Ns’あおい・第9話
どれだけ昏睡状態が続いても、いつかは奇跡がやってくる。医療関係者は、常にそんな風に思ってくれているのでしょうか? 今回は、医療関係者でも下っ端の下っ端が奇跡を信じて振舞うという、勇気と感動のストーリーです。
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○フジテレビ系「Ns’あおい」
第9話「リストラ看護助手の勇気」
田所(西村雅彦)が院内改革第2弾として職員のリストラを提言し、北沢(小山慶一郎)が標的に。卑屈になって看護をバカにしたような発言をした北沢を、あおい(石原さとみ)は平手打ち。「辞めたいなら辞めれば」と突き放す。そんな中、昏睡(こんすい)状態の患者・白井(藤井章満)の人工呼吸器のチューブを、妻の瑞江(山下容莉枝)が抜く事件が起こる。
前回サブストーリー的に登場した、意識障害で5年間も昏睡状態にあった白井に対し、その妻・瑞江がやりきれない気持ちになって人工呼吸器のチューブを抜く事件が発生。瑞江のその気持ち、体験こそしたことはないけど、分かるなあ・・・。あおいは瑞江に付いて、夫と経営していた花屋のことや、夫が倒れてから一度も卸売市場に行くのを休まなかったことを聞き、その足で市場へ出掛けました。そして夜、あおいは小峰(杉田かおる)や北沢にそのことを話し、高樹(柳葉敏郎)や泉田(片平なぎさ)からアドバイスを受け、白井について当面は五感刺激を中心とした治療を行うことで合意しました。
それが面白くないのが田所で、「保険の点数が低いから無駄だ」とさえ言ってしまう始末。以前解雇を告げられた北沢はそこで猛反発したが、田所はその場で解雇を言い渡し、北沢はネームプレートを床に叩き付けて出て行ってしまいました。かつて仕事にさほどの興味が無く、患者をも悪く言ったりした北沢が、あおいの忠告や外で人助けしたのをきっかけに改心し始めたというのに・・・。そんな北沢は、あおいに1枚のMDを渡して白井のために聴かせてやるように言ったけど、いざMDを再生して見るとそれは自分のバンドの曲ではなく、なんと生花の卸売市場で録音した様々な音でした。しかし、この“懐かしい一風景の音”を聴いたせいか、白井が指を動かして反応を見せたのでした。五感刺激の治療は、こんな形で意味を成した!
「ミュージシャン志望のアルバイト看護助手」という肩書きで存在し続けるだけに見えた北沢が、ここに来て大きな奇跡を巻き起こしましたね。そんな北沢は、実力を何度も評価してもらえなかったにも関わらずバンド活動は続け、あおいに看護学校の願書を見せて看護師になることを伝えました。今回の奇跡には泉田のアドバイスも大きかったけど、田所との会話シーンでは病院の利益を重視した策略に賛同し不敵な微笑みを見せていました。まだまだ異様な雰囲気が漂っていて、病院としての評価も微妙なところですね。
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