功名が辻・第9話
NHK大河ドラマ「功名が辻」の第9話「初めての浮気」を見ました。
○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第9話「初めての浮気」
○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)[「忍び・忍者」の話]
情報が生死をも左右した戦国時代。
特定の大名には属さず、情報のやりとり一つで時代を渡り歩いたのが、
スパイ集団「忍び」たちである。[スパイ集団 忍び]そのルーツは、甲賀や伊賀等、険しい山間の地侍。
元は暮らしを守るための戦術が、忍術へと変化した。そうした特殊能力に注目したのが、時の戦国大名である。
敵の情報収集や裏切り等、
高度で危険な仕事を依頼した。[織田信長のプロフィール][現代のオフィスに見立てた電話依頼のやりとり]
甲賀や伊賀は忠義ではなく、
あくまでも報酬と引き換えに忍者を派遣した。
いわば、現代の人材派遣会社のようなシステムだったのである。[人材派遣システム]そして此度、一豊の下に新たな忍びの影が。
前回は「一豊の槍働き」の話から始まったけど、今回は「忍び」の話から始まりました。忍びの者、つまり忍者については、昔から興味があったんですよね。忠実に仕事をこなすが、決して姿を見せず正体をばらさない、いわば「裏仕事の達人」といったところでしょうか。それにしても、人材派遣システムを例に挙げた説明は大変分かりやすかったです。端末画面に映る織田信長のプロフィール情報も、細かい記述まで良く考えて反映されていましたし。そして今回その「忍び」を行う者が、まさかあの女性だなんて・・・。
○第9話「初めての浮気」・あらすじ(公式サイトより)多くの兵を失いながら、秀吉(柄本明)と家臣たちは見事にしんがりの役目を果たし、京に戻った。戸板に乗せて運ばれ、必死で苦境を乗り越えた一豊(上川隆也)は、軍功を認められ二百石に加増。吉兵衛(武田鉄矢)、新右衛門(前田吟)たちと、寺の境内に建てられた宿舎代わりの小屋に入り、傷が癒えるのを待った。
一方、千代(仲間由紀恵)は、六平太(香川照之)から夫の負傷と悲惨な軍務について知らされ衝撃を受ける。ひたすら無事を祈る千代の思いをよそに、一豊は全く別の危機にさらされていた。寺に人探しに来たという若い女、小りん(長澤まさみ)が二晩続けて一豊たちの小屋に逗留。山内家に世継ぎをと願う吉兵衛たちは、小りんと一豊を添い寝させる策に出たのだ。誘惑に抗しきれず、小りんを抱いてしまう一豊。気を許し、問われるままに、織田軍が峠道を経て岐阜に向かうことを明かす。小りんは六平太の差し向けた甲賀の忍び。それと気づいた時には出立の刻限が迫っていた。帰路、峠道で銃弾が信長(舘ひろし)の羽織の袖を射抜く。あれは脅しじゃ、と看破する信長。ほっとし、帰宅した一豊だが、気がかりなのは京の一夜。嘘をついていることに耐えきれず、一豊は……。
“一豊を翻弄する甲賀出身の忍びの者(くノ一/くのいち)”・小りんこと、長澤まさみちゃんが登場! でへへ、待ってたよ~。なんて喜びたいところだけど、一豊を翻弄しまくるのが見ていて許せなかった(笑)。人探しと嘘をつき、添い寝して手や足を絡めて誘惑し、一豊はついに我慢できなくなってやっちゃったらしい・・・。長澤まさみちゃんは、曖昧な描写ながらもあれが初の濡れ場シーンになるのかな? 後に六平太との会話で「床上手」なんていう言葉も発していたっけ? ああ、一豊が羨ましい・・・。上川隆也さんが現代でも本気で狙わないかと、ファンとしてやや心配中(おいおい)。その上川さん演じる一豊は、前回の負傷でしゃべり辛い状況にあったけど、中盤までは何をいっえるのかわあんなあったお~(こんな感じ)。上川さんファンの方、ゴメン!
また浅井家では、市(大地真央)が兄・信長を助けるために小細工したことを、夫・長政(榎本孝明)に泣いて告白。長政は怒って刀を向けるも、身篭っている子供まで切ることになると言いつつ、妻としての市を優しく抱きしめてあげたのでした。いつの世も、複雑なものよのう・・・。一方で、無事帰還した一豊を千代が温かく迎えたけど、その夜一豊は小りん(名は出さず)を抱いたことを千代へ正直に告白。ああ、千代はどうなってしまうのか? 今回は正直者(一豊・市)とホラ吹き者(小りん・吉兵衛・新右衛門)の対比が見ものでした。おっと、吉兵衛&新右衛門は、一豊と小りんの寝床の隣で耳を立てながら「ぐーがー(まさに平仮名表現が相応しい!)」とウソ寝をしていただけですが(笑)。まあ今回は、「初めての浮気」なんていう現代風の危ういサブタイトルが一番驚いたわけよ・・・。
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「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」
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