« コニカミノルタがカメラ・フォト事業から全面撤退 | トップページ | 白夜行・第2話 »

2006.01.19

神はサイコロを振らない・第1話

作家・大石英司さんの小説「神はサイコロを振らない」が、このたび日本テレビ系でドラマ化されました。タイトルの「神はサイコロを振らない」とは、かつて「相対性理論」を発表したアインシュタインが量子力学を批判した際の名言で、その確率的で曖昧な理論をサイコロに例えたとのこと。天才は言葉を選びますね!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「神はサイコロを振らない」
第1話「10年ぶりに突帰還した恋人や親友…38歳・女捨ててんじゃねえよ」

消息を絶った旅客機の乗員、乗客が10年後に帰還、再会を果たした人々の人間模様を描く。’96年夏に旅客機が乱気流に遭い、姿を消した。航空会社社員・ヤス子(小林聡美)は、親友で客室乗務員の亜紀(ともさかりえ)と恋人の副操縦士・哲也(山本太郎)を失う。一方、物理学者の加藤(大杉漣)は旅客機が必ず戻ると提唱。予定日に飛行機が出現する。

な、何ですか、この神ドラマはっ! まずは流して見ていたけど、「ポカーン」としていたらもうエンディング(笑)。それで見返してみたら、「だっちゅーの!」の辺りで泣けた(笑)。今クールで初めて涙を流したのがこのシーンですよ? このドラマって、もしかして思ったより化けそう?

時は1996年8月10日。壱岐島発長崎行きの東洋航空402便がフライト中に突如として姿を消し、乗客28名と乗務員が行方不明になり「死亡確定」扱いに。しかし当時大学教授だった量子物理学者・加藤は「10年後の2006年2月10日に再び現れる」と断言し続け、当日長崎空港には402便が本当に出現! ネットでは「奇跡の瞬間に、萌え~」。加藤は出現に「キターッ!」。「電車男」じゃないです。「飛行機男」です。でもあまり関係無いかも・・・。

この後の展開というのが、乗客と遺族(ではないけど)の再会シーン。いわゆる「だっちゅーの!」の辺りね(笑)。死亡確定で諦めていた人たちが目の前を歩くのだから、そりゃあ驚きと共に喜びまくり。そしてヤッチ(ヤス子)とアッチ(亜紀)が、再会と同時に目と心で会話して喜び合うのはすごく良かったなあ。さすが同局系ドラマ「すいか」からの名コンビ! そうかと思えば、ヤッチは勝手な判断で402便の乗客の救助に動いたことで東京へ戻るよう言い渡されたんだけど、ここでアッチが空港へ急いでヤッチを引き止めようと強く説得。「ヤンキー口調になってんじゃねーよ!」って感じで(笑)。でもヤッチの心は変わらず、逆にアッチへこう言ったのでした。

ヤッチ「あのね。」
アッチ「なんだよ!」
ヤッチ「18歳から28歳までの10年と、28歳から38歳までの10年は違うの。
    おんなじ10年だけど違うの。少なくとも私は違ったの。
    ま、あんたもこれからいろんなことあるでしょう。
    身体にだけは気を付けんだよ。じゃ。
    あっ、その前髪、ちょっと・・・。」

このヤッチの言葉は、深いなあ・・・。確かに違うだろうなあ・・・。ちょっと震えた名言でした。それから、実は無事戻ってきた402便だけど、「402便は再び10年前に引き戻される。残された時間は、あと9日。」だそうです。時空を超えた不思議な物語。神が運んできた運命のいたずら。この先、いったい何が起こるのか?

十年前のあなたは、
どんな あなたでしたか?

最後はこんなワープロ打ちの字幕が表示されました。十年前は学生でした。量子物理学でなく音響工学を専攻した私は、暇さえあれば音いじりばっかやっていたなあ。ああ、あの頃に戻りたい・・・。

というわけで、「これは思ったよりも面白そう!」といった第一印象でした。何せ脚本が私も一目置いている水橋文美江さんだから、どこか安心感はあったんですよね。まあこのドラマは「夢物語」みたいなものだから、「ああ、そういうこと?」と理解するまでには時間が掛かったけど(苦笑)。水橋さんはセリフ回し(特に女性キャラ)が上手いというか、ツボにハマるセリフが突然飛び出したりするから、良いなあと思っています。また主題歌は、Ryohei feat.VERBAL(m-flo)の「onelove」。おお、バーバルだハー、イエーイ! m-flo好きなのでうれしかったりします。近年の日テレは、土9ドラマも強いけど水10ドラマも勢力を増しているように思えるんですよね。視聴率こそよろしくないとしても、最終的な批評としては最高位にまで上り詰めたり。だから期待してみようと思います!

サイコロは、しばしば「転がす」とも言われます。どう転ぶか分からないドラマに、私も一つ転がされてみるかな?

ちなみに、原作の著者である大石英司さんは、ココログで毎日のように長文記事を書いてらっしゃいます。特に時事ニュースネタが多いので、興味ある方は一度読みに行ってみてくださいね!

○関連サイト「大石英司の代替空港」
http://eiji.txt-nifty.com/diary/

「神はサイコロを振らない」 「神はサイコロを振らない」
原作「神はサイコロを振らない」/「神はサイコロを振らない(文庫本)」(大石英司)

「神はサイコロを振らない」オリジナル・サウンドトラック
「神はサイコロを振らない」オリジナル・サウンドトラック

|

« コニカミノルタがカメラ・フォト事業から全面撤退 | トップページ | 白夜行・第2話 »

コメント

SF的要素を背景にうまく展開しているドラマでした。
笑えるのに、端々にいい言葉が転がっており、初回から「これは期待できそう~」と思いました。
やっぱり小林聡美さんのドラマは外れないなぁ。
主題歌も良かったですね!

投稿: lavish | 2006.01.24 16時55分

旅客機を勝手に大型旅客機と勘違いしてたあたしは、
唯一、飛行機の大きさにがっかりした以外、
最初から最後まで夢中でみましたYO!
ヤッチのアッチへの態度も、最初は冷たいなーと
思いつつ、見終わって時間の経過と共にじ~ん・・・
前クールに引き続き、この枠とは相性がいいみたいです♪

投稿: まこ | 2006.01.24 21時26分

あずさん、おはようございます!
水10、『あいのうた』に引き続き、良いドラマが続きましたね!
最後にはお別れという悲しい結末が待っているようですが、
その中で、登場人物たちは笑顔で終わるような気がします。
いいドラマになりそう!期待大です。

投稿: ちーず | 2006.01.25 09時04分

あずさん、こんにちは。
私も、全く同じところで涙しました!10年振りに再会する家族や友人達の
むせび泣く感動の場面ですから、仕方ないですが、、、
「だっちゅーの!」のタイミングにポロリって、、^^;でした。
小林聡美さん、大好きでやっぱ外さないドラマだと思ってます!

投稿: めいまま | 2006.01.25 13時06分

>lavishさん

同じような感想で、初回話から大ヒットですよ! 「あいのうた」続きで楽しませてくれそうです。小林さんのドラマは味がありますよね。普段はおちゃらけているんだけど、言う時はズバッと言うみたいな? そこが彼女の持ち味でもありますよね。これはしっかり追っていく予定です!

>まこさん

飛行機は案外小さいんですよね。まあ大型よりは現実味があると・・・。でも現実には有り得ないようなストーリーでしたね(笑)。夢物語と割り切っているので普通に見られたけど、久々に呆気に取られて2度も見てしまいました。ヤッチとアッチの女の友情もセリフ回しも良し。私もこのドラマとは相性が良さそうです!

>ちーずさん

来ましたねー! 数日間という運命がまた悲しいところだけど、これも「あいのうた」の要素に似ていたり? アッチは良いように終わったから、ヤッチじゃなくてコッチも感動のまま終わってもらいたいですね!

>めいままさん

おお、感激シーンが同じでしたか! しかも、よりによって感極まったポイントが「だっちゅーの!」のシーンだったから、妙なタイミングで泣いてしまったという・・・(笑)。でも本当に面白かったです。小林さんはああいった役柄が上手いというか合っていますよね!

投稿: ads(あず)@管理人 | 2006.01.26 00時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15963/8239957

この記事へのトラックバック一覧です: 神はサイコロを振らない・第1話:

» 神はサイコロを振らない 1 [思い立ったが吉日]
『10年ぶりに突帰還した恋人や親友…38歳・女捨ててんじゃねえよ』 初回の感想、面白くなりそうな予感・・・。 飛行機事故(?)というバックグラウンドに、10年という歳月。 原作を知らない私なので、もっと暗く重たい話なのかと思っていたが、意外とテンポ良く展開していった。 コメディ的な要素も含ませ笑えるシーンもあるのだが、ところどころに10年という重みを感じ切なくさせられる。 しかも402... [続きを読む]

受信: 2006.01.24 16時52分

» 神はサイコロを振らない 第1話:10年ぶりに突帰還した恋人や親友…38歳・女捨ててんじゃねえよ [あるがまま・・・]
ヤッチったら、帰ってんじゃねえよゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 10年ぶりに再会したのに、何であんなクールな態度を? 哲也にも会わないで帰るだなんてっ!!!{/hiyo_oro/} あ〜、でも面白かったぁ〜{/good/} 今クール一番楽しみにしてたこの作品!何故か今回は期待してた作品には ちょっとがっかり感を感じる事が多かったので、 これもそうならシャレにならんぞとビクビク(笑) 冒頭はちょっとコメディちっく{/fa... [続きを読む]

受信: 2006.01.24 21時26分

» リアルタイムで見た。。『神はサイコロを振らない』 [寄り道 テクテク]
いや〜、仕事の合間に『神はサイコロを振らない』見ました。{/good/} 僕的にはこんなに同時期に複数のドラマを見るなんてことなかったのですが、一体どうしちゃったんでしょう・・・。 ブログのせい?? まぁ、楽しいので良っか!!ってなもんです。{/hand_goo/}{/hand_goo/}{/hand_goo/} これは、面白いドラマでした。{/hakushu/} いきなり、消えちゃった402便が、10年�... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 02時09分

» 「神はサイコロを振らない」(the1st day) [くつろぎ日記]
全く先入観なしで見ました。HPも紹介しておきながら私は最初の青空だけでやめてし まいました。そして、思い出してしまいました。402便が消えた日が8/10。その翌々 日の8/12はあの日航ジャンボ機が墜落した日です。関係ないとは思いつつ、この ジャンボには知人のお父様が乗っておられたのでとても他人事ではなく重ねて見て しまう私がいます。このお話がもしも実話であるなら、時空を超えて会わ�... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 06時49分

» 神はサイコロを振らない 第1回 [Cafe Tsumire]
神はサイコロを振らない 第1回(1月18日放映)。「どうにもならない……不運なことが起こってもあきらめない。勇気と優しさと希望を持って、過酷な運命に立ち向かう人々の心の素晴らしさ [続きを読む]

受信: 2006.01.25 06時50分

» 神はサイコロを振らない 第1話 [あっちゃん語録]
まずはお知らせ♪ まだお読みでないで興味のある方は2006冬ドラマレビュー予想をどうぞ。 感想行きます。 私の今クール期待度2位の「神はサイコロを振らない」です。 10年前に消えた飛行機が2006年に現れる。 SF仕立ての設定ではあるが、SFを描きたい訳ではなく、10年後にいきなり放り出された人々のとまどい、彼らを向かいいれた人との交流を描く。しかし、シリアスではなくコメディー�... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 08時55分

» 神はサイコロを振らない the 1st day [どらま・のーと]
『10年ぶりに生還した恋人や親友に・・・・』 10年前に別れた恋人を想像する黛ヤス子(小林聡美)。 でも、10年という時間の長さに、今の彼を想像することが出来ない。 積乱雲の中で強い揺れにあう飛行機。 突然、まばゆい光に包まれ、そのまま跡形も無く消えてしまった。 ..... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 09時05分

» 神はサイコロを振らない・第1話 [なんくるないさぁ情報局。]
それにしても、不思議なドラマだ。 10年前に遭難した壱岐発長崎行き東洋航空402便が10年後の2月10日に再び現れる。 それも、その便に搭乗していた乗客・乗員はそのときのままの状態、すなわち、今より10歳若い状態で帰還した。 遭難した10年前に、東洋航空・402便支援対策室に配属され、遺族のケアに当たっていた黛ヤス子(小林聡美)。その便には、恋人の木内哲也(山本太郎)がコ・パイロットとして、同期の竹林亜紀(ともさかりえ)�... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 10時08分

» 「神はサイコロを振らない」#1 [風の便り]
あんまり興味なかったんで、全然見る気はなかったんですが、他に見る物もなかったので何となく見ていましたら。。。 んー?ちょっとよくわかりませんでした。 要するに、10年前に行方不明になった航空機が、時空を超えて現代に突然現れた。ただ、彼らが現代にいられるのは10日間という期限付き?というお話だったんですね(-_-;) #いや。興味なかったんで、事前にストーリーなんかもほとんど予習していなかったんです。 よく�... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 10時19分

» 『神はサイコロを振らない』 1話 [ド素人日記]
難しいところに手を出しましたねぇ~~~。 というのが、始まる前からの印象です。 [続きを読む]

受信: 2006.01.25 11時13分

» 神はサイコロを振らない 第1話 [☆ファンタBlog☆]
10年前になりたかった自分に、今なっていますか? [続きを読む]

受信: 2006.01.25 12時04分

» 『神はサイコロを振らない』 第1話 [老舗ワタクシ本舗]
ー10年前になりたかった自分に、今なっていますか?       この10年間、精一杯生きましたか?ー ー1996年8月10日ー 離島から、長崎空港に向って飛び立った東洋航空402便が、乗客28名と乗務員を 乗せたまま消息を絶った・・・ 積乱雲に突入してから、謎の光に包まれ消えて行く、402便と乗客乗務員達・・・。 捜索活動の甲斐もなく、事故の形跡は何も発見されず、2ヵ月後運輸省は40... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 12時58分

» 神はサイコロを振らない 第一話 「10年ぶりに生還した恋人や親友に・・38歳・女捨ててんじゃねぇよ」 [どらまにあ]
1996年8月19日 東洋航空402便は、定刻どおり離陸。 客室乗務員の竹林亜紀(ともさかりえ)は、お客様に飲み物を配っていた。 コーヒーのカップが揺れていることに気づいた瞬間、402便は大きく揺れた。 機長が、連絡を取ろうしても応答がない。 機内は、大きな光に包まれる・..... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 13時39分

» 神はサイコロを振らない 第1話 [ドラマでいっぷく]
見る前は、素っ頓狂な話についていけるか心配だったけど、見始めたらぐいぐいと引き込まれた。小林聡美&ともさか&武田真治と好きな俳優さん達だし、期待以上に面白かったー。 今回は小林聡美と武田真治は姉弟なのね。「光とともに」で同僚だったけど、すきやきを食べるシーンでは、見事に姉弟だったなー。問題なし(笑)。あ、30で姉に頼っている弟は問題アリだとは思いますが・・・。2人の住んでいる一軒家が「すいか」を思い出させる感じで良かった。あの家カワイイからたくさん出てくるといいな。 10年前に消息を絶った東洋航空の... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 17時30分

» 神はサイコロを振らない(the 1st day)「10年ぶりの突帰還した恋人や親友・・・38歳女捨ててんじゃねぇよ」 [40代の私にとっての最新情報・重要ニュース]
南米で、同じように飛行機が行方不明になって、しばらくして後に着陸した事件がありました。その時の乗客は全員白骨化していたそうです。 この物語では生きていてよかったと思わせる物語になって欲しいと思います。 でも、10年って長いよね。10年一昔というから、....... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 18時44分

» 神はサイコロを振らない 第1話 [あいりぶろぐ]
 「神はサイコロを振らない」に関しては、キャストもストーリーも地味で、正直冬ドラマの中では期待しているわけではありませんでした。  ただ、同じ枠で放送されていた前のドラマ「あいのうた」が予想に反して内容が良く、いいドラマだったので、いい意味で予想を裏切....... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 19時11分

» 神はサイコロを振らない  [文才がなくても描けるドラマ脚本術]
アロハ♪GOです! 大切な人が亡くなったとき、、、 誰もが生きかえってほしいと願うはず! もし、10年の時空をこえて大切な人が戻ってきたら、、、 何度も夢にみたはずなのに、、、 ただ、嬉しいだけではない。 様々な気持ちが、ドラマや感動がうまれる可能性が... [続きを読む]

受信: 2006.01.27 13時55分

« コニカミノルタがカメラ・フォト事業から全面撤退 | トップページ | 白夜行・第2話 »