「楽天ポイント騒動」の明暗
この年末年始にかけて起きた「楽天ポイント騒動」。楽天会員なら誰でも簡単にポイントをゲットできるキャンペーンがあったのですが、それを狙って巧みに大量ポイントをゲットするネット運動が広まってお祭り状態に。しかしそれは、楽天による一方的な「キャンペーン中断」、さらには「ポイント取り消し令(一旦/完全)」により、激しく物議を醸しています。
○関連記事・Yahoo!ニュース「楽天、キャンペーンで付与したポイントを一旦取り消す」
【 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000028-imp-sci 】
○関連記事・INTERNET Watch「楽天、キャンペーンで付与したポイントを一旦取り消す」
【 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/01/10/10428.html 】
○「INTERNET Watch」の記事を一部抜粋楽天は9日、2005年12月から実施していたキャンペーン「楽天ブックスポイントプレゼント」において、ユーザーに付与したポイントを一旦取り消したことを明らかにした。
楽天では、AOLやasahi.comなどのユーザーである楽天会員を対象に、キャンペーンサイトにアクセスすることで「楽天スーパーポイント」(1ポイントが1円に相当)をそれぞれ500ポイント付与する「楽天ブックスポイントプレゼント」を実施。しかし、キャンペーンサイトのURLにアクセスするだけで誰でもポイントが取得可能だったために、複数の楽天会員アカウントを取得し大量にポイントを取得していたユーザーも多くいた模様だ。楽天では、「キャンペーンの趣旨とは異なった利用が多数見られた」ことから、該当するポイントを取り消すことを決定した。
楽天会員が同キャンペーンで獲得したポイントについては、会員ページにある「ポイント獲得・利用履歴」の欄で「楽天ブックスポイントプレゼント取り消し分」として、マイナスポイントが表示されている。なお、楽天が正規の利用であると判断したユーザーについては、別途連絡するという。
一部ユーザと楽天の、どちらにも問題がありました。
・一部ユーザ
キャンペーンに目を付けるのは良いとしても、一人で複数アカウントを取得して、悪いことに専用スクリプトまで出現して、大量にポイントを獲得したのはまずかったですね。ただ、獲得した全てのユーザが悪いというわけではありません。
・楽天
大量にポイントを獲得されている事態をどう防ぐかと思えば、かなり一方的な対処。いわゆる“想定外(ライバル社の流行語)”の行為が行われたとしても、その辺りはシステム的に防御することを考慮しておくべきでした。
ちなみに私は、年始にキャンペーンの存在を知ったもののすぐに手を出さず放置していたら、「キャンペーン中断」で何も手を出せませんでした(苦笑)。企業としての目指すところが良く分からず、「さすが、あいてぃー(IT)企業」といった感じもする「楽天」。昨年は個人情報の流出事件があったりもしたけど、今年いきなり起こったこの騒動で、また信頼感を失ったような気がします・・・。
○関連サイト・【楽天市場】楽天市場からのお知らせ
『「楽天ブックスポイントキャンペーン」お問い合わせへの回答』
【 http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/20060112_answer.html 】
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