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2006.12.16

14才の母・第10話

前回第9話のラストを見てあまりに呆れてしまい、悪い意味で「何これ?」と短く感想をまとめた私(苦笑)。しかしそれを書いた直後、ドラマが好調とやらで全10話の予定が1話増えて全11話になったことを知り、さらに反町隆史さんが小児科医として友情出演するニュースを知って驚き、良い意味で「何これ!」と短く驚嘆してしまった私(笑)。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「14才の母」
第10話「もう一度笑って…」

借金で手が回らなくなった静香(室井滋)は、智志(三浦春馬)に苦労をかけたことが引き金になり、放心状態に。学校にも通えない状態の智志も、静香の看病に明け暮れ、疲労が出始める。一方、的場(高畑淳子)は危機的状態にある未希(志田未来)の体を思い、自然分娩(ぶんべん)をやめ、帝王切開の手術に切り替える。

未希は春子や小児科医・土田(反町隆史)の下で、自然分娩を辞めて帝王切開で無事に女児を出産しました。しかし、未希は出血が止まらず意識も戻らない危険な状態で、加奈子(田中美佐子)他は彼女の無事をただ祈るだけ。また、産まれた女児も危険な状態にあり、土田は新生児集中治療室に搬送し面倒を見ることに。その後、母子共に回復し皆も落ち着きを取り戻すことができました。一方、古い建物の一部屋に潜んで暮らしていた静香と智志を訪ねた忠彦(生瀬勝久)は、驚きながらもせめて一目だけでも未希に会ってほしいと頼みました。それでも考えを曲げない静香に智志は反発。しかし彼も、やがて忠彦と共に未希を訪ねると「子供が死ねば良かった」等と口にして飛び出してしまいました。ただ、ひとたび思い返して未希への養育費のことで考え始め、学校を卒業後に就職することを決めて波多野(北村一輝)の元へ。そして波多野へ就職の手助けを頼んだけど、彼はその甘さを指摘して自分で探すように強く説得したのでした。

ある日、病院に訪れた静香は、加奈子に会って養育費を手渡そうとしたところ、それを加奈子は強く拒否。すると静香は、以前作った誓約書を取り出してその場で破り、今後同じ立場で産まれた子供と関わっていくことを伝え、加奈子へ強引に養育費を手渡したのでした。そして未希は、加奈子に言われてまだ見ぬ我が子を見に一人でNICUに行き、土田が付き添って対面を果たしました。土田から「こんなに小さくても母親を認識できる」と言われた未希は、我が子の手に触れるとその子はゆっくりと彼女の指を握り返しました。それを見た未希は、いくつか考えていた名前の中からある一つを決め、その名前で呼び掛けることに。未希が決めた名前とは・・・。

新たな命の誕生。それはどんなケースにおいても感動はあり、今回も例外ではありませんでした。“少女と女児”という二人のシーンは、何だか妙な感じはしたけどやっぱり良かったなあ・・・。そういえば、日本漢字能力検定協会が先日発表した年末恒例の「今年の漢字」は、「命」に決まりましたね。また、ベネッセコーポレーションの雑誌「たまひよ」が調査し発表した「2006年名前ランキング」では、女の子の名前の上位に「陽菜(ひな)」、「葵(あおい)」、「さくら」等が入ったそうですね。ちなみに、「みき」に該当する名前は意外にも100位以内には無かったけど、未希が産んだ女児にはその中のどれかが選ばれたりして? 一方、波多野は原稿のタイトルを一旦「14歳の母」と書いた後、ふと思い立ったように「14才の母」と書き直しました。本文部分で「歳」が使われていたのを見られたけど、わざわざ「才」にしたその理由はいったい? 文字で幼さを暗に表現したかったのでしょうか? あと余談で、未希は今回おっぱいが出なかったけど、14才でもそれなりに胸が張るものなのかな? 一度状態を見てみたいものです。何か冷静なまますごいこと言ってるけど(笑)。

それから、急遽友情出演が決まった反町さんが出てからは、緊迫シーンも手伝って緩めだったストーリーがギュッと引き締まりましたね。かなり効果的な起用だったと思います。かつて反町さんは、フジテレビ系ドラマ「GTO」で“グレート・ティーチャー・オニヅカ(GTO)”なる元暴走族の型破りな教師・鬼塚英吉を演じていたっけ。このドラマではあんな雰囲気は一切無く(当然か)、冷静で穏やかな小児科医・土田を見事に演じていました。言うなれば、同じ「GTO」でも“グレート・ツチダ・オイシャサン”になるでしょうか。かなり無理はあるけどね(笑)。

ところで、ミスチルの主題歌「しるし」の使い方だけど、今回はインスト版が学校の教室のシーン等で流れ、ラストでも印象的に流れて、やっぱり最高だったと!(笑) 実は今回、未希が「名前はいくつか候補がある」みたいなことを言っていたけど、その中の「いくつか」に超反応。何にそこまで反応したかというと、「しるし」のシングルCDにはタイトル曲「しるし」の他に「ひびき」と「くるみ」も収録されているんだけど、その「いくつか」が「その三つのうちのどれか」だと思ってね(笑)。どれも名前に使えそうじゃん? 女児だから願ったりじゃん? 男児だったら「和寿(ボーカルの桜井さん)」等とも妄想していたけど(笑)、本当にその三つのうちのどれかになったら、私はマジでうれし泣きするよ(ぷっ)。“♪半信半疑=傷つかない為の予防線”じゃなくて、“♪正真正銘=傷つかない為の高望み”と置き換えて歌ってやろうとも。その辺り、「もう一度笑って…」と、今回のサブタイトルを使って最後に懇願(わっはっは)。

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「しるし」
主題歌「しるし」(Mr.Children)

「14才の母」オリジナル・サウンドトラック
「14才の母」オリジナル・サウンドトラック

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コメント

ads(あず)様、こんばんは。
今回が最終回でも良かったなとキッドは思います。
それはさておきH☆Cの近況記事がありますので
こちらにTBさせてもらいました。
どうか、ご照覧ください。

投稿: キッド | 2006.12.16 19時36分

熱い男の静かな演技と命の誕生にあずさんはそこに違うドラマを見た訳ですね(笑)
冷静なまま凄い事言ってた件ですが・・・
通常、”まな板”のような胸でも、子供の誕生により、巨乳になります。
しかし、一方で通常巨乳であった方がおっぱいの出が悪いなど良くある事です。
個人差のようなものなのでしょうか?そして、母となり巨乳となった人には漏れなく、授乳が終わった途端に、再びさみすぃ胸が待っております。(あれは何だったんだ・・・)とふと我に返るわけです。(笑)
その後、身体に変化が出て、そのまま大きい方もおりますが、アンダー(膨らみより下)のサイズも大きくなっていたり(太っている)。。。と女性は大変なのです。(苦笑)
通常は授乳と共に、比較的痩せていきますけどね。中々戻らない場合も…
世の男性はこれを「詐欺だ!」などと叫ばず、見守って欲しいものです。(爆)

投稿: めいまま | 2006.12.17 10時31分

>キッドさん

元々これで最終話とされた今回。確かにそのラストで終わらせても良かったかもしれません。でも予告によると、もう一波乱あるようで、完結するまで気が抜けませんね。それはさておき、例の近況記事は拝見しました。笑って良いよね、大笑いだったので(笑)。あんな妄想も良いなあ・・・。

>めいままさん

ズバリ、“GTO命!”でした。まとめ方が違うって?(笑) あらま、冷静に問い掛けた質問に答えてくれてありがとうございました。しかも詳しいね~、恥ずかしいね~。そうですか、“まな板”もそれなりに膨らむものなんですね。でもそれは一時的な風船みたいなもので、時期を終えると徐々に空気が抜けてしまうわけですか。身体が丸みを帯びてお母さんらしくなるのは知っていたけど、胸の神秘までは知り得ないものがあり、私は一人無駄に苦悩しました(笑)。いや、女性って、美を求めることでいろいろと大変だなあとは思うんですよね。まあ詳しくは照れてしまって言えないけども、特に“その辺”のことが気になってね。よし、詐欺だとは思わない! 男性が触って何とかすることはできるんですか?(いえいえ結構)

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.12.18 02時06分

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