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2005.12.20

あいのうた・第10話(最終話)

このドラマの試聴の傍ら、私自身にもいろんな偶然や奇跡が起きました(過去レビュー参照)。よほど相性が良かったんだなあって思いましたね。さて、いよいよ最終話。辛い過去を背負ってきた洋子と、辛い未来が待ち受けている片岡、そして二人を取り巻く人物たちの結末が、今ここに!

○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○日本テレビ系「あいのうた」
第10話(最終話)「あなたに逢えてよかった」

片岡(玉置浩二)は、主治医の秀子(岸田今日子)から入院を勧められる。だが、片岡は大(佐藤和也)たちと過ごす時間を大切にしたいと家に帰る意思を示す。クリスマスが近付き、柳沼(成宮寛貴)らを集めてのパーティーを片岡家で開くことに。洋子(菅野美穂)たちが準備を進める中、片岡は家族へのプレゼントを何にしようかと考え始める。

奇跡は、意外な形で起きた!

皆がいる前で、突然倒れてしまった片岡。しかし病院で医師・牧野(岸田今日子)に入院を強く奨められても、片岡は断ったのでした。もう最後かもしれないクリスマスの日を、皆で楽しみたかったのでしょう。ある日片岡たちはクリスマスツリーを買いに行きました。洋子は店員に「奥様?」と言われてちょっと複雑な気分(笑)。その帰り、ある教会で結婚式を挙げていたカップルを見て、洋子は「近くにこんな所があったんだ?」と呟きました。そして片岡家でクリスマスツリーに飾りを付けて、3兄弟の大(佐藤和也)や亜希(山内菜々)や隼(渡邉奏人)が、さらには愛犬のミルクまでもが、サンタクロースやトナカイの帽子を被って喜んでいました。後はクリスマスの日を待つのみ・・・。洋子は一人でクリスマスツリーを見つめ、幼い頃を思い出していました。それは、他人の家でのクリスマスパーティーを、外からうらやましそうに眺めていた苦い想い出。その後子供たちを寝かし付けた片岡がやってきて、「サンタクロースを信じてた?」と聞いてきました。「信じてたよ」と答えた洋子は、大人になった今でも願いが叶うならば、「優二さんに奇跡が起きますように」と願っていたことでしょう・・・。逆に洋子が片岡に、「クリスマスって何の日なの?」と聞くと、片岡は「今生きてることを感謝する日、かな」と答えました。そして、「クリスマスが終わったら、この家を出て行ってほしい」と・・・。

隠し芸として、飯塚(小日向文世)に手品を教わる片岡3兄弟。そんな子供たちのために、洋子が聞き入れた情報を頼りにプレゼントの品を買う片岡。その片岡は、病院で牧野にクリスマスプレゼントを渡すと、逆に牧野から「人間はね、命があるから生きてるんじゃなくて、生きたいから、そのために、命があるの」と言われ、「分かった」と答えました。

そしてクリスマスの日。片岡家の面々の他、飯塚、柳沼、房子(和久井映見)、もちろん愛犬のミルクも集まって、楽しいクリスマスパーティーが始まりました! 片岡の前で手品を披露する子供たち。特に亜希は、半泣きになりながらも見事に成功。片岡は子供たちを抱きしめて、静かに感謝したのでした。ここで“手品の先生”こと飯塚が、手品用ハットに仕込んだスイッチをオン! 銀紙で作った雪が宙を舞い、最高のクリスマスを演出しました。やるぜ飯塚! 皆でその雪をかけ合って、皆で「メリークリスマス!」。良かったなあ・・・。

その夜、片岡が子供たちの部屋へ行きプレゼントを置いていこうとすると、こんな手紙がありました。

サンタさんへ

プレゼントはいりません
がまんするので
おとうさんをずっと
おうちにいさせてください

そんな片岡宛てに、洋子からのオレンジ色のアロハシャツのプレゼントが、カードと共に置いてありました。

メリークリスマス

夏になったら
海に連れていってください

愛より

ポイントは宛名の部分。本名の「洋子」ではなく、初めて会った時の偽名「愛(あい)」で書かれていました! そんな洋子宛てに、片岡からの白いワンピースのプレゼントが、カードと共に置いてありました。

メリークリスマス!

夏にこれ着た
愛ちゃんが見たいなぁ
なんてね!

片岡優二

クリスマスのうれしいプレゼント交換が行われました。玉置浩二さんの主題歌「プレゼント」は、ここに掛かっているとも言えますね。

洋子は、いつか見つけた教会へ足を運び、そっと中へ入っていきました。彼女が言うには、「不思議と母と話がしたくなった」とのこと。愛されなかった洋子は、「母親も愛されたことがなく、愛し方が分からなかったんじゃないか?」と思うようになり、産んでくれたことで「愛する人」と巡り合えたことを感謝したのでした。これまで愛されないことで一方的に憎んでいた洋子は、ここにきてそういった解釈に至ったんですね。そうなるまでには、片岡という「愛する人」の存在も大きかったと。そしてその時、なんと片岡が教会に現れ、出会えたことをお互いに感謝し合いました。そして手をつなぎ、赤い絨毯の上を歩いて外へ。空からは雪が舞い落ちていて、素敵なクリスマスの夜を演出。ここで洋子のナレーションが・・・。

ありがとう優二さん。
あなたに教えてもらいました。
この世界は、何て素敵なんだろう!

数ヶ月が過ぎ、季節は桜舞い散る春。洋子のナレーションによる、「気になるその後」です。

この後の話を、少しだけしようと思う。

警察署の屋上にて。柳沼は同僚の浜中(佐藤寛子)を呼び出して、彼女が自分のことを好きなことに今頃気付いていました(笑)。でも「うれしい!」と言って昼食に誘いました。この二人、良い関係になりそう?

川べりにて。飯塚は房子になんと愛の告白! そりゃあ突然だ、飯塚。そりゃあ驚くよ、房子。残念ながら、飯塚は「ごめんなさい」と言われて断られてしまいましたとさ。答えが出るのは10年先とか・・・(笑)。二人の笑いも空回り。でも、どうにかなるかもよ?

そして片岡家。洋子は朝食を作り、おたまとフライパンを叩いて片岡の子供たちを起こす、“いつもの風景”(笑)。ここで、洋子による最後のナレーションが。ここは必見でした!

春。
優二さんが宣告された、命の期限が、
もう目の前に迫っている。

(なんと部屋から出てきた片岡が!)
片岡「おはよっ!」
洋子「おはよっ!」

(全員で歯磨き)
病気が治ったわけではないし、
そんな奇跡は無理なのかもしれない。
でも、今の彼は、笑顔で私の前にいてくれる。
愛する人がいること。
そして、愛されている幸せを、噛みしめるように私は生きている。
「愛なんていらない」って言っていた、あの私がだ。

(全員で食卓を囲む・ミルクも朝御飯を食べる)
それに、ほんのほんの、少しだけ思う。
こうやって笑って生きてさえいれば、
有り得ない奇跡だって、起きてしまうかもしれないって。
だって、一度は死のうとした私が、今こうしているのだって、
奇跡みたいなものだから・・・。

これが、このドラマで起きた「意外な形の奇跡」。片岡が元気で生きている時点を、ストーリーの区切りとしてきました! 洋子が言う有り得ない奇跡は、信じていれば起きてしまうと思う。いや、だからこそ信じていたい。そして、信じることが奇跡につながる。そんな風に思いました。

初回話のレビューで、「実は岡田惠和さんの脚本ドラマは、私の中では当たり外れが激しいのでありまして、今回ももちろん不安視しておりました、はい・・・。」と書きました。しかし直後に「でも一安心、ハマれそうですよ、かなりハマれそうな予感がしますよ、はい!」と書いた通り、本当にハマりました。また冒頭でも書いたけど、このドラマの試聴の傍ら、私自身にもいろんな偶然や奇跡が起きました。そして最後は、視聴者にも最高のプレゼント。主題歌「プレゼント」は、いろんな意味で大きなプレゼントだったのです。というわけで、ドラマとして私とのシンクロ率が高かったことで、今クールのドラマの中での最高評価としました。本当に最高のドラマだった!

○関連記事「あいのうた・第1話」
○関連記事「あいのうた・第2話」
○関連記事「あいのうた・第3話」
○関連記事「あいのうた・第4話」
○関連記事「あいのうた・第5話」
○関連記事「あいのうた・第6話」
○関連記事「あいのうた・第7話」
○関連記事「あいのうた・第8話」
○関連記事「あいのうた・第9話」

「あいのうた」DVD-BOX
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・主題歌「プレゼント」(玉置浩二)

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 /「ちゅらさん 完全版」DVD-BOX(岡田惠和&菅野美穂の代表作)

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