功名が辻・第12話
NHK大河ドラマ「功名が辻」の第12話「信玄の影」を見ました。
○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第12話「信玄の影」
○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)[「群雄割拠」という文字と、戦国武将たちの名前の字幕]
群雄割拠の戦国時代。
当時最強と噂されていたのが、武田信玄。
様々な陣形や軍政を敷き、
常勝軍団を率いた伝説の大名だ。[戦国最強・戦国のキーマン]信玄は、徳川幕府に受け継がれるほどの優れた軍学を築き、
最強軍を形成している。[甲州軍学]
中でも、騎馬軍団は有名だが、
他にも、敵を錯乱させたい勇敢な先駆け部隊があった。
その部隊の武器はなんと、石。
石を投げ攻撃する、石打ち隊だ。
拳大の石を投げて相手を怯ませた後、
白兵戦に挑み、勝利を得ていたという。様々な部隊や戦法を巧みに用いた信玄。
戦国のキーマンが今宵ついに。
前回は「信長の攻防」の話から始まったけど、今回は「最強なる武田信玄」の話から始まりました。そんなに強かったんだ? 石打ち隊のエピソードには思わず驚いてしまったけど、まさにそのように驚かせておいて強力な攻めで打ち勝つというわけですね。猫だましみたいなものかな?(笑) それにしても、「戦国最強・戦国のキーマン」とまで言われる武田信玄は、すごいぞ!
○第12話「信玄の影」・あらすじ(公式サイトより)浅井を押えるため、横山城に置かれていた一豊(上川隆也)ら秀吉(柄本明)軍の滞陣は長期に及んだ。秀吉は敵の大物豪族を調略し状況を打開せんと甥の治兵衛(柴井伶太)を人質に出すことに。千代(仲間由紀恵)の薫陶を受けていた治兵衛が旅立つ日、『世の流れ、人の定めに負けず、しっかりと生きのびるのですよ』と千代は語りかける。信長(舘ひろし)はこの時、かつてない窮地にあった。半兵衛(筒井道隆)は『今、甲斐の武田信玄が兵を挙げれば信長はひとたまりもない』と一豊に語る。
そして、信長が誰よりも恐れる信玄が上洛に向けて動き出し『我が運は尽きたか』とつぶやく信長──。
信玄が三方ヶ原に家康を打ち破るや騒然となる岐阜城下。『この城下が火に包まれるのを見たくない』という千代に、『女も戦う決意を』と言う寧々(浅野ゆう子)。
一豊の前に敵の間者・六平太(香川照之)が現れ、一豊に自分と手を結ばないかと誘うが『日輪の下で堂々と功名を立てる男でないと立身はできぬ。女房殿がそう言った』と断る。
一方、将軍義昭(三谷幸喜)も光秀(坂東三津五郎)の制止を聞かず信長に対し挙兵。その時、信長の陣に信玄死去の報が届く。信長は義昭を都から追放処分とし、室町幕府は歴史に幕を閉じ、いよいよ浅井を落とす時が来た。
一豊の前に小りん(長澤まさみ)に堂々と現れたけど、小りんはどうやら一豊のことが本気で好きになってしまったようです。また、一豊の行く先に白髪の六平太がいて急遽決闘したけど、六平太は見事な身のこなしでバク転までしちゃってすごかったです。それから、千代が面倒を見てきた秀吉の甥・治兵衛は、ついに人質として送り出される日が来て遠くへ運ばれていきました。この少年こそが、その後無念の最期を遂げた豊臣秀次だったのでした。
一方、冒頭でかなり持ち上げられた信玄は既に死去していて、その知らせを受けた義昭は思わず「うん! えっ?」と軽く一人ボケ。さらに、織田軍が動き光秀も知らぬ間に動いていて、その知らせを受けた義昭は思わず首を震わせてその場に倒れてしまいました。笑っちゃいけないけど、“戦国のお笑いシーン”といったところ? やがて信長は義昭を追い詰め、足利将軍家はついに滅びることに・・・。
さて、今年2006年の1~3月の間(1クール)、「冒頭の語り」をメインとした風変わりなレビューを書いてきたけど、ここで一旦区切りをつけることにします。大河ドラマは毎年この時期までは必ず見るようにしているけど、その先は視聴を断念することも多かったです。しかしこの「巧名が辻」はまだまだ飽きない! というわけで、視聴自体は続けてラスト辺りに最終的な感想をまとめた記事を書こうと思います!
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「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」
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