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2006.10.28

嫌われ松子の一生・第3話

ドラマ自体は注目できるよー。でも、レビューを書くのは辛いよー。それがこれまであった正直な気持ちでした。この第3話を見て、今後レビューを継続するか否かを冷静にジャッジしたいと思います。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「嫌われ松子の一生」
第3話「究極の転職!」

松子(内山理名)の恋人・徹也(萩原聖人)が投身自殺した。徹也の親友・岡野(谷原章介)は、途方に暮れる松子の面倒を見る。程なく、岡野の好意を感じた松子は、彼と体の関係となり不倫生活に。現代では、明日香(鈴木えみ)と笙(しょう・小柳友)が、洋一(要潤)に元AV女優のめぐみ(小池栄子)に会ってみては、と提案され連絡を取る。

松子は徹也の自殺がきっかけで岡野と急接近し、不倫関係を続けていました。半年後、飛び出した実家へ帰った松子は、亡くなった父親・恒造(塩見三省)の日記を発見。そこには、松子が戻ってくるのを毎日のように望んでいた記録が。娘のことをちゃんと心配していたんですね・・・。そしてまたしばらく経ったある日、松子はなんと岡野を追って彼の自宅へ向かい、そこでの二人の話を聞いた彼の妻に不倫関係がバレてしまいました。さらに、岡野は松子から別れを告げられてしまいました。彼は地位と名誉があっても才能だけは徹也に勝てなかったことで長年悔やみ、徹也の恋人だった松子を自分のものにすることで自分自身を無理に納得させていたのでした。つまり、特に愛情は無く自分のために利用していただけ・・・。

岡野の言葉を聞いて怒った松子は望み通り彼と別れ、手首を切ってはみたけど血が止まってしまい自殺できず。それで吹っ切れたのか、手切れ金を破って外へ投げ捨てるとソープランド「白夜」へ向かい、マネージャー・赤木(北村一輝)の前で大胆にも全裸になると、「ここで働かせてください!」と笑顔で元気に一言。結果は「採用」で、下積みからの新たな人生が始まりました。なるほど、まさにサブタイトル通りの“究極の転職”だ! 嗚呼、金色に光るは、哀愁のスケベイス・・・(笑)。

へー、そーゆーこと? 松子は岡野と楽しく元気に過ごしていたというのに、その岡野はそんな思いがあったってこと? そりゃないよな・・・。でも彼女は前向きに考えて、いよいよ夜の世界に踏み出しました。頑張れ、その哀愁のアイテムで!(褒めてるのか?) 今回は衣装のせいで松子こと内山理名さんの胸の膨らみが目立ってソワソワしていたけど(笑)、ラストで全裸になったシーンではその中身が映されなくて残念(当然か?)。私的視聴率はそこでグンと下がりましたが・・・。そうそう、現代のシーンでも動きがありましたね。明日香と笙が警察に拘束された洋一経由でめぐみと会ったことで、松子についての新たな事実が判明していくと思われますが・・・。

それではここで、今後のレビューのジャッジ。続けます! 松子は“悲劇のヒロイン”ながらも、実は悲劇ばかりでもないことが良く分かりました。“美しい(生まれながらの美貌)・前向き(イチイチ深く考えない)・珍しい名前(「しょうこ」とも呼べそう)”で、考えてみたらすごく素敵な女性・・・だと思ったり。まあどうなるかは全く予想が付かず、後悔の可能性だってありもするけど、私としては視聴はもちろんレビューも書いて、これまで通り追ってみることにしました。松子の人生を見ていると、現実で自分に降り掛かる悲劇なんて甘っちょろいもの? そうやって自分を納得させている部分もあるのでね(笑)。

○関連記事「嫌われ松子の一生・第1話」
○関連記事「嫌われ松子の一生・第2話」

「嫌われ松子の一生(上)」 「嫌われ松子の一生(下)」
原作小説「嫌われ松子の一生(上)」/「嫌われ松子の一生(下)」(山田宗樹)

「嫌われ松子の一生(愛蔵版)」 「嫌われ松子の一生(通常版)」
映画「嫌われ松子の一生(愛蔵版)/(通常版)」

「嫌われ松子の一生」オフィシャル・ブック 「嫌われ松子の一年」
書籍「嫌われ松子の一生」オフィシャル・ブック/「嫌われ松子の一年」

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コメント

ads(あず)さんこんばんは〜。

松子の行動はちょっとだけわからないこともないんですよね、実は…。厳格な家で育って羽目の外し方がちょっと間違ってる、みたいな(汗)。加えて、自分が愛されてなかった、というコンプクレックスから「愛されたい病」にかかって「こんなに私は愛しているのに」と重いウザい女になりがち………。

というわけですがあずさんおっしゃる通り、我々の「不幸」なんて松子の「嫌われ」ぶりからすれば大したことないのかどうか見届けたいような気がして、私もいましばらくレビューは続けることになりそうです。

投稿: ruko | 2006.10.28 02時35分

ads(あず)さん、おはようございます。

ここまでの松子は後悔しない女ですよね。
人間は重要な決断をせまられて
選択して後悔することがあるのですが。
松子は即断で
それがどんどん悪い目を出すのですが
後悔はしない。
これが性格なのかビョーキなのか。
専門家の間でも意見は分かれると思いますが
人間の一面を捉えている気はする。
教師も牛乳配達もスーバーのレジうちもトル・・・の人も
お金を稼ぐ行為に何の貴賎もない。
松子の場合はそう考えて行動するわけではなく
行動がそうなってしまうというところがミソだと思います。
ま、昭和の女がみんなああだったと思われても
心外な方は多数だと思いますけど・・・。

松子が最後まで後悔しない女なのかどうか。
見守りたいと考えます。

投稿: キッド | 2006.10.28 06時04分

TBありがとうございました。
松子視聴決定ですね~!
今期のドラマは深刻なものから、さわやか系、コメディーといろいろありますが、
私はこのドラマが一番見やすいし感想も書きやすいんですよね。
普通に見れば不幸すぎる女の話なんですが、
何か笑っちゃうようなつきぬけたところがあって好きなんです。
これからもよろしくお願いします。

投稿: きこり | 2006.10.28 06時39分

>現実で自分に降り掛かる悲劇なんて甘っちょろいもの?

そうなんですよ!この原作を読んだ時期、私的に悪い事が次から次へと重なり
プチ鬱かと思う程、めちゃくちゃ落ち込んでいたんですが、
あまりの面白さ(?)に一気に読み終わり、重い気分が少し回復。
松子に比べたら・・・松子の前向きさを見習わねば・・・
こんな風に立ち直るきっかけをくれた作品。
落ち込んでた事柄も、徐々に解消されつつある今となっては
心からこのドラマを楽しめるようになった事もうれしいのですわ~♪

そして、レビュー断念かと思われたあずさんも、無事続行を決意された
ようで、重ねてうれし~~~q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p

投稿: まこ | 2006.10.28 13時46分

>rukoさん

そうか! 感覚が人並みでないという見方もありますね。そのせいで周りの人が困惑するのは必至。だから視聴者も困惑しているわけか・・・(苦笑)。でも、松子も頑張って生きている(いた)ことだし、現実の私たちも気合いを入れて頑張らないとね。今クールの某ドラマでは“「頑張れ」という言葉が逆効果”という表現もあったけど、松子に対しては大丈夫そう!

>キッドさん

松子の前向きさは見習うべき点もありますね。まあその過程でとんでもない行動を起こす例もあるけど(笑)、「全ては自分も他人も良い生活を送るため」と考えればOKなのかな? そんな緩い解釈でいます。「後悔しない女」の生き様ってやつを、今後も見続ける決心を固めました!

>きこりさん

裏の「コトー先生」が大人気な中、あえてそれを敬遠して(視聴のみ)こちらのレビューを優先させ、頑張って追い続けることに決めました。きこりさんの面白おかしい独特なレビューに食い付いていくためでもあるんですよ! そうですか、レビューを書きやすいんですね。私も結構書きやすく、逆に「コトー先生」は上手く書けない気がしてね。というわけで、悲劇とはいえ共に盛り上がりましょう!

>まこさん

ああ、そうでしたか、私と同じ思いを・・・。時には大胆な行動も見せる松子を追うことで、多少なりとも自分の生き方に勇気が湧くってものかな? ドラマって、そんな要素も持ち備えているから良いものですね。今後もいろんな登場人物が現れるし、その点もかなり楽しみにしています!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.10.29 22時51分

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