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2006.03.17

白夜行・第10話

これまでの亮司と雪穂の経過は、小説「風と共に去りぬ」を題材にして展開されてきました。そして今回もまた、その小説を題材にした話が登場。小説が持つ強いメッセージが、ドラマ内で激しく光っているようにも思えます。

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○TBS系「白夜行」
第10話「開く過去の扉」

亮司(山田孝之)は、雪穂(ゆきほ・綾瀬はるか)の罪に気付いた礼子(八千草薫)を殺した。病院は心筋梗塞によるものだと言うが、篠塚(柏原崇)は殺人を疑わせる情報をつかみ、笹垣(武田鉄矢)に連絡。笹垣は、弥生子(やえこ・麻生祐未)に真文(まふみ・余貴美子)の図書館のことを聞き、訪ねる。直後、弥生子が自殺。そのころ、亮司は笹垣を殺す計画を進めていた。

2004年12月。亮司は礼子の体につながれたチューブを抜いて礼子を殺害し、病院はそれを医療ミスによる心筋梗塞として雪穂他に詫びを入れました。それに雪穂が関係するのではないかと疑う篠塚と、その連絡を受け疑いを晴らそうとする笹垣。現在の亮司を心配する真文と、亮司の現状を自分のせいだと責める弥生子。それに亮司と雪穂も含めた人物相関図は、なんて悲しいものなんだろう・・・。

その後、亮司は以前手に入れた薬を使って典子(西田尚美)の殺害を遂行しようと考え、後に笹垣を殺害しようとしていました。その頃、笹垣は真文に出会って今日までの亮司と雪穂の経過を事細かに説明し、亮司は笹垣の部屋から盗んだ捜査ノートを一から読んでいました。多少の誤りや不明点はあるものの、ノートに刻まれた内容は推測も含めて驚くほど事実に近く、笹垣の調査力はすごいものがありました。中でも、亮司が雪穂のために父親を殺し、雪穂が亮司のために母親を殺したのを示す「交換殺人」という言葉が印象的でした。亮司は過去を振り返りながら思わず涙を流し、そして再び笹垣の部屋へ侵入してノートを返したその時、笹垣が帰宅してついに二人が近場で顔を合わせた! 凶器を手に取り笹垣へ襲い掛かる亮司。ここで決着が着いてしまうのか?

真文が笹垣に見せた図書館のネット掲示板の印刷物には、これまでのストーリーでも登場した“レットバトラーの幽霊”や“スカーレットの末裔”や“幽霊からの遺言”といった、小説「風と共に去りぬ」のキャラクターの名前を使っての二人の投稿がありました。また、二人は幼い頃にも小説の一説のようなメッセージを真文に打ち明けていました。その真意に気付くことができなかった真文は、笹垣から二人の驚くべき真実も聞かされて自分を酷く責めていましたね・・・。笹垣がずっと書き溜めてきたノートの内容は、二人の暗い運命の道のりそのものでした。いよいよ次回は最終話。初回話でいきなり登場した悲しみのシーンへつながっていきます。これでついに終わるのか・・・。

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「影」
主題歌「影」(柴咲コウ)

「白夜行」オリジナル・サウンドトラック
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「白夜行」
原作「白夜行」(東野圭吾)

「世界の中心で、愛をさけぶ」DVD-BOX
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