシケタに食べさせると、懐かしい味に感動した彼は聖也に店の場所を聞き一人で彼女に会いに行きました。母親と再会したシケタは手を合わせて「ごちそうさま、でした」と伝え、彼女は涙を流して車で去っていく彼を見届けたのでした。
日頃味覚で活躍する聖也だけど、今回母親の作る料理の味を長年覚えていたシケタには、ある意味で適わなかったようです。まあそれもそのはずで、シケタは生き別れになっていた母親とずっと会いたかったんでしょうね。その母親と会えて喜んだシケタは、一時冷たく言われて涙も流していたけど、全ては「強く生きてほしい」と願う彼女の逆の愛情。それをシケタがしっかり受け止めたと信じたいけど、後に彼女へちゃんと「ごちそうさま」を伝えることができて良かったですね。
その母親が彼に名付けた名前は、健康でたくましく生きてほしい願いを込めての、「健」と書いて「タケシ」。母国ではその逆読みで「シケタ」と呼ばれていたようです。これはすぐに予想できましたよ、「シケタ」っていう名前が「レイモンド」と違って妙だったし?(笑) それから、シケタを狙撃した人物の風貌は、映画「レオン」の殺し屋・レオン(ジャン・レノ)を絶対意識していただろう?(笑) そんな小さな悪ノリも見逃せなかったストーリーだったけど、今回は笑いの要素が控えめだった分、「母と子の愛情」や「『ごちそうさま』の大事さ」等を痛感させられました。このドラマ、単なる探偵モノではないと思う・・・。
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