M-1グランプリ2005・ブラックマヨネーズが優勝
漫才の日本一決定戦「M-1グランプリ2005」の決勝戦が12/25にテレビ朝日内スタジオで行われ、関西のコンビ「ブラックマヨネーズ(吉本興業)」が優勝しました。3378組の中の頂点に立った彼らが、第5代チャンピオンに輝きました!
○M-1GP2005・公式サイト
【 http://www.m-1gp.com/ 】
○ABC(朝日放送)「オートバックス M-1グランプリ2005」
【 http://www.asahi.co.jp/m1gp/ 】
興味はあるんだけど、毎年のように裏番組を優先してしまう私(笑)。今年もやはりそうだったんですが(女子フィギュアスケートを見てました)、でもちゃんと録画をしつつ所々で見ていました。以下はその感想です。ただ私は「漫才そのものの深さ」や「関西系の笑い」を熟知していないため、あくまで「素人視点での感想」ということでお願いしますね。「コントそのものの深さ」や「関西系の笑い」なら、結構熟知しているのであれこれ鋭く言ったりもします。それでも「素人視点」っていうのは変わりないか・・・。
○関連記事『「エンタの神様」で感じた“エンタの無様さ”』
(この日の放送は特に酷かった)
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/11/post_7bdd.html 】
○関連記事「オートバックス社長宅のクリスマスイルミネーション」
(「オートバックス」主催ということで)
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/11/post_7bdd.html 】
○司会者&審査員【司会者】
今田耕司 小池栄子【審査員】
島田紳助(審査委員長) 松本人志 渡辺正行
大竹まこと 島田洋七 ラサール石井 中田カウス
司会者の2人は、司会進行が上手かったです! 今田さんの張り切った仕切りと小池さんのツボを押さえた仕切りで、安心して見られたんですよね。漫才ではないとしても、「ナイスコンビ賞」を上げたいくらい。審査員は、まず昨年不祥事で自粛した紳助さんが復帰。他の面々も、関東・関西のお笑いが分かるベテラン勢が揃っていて、私的には良い顔揃えだったと思いましたね。
○決勝進出者(ネタ披露順)笑い飯
アジアン
南海キャンディーズ
チュートリアル
ブラックマヨネーズ
品川庄司
タイムマシーン3号
麒麟
千鳥(敗者復活戦で進出)
・笑い飯
評価の基準となる重要な一発目。これがまあレベル高い!(笑) 持ち味である「ボケとツッコミのシーソーゲーム」が本当に面白かったです! 文句無しの最終決戦進出!
・アジアン
唯一の女性コンビ。パワーこそ伺えなかったけど、決勝に進出できただけでも評価に値すると思いました。
・南海キャンディーズ
今回の本命とも言われたコンビ。最も面白かったのは、「南海キャンディーズでーす!・バン!」の冒頭部分。あら、それじゃあダメじゃん(笑)。残念ながらネタが冴えず、笑いも少なくて結果は最下位。これは意外でした。
・チュートリアル
ちょーっとテンパってたかなあ? ギリギリの線で押し通した感じだったけど、それでもネタは良かったと思います。
・ブラックマヨネーズ
このコンビの漫才は初めて見たんだけど、基本スタイルは「ボケとツッコミの連続した畳み掛け」になるのかな? ボウリングのネタで「ああ言えばこう言う」の展開はかなり笑えました! 審査員たちの寸評はどれもベタ褒めの内容。確かに、4分という制限時間をフルに活用した、上手い構成でした。文句無しの最終決戦進出!
・品川庄司
コンビ結成年数により、M-1最後の挑戦となる2人。ものすごく元気というか精一杯やってて、双方があれだけ騒ぎ散らすのは初めて見ました。単なるバラエティタレントではなく、漫才もしっかりできるのをを見せ付けることができたのでは?
・タイムマシーン3号
うーん、あまり笑えなかったですね。「1号」だったらもうちょっと良かったかも?(苦笑)
・麒麟
いつも思うんだけど、右の人の低い声が良いんですよね。それから、「麒麟」っていう漢字はどうも書けないんですよね(笑)。ネタの方は、ボケとツッコミがはっきりしていてなかなか面白かったです。「文句無し」とは思えなかったけど、今回の出場者の中では優れながらの最終決戦進出!
・千鳥
敗者復活で良く頑張りました。はい、これだけにしておいてください(苦笑)。
○最終決戦進出者(ネタ披露順)麒麟
笑い飯
ブラックマヨネーズ
・麒麟
前のネタよりは面白くなかったです。一発目というのもあったけど、あまり印象に残らないくらいに。
・笑い飯
あれやこれやで、エロネタで攻めてきた!(笑) でも安定して笑えるんですよね。このコンビは以前も良い所まで行ったけど、優勝は惜しくも逃してしまいました。でも「今回は行けるか?」と本気で思いましたね。
・ブラックマヨネーズ
今度はケンカのネタを披露したけど、スタイルは前のネタと変わらず。でも「まあ良くぞここまで笑わせてくれるわ」と思いましたね。観客も爆笑また爆笑で、休憩する間も無かったのでは? 関東でも通ずる笑いに、私も好評価! しかし本当に最強なのは、“いつも行ってる皮膚科の先生”だったりする(笑)。
ということで、この3組の評価の結果、“麒麟:0”・“笑い飯:3”・“ブラックマヨネーズ:4”と票が割れて、ブラックマヨネーズが優勝!
○最終結果ブラックマヨネーズ
笑い飯
麒麟
品川庄司
チュートリアル
千鳥
タイムマシーン3号
アジアン
南海キャンディーズ
今思えば、関西系の審査員のほとんどがブラックマヨネーズに票を入れていましたね(笑)。やらせではないとは信じてるけど。でもやっぱり、納得の優勝だったと思います!
本音を言うと、「M-1」ってある種出来レースみたいな見方があったんですよ。既に名の知れているコンビが、何となく上位になって優勝までしてしまうイメージ。でも今回は、関西以外では広く知られておらず優勝者の顔とも思えなさそうな(ゴメン)ブラックマヨネーズが優勝したことで、「納得の評価がなされていた」と感じました。
余談だけど、準決勝まで勝ち進んだ「武勇伝」のコントで有名なオリエンタルラジオのネタを前番組で見ました。なんとその準決勝に至っては漫才で挑んだんだけど、これがほとんど笑えず。「武勇伝」で行けば良かったのに・・・、とも思ったけど、それはコントで「漫才」ではない。やっぱり「M-1」は本来漫才で勝負してもらいたいものだし、だからわざわざ漫才で行ったのでしょう。「漫才」は奥が深いですね。恐れ多くて、大きいことが言えないや・・・。
さてさてブラックマヨネーズ。優勝賞金1000万円ゲットで、来年はあちこちの番組で「M-1」優勝の秘話を聞かれ、レギュラー番組も増えて知名度も高くなることでしょう。「M-1」で優勝すると、人生が変わるよね。今後も頑張ってください! もし思い悩むことがあるのなら、その時は“いつも行ってる皮膚科の先生”に相談してみるのはいかが?(笑)
・「M-1グランプリ2004」(優勝:アンタッチャブル)
・「M-1グランプリ2003」(優勝:フットボールアワー)
・「M-1グランプリ2002」(優勝:ますだおかだ)
・「M-1グランプリ2001」(優勝:中川家)
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コメント
ファーストステージ,そして決勝とブラックマヨネーズの圧勝と思っていた私にとって
決勝の審査員7人の票が,最後の島田紳助審査委員長の票が開くまで
ブラックマヨネーズの優勝が決定しなかった,あの展開にはヒヤヒヤどきどきものでした。
あれについて
「7人分の票,全部紳助氏が決めてたんとちゃう?」と思ったのは私だけでしょうかW?
投稿: d_d- | 2005.12.28 01時00分
決勝・最終決勝と見て本当に面白かったのが、笑い飯とブラックマヨネーズのネタでした。ただ、今まで多くのネタを見てきた笑い飯より、今までほとんど知らなかったブラックマヨネーズの方が、かなり衝撃的でした。だって、ボケとツッコミの畳み掛けがすごかったし! 笑い飯も同じようなタイプだけど、やっぱり一歩リードしていたと思います。納得の優勝だと思いましたね。
そうそう、審査員の得点や票の開き方がまた妙で、それも面白かったですね。最後は紳助さんの評価で決まってしまうという・・・。そこにおっしゃる通りの疑惑も感じたりするけど(笑)、当初からベタ褒めされていたブラックマヨネーズを、素直に賞賛しておきましょうかね。とにかく、面白かった~!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.12.28 03時17分