カンブリア宮殿・「mixi」笠原健治社長×「はてな」近藤淳也社長
テレビ東京系「カンブリア宮殿」を見ました。作家の村上龍さんとタレントの小池栄子さんがインタビュアーを務め、毎回経済人をゲストに迎えて繰り広げるトークライブショーです。私は今回初めて見たんですが、その理由は今回のゲストに「ミクシィ(mixi)」社長・笠原健治さんと「はてな」社長・近藤淳也さんが迎えられるのを知ったからで、ネットビジネスを成功させた両人のコメントに興味があったからです。テーマは「次世代ネットビジネスの主役たち」でした。
○関連サイト・テレビ東京「カンブリア宮殿」
【 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/ 】
○関連記事・「カンブリア宮殿」内・2006/05/08放送分概要
【 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/060508.html 】
ゲストは国内のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の最大手、ミクシィの笠原健治社長と"人力検索"はてなの近藤淳也社長。両氏にインターネット社会の未来について聞き、次世代のベンチャーの実力を探る。ミクシィの会員数は360万人に上り、さらに増え続けている。これまで"匿名性"が特徴だったネット世界だが、SNS会員の多くが実名。バーチャルからリアルな社会になりつつある。一方、はてなは知りたいことを文章で質問すると、ネット上のユーザーが回答を寄せてくれるシステム。ネット社会の情報量は膨大になり過ぎ、整理しきれないために"ネット内の人間の力"が必要になったという。
○「ミクシィ(mixi)」社長・笠原健治さん
○関連サイト「ミクシィ(mixi)」
【 http://mixi.jp/ 】
会員数360万人を誇る日本最大級のSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)・「ミクシィ」を運営する会社。ある海外サイトのサービスを元にビジネスモデルを確立し、現在に至ります。会員の広がり方の仕組みを図説し、マイミクシィやコミュニティの詳細も説明。ある子持ち主婦の新規会員を取材し、コミュニティや日記を通して仲間を増やして、オフ会で実際に会って交流を深めるまでが映されました。また、別コミュニティのオフ会の状況も取材し、「mixiで広がる交流の楽しさ」をアピールしていました。
○「はてな」社長・近藤淳也さん
○関連サイト「はてな」
【 http://www.hatena.ne.jp/ 】
人力検索のような奇抜なアイデアでネット業界の新時代を牽引する会社。「検索サイトでの検索がしにくいのなら、人力に頼ってしまおう」という方針でサービスを考案し、現在に至ります。しかしそれだけに留まらず、現在は有用な別サービスも豊富。社内の活動状況が映し出されたけど、まるで理系大学生が大勢集まった研究室のようでした。「妙案を思い付いたらどこよりも先に作る」が基本で、内部での競争も激しいだろうけど優秀な人材がたくさん揃っている印象を受けました。映像では、元ニフティ社員でココログのシステム構築も手掛けた現・はてな最高技術責任者の伊藤直也さんもインタビューに答えていました。
○その他
レンタルサーバサービス「ロリポップ!」やblogサービス「JUGEM」等を展開する「paperboy&co.」が映像でのみ登場。先頃スタートさせたオンラインショッピングモール「Calamel(カラメル)」の社内立ち上げの瞬間シーンが映され、代表取締役社長の家入一真さんもインタビューに答えていました。
上で名前を挙げた人たちはいずれも30歳前後で、野心を持ち生き残りを意識して自社活動に励んでいる印象を受けました。まさに技術系ベンチャースタイル! 私は、「ミクシィ(mixi)」は会員だけど「はてな」は会員ではありません。番組を見てやりたくなったので、いずれ入会するかも? 私が抱いているこの2社の共通点は、「ユーザの意見を大事にし、また積極的に取り入れる姿勢がはっきりと見られること」かな。ネットサービスというものは提供するだけではユーザがついてこない。時にはユーザ視点に舞い戻って見つめ直すのも大事なんじゃないかな。これって簡単そうで難しいことで、実際にそれを満たしているサービスはあまり思い当たる節も無し。その中で、やっぱりこの2社は群を抜いていると思うし、既に結果がモノを言っていますよね。見て大変満足できました。やるじゃんテレ東!
この番組は初めて見たけど、100人の観客を集めての経済人とのトークは面白いですね。「日経スペシャル」という冠がある辺りでテレ東らしさを感じるけど、迎えられるゲストも多彩だし今後も注目していきたいと思います!
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