« 白夜行・第8話 | トップページ | ソフトバンクがボーダフォン日本法人の買収で交渉中 »

2006.03.05

荒川静香選手の得意技「イナバウアー」に新しい名を

トリノオリンピックのフィギュアスケート女子金メダリストの荒川静香さんといえば、今や「イナバウアー(上体反らしの横断)」で超有名。しかし現在その裏で、「オリジナル技と言えるのでは?」という声から「新技として命名しよう!」という動きが盛んになっているそうです。

○関連記事・Yahoo!ニュース「<フィギュア>イナバウアー 静香の究極美、新しい名を」
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060303&a=20060303-00000059-mai-spo
○関連記事・MSN毎日インタラクティブ「フィギュア:イナバウアー 静香の究極美、新しい名を」
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20060303k0000e050081000c.html

○「MSN毎日インタラクティブ」の記事を一部抜粋

トリノ五輪フィギュアスケート金メダリストの荒川静香選手の得意技として今や流行語にもなっている「イナバウアー」。エビ反りの技と思われがちだが、本当は上体を反らさない。荒川選手の金メダルを機に「アラカワ・イナバウアー」「アラカワスペシャル」と命名しては、との声も出始めた。

「イナバウアー」が誕生したのは1957年、米コロラドでの世界選手権。西ドイツ(当時)代表のイナ・バウアー選手(65)が披露したことから命名された。57~59年に西ドイツ選手権三連覇。引退後は女優に転身し映画にスケーター役で出演。現在はデュッセルドルフ近郊でジュニアの競技会「イナ・バウアー杯」を開催している。

元祖イナバウアーは足を前後にずらして、足先を180度に開き横に移動する足技。ジャンプやスピンのつなぎとして使う選手が多く、まず得点にならない。実はトリノ五輪でも女子2位のサーシャ・コーエン選手(米国)、男子3位のジェフリー・バトル選手(カナダ)らが取り入れたが、荒川選手のイナバウアーが目立ち、あまり気付かれなかった。

荒川選手は高校時代、「ただ滑るより、反った方がきれいじゃないかな」と思い、背中を反らせる練習をして、今のように頭が下になる状態まで曲がるようになった。独自性が強く見た目も美しいため、演技全体を評価する「つなぎ」「振り付けの独創性」「スケーティング技術」などの得点がアップ。さらに、直後に3連続ジャンプを跳ぶため、ジャンプの評価も上げているのが特徴だ。

06030501
こちらが荒川さんの「イナバウアー」。素敵な上体反らしですね。
しかしこの角度で見ると、映画「エクソシスト」を思い出す・・・。

06030502
こちらがイナ・バウアーさんの「イナバウアー」。いわゆる「元祖イナバウアー」。
レイザーラモンHGの「フォーッ!」に似ているという噂も(笑)。

「イナ・バウアーさんが初披露したからイナバウアー」というのは知っていました。「デニス・ビールマンさんが初披露したからビールマン・スピン」というのと同じです。でも、“イナバウアーさん”ではなくて“イナ・バウアーさん”だというのは今回初めて知りました。フルネームだったんですね。テレビや新聞等でご自分の名前が技名として出ることに、バウアーさんは喜びの反面戸惑いもあったんだろうなあ・・・。

さて、私も荒川さんの「イナバウアー」は、やっぱり「元祖イナバウアー」とは似て非なるものだと考えています。上体反らしを維持したまま銀盤を横断する姿も美しいけど、その前後で見せる花びらが開くような優雅な動きも美しいと思うんですね。そこにオリジナリティがあるとも思います。新たな技名の提案は、そういった理由で私も賛成! でも、「アラカワ・イナバウアー」や「アラカワスペシャル」、さらには「アラバウアー」という案には、ただ「すげぇなあ~」と(笑)。強引ながら、日本式の命名は無理があるかな? 「花びらの舞い」とか「雪月花」とか、単に「アラカワ」とか? いずれにせよ、「新イナバウアー」としての納得のいく新技名に期待したいところです。

ところで、イナバウアー人気を受けて、「やっぱりイナバ 100人乗っても大丈夫!」のCMで有名な稲葉製作所のイナバ物置の売上げ推移が気になります(笑)。未確認ではあるけど、私は今回の荒川さんの健闘ぶりで、売上げが微増していると思うんですよね。フジテレビ系「トリビアの泉」によれば、「イナバ物置のCMの座り位置は営業成績で決まる」ということだけど、新CMで「大丈夫!」の後に100人のうち数人でもイナバウアーのアクションを見せてくれたら、私はテレビの前で拍手を贈ると共に泣くよ?(笑) 物置の購入は、今のところ間に合っているから無いけどね・・・。

○関連記事「トリノ五輪・フィギュアスケート女子シングルの結果~荒川が「金」~」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2006/02/post_47a6.html

荒川静香「Moment ~Beautiful skating~」
荒川静香「Moment ~Beautiful skating~」

|

« 白夜行・第8話 | トップページ | ソフトバンクがボーダフォン日本法人の買収で交渉中 »

コメント

イナバ物置の上で 100人揃ってイナバウアーしてほしいですね~

でも、何人落ちるか・・・・

投稿: すけろく | 2006.03.05 23時52分

すけろくさん、こんバウアー(笑)。「100人揃って」は、私も期待したいところです。既に手の振りだけはできているから、後は上体反らし。そうなると、社長や営業成績トップの前列者たちの動きがまずヤバイ(苦笑)。落ちちゃうでしょうね・・・(要らぬ心配?)。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.03.06 03時40分

あずさん、こんバウアー(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
へ~「イナ・バウアー」さんだったんだぁ。何かイナで一旦切っちゃうじゃないの(笑)
しかし50年の進化はスゴイね!当時のあれは正しく「フォーッ!」ヾ(≧▽≦)ノぶワハハハハハ!身体まで硬そうに見えるのはモノクロのせい?体型のせい?ヘ(__ヘ)☆\(^^;)
日本式の命名なら『静香御前』てのはどう?え?洗濯機にあったっけ?掃除機だっけ?(笑)

投稿: マナ | 2006.03.08 22時38分

マナさん、こんバウアー(笑)。それを言いたいがために、珍しく夜にコメントをくれたなんて思ったり。そして私も、同じように返したいだけだったり。使える挨拶ときたもんだ!

そう、イナさんなんですよ。そのイナさんのイナバウアーは、まさしく「フォーッ!」でしょう?(写真だけの判断だけど) 体型のことに触れてくれたのは好都合だったけど、女子フィギュアって昔は皆鍛えられた身体であんな体型の人が多かったんですよね。伊藤みどりさんも同じくね。でも最近は、身体は充分に鍛えられていても体型はスリムな人が本当に多いですよね。それは現在のトップクラス陣の多くに言えることだと思います。浅田真央ちゃんに至っては、身体はスリムだし手足は長いし、おまけにバレーで演技面を磨いた過去があるから、小柄でも伸び伸びしていて本当にキレイに見えるんですよね。全てにおいてほぼ完璧で、最も注目している選手です。もちろん、私たちと同じ地元民っていうのも大きなポイント!

「静香御前」か・・・、なんか幽霊が出そうな名前だ・・・(ごめんなさい)。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.03.09 03時59分

あずさん、朝ですけど…こんバウアー(笑)夜じゃなくても”使える挨拶”!
そこに食い付いた事は否めませんが(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

「見せる(魅せる)演技」にこだわった荒川選手の”イナバウアー”
誰もが魅せられました♪そこがまた荒川選手のスゴイさ、魅力でした\(^o^)/ワーイ

真央ちゃん、残念でしたぁ!でも優勝のキム・ユナ選手も素晴らしかったからなぁ♪
イナバウアーも入れてましたね。でもやっぱ荒川選手のものとは別物だわ!
本当、スタイルでも演技でも皆がキレイだからねぇ(^_^;)
ユナ選手、真央ちゃんしか出来ないトリプルアクセルを習得しちゃったら完璧らしい。
真央ちゃんと同じ歳だけど、ちょっぴり色気勝ち?(^_^;)
恐るべしライバル!バンクーバーまで見逃せませんよ。

でね、真央ちゃんのお父さんが元ホスト(今はオーナーに)って知ってた?新栄で♪
今もイケメンらしいけど、2人をフィギュアスケートで成功させるって…
さすが稼ぎも違う?(^_^;)\('_') ォィォィ...

投稿: マナ | 2006.03.12 09時37分

マナさん、またまた、こんバウアー(笑)。この挨拶の「勢いがあるのか冷めているのか分からない微妙な感じ」が好きです。是非とも広めましょウアー!(強引)

世界ジュニア選手権は、ニュースでしっかり注目しました。真央ちゃんは、残念ながらミスが目立って第2位に・・・。でも優勝した韓国のキム・ユナ選手は、確かに良い演技を見せたとも思いましたよ。そうそう、イナバウアーも荒川さんほどではないけどやっていましたね。この2人は良きライバルとして、互いに切磋琢磨していくんじゃないかな? 「強敵無し」なんて有り得ないし、今回は真央ちゃんも良い刺激を受けたかと。それでも「ノーミス」にこだわるコメントを残したのは、また立派! まずはそこなんですよね。難易度の高い演技は、そのついでにできればたくさん見せてもらいたいと・・・。

それで、マナさん! 「真央ちゃんのお父さんが元ホスト(今はオーナー)」っていうのは初耳でした! 慌ててネットでとことん調べたけど(情報収集はスピードスケート並みに速い)、確かに! 元有名ホストとその客(?)の間にできた子だったとは・・・。3連続トリプルアクセル並みの衝撃を受けましたよ(笑)。いや、正直笑えなかったんですけどね。ついでに、父親が経営するホストクラブのホームページも拝見。何だか恐ろしかったんです、石原軍団みたいで・・・。

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.03.13 02時22分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 荒川静香選手の得意技「イナバウアー」に新しい名を:

« 白夜行・第8話 | トップページ | ソフトバンクがボーダフォン日本法人の買収で交渉中 »