PCウイルス誕生から20年~今すぐ自己防衛を!~
「PC(パソコン)ウイルス」が初めて検出されて以来、今年1月で20年が経ったそうです。「記念すべき年」とでも言えば良いんだろうけど、特に喜べないのがまた妙なところです。
○関連記事・Yahoo!ニュース「PCウイルス誕生から20年――次の標的は?」
【 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000026-zdn_n-sci 】
○関連記事・ITmediaニュース「PCウイルス誕生から20年――次の標的は?」
【 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/20/news020.html 】
○「ITmediaニュース」の記事を一部抜粋初のPCウイルス誕生からこの1月で20年。セキュリティ企業のF-Secureによれば、この20年でウイルス繁殖にかかる時間が大幅に短縮され、ウイルス作者の動機も変化した。
1986年1月に検出された初のウイルス「Brain」は、フロッピーディスク経由でコンピュータに感染するブートセクターウイルスだった。ディスク経由で感染していたため、ウイルスの発生から広範な拡散までには数カ月から数年かかっていた。
フロッピーディスクの衰退とともにブートセクターウイルスは消滅し、1995年にWindowsの脆弱性を突いたマクロウイルスが登場。ウイルスの繁殖にかかる時間は約1カ月に短縮された。
次いで電子メールの普及に伴い電子メールワームが登場すると、たった1日で世界に拡散してしまう状況に。さらに2001年にはBlasterやSasserなどのネットワークワームが出現し、わずか1時間で繁殖するようになった。
現在では15万以上のウイルスが存在し、その数は急増し続けているが、この20年で最も大きな変化はウイルスの種類や量ではなく、ウイルス作者の動機だとF-Secureは解説。
私としては、フロッピーディスク経由のウイルスはあまり知らないものの、マクロ・電子メール経由によるウイルス(実行ファイルやスクリプト)には頻繁に脅かされました。ウイルスも時代と共に進化していますよね。決して笑える話ではないですが・・・。
パソコンやウイルスに詳しくなかった学生時代、知人がフロッピーディスクを持ってきて「このウイルス(中に記録)を実行するとパソコンが死ぬよ」とか言われた時はびっくりしたなあ(苦笑)。どういう状況になるのか、予想がつかなかったし。結局その知人は廃棄予定の自分のパソコンに感染させて、ウイルスの動作確認をしつつ見事に殺して遊んでいたようだけど(怖!)。社会人になる頃はその辺りのことにも結構詳しくなっていて、当時買ったパソコンにバンドルされたウイルス対策ソフトを今も大事に使っています。常に定義ファイル(ワクチン)を更新しているので、私のパソコンは一度もウイルスに感染したことがありません(これはある種自慢!)。ウイルスの実行ファイルだと分かっていて、わざと実行させてソフトに検出させたことはあるけど、かなり熟知した上での自己責任によるものです。考えてみれば、やってることは学生時代の知人と変わらないじゃないか・・・(笑)。
現在はウイルスの他にもスパイウェアが問題になっていますね。ユーザの知らぬ間にパソコン内に常駐して、個人情報等を盗んでいく厄介モノです。最近はこっちの対策の方が面倒で、対策ソフトで定期的にチェックすると10も20もリストアップされて毎回驚きます。まあ全てがスパイウェアというわけではなく、怪しいcookie(クッキー)をも過敏に検出するからなんですけどね。これだけウイルスやスパイウェアが勢いを増しているというのに、Windows系OSの開発元・Microsoft(マイクロソフト)は対応パッチのリリースがいつも遅れるから本当に困りもの。この年末年始に明らかになった「Windowsメタファイル」の脆弱性を突いたウイルスは本当に凶悪で、対策完了まではかなりヒヤヒヤしていました。顧客満足度の向上に努めてよ、Microsoftさん!
話を戻して・・・。できれば「PCウイルス誕生から30年」の日が来る前に、「如何なるPCウイルスが発生しても一瞬で壊滅」の状態であることを望みたいところ。しかし悪意を持った人間が技術の発展を見込んで巧みに作り発生させる以上、残念ながらこのイタチゴッコは延々と続くことでしょうね。私たちパソコン利用者は、それによる被害を最小限に留める努力に精を出すしかありません・・・。その努力の一つとして、ウイルス対策ソフトの導入は欠かせません。ちなみに私は、「ノートン・アンチウイルス」を使用しています(お奨め!)。導入していない方は、今すぐにでもPCウイルスの自己防衛を!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント