「7年ぶりのうるう秒」を想い出に
「重要そうだけど、そう気にしなくても良いもの」。たかが1秒、されど1秒。そんなラララ、元旦もラララ。What What、それって何それ。山動くっスよ、ドゥビドゥWhat? ちょっと気になる、それはなあに? いろんな曲を思い出したりもするけど(元ネタはいくつ分かったかな?)、何が言いたいかっていうと、7年ぶりに採用されるという「うるう秒」のことです。
○Yahoo!ニュース「2006年1月1日は1秒遅れに」
【 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051225-00000947-reu-int 】
○「Yahoo!ニュース」の記事を抜粋地球の回転によって生じた時間のずれを調整するため、科学者が2006年の開始を1秒遅らせることになった。
米国立標準技術研究所が、協定世界時で午前零時になった瞬間に、世界中の原子時計に1秒足すと発表したもの。
23時59分59秒と00時00分00秒の間に、23時59分60秒を挟むとしている。
この結果、今年最後の1分間は61秒となる。
「うるう秒」が採用されるのは7年ぶり。
(ワシントン 24日 ロイター)
重要そう~!
○総務省『「うるう秒」挿入のお知らせ 来年の元日はいつもより「1秒」長い1日です』
【 http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050907_2.html 】
○総務省(報道資料)の記事を一部抜粋平成18年(2006年)1月1日に、7年ぶりに「うるう秒」調整が行われることが決まりました。日本の標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」。理事長:長尾 真)は、日本標準時に「うるう秒」を挿入する予定です。
<「うるう秒」とは?>
かつて、時刻を決めるためには、地球の公転・自転に基づく天文時が使われていましたが、現在では、原子の振動を利用した原子時計をもとに決められるようになり、非常に高精度なものとなっています。このため、逆に天文時に基づく時刻との間でずれが生じるようになりました。
そこで、原子時計に基づく時刻を天文時と0.9秒以上ずれないように調整を行った時刻を世界の標準時として使うことにしています。今回の「うるう秒」の調整も地球の公転・自転に基づく時刻とのずれが0.9秒に近づいたために行われるものです。
なお、最近では7年前(平成11年(1999年)1月1日)にうるう秒の挿入を行いました。【今回の調整】
平成18年(2006年)1月1日(日)
午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に
「8時59分60秒」を挿入します。
そう気にしなくても良さそう~!
要するに、Yahoo!ニュースの「2006年1月1日は1秒遅れに」という見出しで騙されがちだけど、これはグリニッジ標準時間(世界標準時間)での話で、日本は9時間先にずれているので「2006年1月1日8時59分60秒」が足されることになります。だから日本においては、あくまで時刻的に「重要そうだけど、そう気にしなくても良いもの」というわけですね。
それで、実際何が言いたいかっていうと、「2005年大晦日(12/31)のカウントダウン」ですよ。上記の通り、日本での年またぎの時は全く関係無いので、例年通り「ゼロ~! ようこそ2006年!」と祝えばOK! じゃあ「グリニッジ標準時間」の生活圏の人たちは・・・?
5、4、3、2、1、・・・おっと、1秒置いて、ゼロ~!(日本語訳)
となるかと思ったらきっとそれも間違い。現地時間でうるう秒を考慮した時刻(10カウントなら「2005年12月31日23時59分52秒」)から、カウントダウンを始めるんじゃない?
5、4、3、2、1、・・・よし、問題無いね、ゼロ~!(日本語訳)
というわけで、世界中の皆さん、普通に楽しく年越しを祝いましょう! 記念すべきうるう秒(日本では「2006年1月1日8時59分60秒」)の時刻は、その場で元気に飛び跳ねて、後から「うるう秒の瞬間は空中に浮いてたぞ~!」なんて言って自慢するのも良いでしょう(笑)。これ、大好きな“まむが(マンガ)”の「ツルモク独身寮」のネタです。面白いよっ!
○関連記事『「ツルモク独身寮」は青春のバイブル』
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/11/post_7.html 】
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