Mr.Childrenのニューアルバム「HOME」の全曲感想・私的ライナーノーツです。思いのままに書き綴ってみました。共感する点等ありましたら、どうぞ気楽にコメントしてくださいね!
Mr.Children 13th ALBUM「HOME」
私的ライナーノーツ
「HOME(初回限定盤)」
○「HOME」の全曲感想を読む上での留意点
・各曲について、似ていると思ったミスチルの既発表曲、または他のアーティストの曲を書く場合があります。それは別に「変化が無い」とか「パクリ」とか言っているわけではなく、まだ聴いていない人、あるいはミスチルをあまり知らない人のために、どんな感じの曲かを何となくでも知ってもらうためのものです。
・全曲感想を書き終わる時点では、他の人のレビューをまだじっくり読んでいないので、私が思ったままの独自の感想だと思ってください。
01. 叫び 祈り
いきなり吼えてます。おぉ~、おぉ~、おおお、おぉ~~~! 「さあどう展開していくんだ?」と思っていると、曲が終わってしまいます。約1分の叫びに、聴く人は何を感じるんでしょうか? 「Monster」では“♪さぁどんな叫び声をあげようか?”なんていう詞があったけど?
02. Wake me up!
「一日の始まり」と共に聴きたい曲。詞がとにかく爽やかで、読んで追うだけでも清々しい気分になれます。それで、いつまで聴いてほしいかというと、「一日が終わるまで」です(笑)。Cメロでこんな詞もあるし!
明日になる前に 今日が終わる前に
見出せるかな 産まれては消える命の意味を
ラストで“♪祈るように生きよう”と締めることから、1曲目の「叫び 祈り」とつながっているとも言えそう。
03. 彩り
これはたまらなく良い曲。3曲目に持ってきちゃって良いの? いや、良いよ。素晴らしいから。
僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑
彩りを作り出すいろんな色が登場。金や銀や紫も出るし、水色やオレンジも出るし、温かなピンクまで出るし。何気無い日常で何気無く振舞うことで、人生におけるほのかな彩りを楽しむという、やっぱり何気無い風景。でも、そんな小さな所から大きな幸せを呼び寄せたりすることもきっとあるんだろうなあ。Cメロの“♪ただいま おかえり”の連呼は、「行き来する幸せ」とも言えるんだろうなあ。ミスチルのGメジャーの曲は大概当たりが多いけど、この曲も例外ではありませんでした。メロディがいちいち鳩尾(みぞおち)に食い込んでくるんです。だから、たまらない。
04. 箒星
TOYOTA「トビラを開けよう」CMでも広く使われたシングル曲。知っている人も多いはず?
○関連記事『ミスチル・シングル「箒星」全曲感想』
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/07/post_4e45.html 】
すぅーっと 優しく淡く弧を描いて
頬を撫でてく「箒星」
私からは、「『箒星』のPVは必見!」と強調して伝えておきます。
05. Another Story
イントロで「クラスメイト」っぽく感じたけど、それは束の間でした。
自分のことばかりいつも主張して 君の言葉なら上の空で聞いて
ギターを弾いてた ぼんやりといつも ギターを弾いてた
Aメロ辺りは結構早口だけど、その部分の詞は結構好き。
06. PIANO MAN
収録曲が発表された当時から気にしていた曲。実際に聴いてみると、ホーンセクションを交えたちょっぴりジャジーな曲で、ノリが良くちょっぴりアップテンポ。
無限大にある きっと可能性は果てしない
転んだなら 這いつくばってって進もう
立ちすくんでいようが 歩いていようが 時計の針は進むぞ
all right all right all right
言い聞かせるよ
イッツ ゴナ ビー オーライ
聴き所は「流れるような曲調」ですね。
07. もっと
「良い曲が始まるよ」と言わんばかりのイントロで、聴いていて本当に心地良い曲。何かのエンディングテーマとしても使えそうなくらいに。
どんな理不尽もコメディーに見えてくるまで
大きいハート持てるといいな
もっと もっと もっと
もっと もっと もっと
「もっと」をもっともっと聴き込みたいっと。
08. やわらかい風
ミスチルは「風」が好きだなあ。今度はやわらかく攻めてきました。
やわらかい風が吹いたら
また目を瞑って
元気で過ごしてるかな?
そんなことを思うんだ
やわらかい風が吹いたら…
やわらかい風が吹いたら…
ラストサビでの移調辺りがかなり好きです。
09. フェイク
映画「どろろ」の主題歌になったシングル曲。カッコ良い曲だけど、詞を良く読むと部分的にエロい描写が登場することが判明。「どろろ」じゃなくて「えろろ」。言い過ぎた、ごめんにょろろ。
○関連記事『ミスチル・映画「どろろ」の主題歌が新曲「フェイク」に決定&シングル発売決定』
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/11/post_400f.html 】
世界中にすり込まれている嘘を信じていく
すべてはフェイク
それすら…
ミスチルのアルバムには、詞が冒険・暴走しまくっている曲が一曲含まれるのが恒例化しているんだけど、今回はこの既発表曲がそれに該当するみたい?
10. ポケット カスタネット
ものすごくスローダウンしたかと思えば、聖歌みたいな曲調の曲が。サビの辺りが「CANDY」に似ているなあ。
つないだ手が語りかける 声になる前の優しい言葉
裏表のない次元でゆっくりと今 呼吸している
そのままゆったりと終わるかと思えば、中盤以降で展開があって打ち込み系サウンドに早変わり。アタック音で痺れた~。
11. SUNRISE
サビは中島みゆきを思わせる曲調。「銀の龍の背に乗って」にちょっとだけ似てるかな。
思い切り息を吸い込んで この想いを空に放ちたい
自分の世界に閉じこもった 冴えない気分から抜け出して
どんなときだってサンライズ
この胸に輝かせていたいんだ
でもこの部分にはパワーを感じるんだよね。シングルカットは無理でも独立して人気が出そうかな。
12. しるし
日本テレビ系ドラマ「14才の母」の主題歌になったシングル曲。ドラマ自体はストーリー展開に無理があり過ぎて不満が残ったけど、この曲を聴きたいがために全話しっかり見ました。なんて書くと語弊が・・・(苦笑)。
○関連記事『ミスチル・シングル「しるし」全曲感想』
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/11/post_a994.html 】
○関連カテゴリ「14才の母」
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/cat6594205/ 】
ダーリンダーリン いろんな角度から君を見てきた
そのどれもが素晴しくて 僕は愛を思い知るんだ
「半信半疑=傷つかない為の予防線」を
今、微妙なニュアンスで君は示そうとしている
ミスチルミスチル。私もいろんな角度からミスチルを見てきた。あんな角度やこんな角度で。しかし、あの角度から見た時は大変だった。今度はあっちの角度から見てみよう。たぶんこっちよりも良いだろう・・・(何のこっちゃ)。
13. 通り雨
これもまた名曲。丁寧な四つ打ちの刻みで、携帯音楽プレーヤーで聴けば、そのテンポで気持ち良く歩めることでしょう。通り雨に打たれながら?
通り雨 ほらまた降り出した
木の下で雨宿りしながら
物思いにふけっているよ
通り雨 この胸を濡らして
水溜まり いくつも作っていく
いつか光が射して それが乱反射し合って
キラキラ輝くといいのに
桜井さんによる低音部と高音部のパート分け熱唱がGood!
14. あんまり覚えてないや
最後を締めくくるのはこの曲だけど、「あんまり覚えてないや」というよりは「あまりに覚え過ぎてしまうや」といった感じ(笑)。
あんなに欲しがっていた 君を丸ごと
この手は抱きしめてたはずなのに
あんまり覚えてないや あんまり覚えてないや
あんまり覚えてないや あんまり
「あんまり覚えてないや」か、何かの言い訳で使えそうなフレーズだ・・・(おいおい)。
歌詞カードでは、各ページにて立っている複数の人間が地上に置かれたロープでつながりあっている風景が。また最後のページでは、ミスチルのメンバーや小林武史さんもそれに参加しています。さらに、歌詞カードの表裏で2コマの連続ポーズが見られます。
後は、初回限定盤に付いてきたドキュメンタリーDVDについて、見たら追記したいと思います。また、書き足りないこともね。公式サイトでは視聴もできるので、是非チェックしてみてくださいね。
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