トップランナー・コブクロがゲスト
4/07放送のNHK教育「トップランナー」を見ました。2007年度最初の放送となった今回のゲストは、人気アーティストのコブクロ。特にエアチェックをしていなかったんだけど、近年ドラマの主題歌として彼らの楽曲を聴く機会が多くて興味があったし、何より帰宅後テレビを付けたらちょうど冒頭だったため、そのまま視聴を続けました。コブクロ並びにファンの方、あまりに偶然の視聴のようで、ゴメン!(苦笑) その代わりに、この記事を読んでその思いを吹き飛ばしてほしい!
○関連サイト・NHK「トップランナー」
【 http://www.nhk.or.jp/tr/ 】
○関連サイト・NHK「トップランナー」・2007/04/07放送「コブクロ」
【 http://www.nhk.or.jp/tr/2007album/070407.html 】
○関連サイト・「コブクロ」公式サイト
【 http://www.kobukuro.com/ 】
○ミュージシャン・コブクロ (「トップランナー」公式サイトより)去年発売のベストアルバムが200万枚突破という勢いに乗るふたりが2007年度最初のゲストとして登場。
デビュー前のストリート時代、お客さんにいかに足を止めて聴いてもらうか様々な工夫したこと、ふたりの出会い、決意、名曲「桜」誕生にまつわる面白エピソードなど絶妙な話術は魅力たっぷり。
小渕健太郎と黒田俊介、ふたりの息がぴったりのスペシャルライブ、特にストリート時代を彷彿とさせる「桜」の熱唱は必見。
身長差が大きい二人組フォークデュオ「コブクロ」の名前は、各人の苗字である「小渕(コブチ)」と「黒田(クロダ)」の頭を取って名付けられたもの。ちなみに、背の高い方が黒田さんで、低い方が小渕さん。でも実は、黒田さんの身長が高過ぎて小渕さんが小柄に見えるだけ。それでいて、生年月日は僅か数日差という興味あるエピソード付き。二人は昔別々でストリートミュージシャンをしていて、ある日出会ってある日披露した想い出の合作が「桜」。デビュー曲「YELL~エール~」は大ヒットして、その後も地道な活動の下でヒット曲を連発して、最近ではフジテレビ系ドラマ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の主題歌となった「蕾」が大ヒット。私としてはそれくらいしか把握していなかったけど(十分ですか?)、今回の放送を見てコブクロについてのいろんなことが知れました。
少年時代はマンガを描くのが好きで、高校時代はギター弾きとして多くのバンドから引っ張りだこ状態で、卒業と共に大阪の某会社に就職した小渕さん。一方、少年時代は熱心な野球好きで、ある日皆の前で流行曲を軽く歌ったら大好評で、高校時代から街中で歌を歌うのが趣味になった黒田さん。そんな二人は、まず小渕さんがセールスマンの傍ら路上ライブを始め、既に某商店街でストリートミュージシャンの主となっていた黒田さんと出会い、小渕さんが持ち寄った曲を黒田さんと組んで皆の前で歌ったところ、なんと100人ほどの人だかりが。これが「コブクロ」として花が開いた瞬間であり、その時披露した曲が後に代表曲となった「桜」というわけでした。
彼らはデビュー曲「YELL~エール~」が大ヒットして成功を収めたけど、以後しばらくはCDのセールス的に落ち込む一方。しかしその時の状況を、小渕さんは「CDセールスの数字(売上枚数)を見ては落ち込んだけど、それを吹き飛ばしてくれたのはライブ」といったことを熱心に話していました。作り出す楽曲はどれも自信があり、ライブの際には楽曲についてのアンケートを実施。会場に訪れたファンは、良い曲には絶賛のコメントを寄せてくれるけど、そうでない曲には悪口が無い代わりにノーコメント。それを「優しさ」とも話していましたが、悪く言えば「反応無しで感想無し」。しかし、彼らはそれで終わらせようとせず、評判が悪かった理由をあれこれ分析し、アレンジ等を変えて再びライブで披露。するとアンケートのコメント内容が大きく変わることがあり、そういった反応の変化に興味を持ち、励みになっているそうです。CDセールスのみに捕らわれない、アナログ的な考え方や前向きな姿勢が良いと思いましたね。
スタジオ観覧者からの質問コーナーでは、「二人はケンカをしたことがあるか?」との問いに「ありません」と回答。楽曲について語り合う際に、二人とも信念を曲げず対立することも多いそうだけど、「それはケンカではない」とのことでした。相手の実力を認め合っていて、尊敬し合う面もあるから、苦境も二人で何とか乗り越えて「人気アーティスト」と呼ばれる今日に至ったんでしょうね。かつて私が知っていた彼らの曲は、「YELL~エール~」、「ここにしか咲かない花」、「桜」、「君という名の翼」、そして「蕾」と、ほとんどが近年の曲でドラマ経由で知ったものばかり。でも、昨年リリースされたベスト盤「ALL SINGLES BEST」を後に聴いて、知られざる名曲を知ることができました。ちなみに、昔「桜」を披露した頃は「コブクロ」でなく「こぶくろ」というひらがな表記だったそうですね。
そしてこの日、最も注目したのはスタジオライブの「桜」。二人の想い出の曲でもあるこの名曲を伸び伸びかつしみじみと披露したんだけど、途中から黒田さんがマイクを離して大熱唱! さらに、スタジオ観覧者が曲に合わせて口ずさむ! 桜の花びらが舞う様子を演出したステージで、素晴らしいライブが見られました。これには私も思わず感動。良いものを見た気になれました。今年度一発目の「トップランナー」は、久々に良い放送だった!
○関連カテゴリ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/cat6968101/ 】
○関連記事「トップランナー・阿部サダヲさんゲスト」
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/01/post_51cb.html 】
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