鉄板少女アカネ!!・第9話(最終話)
3ヶ月の期間を経て、ついに最後の勝負へ! これまでいろんなことがあったけど、アカネは着実に成長を遂げてきました。私といえば、鉄板料理を見る目が変わりましたね。特に焼き方について、「龍の形の炎を出さないものか?」等とあれこれ考えてしまったり(笑)。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「鉄板少女アカネ!!」
第9話(最終話)「今夜すべての謎が明かされる!」
アカネ(堀北真希)は嵐山(竜雷太)に、黒金(陣内孝則)との料理対決を命じられた。だが、心太(塚本高史)との対決に勝ったアカネは、父・鉄馬に会って真意を確かめるとともに、自分は料理人として生き抜くことを伝えたいと嵐山に訴える。すると、嵐山は、「強い覚悟が必要だ」とアカネに言い渡し、翌日、鉄馬に会わせると約束を。
今回も同じく神奈川・横浜で、心太たちとの勝負に勝ったアカネが目にしたのは、腕に鉄馬と同じ龍の火傷の跡がある黒金! 彼は「一鐵」でアカネよりも美味いハンバーグを作ったけど、アカネはいまだに理解できず嵐山に詰め寄ると、彼は「強い覚悟が必要だ」と言って翌日鉄馬に会わせることにしました。そして当日、アカネは嵐山に導かれて裏山へ行くと、そこには「神楽鉄馬ここに眠る」と刻まれた鉄馬の墓が。アカネは「ウソだ!」と叫び、同じく居合わせたエレナ(片瀬那奈)も「お父さ~ん!」と叫んで狂い出す始末(笑)。嵐山はアカネへ彼女の母親が鉄馬のために作ったボロボロの御守りを渡し、彼が食材を求めて海へ出た際に事故死したことを伝えました。また、彼の本当の名前が「嵐山鉄馬」で、嵐山のたった一人の息子だということも。さらに、鉄馬の名を語ってアカネへ食材や手紙を送り続けていたことも。そして、鉄馬を超えようとしていた黒金が、死んだ彼の意志を引き継いで生きていたのでした。何という意外な事実・・・。
アカネは自分の店に戻り、仲間には笑ってウソの報告をしたけど、事情を知っていた心太は彼女の悲しみを受け止め外で慰めてあげました。以前言えなかった「好きだ」という言葉も口にして、アカネもどれほどか立ち直れたはず。その翌日、アカネはエレナに連れられてある建設予定地へ向かい、高級鉄板料理レストランの総料理長に任命されました。アカネは一旦引き下がったけど、グループの経営に悩むエレナは土下座をしてまでアカネに頼み込み、嵐山や黒金との最後の勝負で勝つように願いました。それと同時に、なんと生前の鉄馬から送られた小包が今頃届き、その中には特注の二つのコテと彼直筆の手紙が入っていて、ショックでしばらくコテさえ握れなかったアカネは過去を振り返りながら豚玉を焼き、ようやく克服へ向かいました。ある日、アカネは黒金へ改めて勝負を挑み、黒金は「お前が負ける時は、神楽鉄馬が負けるということだ」と言い、祖父である嵐山も勝負の重要さを伝えました。勝負のプロデュースはエレナで、彼女から「ジャパン中の注目を集め、ビッグなイベントにする」ということも伝えられました(笑)。
そして最後の勝負当日。対決する料理は、かつての約束通りで豚玉。黒金は見事なキャベツの千切りを見せると、アカネは鉄馬から送られたコテを握って対抗しました。両者の鉄板からは赤と青の龍が飛び出し、もはや現実とは掛け離れた状態に・・・、と思ったらその直後に「一年後」という字幕が(笑)。嵐山や黒金やエレナの会話から、どうやらアカネが勝利を収めたようです。そのアカネは結局すぐには鉄板料理長に就任せず、野外で鉄板料理を売って過ごしていました。彼女によると、鉄馬や黒金の腕にあった龍の火傷の跡は、嵐山の門下生が必ず押される焼き印だったそうです。心太との仲も相変わらずのようで何より。熱くて熱くて見ていられない。公式サイトで見られる「アツくて悪いか!」は、そんな意味も込められていたんだね・・・。
というわけで、一話短縮の打ち切りになりながらも、ストーリーはアカネ優勢のまま継続形のハッピーエンドとなりました。序盤の“勝負のパターン化”には途中から飽きてしまったけど、中盤から“ストーリー性重視”になってより注目し始め、終盤に至っては“展開の工夫”も随所に見られて良い印象でした。もっと早くから美味く、いや上手く展開させていたら、最高の形で焼き上がった、いやできあがったと思いましたけどね。演出で魅せるか、ストーリーで見せるか。それがこのドラマにおける真の勝負だったのかもしれません。とはいえ、一度はレビューを辞めようとも思ったけど、最後まで信じて応援してこられて良かったなあ。「応援して悪いか!」と呟きつつも、“私風・最終話レビュー、完成”です!
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コメント
ads(あず)様、お疲れ様でした。
即効で継続レビューを打ち切ったキッドにとって
まぶしいばかりのゴールです。
スタジアムの観客からは暖かい拍手が贈られています。
でも、キッドは書くと不平タラタラで
まるでまきまきまで悪い印象になるのが
こわくてとても続けられませんでしたーっ。
臆病者と笑ってやってくださいねーっ。
投稿: キッド | 2006.12.15 14時47分
キッドさん、どうもです! レビューを書く人が目に見えて減っていくのを感じ取れたこのドラマですが(苦笑)、私は何とか少数派として応援を続け、無事に完走できたことを祝う感想を書けたつもりです。暖かい拍手も、しかと受け止めた!(笑) 今振り返ると、良い面と悪い面がはっきり分かれていたドラマだったと思います。終盤は良い面を良いように引き出せた方かな。序盤辺りに抱いたような不満はあまり無かったし!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.12.16 01時51分
ads(あず)さん、こんにちは!
今頃読んで悪いかっ、、って、かなり遅刻ですね^_^;
お父さんが気になっていたので
最終話ぐらい観ようと思っていたら、打ち切りで間に合わず^^;
ads(あず)さんのところで読ませていただいて、えっ~(@_@)です!
お父さん、そうだったのですか。。。
公式サイトに、そのうち役者名が書かれると決め付けていたので
意外なお話に、ホント、、、驚いて悪いか!です(いやはや、、(^^ゞ)
ブタ玉どころか、隠し玉があったとは(笑)
う~ん、ドラマってわからないですね~。
レビュー、お疲れさまでした!
少数派の中で、続けた事も凄いです(^^)v
よく頑張りました。
投稿: ルル | 2007.01.24 13時03分
ルルさん、もう随分前に書いたと思っていたこのレビューに食い付いてくれてありがとう! まだ終わって一ヶ月くらいしか経っていませんでしたね(笑)。ラストは衝撃的かつイマイチ盛り上がらないものだったけど、もっと上手く展開させていたら多くの視聴者がついたはずなのにね。私は盛り上がりに欠ける中で応援派と手を組んで最後まで追い掛けられました。「ブタ玉どころか隠し玉」っていう表現には笑いましたよ! ただ、あんな結末だっただけに少々苦笑い気味でね(笑)。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2007.01.25 02時39分