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2006.02.19

功名が辻・第7話

NHK大河ドラマ「功名が辻」の第7話「妻の覚悟」を見ました。

○NHK大河ドラマ「功名が辻」
第7話「妻の覚悟」

○冒頭の語り(NHK・三宅民夫アナウンサーによる)

[「天下布武(てんかふぶ)」という文字]
武力で天下を治めると宣言した信長は、
1568年、京を目指し岐阜を発った。[1568年 京へ]

応仁の乱から混乱が続いていた京都。 ←ここだけ「京都」
信長は力で秩序を取り戻し、
足利義昭を将軍にすることで、
全国支配への権威を手に入れようとしたのだ。

ここから、上洛軍に従った一豊たちの、
長期出張生活が始まるのである。[長期出張]

岐阜から京まではおよそ120km。
新幹線で1時間足らずだが、時は戦国。
馬で駆けて1日、徒歩ならば丸3日かかる。[馬で1日・徒歩で3日]
さらに、信長に反発する勢力との
長い戦いの日々が待ち受けていたのだ。
その間、夫の武運を祈り留守を守るのが
武家の妻たちの大きな役割だったのである。[武家のさだめ]

前回は「千代紙」の話から始まったけど、今回は「京への長期の旅」の話から始まりました。豆知識がメインではなかったですね。岐阜から京まで、今でこそ早々と行けるというのに、昔はそうでもなく。高い武力を持った軍が、新幹線の速さに匹敵する移動力を持っていたら・・・。そりゃあすごい(それだけ?)

○第7話「妻の覚悟」・あらすじ(公式サイトより)

織田軍は南近江の六角氏を攻めていた。しかしある日、信長(舘ひろし)は、一豊(上川隆也)や秀吉(柄本明)らわずかな供のみを連れて、市(大地真央)の嫁ぎ先、小谷城に浅井長政(榎木孝明)を訪ね、大胆にも一夜を過ごす。『信長暗殺の企みあり』。一豊に告げたのは六平太(香川照之)。事実、この機に乗じて信長を亡き者にするべしとの声が城では上がっていたが、義兄の信長を裏切ることはできないとする長政によって陰謀は食い止められる。間を置かず、織田軍は六角氏を平らげて上洛。征夷大将軍に任ぜられた足利義昭(三谷幸喜)は信長を父と呼び、副将軍か管領となるよう申し入れるが、将軍の下に入る気のない信長はこれを拒否。畿内を平定したのち、岐阜へ帰陣する。一豊たちを待っていたはずの山内家は、悲しみに包まれていた。新右衛門(前田吟)の妻、ふね(熊谷真実)が流産し、そのまま急死したのだ。自分を強く責め、戦場の夫には知らせてくれるなと、ふねが言い残していたことを涙ながらに語る千代(仲間由紀恵)だが、それが侍の妻として持つべき覚悟であることも同時に思い知らされていた。翌年春、再び上洛した信長は、将軍御所を建て、京都奉行の一人に秀吉を任命。与力である一豊も、京に留まることを余儀なくされる。

今回は冒頭でも語られた通り、留守を守った武家の妻たちの姿がメインでした。千代も皆と仲良くありのままに振舞っていたけど、途中でふねが倒れて流産してしまったことが発覚。子供たちや千代に最期の言葉を残したまま、この世を去ってしまいました。いと悲し・・・。

やがて、何も知らぬまま戻った一豊たちはふねの死を知り、夫の新右衛門は驚きを隠せない表情に。千代は続けて、ふねから知らせないように言われていたことを伝えました。新右衛門は事情を知り納得したものの、子に「母上を返せ!」と強く言い責められ、なんと刀を抜く一面も。吉兵衛(武田鉄矢)がその子をそっとなだめたけど、千代も「私が未熟だった」と自分を責め・・・。何とも悲しい事件でした。後にその子は家を出て、裏山で雨の中倒れてしまったけど、千代と一豊が無事に助け出して、翌朝何とか和解できて良かったですね。

時は1569年(永禄12)正月。雪の降る中、一豊たちは改めて出陣。そこで夫婦愛(一豊と千代)や親子愛(新右衛門たち)を見せ付けられました。信長軍は京へ戻り残党を一掃し、将軍・足利義昭の御所「二条御所」を京に建設。秀吉を京都奉行の一人に任命し、一豊もそのまま京に留まることとなりました。しばらく千代に会えない一豊だけど、妙なことが起こらなければ良いなあと・・・。

○関連記事「功名が辻・第1話」
○関連記事「功名が辻・第2話」
○関連記事「功名が辻・第3話」
○関連記事「功名が辻・第4話」
○関連記事「功名が辻・第5話」
○関連記事「功名が辻・第6話」

「功名が辻(1)」 「功名が辻(2)」 「功名が辻(3)」 「功名が辻(4)」
原作「功名が辻(1)~(4)」(司馬遼太郎・文春文庫)

「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」
「功名が辻(前編)NHK大河ドラマ・ストーリー」

「功名が辻 2006年NHK大河ドラマ完全ガイドブック(Tokyo news mook)」
「NHK大河ドラマ『功名が辻』カドカワムック」

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