ビジネス誌の取材を受けて気付いた点
昨日7/01に某ビジネス誌の取材を受けてきたばかりですが、実際に他人と話すことによって「自分を見つめ直す機会」が得られ、考えがまとまりました。
まず、私がこのblog「あずスタ」を始めた当初の目的は、本館「adsTV-web」の日記コーナーを別館扱いのこのblogに移行し、訪問者を本館へ導くためでした。だから当初は何気無い日記ばかり書いていたんだけど、そのうちにいくつかの好機に恵まれてこのblogへの訪問者が殺到し、いつの間にかblogがメインで本館がサブになりました。今でもこのblogがメインです。
その好機のきっかけというのが・・・。地元バンドの路上ライブのレポートからそのバンドと直接交流するまでに至ったこと。Mr.Childrenファンの私が彼らの曲を主題歌にしたTBS系ドラマ「オレンジデイズ」にハマって日本一のファンサイトレベルで盛り上がったこと。日本テレビ系「エンタの神様」を見て気に入った芸人について情報が少ないからコツコツと調べ上げてまとめ記事を書いてファン同士で応援し合ったこと。あるCMで流れる曲の担当者が気になって知り得る情報から貴重な情報までネットで調べて有用なガイド記事を書いて多くの人の参考になれたこと。主にこれらが、言わば「成功」につながったやり方と成果でした。
ところが、今年に入ってからは「成功」と言える記事をあまり公開しておらず、何を思ったか時事ニュースに力を入れたり、ドラマレビューに力を入れたりで、実は方向性に迷うまま今日まで来ました。そうして書いてきた記事自体は、いずれも私が興味ある話題ばかりなので全く後悔はしていないんですが、問題として義務感みたいなものが付きまとい始めました。それは、「期待されている」というものだったり、「乗り遅れてしまう」というものだったり。こういった思いは、そのレベルの大小は関係無く、blogを運営している人なら誰しも一度は経験があるはず?
自分先行で書いた記事で盛り上がった過去。期待されていると思い込んで書いた記事で平穏でいる現在。明らかにスタイルが異なっています。実際、「期待されている」と思い込み過ぎて自分を追い詰めているだけなのでは? 自分先行を忘れて、無我夢中で運営してもがいているだけなのでは? 今年はそんな風に思い始めていた時期でもありました。早い話が、「ここにしか無い」というオリジナリティが欠けてきたというわけです。このままで良いのか、方針を変えるべきか・・・。
まあそんな自己嫌悪はさておき、今回の取材でライターさんとカメラマンさんに思いの丈を隠さず語り続け、何だかスッキリしました。blog等の手段を使ってネット上で語るよりも、実際に人を前にして語る方が、遥かにその満足感に浸れるというものです。お二方はあまりネットに詳しくなかったようですが、逆に素朴な質問をされて思わず言葉を無くす一面もありました。例えば「記事を書いたり公開するまでの時間は惜しまないものなのか?」、「苦労してまで調べることに満足できるものなのか?」、「ソーシャルブックマークはやると面白いものなのか?」等。はっきり言えば、これらの質問に対しては「はい、その通りです。」になるけど、「どうして時間を惜しまないんだろう?」、「苦労して満足できて終わりなのか?」、「本当に面白いんだろうか?」等と考えてしまうのも事実であり・・・。
今回は上記の件を「自分を見つめ直す機会」とし、上記のように考えをまとめました。さて、今回の取材で語った話は、どんな形でビジネス誌の記事になるのか? 楽しみです!
○関連記事「ビジネス誌の取材を受けてきました」
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/07/post_5bd5.html 】
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