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2006.12.13

功名が辻・第49話(最終話)

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第49話(最終話)「永遠の夫婦」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第49話(最終話)「永遠の夫婦」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「慶長8年(1603)2月 家康 征夷大将軍就任」という文字]
慶長8年2月。
家康は征夷大将軍となり、天下取りに王手をかけた。

(その動向に、今後のあり方を見定める各人物たち。)

時を同じくして、千代と一豊の城・高知城が完成した。

(一豊が倒れ、千代が駆け寄る。)

千代「旦那様、旦那様、しっかりなさいませ!」
一豊「左手が、動かん・・・」

思えば、三宅アナの熱の入った語りにも惹かれ、当初それをメインとした風変わりなレビューを書き続けたものでした。特に、昔の逸話をサラリーマンや主婦の日常に置き換えた「現代風解説」や、写真やCGを駆使した「丁寧解説」が見ものでした。全49話分の語り、お疲れさまでした!

○第49話(最終話)「永遠の夫婦」・あらすじ(公式サイトより)

城で倒れた一豊(上川隆也)は半身不随となるが、千代(仲間由紀恵)の助けもあって症状は次第に回復する。征夷大将軍となった家康(西田敏行)の孫・千姫(鶴 彩未)と秀頼(石黒英雄)との婚儀が成立。豊臣と徳川があい結び、これで世が治まると安堵する千代に、寧々(浅野ゆう子)は『これは戦の始まりやもしれぬ』と言う。
やがて家康は将軍の座を嫡子・秀忠(中村梅雀)に譲り、天下が徳川の世襲である事を世に示すとともに、自らの養女を、山内家の跡取りで康豊(玉木宏)の嫡男・忠義(十川史也)に嫁がせる事を約束、『まだやり残した事がある。力を貸してくれ』と言う家康に、一豊は豊臣の滅亡を直感する。土佐へ戻り、家臣一同を集め『徳川と豊臣の最後の乱が起きよう。その時は徳川様に従うのじゃ』、そう宣言したなり再び倒れる。
その脳裡を駆けめぐるのは、千代との思い出の数々。千代の腕のなかで、そして一豊は静かに息を引き取る。信長・秀吉・家康と、三英傑に仕え、功名を求めた男の最期だった。
髪を下ろし、見性院と名乗った千代は土佐を離れ京に隠居所を持つ。寧々の命により淀(永作博美)を訪ね、秀頼が家康へ臣従するよう説得を試みる千代だったが、終に大坂夏の陣にて淀は戦死。豊臣家の滅亡、さらに一年後、家康逝去。戦国の終わりを見とった千代は、戦死者たちの魂を慰める旅に出る。その足は尾張、一豊と初めて会った懐かしい河原へと向かって行く・・・。

千代は倒れた一豊を優しく介抱し続け、弱りきった彼にそっと口づけ。あえて日本語で書いたけど、あの時代にそんな文化は既にあったんだなあ・・・。しかしその直後、千代との想い出を頭の中で駆け巡らせた一豊は、ついに息を引き取ってしまいました。見性院と名乗ることになった千代は、一豊と初めて出会ったあの河原へ。そこでは、幼き千代が若かりし頃の一豊に助けられたシーンが、千代だけ大人になった姿に置き換えられて再現されました。最愛の夫を亡くした千代は、一人で海辺を歩いていると、そこには今は亡き一豊の姿が。千代は一豊の背におぶさり、二人は笑顔のまま歩み始めたのでした・・・。

○最後の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

150年に及ぶ戦国の世は終わった。
その戦いの日々を、
手に手を取って生き抜いた千代と一豊の生涯も終わった。

それから今日まで、
幾度も時代の扉は開き、変革の嵐は吹き荒れる。
そしてその度に、人々は心から平和を願った。
しかし、今も人の世に戦の尽きることは無い。

          完

1年がかりの全49話にも及ぶ巨編「功名が辻」が、ついに完結! 当初「冒頭の語り」をメインとした風変わりなレビューをしばらく続け、春先に一旦区切りをつけて休止したものの、ストーリーは全話見てこられました。都合で見逃したとしても、翌週の土曜昼に放送される再放送で補完できるのもポイントの一つでした。千代と一豊の理想的な夫婦の姿、地元の三英傑(信長・秀吉・家康)を側面から見据えるストーリー、そしてキャスティングや演出面の良さ。それらが特に面白く、それだけお気に入りだったんです。私の中では、「NHK大河ドラマ」をここまで注目し全話見届けるなんてことは極めて異例で、今後同じように見ることはおそらく無いかも・・・。

ところで、最終話(第49話)直前の第48話「功名の果て」にて、時代設定ミスがあったことも一部話題になりましたね。私は12/03の本放送を見逃してしまったため、翌週12/09の再放送をたまたま録画したのでじっくり検証したものです。

○関連記事・asahi.com『NHK大河「功名-」で時代設定ミス』
http://www.asahi.com/culture/tv_radio/NIK200612090011.html

○「asahi.com」の記事を抜粋

NHK大河ドラマ「功名が辻」(日曜午後8時)で、時代設定をミスしたせりふがあったことが8日、分かった。同局は「スタッフらが台本を手直して新たに書き加えた内容に間違いがあった。俳優の言い間違え、脚本家や時代考証の専門家のミスではない」と責任を認めた。

問題のせりふは、3日放送の、秀吉の妻高台院(浅野ゆう子)と千代(仲間由紀恵)の会話中にあった。正しい高台院のせりふは「関ケ原の戦から3年、うちの人(秀吉)が死んで5年」だが、放送では「死んで10年」となっていた。秀吉死去は1598年で、放送シーンは1603年の設定。秀吉の死後、10年ではなく5年が正しい。番組担当者は「言い訳できない単純なミス」と平謝りだ。

同局によると、脚本家の原稿には年代部分が空欄になっているケースが多く、専門家を交えた時代考証会議で正確な数字を入れ、台本を作成するという。だが今回は、放送シーンの時代設定を分かりやすくするため、時代考証会議後にプロデューサーらが最初の台本になかったせりふを追加した。その際、誤った年数を書き加えたが間違いに気付かなかった。「今後、ミスのないチェック態勢を検討したい」としている。

また、今日9日午後1時5分の再放送では、これまでの収録分から浅野の「5年」という声を探し出し、その部分だけ再録音して放送するという。

私の検証結果はこちら。問題のシーンは、冒頭から約35分後辺り。

高台院:「徳川内府殿が、征夷大将軍になられるそうじゃ」
千代:「征夷大将軍に?」
高台院:「うちの人が亡くなって5年。関ヶ原の戦から3年。」

高台院こと浅野ゆう子さんの口の動きは確かに「10年」。でも上手くアテレコされて音声は「5年」。言われなければ気付かないほどでした。静かな場所での小声で普通に話すシーンだったので、さほど違和感が無かったという感想でした。こうした歴史的設定のミスはたまにあるもので、今回は勝手にセリフを追加したプロデューサーの確認ミスでした。「巧妙が辻」という致命的ミスが無いだけ、まだ良かったりして?

とはいえ視聴率は、春頃に「視聴率低迷」と騒がれながらも、最後は「有終の美」を飾ったようですね。

○「asahi.com」の記事を抜粋

○関連記事・MSN毎日インタラクティブ『NHK大河ドラマ:「功名が辻」の平均視聴率20.9%』
http://www.gslb.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20061211dde041200030000c.html

NHK大河ドラマ「功名が辻」(10日が最終回)の期間平均視聴率が20.9%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。関西地区は19.3%だった。関東地区では、02年の「利家とまつ・加賀百万石物語」(22.1%)以来、4年ぶりの20%超えだった。NHK広報部は「サラリーマン的な目線で戦国時代の夫婦像を描いたことが好評の一因だったのでは」としている。

同じNHKでも地上波放送やBS放送等で視聴者の視聴時間や視聴スタイルが割れる中、なかなかの健闘ぶりと見ました。まあなんといっても、近年は主演作が皆ヒットするという千代こと仲間由紀恵さんと、役に入り込むあまり演技が過剰になりつつも男らしさを魅せる一豊こと上川隆也さんの、仲睦まじきツーショットが常に見ものでしたね。今回最終話のサブタイトル通りで、まさに「永遠の夫婦」といったところでしょうか。ドラマ放映に合わせて1/21にオープンした静岡県・掛川の「千代と一豊・掛川館」も、先日12/02に入館者が30万人を突破したとか。その会場も、ドラマの終了と共に12/17には閉館するらしく、当日は千秋楽イベントが開催されるそうです。行けば良い記念になりそう?

斯くして、「功名が辻」のレビューも、これにて完結!

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」
○関連記事「功名が辻・第5話」
○関連記事「功名が辻・第6話」
○関連記事「功名が辻・第7話」
○関連記事「功名が辻・第8話」
○関連記事「功名が辻・第9話」
○関連記事「功名が辻・第10話」
○関連記事「功名が辻・第11話」
○関連記事「功名が辻・第12話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」

「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」

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コメント

こんばんは!
あずさん、最初のころはTBを送っていたんですよね。すっかり忘れてましたよ。
突っ込みどころ満載で毎回さまざまな話題を提供してくれたものでしたが、
一豊のほのぼのした性格や千代のしっかりしたものが相性よかったのでしょうか。
ホームドラマになったという評価のようですが本当にいい終わり方をしました。
その高台院の台詞違いも今となっては思い出のようですね。
そういえば大河史上初の口移しシーンが見られたのもびっくらでした。
いろいろと楽しめたようです。
次期はレビューはしないと思いますが・・あずさんはどうされるでしょうか?

投稿: かりん | 2006.12.15 20時48分

かりんさん、こんにちは! そうなんですよ、既に忘れられていると思ったけど(笑)、当初は一風変わった形のレビューを続けていました。でも一旦休止してからは、放送を見ては何だか現代風のやりとりに軽くツッコミを入れつつ、「全話視聴」を無事に成し遂げられました。口移しシーンは大河史上初だったんですね。そういえばいろいろ冒険していたようにも思えるなあ。まあ最後辺りにちょっとはみ出しちゃった事件もあったけど(笑)、やはり全体的には楽しめたドラマだと思いました! 次期というか今後は、ここまで熱心にレビューを書くことはないでしょう。大河ドラマは「視聴のみ」が自分に合ってると思ったのでね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.12.16 02時32分

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