赤い運命・第2話
「TBSテレビ放送50周年ドラマ特別企画」である、「赤い運命」の第2話を見ました。
○TBS「赤い運命」・公式サイト
【 http://www.tbs.co.jp/a-unmei/ 】
10/04~06の3夜連続で放送されるSPドラマです。今回は2夜目!
○キャスト&スタッフ(公式サイトより)【キャスト】
島崎直子 : 綾瀬はるか
島崎栄次 : 船越英一郎
吉野信人 : 榎木孝明
吉野いづみ : 佐藤千亜妃
吉野俊介 : 玉木宏
吉野剛造 : 神山繁
大竹由美子 : 紺野美沙子
大竹修三 : 渡辺いっけい
山村美矢子 : 麻生祐未
下条秋子 : 伊藤かずえ 他【スタッフ】
製作 ホリプロ,TBS
制作 ホリプロ
企画協力 大映テレビ
監修 春日千春,野添和子
原作 佐々木守,長野洋
脚本 関えり香
企画 小田信吾(ホリプロ)
プロデューサー 菅井敦(ホリプロ)
長坂淳子(大映テレビ)
井上竜太(ホリプロ)
演出 国本雅広
○「赤い運命・第2話」あらすじ(公式サイトより)東京地方裁判所で被告人・島崎栄次に対する「錦堀傷害致死事件」の第一回公判が開かれた。信人が起訴状を読み終え、裁判官が島崎に公訴事実を確認を促すと、突然無実を主張し始めた。理由は、娘・直子へ信人が行った尋問だという。
新聞は島崎を悲劇の主人公とし、女子高生に精神的苦痛を与えた検察側の新しい拷問だとする記事を掲載した。
大竹の言動から、島崎をたきつけた張本人が夫だと察知した由美子は、本当の家族の所在を知りながら、その距離を遠ざけることとなる。いづみは、父・信人を困惑させている張本人は直子だと責めたてた。俊介(玉木宏)が直子を庇えば庇うほどいづみの嫉妬心をあおってしまうことになる。剛造(神山繁)は、俊介に直子と付き合うなと意見するが口論となり、俊介の父親を殺したのが島崎であることを口走ってしまう。 余りにも衝撃的な真実を知った俊介は、どうし様もない気持ちを抑えきれず荒れたる。
そんなとき島崎は、拘置所の中で面白い話を聞く「あの日、病院で手当を受けていた若い奴がいた・・・」確かに若い男はぶっ飛ばしたのは覚えているが、殺したとされる奥田かどうかは分からない。弁護士・美矢子(麻生祐未)は、島崎の話から病院を調べ始めた。
直子は島崎が、何故証言を翻したのか知りたかった。
島崎の口から出た言葉は、事件の事ではなく、輝かしい筈の青春時代を過酷な満州で過ごし、終戦と共に裏切られた父の壮絶な体験記だった。
この時、直子は娘である自分が父を信じなければと強く心に誓うのだった。第二回公判は、検察側の決め手として直子が喚問されることとなった。
直子の真摯な証言が島崎の心だけでなく信人の心まで揺らした「今、あの男から娘を取り上げたら島崎は確実に破滅する・・・」。
危険な要素をはらみつつ、家族それぞれの運命が交差する。
直子との真実を聞かされた俊介の恋、嫉妬に駆られ直子に辛くあたりだしたいづみ、信人と直子を思いながら大竹の元へ帰らねばならない由美子。
さらに、追い討ちをかけるような出来事が直子に降りかかり物語は急展開する。
むむっ、小さく急展開っ!!
「思ったよりはあっさり?」といった感じではあったけど、とにかくほぼ全ての登場人物たちに「運命のいたずら」の秘密が知れ渡りました。直子の父親は、島崎ではなく信人。いづみの父親は、信人ではなく島崎。なるほど、そうだったのかっ!(わざとらしい?)
ストーリーの感想の前に、オープニングについて先に書いておきましょう。紀伊半島に上陸した伊勢湾台風(台風15号)の黄色く古ぼけた実録映像が流れ、ナレーションの石坂浩二さんによりその時の状況が紹介され、主題歌に入っていきました。青色の海から波が打ち寄せて、赤色のバックで「赤い運命」というタイトル画面が登場。こちら東海地区では、放送直前に「アサヒ本生(赤ラベル)&アサヒ本生アクアブルー(青ラベル) [黄色いビール付き]」のCMが流れたんだけど、すぐ後に出るオープニング映像を見計らってのCM投入かと思ったり(偶然ですよね)。この主題歌「赤い運命」がなかなか良くて聴き入っちゃったんだけど、作曲はベテランの三木たかしさんだと分かって納得! 歌は、第28回ホリプロスカウトキャラバン「ラブミュージックオーディション」でグランプリとなった大竹祐季さん。またホリプロか!(笑) ドラマ制作上モロにホリプロの息がかかっているだけあって、綾瀬はるかさんとか佐藤千亜妃さんとか船越英一郎さんとか和田アキ子さんとか、もう目一杯“ホリプロ三昧”ですな。こんなところでも納得!
今回は島崎の殺人疑惑にまつわる裁判がメインでした。裁判シーンにナレーションの石坂さん・・・「白い巨塔」を思い出すなあ(偶然にも「色を含んだタイトル」で共通してるし)。島崎は突然無罪を主張し始めて、法廷で闘った結果「無罪」。喜び合う島崎と直子に乾杯! そうなんですよ、なぜかあの血のつながらない2人のことを応援してしまうんですよ。どんな仕打ちをしても尽くしてくれる我が娘(実は違う)を可愛く思い始め、拘置所の壁に「直子」と文字を刻んでいたわったり、外に出て早く会いたいと願ったり。ステキじゃん! このままで良いじゃん! でも、既に真相を知って食い付く信人にとっては、そうはいかず・・・。結局「運命のいたずら」とやらで、最終的には直子を巡って島崎と信人が一騎打ち。でも島崎が信人の前で土下座したりすがりついたりしてまで、直子を欲しがったんですね。この際いづみは置いとこう(笑)。直子が良いのさ、良過ぎなのさ、ってことでゴメン!
その他、主要人物以外について。まず俊介は今まで無かったような気性の荒い一面が見られましたね。でも直子が好き好き、大~好き! いづみは嫉妬嫉妬、激しくし~っと! 島崎と決着でもつけるんでしょうか? 次に剛造は危篤で倒れてしまい、信人が何も説明せずに病院へ連れて来させた直子の手を握らせて「お父さん、いづみですよ。あなたの本当の孫ですよ。」と告白。続けて直子に「君が本当の吉野いづみだ」と告白(そりゃあ驚くわな)。剛造はそれを理解した所で他界(涙を流しつつ)。「おじいちゃま~」と泣きじゃくる通称“いづみ”こと本当の直子(君のおじいちゃまじゃないのさ~)。剛造は信人他のせいでかき回された形になったわけで・・・。さらに、裏で動いて真相をバラした修三。あなた(渡辺いっけいさん)は「風のハルカ」で大分県湯布院の「由布岳」とお相手してなさい!(笑) とボケてもみたけど、今回気になったのはこんなところでしょう。
ストーリーはまだ終わりません。島崎が何故俊介の父親を殺したのか? この先伊勢湾台風のようなすごい展開が待ち受けているのか? そして「赤い運命」の結末は? その辺りがかなり見ものです。
最後に一言。ステキだったぜ、ふなのりの、ふ、ふっ、ふなこっさ~~~ん!
(これが言いたくてしょうがなかった。それも運命?)
●現代版
「赤い運命」DVD-BOX
主題歌「赤い運命」(大竹佑季・「tell me how」のc/wとして収録)
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コメント
今回の展開は、俊介の父と、島崎が関係あるということが、一番のなぞでしょうか。。。
着物を着た政治家風の人、「富豪刑事」に出ていた人、あの時とあまり変わらない井手達だったので、「アタックNo.1の次は、富豪刑事か?!」と思ってしまいました(笑)
投稿: オフィーリア | 2005.10.06 03時54分
初めましてw
ュィってぃぃます★
ミスチルはュィも大好きなアーティストsなので
コメントさせていただきました★
また遊びに来ますww
ブログリストに入れさせて頂きました★☆
投稿: ュィ* | 2005.10.06 11時49分
旧作の場合では「宇津井さんと百恵ちゃんを早く幸せにしてあげてぇぇぇー!」と
思って見てたんだろーに、何故か今回はふなこっさんに感情移入!!!
ふなこっさんが名演過ぎて、直子に対する想いが切ないなぁ・・・
「あの二人を引き離すなんてひどいっ!」などと思ってしまいますわぁ~。
これってストーリー的には違うんではないかと(笑)。
ふなのりのふなこっさん、直子をとられるんじゃないかと
ふねに乗らないとダダこねるとこ、可愛かったですぅ♪
投稿: まこ | 2005.10.06 12時08分
良かったぁ!あずさんがハマッててくれて♪ナイスコメント連投で嬉しいわぁ。
でも、元祖「赤い運命」のキャスティングが載ってないのは残念だなぁ。
当時夢中で見てたくせに、百恵ちゃん、秋野さん、三國さん、宇津井さんしか憶えがないのよね~(~ヘ~)
玉木お兄ちゃんは国広さんだった?
でも、船越父ちゃんの”鼻を拭うような仕草”は当時の三國父ちゃんがよくやってたのを思い出して嬉しかったぁ♪
まぁ現代にしたらツッコミ所満載なんだけど、許せちゃう所かハマッちゃうとこがスゴイ力だよね~!
ところがこの2話でありましたよ。興醒めシーンが!
海辺を走る真の親子(を出したかったんだろうけど)。そこは許そう。
走る二人…手を差し出す”おじさま”の手を握…るんかぃ!それはないやろ~(笑)
迫真の演技のふなこっさ~ん(*^o^*)イイね~。この人以外は考えられない島崎になってますわぁ。
ダダっ子父ちゃんも良かったですねぇ。
本当の悪人じゃないのが分かるから、この親子に幸せになって欲しいと願ってしまいます。
殺人でも、視聴者の納得行く、涙を誘う温情理由よ!きっとそうだわ!そうして下さい!ヘ(__ヘ)☆\(^^;)
富豪刑事…奴は何者?(笑)今夜スッキリ出来ますね♪
渡辺いっけいさんのお陰で展開早くて良かったって事で(^_^;)
こんなオイシイ役、当時誰がされたんでしょうね~(笑)
投稿: マナ | 2005.10.06 13時31分
adsさん、こんばんわ~。
百恵ちゃんのは、もうほとんど覚えていないんですけど、
今回の、古めかしさと、説明っぽさ、船越サンの迫力が
なんともいい薬味になっていました。
投稿: mari | 2005.10.07 00時24分
>オフィーリアさん
「富豪刑事」に出ていた人っていうのがすぐに思い浮かばなかったんだけど、河野こと筒井康隆さんのことだったんですね!(笑) しかも年内放送予定の「赤い衝撃」では、その富豪刑事を演じた深田恭子さんまで出ると言う・・・。それらを踏まえると、かなりテレ朝チックなキャスティングですね~。
>ュィ*さん
初めまして! 気に入ってもらえてうれしいです。またいつでも遊びに来てくださいね!
>まこさん
ふなこっさん・・・ステキな野郎です(笑)。ある記事によると、「三國さんのインパクトが鮮明で、(出演依頼に)なかなかハイと言う勇気が出なかった」とコメントしていたそうです。そうですよね、過去版での島崎のイメージは相当大きかったらしいですからね(まこさんはもちろん熟知)。だから過去版を知っている人は、そんな風に逆の思い入れがあったのかもしれません。それにしても、ふなこっさんの起用は正解でしたね!
>マナさん
前作「赤い疑惑」の時は、多忙過ぎて見る気さえ起きなかったので(敬遠です)、今作は張り切って見ました! 過去版のキャスティングをこれまで載せなかった理由はちゃんとあって、第3話(最終話)を見た後のレビューで過去版を紹介しつつキャスティングについて触れる秘策があったんですよ。その辺はバッチリですぜ、アネキ!(笑)
ふなこっさんが三國さんの仕草をそのように意識されていた事実は、当然ながら知らなかった~。もうあの人は過大評価していて、これ以上賞賛の言葉が出ないほどに最高の演技を見せてくれました。悪役に徹してみても、やっぱり人柄の良さが見え隠れしてしまうんですよね・・・。直子と信人が手を握るシーン、ありましたね。あれは現実的でないかも?(苦笑) 渡辺いっけいさんのインチキ風な風貌は密かに好きでした。あの人も本来人柄が良さそうだから、泣きの演技では心が揺らいでしまったり。そういう意味ではふなこっさんと同じですね。というわけで、やっぱりふなこっさん最高!(またかい)
>mariさん
平成の時代に、昭和の名作の良さをできる限り引き出していたとは思いましたよ。現に、過去版を知らない私が良いと思いましたからね。だからこそ、その過去版も見てみたい気がしますね。きっとまた印象が違うんだろうなあ・・・。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.10.09 01時21分