太陽系の惑星が9個から12個に増えるかも?
「水金地火木土天海冥」といった覚え方が定着している太陽系の惑星ですが、惑星の新定義が提案されたことで9個から12個に増える可能性が高まってきました。
○関連記事・asahi.com「太陽系の惑星、一気に3個増か 国際天文学連合が新定義」
【 http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY200608160317.html 】
○「asahi.com」の記事を一部抜粋太陽系の惑星がこれまでの9個から一気に3個増え、12個になる可能性がでてきた。チェコ・プラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で16日、惑星の新定義が提案されたためだ。太陽系で惑星と認定されたのは1930年発見の冥王星までの9個だが、近年、新天体の発見が相次ぐなどしたため、定義の見直しを迫られていた。新定義の採決は現地時間24日午後の予定で、承認されれば、世界中の教科書が書き換えられることになる。
これまで太陽系の惑星は、歴史的経緯から地球や金星、土星、冥王星などの9個とされてきた。
(中略)
新定義が承認された場合、米観測チームが昨夏に冥王星よりも大きく、「第10惑星」として発表した「2003UB313」のほか、火星と木星の間にある小惑星の中では最大の「セレス(ケレス)」、冥王星の衛星とされていた「カロン」の三つが加わる。冥王星とカロンは、惑星と衛星の関係ではなく、二つの惑星が互いを周回しあう「二重惑星」とみなすことになる。
また、今後も研究の進展に伴って、惑星の新定義に該当する天体が見つかる可能性は高いと考えられている。
(中略)
セレスは直径約950キロ、カロンは直径約1200キロで、「第10惑星」は直径約2400キロと推計されている。一方、02年に発見されたクワーオワーや03年発見のセドナは、セレスより大きいとみられるが、球形が維持できているかどうかが未確認などの理由で、今回は惑星とされなかった。IAUによると、こうした惑星候補は少なくともあと12天体あるという。
これまで惑星の厳密な定義が無かっただけに、今回の新定義の提案は歴史的大事件になることは間違いなさそうです。何だか夢のような話で、ワクワクしてきますね! 「ゼナ」と呼ばれる第10惑星に、セレスやカロンも惑星への昇格候補。他にも惑星候補が10天体ほどあるという事実に驚きです。逆に、冥王星はその小ささから惑星に含まれないという声も上がっていたようだけど、小惑星への格下げだけは無いそうです。
ところで、私のほんの思い付きで先日までに偶然取り組んでいたことなんですが、現時点での「太陽系の惑星たちの英名」を自由に読み書きできるようになりました。
太陽:Sun/月:Moon
水星;Mercury
金星:Venus
地球:Earth
火星:Mars
木星:Jupiter
土星:Saturn
天王星:Uranus
海王星:Neptune
冥王星:Pluto(承認されれば今後以下の英名が追加)
セレス:Ceres
カロン:Charon
ゼナ(第10惑星「2003UB313」):???
英名は、ほとんどがギリシャ・ローマ神話に由来。日本人なら、“○○星”で統一されている和名での方が明らかに覚えやすいですね。アニメ「美少女戦士セーラームーン」のファンなら英名は既にバッチリ?(笑) この太陽に近い順での並びこそが「水金地火木土天海冥」だけど、“9個→12個”が正式決定されれば仮で「水金地火セ木土天海冥カゼ」となるわけで、実際にはその3個それぞれに付けられるであろう和名が考慮されたものが新しい覚え方になりそうですね。8/24午後(現地時間)に予定される採決の結果に注目です!
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