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2006.07.13

ココログ・48時間メンテナンス終了

ココログが“7/11 14:00~7/13 14:00”の約48時間を使って行った大規模なメンテナンス作業が無事終了しました。まずはココログスタッフの皆さん、お疲れさまでした!

○関連記事・お知らせココログ
「ココログメンテナンス終了しました(7/13 13時30分)」
http://info.cocolog-nifty.com/info/2006/07/713_1330_9cc0.html

○「お知らせココログ」の記事を抜粋

7月11日(火)14時から行われていたココログのメンテナンス作業は、当初の予定よりも若干早く7月13日(木)13時30分に終了いたしました。

その間、ココログ外で用意している特設ブログで、進捗状況が告知されていました。

○関連サイト「【特設】ココログレスポンス問題お知らせブログ」
http://cocolog.typepad.com/

○「特設ブログ」の進捗報告の一例を抜粋

--2006年7月13日(木)1時現在の進捗-----------------

1.メンテナンスモードへの切り替え作業 ★
2.旧データベースからのデータ抽出作業 ★
3.新データベース用へのデータ変換作業 ★
4.新データベースへのデータ移行作業 ★
5.データベースチューニング作業 ★
6.動作確認作業 ★
7.負荷テスト ★
8.テスト結果の検証 ★
9.検証結果をふまえた修正・チューニング作業 <現在>
10.復旧作業

★:既に完了した工程

「順調です」といった報告は無意味で、「全体の何%完了・何工程完了」といった報告を以前から求めていたけど、ようやくそういったことが考慮されたようです。「想定通りの良好な結果を得ることができました」、「最後まで気を抜かず慎重な作業を心がけます」といった一言感想も見逃せないところでした。決して自己満足にはならないことを祈って。改善を評価するのはユーザですから。ココログの評価を決めるのは、ココログユーザの皆さんと業界人の皆さん、そしてパソコンの前の、あなたたちです! これ、NHK「爆笑オンエアバトル」の最後にアナウンサーが言う決めセリフのパクリなんですけどね。

ところで説明によると、「特設ブログを設置しているTypepad.comで日本時間7月13日(木)2時30分からコメント、トラックバック、管理画面へのログインなどが出来ない障害が発生しています。」とあって、急遽「フリー」の方で臨時ブログ(特設の特設ブログ?)を作成して告知を続けたようです。また新たなblogと新たな伝説が生まれました(笑)。当然そこでは、「フリー」故に「Ads by Google」で始まる「Google Adsense」広告も掲載されるわけで、人によってはやや不快感を抱いたかも? まあそれは仕方が無いですよね。ココログも「この障害はTypepad.com側の問題であり、ココログの今回のメンテナンスとはまったく関係がありません。」としっかり説明しているし。荒れに荒れる特設ブログのコメント欄を鎮める策略ではなかったと・・・。

○関連サイト「ココログレスポンス問題お知らせブログ(臨時)」
http://cocolog-response.cocolog-nifty.com/blog/

さてさて、兎にも角にも大メンテナンス終了後の状況を確かめてみないと。とりあえず、夜間ピーク時(ココログでは「21時から翌1時の高負荷時間帯」という認識)の23:00頃に、投稿済み記事を更新したり、全ファイル対象の再構築を行ったり、管理画面の画面遷移を一通り確かめました(これでも高負荷を掛けない程度)。「普通」に使えました。ホッ・・・。夜間ピーク時だから劇的な改善は期待していなかったけど、逆にその時間帯で「普通」に使える程度ならblog運営上の問題は無いと判断しました。最近は「普通」でさえない状況でしたからね。これで今後は、システムトラブル時以外は問題無く使えそうかな?

しかし、「これでOK!」ではありません。特設ブログでも「結果オーライ」等というコメントがあったけど、私はそうは思いません。いや、思ってはなりません。大メンテナンス前に発生したレスポンス遅延におけるココログの説明は、全くもって酷いものがありました。それは、私が怒れて呆れてココログ関係者へメールを送って説明を求めたほど。システム面と同様にココログスタッフの姿勢も改善されなければ、総合的には悪い方の評価につながってしまいます。これに関しては、お知らせココログの終了告知記事の結びに、ココログの今後の方針として以下のような説明が記載されていました。

○「お知らせココログ」の記事を抜粋

しばらくは通常時よりもココログの監視体制を強化します。メンテナンス後の経過については「ココログレスポンス問題お知らせブログ(臨時)」にてご報告させていただきます。

もちろん、今回のメンテナンスがココログレスポンス問題のゴールであると我々は考えておりません。

我々は5月25日(木)の記事で述べたように、抜本的な対策を「データベース分散化」にあると考えています。

現時点ではまだスケジュールをご案内できる段階にまで至っておりませんが、今後は上記作業の早期実現に向け取り組んでいきます。

「DB分散化」は私も業務上改善を見受けられた経験があって有効な手段(っていうか私は近年常に見てる→今や当然?)。それ自体は歓迎します。ただ、それをビジョンに動きつつ、もちろんココログの監視体制の強化を図りつつ、ユーザへは正しく効果的な説明をするよう努力していただきたいです。今までのやり方ではまるでダメ。今回の改善をきっかけに、「良いこと続きのココログ」も目指してください。「普通」に使えればとりあえず問題ありません。その間、リリース待ちの「新アクセス解析」や新機能や新blogの公開も期待します。コップに水を一杯に入れた状態が「普通」。さらに水を足して縁へ滴り落ちる水滴が「付加要素」。私は後者の方も楽しんでいきたいです。これ、映画「マルサの女」に登場する悪玉・権藤(山崎努)の思想なんですけどね(悪者だけど良いことは言いました)。

ちなみに、ココログの利用開放を待ち望んだココログユーザの皆さんもお疲れさまでした。日々何気無く書いていたココログが使えなくなると、やりきれない思いにもなったことでしょう。その間、別の趣味を見つけちゃったりして? 今回の大メンテナンスはココログスタッフを総動員して取り組んだそうで、「みんなで解決!広場」の担当も臨時で作業に回ったそうで、「広場」の改善の件は遅れるとココログ関係者からの回答メールに書かれていました。まあそれは仕方の無いことでしょう。ココログが安定したら、すぐにでも「広場」の改善に努めてもらいたいものです。過去ログの「全文検索窓」の公式リリースも間近だそうなので(公表は以前許可されました)、どんなレベルのものが登場するかにも期待。同じく「縁へ滴り落ちる水滴」の理論で楽しみたいです。そうそう、サイドバーも付けてね(私が最優先で求めるブツ)。

これで、ココログを他人へ自信を持って奨められるようになるかな? 今後しばらくは、ココログ関係者へ求めた「ココログ交流会」の質問保留分の正式回答を待って、長らく投稿できずにいた記事を書いて追い付くことがメインになりそうです。現時点での私の率直な感想は、「ココログは嫌いではない」

○関連記事「ココログ・48時間メンテナンス実施」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/07/post_9960.html
○関連記事「ココログ・大メンテナンス時における告知方法の一提案」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/07/post_0451.html

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