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2005.10.02

ファイト・実生活でもファイト!

2005/03/28(月)から2005/10/01(土)まで半年間に渡って放送されてきた、NHK・朝の連続ドラマ小説「ファイト」が、ついに幕を閉じました。

○NHK・連続テレビ小説・公式サイト
http://www.nhk.or.jp/asadora/
○Yahoo! テレビ・「ファイト」特設サイト
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/nhk/fight/

普段は出勤の関係で見られない朝ドラだけど、今回の「ファイト」についてはかなり異例で、ある時期から何気無くほとんど見てきました。実は今年春に出向先が変わったんだけど、そこの社内食堂にテレビが設置されていて、昼の再放送分をずっと追い続けてこられたんです。私としては歴史的事件(笑)。

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毎回15分のドラマで、毎回1分も使うオープニング。これを見るのも最後か・・・。最終週(162回)のサブタイトルは「やさしいえがお」。ドラマの舞台が群馬県高崎市だからか、テーマ音楽を演奏するのは群馬交響楽団。私は音楽担当の榊原大さんによるこのテーマ音楽が本当に大好きでした! 自然の美しさと美しいオーケストラが融合して、素晴らしい世界を生み出していました。やっぱり自分、ピアノがメインの音楽に弱いかも・・・。

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優(本仮屋ユイカ)と太郎(瀬川亮)が離れることになり、三年半後からスタート。大学を卒業して、ジョンコ牧場をオープンすることにした優は、街頭でのチラシ配りの最中にある絵描きさんを発見。優を見て「いらっしゃ~い!」。おぉ! 題字やタイトル画を担当した、“サイバラ”こと西原理恵子さんだよ~! これまでにエンディングで発表された数々のイラストと共に、最終話でゲスト出演を果たしました。ここで既に感動~。優もそのイラストたちを気に入ったようで、「家族と動物たち(私が名付けました)」のイラストを手にしたようです(後にジョンコ牧場で飾っていました)。ちなみに、そのイラストたちは公式サイト等で全て見られます。一枚一枚に添えられた一言メッセージも良いですよ! そしてジョンコ牧場オープンの日は、身内と知り合いだけが集まりました。太郎の姿はそこにはなく・・・。

ちなみに西原さんは、ここでは特に言いませんがちょっと複雑な過去を持つ方で(優に一部似てる?)、随分前にそれを雑誌で知って以来応援し始め、そしてファンになりました。ほのぼのとしたイラストも好きだけど、毒吐きまくりのコメントなんかも好き(笑)。「恨ミシュラン」というサイバラ的グルメ評価本は、かなり笑わせてもらいました。「ぼくんち」「ちくろ幼稚園」も読んだなあ。最近では「毎日かあさん」問題で話題になりましたが・・・。

○関連サイト・西原理恵子公式サイト「鳥頭の城/Saibara Riezo Official Site」
【 http://www.toriatama.net/ 】

「恨ミシュラン(上)」 「恨ミシュラン(下)」
恨ミシュラン(上)/恨ミシュラン(下)
それでも行きたい 恨ミシュラン史上最強のグルメガイド
(サイバラの関連作品は、どれも評価が高くてほとんど5つ星!)

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そこへ一台の大きなトラックが! なんと、太郎が北海道からジョンコの子を連れて戻ってきました。そして、再びこの地に滞在すると・・・。太郎は「俺は、お前と同じ夢を見たいんだ。一緒にいたい、優。」と言い、優と抱きしめ合いました。素直に喜びながら涙を流す優。バックでは再び感動のテーマ音楽。すごく感動した・・・。

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一年後、ジョンコ牧場にはこんなにたくさんのお客さんが! 優は満面の笑顔を浮かべました。そして最後に、優によるこんなナレーションが・・・。

私はこの場所を、もっともっと笑顔でいっぱいにしたい。
そして、私は信じている。
「みんな、みーんな、幸せを掴む力を持っているんだ」って。

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毎回オープニングで見られた「太陽と右手」を、ラストシーンへ上手くつなげてきました。最後の最後は「優が馬に乗って野道を行くシーン」で終わり、西原さんによる最終週のイラストが出て完結しました。うん、良いドラマだったっ!

いろんな出来事がありました。優は、地元の高校に入学・ソフトボール部で活動・高校を休学・旅館「駒乃館」で仲居・高校へ復学・村上厩舎でバイト・乗馬クラブで労働・大学に入学・そしてジョンコ牧場オープンと、高校生になってからは良い経験を積んできました。またその裏では、父親・啓太(緒形直人)のバネ工場が不正疑惑で一時閉鎖になったり、村上厩舎が閉鎖のピンチに追い込まれたり、母親・亜沙子(酒井法子)が出産で悩んだりと、数々の困難もありました。でも最後は全て丸く収まり、優も笑顔を見せてくれて本当に良かった! ジョンコ(サイゴウジョンコ)という名馬を演じたあの元競走馬「ダンスアワルツ」には、「助演動物賞」でも贈りたいですね。番組発のあの名曲「サイゴウジョンコの歌」は、CDになるのかな? なったのかな? なってほしいなあ!

また、優の弟・檀(田中冴樹)の無邪気な姿も可愛かったです。優と檀って、本当の姉弟みたいに顔が似てるんですよね。やがて生まれた希(のぞむ)も、三年半後のシーンでは檀役の田中冴樹くんが演じていて、これまた顔がそっくり(当然?)。そうそう、亜沙子の母親・佳代(三林京子)の面倒見も忘れてはならないところ。それから、優を取り囲む周りの人たちも良かったです。「村上厩舎」では、馬主・西郷(藤村俊二)、調教師・村上(田村高廣)、そして太郎。「駒乃館」では、隆行(児玉清)、絹子(由紀さおり)、敏美(三原じゅん子)、大和(おかやまはじめ)や、度々訪れた琴子(川原亜矢子)、川崎(山口馬木也)。学校関連では、友人の里夏(垣内彩未)や岡部(三浦春馬)、担任の真理先生(佐藤仁美)や里夏の父親・黒木(渡辺徹)もいました。黒木は啓太のバネ工場閉鎖にも大きく関係していたなあ。そのバネ工場の従業員たちも理解ある人ばかりだったなあ。そういえば、特別出演として騎手の武豊さんも出ていたなあ。さらに挙げればキリがないけど、とにかく優は出会いに恵まれていたと思います!

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優が街頭で手にした「家族と動物たち」のイラストです。ほのぼの~♪

「ファイト」の脚本を手掛けたのは、近年ではフジテレビ系ドラマ「僕の生きる道」や「僕と彼女と彼女の生きる道」を担当したことでも名高い、橋部敦子さん。私の地元・愛知県の出身です。それらの過去作品での良さを信じて見ていたけど、「NHK朝ドラ」にしてはどこか「民放ドラマ」を感じさせる面白いストーリーに、私はやはり高く評価しました。それから、TBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」で初めてまともに演技を見た優役の本仮屋ユイカさんは、このドラマでも半年間本当に良い演技を見せてくれました。彼女は女優としてまだまだ成長していけると思いますね。こうして終わってしまったわけだけど、「NHK朝ドラ」をあまり見てこなかった私の視点では、「ファイト」は「てるてる家族」(主演は石原さとみさん)以来の秀作ドラマだったと思います。「ファイト」っていうタイトルで実生活でも“ファイト!”と励まされもしたし、何よりある時期からほぼ毎日見てこられた事実もあるし、かなり想い出に残るドラマになりそうです。「ファイト」、ありがとう!

「ファイト (1)」 「ファイト (2)」 「ファイト (3)」
「ファイト」1~3巻(橋部敦子)

「ファイト」NHKドラマガイド 「ファイト」サウンドトラック
「ファイト」NHKドラマガイド/「ファイト」サウンドトラック(榊原大)

「ファイト」西原理恵子イラスト・ポストカード集1 「ファイト」西原理恵子イラスト・ポストカード集2
「ファイト」西原理恵子イラスト・ポストカード集[1・2]

○関連記事「てるてる家族・感動のグランドフィナーレ」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/03/post_7.html
○関連記事「天花・花は咲き乱れた?」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2004/09/post_30.html
○関連記事「わかば・若葉の芽は育った?」
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/03/post_29.html
○関連記事『「ファイト」を昼休みに楽しむ生活』
http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/2005/04/post_27d0.html

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