富豪刑事デラックス・第1話
2005年の冬(1~3月)に放送されたテレビ朝日系ドラマ「富豪刑事」が、「富豪刑事デラックス」という名の連続ドラマで復活しました。この春よりバラエティ枠からドラマ枠に変更された金曜21時枠での初作品で、主演の深田恭子さん他のキャストが総結集したということで、以前から話題になっていました。一応ながら、「ふごうデカ」じゃなくて「ふごうけいじ」なのでご注意を。それじゃあ、大富豪の娘の奮闘ぶりをまたもや注目してみるか。「富豪デカ」の始まり始まり~(どうしても「デカ」って読んでしまうよね)。
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○テレビ朝日系「富豪刑事デラックス」
第1話「豪華客船の完全犯罪~死を呼ぶダイヤと密室トリック」
大富豪の孫娘で刑事の美和子(深田恭子)が、大金を使う奇抜な捜査で事件を解決する。旧華族の屋敷にあるダイヤが強盗に狙われ、犯人を見た執事が殺された。だが、強盗は何も取らずに逃走し捜査は難航。捜査に当たった美和子は、祖父・喜久右衛門(夏八木勲)が所有する豪華客船で偽の宝石オークションを開き、犯人をおびき寄せる。
見る前の感想。「富豪刑事2」ではなく「富豪刑事デラックス」にした理由は? 美和子の大富豪ぶりは前作でもう充分に知っているけど、元々「デラックス」という名でSPを制作する予定だったのかな? それとも、デラックス級の構成や設定に変わっているのかな? 何にせよ、名前負けする事態になると辛いんじゃない?
見始めの感想。のっけから象もいる広大な野外でのお食事シーン。モロに合成じゃん。ああ、CGを巧みに使っていくのも「デラックス」ってこと? それにしても、神戸家の敷地はものすごく広いね?
見た後の感想。「デラックス」の理由はもういいや。とにかくバカス~~~!(良い意味で) いや~、やられました。予想を遥かに上回るバカバカしさ、いや違うんだ、美和子の大富豪ぶりや奮闘ぶりで全ての筋が通っている素晴らしさに!
伯爵と呼ばれる西村礼次郎(江守徹)の屋敷で「シルバーキャット」という高級ダイヤが窃盗犯に狙われ、現場に居合わせた礼次郎の執事を窃盗犯が殺害。そのことで警察が強盗殺人事件として捜査を始めたんだけど、ここで出ました、美和子の名セリフ「あの~、ちょっとよろしいでしょうか~?」。彼女の提案は、盗まれずに済んだシルバーキャットをエサにホテルでオークションイベントを開き、参加者を知らぬ間に豪華客船へ導いて海上へ出れば、品目当てで忍び込んでいるだろう犯人を逃がさず特定できるだろうというもの。その提案で必要なホテルや豪華客船は、美和子が当然のように手配。この辺りで既に500万バカス(笑)。
参加者にはいろんな人がいました。まずは、“役名はこの際知らないでいいや”のデビ夫人。違和感ねぇよ! 続いて、インチキ手品を見せていかにも怪しいそうだった原田黒蔵(伊武雅刀)。彼が犯人じゃないかとも思ったけど、「こいつの身のこなしはあの窃盗犯と似つかない」という理由で却下、と決め付けたところでなんと部屋で殺されてしまった! それでパーティーの様子を写したビデオを確認すると、礼次郎が毒入りのワインを原田に手渡してる? そこでも美和子が“生活の知恵(もちろん大富豪ぶりも炸裂)”を交えて、「(ある肉料理は)ひづめの裏の肉が珍味で他は捨ててしまうんだけど、原田や皆は美味しそうに食べていたから不思議?」とか、「礼次郎の執事の殺害現場に残っていた足跡は行きと帰りの歩幅が同じだったけど、普通は急いで逃げる帰りの歩幅の方が大きいのでは?」とか。意外としっかり見てるなあ。で、真犯人は誰よ? 礼次郎かい? なんて思いながら録画したのを見ていたところで、初回話拡大放送の数分を残して22時からの他番組の録画予約に切り替わってしまったようで、前作「富豪刑事」の初回話を見た時と同様に最後が良く分からなかった! ふご~っ!(苦笑)
・・・と嘆いたりしたけど、どうやらこの最初の事件は「2話完結のスペシャルバージョン」として描かれるそうですね。さすが「デラックス」!(ああ、ここに理由が! 違うか) いや、気になっていたことが他にあったんですよね。何故かシルバーキャットの事件とは別に、京都の生け花の大家「花里流」での家元・花里善太夫(清水紘冶)の3人の娘たちによる財産後継者争いが描かれていてね。次の事件へ移る前の予告か伏線の工作かなあとも思ったけど、次女・椿(平岩紙)が自殺に見せ掛けて他殺されたような気配で、感情を露にする長女・あやめ(雛形あきこ)や家元に媚を売る三女・菊乃(松永京子)も怪しいのなんので、もはや予告や伏線の域ではない! なんて思っていたら、シルバーキャットの事件と裏でしっかり絡んでいて、後編となる第2話で全てが明らかになるってことね。ああ、これでやっとつながったわ・・・。この辺りでオレバカス(泣)。
というわけで再び。いや~、やられました。予想を遥かに上回るバカバカしさ、いや違うんだ、美和子の大富豪ぶりや奮闘ぶりで全ての筋が通っている素晴らしさに! いや違うんだ、違うんだよ、深キョンの良い意味でのバカっぷり役に! 彼女はこういった役もすごく似合うね。“赤い奇跡”なんて起こしてる場合じゃないよ、“大富豪の娘”としてありのままに振舞えば良いんだよ。とにかく私は、良い方向でデラックス級に期待を裏切られた感でいっぱいでした。このドラマって、ふご~いっ!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
あのCGはダメですよね~。わざと分かるように合成したんですかね?
相変わらず2人の婦警はやりたい放題だし・・・
あの2人、よくクビになりませんよね。
内容よりも変なとこが気になって仕方ありません。
投稿: マカ | 2006.04.23 11時09分
マカさん、こんにちは! CGはね~(笑)。でもその後のストーリーはなかなかの見ものでした。内容よりも変な所が気になるのは、そう作っているから仕方が無いかも? 小ネタというよりは美和子の一つ一つの発言が面白いですね~。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.04.25 02時52分
あずさん、おはようございます。
ほんと、ふごーいドラマ!(笑)
楽しめそうですね。
模様替え、とってもさわやか~!!
投稿: ちーず | 2006.04.25 08時09分
あずさん、コメント連投させていただきますね~!
いやいや、深キョンは、「こういった役も」というより「こういった役しか」似合わない
んじゃないかと(笑)
でもタイトルにデラックスとあえてつけた意味はほんとに初回から理解でき
ましたよね~。次はどうするんだろう?と早くも気になってますが。
ところで私もずっと「富豪デカ」と読むと思ってたら、こないだ深キョン自身が
「富豪けいじ」と言ってたので、あらそうなの?と知った次第です。
そもそもテレ朝って刑事ものが多くて、デカって呼ばせてるものも多いし、
わかりづらいですよね~~、まあどっちでもいいっちゃあどっちでもいいんですが(笑)
では、またよろしくお願いします~!
投稿: まりりん | 2006.04.25 12時56分
「ふご~い」とはすご~いっ!(笑)
えぇ、もちろんあたしもこの作品はデラックスバージョンになっても「富豪デカデラ」と
脳内にインプット!口に出しては言えやしない・・・(笑)
デラックスといえば・・・前作以上に神戸家がグレードアップされてるような?
前作から今回までの期間に、お爺様ったらまた儲けて
しまわれたのでしょうか┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
投稿: まこ | 2006.04.25 14時18分
>ちーずさん
うんうん、確かに、ふご~い!(笑) パワーアップしていましたね。今クールは爽やかスタイルでお願いします~。
>まりりんさん
深キョンが良い役を演じていますよね。そうか、「こういった役」、かもなあ(笑)。今クールをデラックス級に終わったとして、好評なら今度はもっとすごいのが付くのかな? そうそう、「富豪刑事」は「ふごうけいじ」なんですよね。でも呼び方はご自由にってことで!
>まこさん
ふご~いですご~い! バザ~ルでござ~るですよ、ほんと(何が?)。「デカデラ」は新しいですね、ちょっと噴き出してしまった(笑)。神戸家は確かにグレードアップしていました。そうですね、あれからまた一稼ぎしてしまわれたようです。そのせいで、美和子がさらにデラックスに!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.04.26 00時15分