セクシーボイスアンドロボ・第2話
当初あまり注目しておらず、初回話を見て一度はレビューを辞めようと思ったけど、ラストでその思いが一気に吹き飛んでしまったこのドラマ。ああいったストーリーやああいったノリは結構好きです。私は応援していくつもり。できる限り、マックスパワーで行きマックス!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「セクシーボイスアンドロボ」
第2話「強盗犯の最後の恋」【ごぼ蔵】
ロボ(松山ケンイチ)とニコ(大後寿々花)が訪れた美容院に、強盗犯・後藤(村上淳)が乱入。人質となったロボたちは、車に後藤を乗せて警察から逃げるはめに。後藤は静岡・伊豆へ行くように命令する。ロボたちは、後藤が恋人に会いたがっていることを知り、協力することに。そんな中、警察の検問に気がついた3人は変装をする。
ニコが行きつけの美容院へ行くと、偶然にも合コンを控えたロボが。そこに強盗犯の後藤がバイクで突っ込んできて、二人は事件に巻き込まれ逃走する羽目になってしまいました。後藤に言われるがまま、車で伊豆へ向かう二人。途中で彼はパンや洗剤やさくら餅といった謎の買い物をしていたけど、それらが入ったカバンは秀吉(岡田義徳)の高価な仏像が入ったカバンや若者のマネキンの足が入ったカバンとすり替わり、各人が驚き不思議に思っていました。
ニコのケータイを借りては、どこかに電話を掛けていた後藤。正確に言えば、常に留守電を聞いていた模様。やがてニコとロボは、彼が強盗をした理由が「すずちゃん」という女性に会うためだと分かりました。しかし、向かった先は野口という表札のある家で、そこにはすずちゃんはいなく奥さんがいて、後藤は意外にも「初めまして」と発言。実は、後藤と暮らしていたすずちゃんは事故で脳死状態になり、彼女の腎臓の移植先を知る人物に求められた大金を用意するために強盗をし、初めてのおつかいでパン等の買い物をした後に、その家へ向かおうとしていたのでした。後藤は皆の前で全てを話すと、奥さんは彼を別室に呼んで腹部の傷跡を見せ、彼はそれに向かって頼まれた買い物の報告と共に今までのことを泣いて謝りました。その時、後藤が持っていたニコのケータイに電話が入り、すずちゃんらしき人物から「大丈夫、ちゃんとやれるよ。富士山みたいに、ちゃんとした人になれるよ」といったメッセージが告げられました。それは、ニコがロボのケータイを使って外から伝えたもの。後藤は天井に向かって「オレ、これからちゃんとやるから!」と大声を出して誓うと、黙って様子を見ていたロボは「来て良かった!」と言って泣き始めました。しかし、現実は現実。後藤はニコとロボへ「人に優しくされるって、良いな」と言い残し、自ら警察に出頭しました。その後、後藤の部屋で掃除をしていた二人は電話を見つけ、留守電を聴いてみるとすずちゃんの声が。ロボは「内臓だって、取り替えられる世の中にさ、絶対に取り替えられないものって、あるんだよなあ」と言うと、ニコは電話を運びながら「うん」と答え・・・。
あたしも、取り替えられない人に出会えるのだろうか?
もし、そんな人に会えたなら、
どんなに心強く生きていけるだろう。
会えるかどうか分からないけど、
会えなくても、どこかにそんな人がいると思っただけで、
どんなに明日が楽しいだろう。
そっか、それが・・・。恋愛か。
うわうわうわ~、今回もかなり良かったわ~。亡くなった恋人を思う気持ちを抑えきれず、執念深く行方(腎臓)を追って謝ることができたごぼ蔵こと後藤。それまで呆れた性格だった彼も、けじめを付けて亡き彼女に謝罪。そのために強盗をしたのはこの際置いといて、ニコもロボも思わず感動してしまった良いストーリーでした。カラーボールを投げ付けられた白い服をずっと着続けたり、警察署の前で後藤から「ここでいいよ」と言われても「いや、後五歩! はい、一、二、三、四、五!」と言って歩いた、そんなロボも良かったです。また、恋愛に関して興味が無かったのに、後藤との出会いと間違い電話を通して理解していった、そんなニコも良かったです。ついでに、急遽三人でやることになったコスプレも良かったです(笑)。演出やBGMが「野ブタ。にプロデュース」に近くなったような気がしたけど、別に悪い気はしないしそれでも良いと思います。むしろ、清々しいというか何というか。そっか、それが・・・、本音か。
今回別で面白かったのは、バッグのすり替わりによる珍騒動。これは、TBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」の第2話「チャカ奪回作戦」に似ていると思いました。あちらはすり替わりのせいで中からタコが出てきて、誰かさんが驚きまくっていたっけ? それで、そのドラマで不審な行動ばかり見せるうっちーを演じていたのが岡田義徳さんなんだけど、今回は彼の演じる秀吉がモロにうっちー化していなかった?(笑) 自分の失敗を悔やみつつ、富士山をバックにバッグを片手に決めポーズ。そして、意味不明な独り言。うん、どう見ても、うっちーだ! というわけで、清々しい気分のまま締めに入りますが(笑)、私は今クールこのドラマがかなりオススメ。視聴率がどうであれ、その後印象に残るドラマにはなりそうな予感。いや、そう願いたいのでありマックス。今後も変わらず、マックスパワーで応援していきマックス!
原作コミックス「セクシーボイスアンドロボ (1)~(2)」(黒田硫黄)
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コメント
シャブリです、いまごろお邪魔します。
やっぱりイイわ~~!!このドラマ。
またも、コネタを拾いながら見てたら、こんなにかかってしまった。(汗
さらに、あらすじは長いので、別の記事!!
と、はまりまくっています。まあニコちゃんしか見てませんが・・・
こんなに早く、しっとりとした雰囲気の話を持ってくるとは思いませんでした。
でももう・・泣いちゃいましたよ・・ニコが高島礼子さんに見えた、今日この頃です。
>「セクシーアンドボイスロボ」
イイネこれ! そのままでも、洒落で面白かったのに!!
I appreciate in your usual cooperation. Best Regards,Chablis
投稿: シャブリ | 2007.04.21 01時22分
あずさん、このドラマ、あまり視聴率が良くないようですね。
私は、シットリしていいと思います。
投稿: mari | 2007.04.21 03時09分
>シャブリさん
私もこのドラマは結構好きです。まさかのヒットだったなあ。今回序盤はお笑いに徹していたようだったけど、終盤は泣かせる展開になりましたからね。そしてニコやロボのナイスフォロー。ああいったストーリーには弱いです。
>mariさん
そうそう、視聴率は残念ながら良くないことを知りました。パッと見は軽そうなドラマだけど、結構奥が深いと思うんですよね。私はただ応援!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2007.04.22 23時51分