スローダンス・第10話
前回「第8&9話」のレビューでは、多くの方が長文コメントで本音を語ってくれて本当にうれしかったです。ありがとうございました! 私もその熱意に応えるよう、これまでに無いほどに長文で丁寧な回答コメントを書かせていただきました。それで、本来次のレビューは「第10話&11話(最終話)」として公開する予定でしたが、某番組を見てどうしても言いたいことができたので、急遽「第10話」レビューを独立して公開することに決めました。このドラマは賛否両論ありますが、今後もいろんな意見をお待ちしています!
○ドラマ視聴率は本館サイトの該当コーナーから!
○フジテレビ系「スローダンス」
第10話「もう離さないから」
衣咲(いさき・深津絵里)は、仕事のことで悩んでいたが、理一(りいち・妻夫木聡)はそのことに気付けず、久しぶりに再会するも口論に。一方、実乃(広末涼子)は英介(藤木直人)に告白する。翌日、理一は一坂(温水洋一)に映画の主演を依頼。その後、木田(西野亮廣)が勤める撮影会社の社長に脚本を気に入られ、撮影のバックアップをしてもらえることに。
なるほど・・・最終話に希望を持たせる内容で勝負に出たみたい? 期待してみましょう! 今回のストーリーについてのレビューは、以上!(笑)
さて、冒頭で書いた「某番組を見てどうしても言いたいこと」について。某番組とはTBS系「情熱大陸」の8/21放送分のことで、その日はこのドラマの主題歌「東京」を歌う福山雅治さんのインタビューが見られました。その中で、彼が展開する「福山プロジェクト」について、いわゆる作りものである「エンターテインメント」の話を交えてこんなことを言っていました。
(移動中の電車内にて)
ただ、本当に・・・、
多くの人に見られるっていうのは
多くの理解と多くの誤解を同時に生む
っていうことは、すごく実感しましたね。
ちょっとの理解と多くの誤解? ハハハ。(番組の結び・雑誌の屋外ロケにて)
いつも少しの誤解がありながら、誤差がありながら、
それで進んでいくもんだと思いますよ。
誤解と誤解がこう、重なり合う部分が「エンターテイメント」だと思うんです。
そこにやっぱり、面白さだったり、しんどさだったり、
っていうのがあるんだと思うんですよね。
うんうん、マシャ様、すごく良いことをいうなあ・・・。実は、彼の「エンターテイメント」についてのコメントを聞いて、「これって『スローダンス』の現状に通ずるものがあるかも?」と思ったんですよ。
多くの視聴者に見られるのだから、各人による多くの感想が生まれる。しかしそれが「理解」へ集まるか「誤解」へ集まるかは、「作品次第」である。私はこのように解釈しました。きっと「スローダンス」は、「ここをこうしてこんな風に面白くしよう」等と試行錯誤して脚本が練られたことだと思うけど、それを元に作られたドラマが実際に放送されると、私を含む多くの人が「スロー過ぎる」とか「じれったい」とか思ったはず。これこそ制作サイドが痛感したであろう「誤解」にあたるものだと思うんです。また、こういった事実もあって批判が飛び交ってはいるけど、逆に「多くの人に注目されている」という証明にもなると思うんです。それは、視聴率が衰えること無く好調のままであることからも言えます。「誤解」として捉えられた批判が飛び交う中、「ちょっとの理解」も存在するわけで、「なるほど、ここに面白みがあったわけか」とか「こうだったら良いんだけどなあ」とかいう感想も生まれ、ここが「誤解と誤解が重なり合う部分」であり「エンターテイメントの醍醐味」でもあります。福山さんは、このドラマのために「東京」という曲を書き下ろすと共に、他局の番組の場でこのドラマのことにも暗に触れていたのではないか? 私はそんな風に思えたんですね。まあそれが「誤解」であると言われてもいいや・・・。
私はこれまで批判内容のレビューばかり書いてきたけど、「次からは面白くなるかな?」等と常に期待し続けてきたのは事実です。残念ながらそれがすぐに叶えられることは無く、あれよあれよで最終話前まで来てしまいました。しかしあれこれ批判しておきながら、リタイアせずにやっぱり注目し続けている自分って何? あるドラマについて批判内容ばかりのレビューを書き続けてきたのは私としては初めてのことで、このドラマはもしかしたら別の意味で印象に残る作品の一つになるかもしれない? 実はこういった自問がずっと続いていました。レビューを書きながら多くのコメントを読んだことで、ようやく何かが吹っ切れたような気がして、今回急遽こうして一風変わったレビュー、いや、ドラマ自体の感想や在り方等を書き連ねてみたわけです。いかがだったでしょうか?
ということで、最終的に「理解」と「誤解」の間のどの位置へ収束するのか? それが楽しみにもなってきました。最終話における私の見どころは、以下の3つです。
1. 「登場人物たちの行き着く先」
二組ほどがくっついてハッピーエンドになりそうな感じではあるけど、多くの視聴者が納得できる「理解あり」の結末を望みます。最後まで「誤解」のままなんて悲し過ぎる!
2. 「理一の夢・衣咲の夢・皆の夢」
理一の「映画」に対する情熱は、どの程度のものなのか? 夢を再び目覚めさせた衣咲は、どう思い何を感じるのか? これは大きいです。予想では「○年後」というシーンが描かれると思います。そしてラストカットは、二人の後姿のシルエットと共に「Fin.」という字幕が出たりして、映画の1シーンみたいになると良いなあ!
3. 「『スローダンス』というタイトルが意味するもの」
まさか「ストーリーがスローだから」というつまらない理由で終わるはずがない? きっと何か本当の理由が見出せるはず? 基本的に「スローダンス」というタイトルはオシャレでキレイで好きでした。エレガントなものは特に求めないけど、ドラマにおける“ラストダンス”は最高のものを求めたい!
さあ、これが最後の賭けです。私がここまで追い続けた意味はあったのかどうか? その思いは報われるのかどうか? その全てが明らかになる最終話に期待しましょう!
(注意)最終話のレビューは必ず書きます。皆さんからの感想コメントは望みますが、最終話の感想はこの第10話の記事のコメント欄には書かないでください(第10話の感想はOKです)。最終話のレビューのコメント欄で、大いに語り合いましょう!
○関連記事「スローダンス・第1~3話」
○関連記事「スローダンス・第4&5話」
○関連記事「スローダンス・第6&7話」
○関連記事「スローダンス・第8&9話」
●ドラマ
・「スローダンス」オリジナル・サウンドトラック
・主題歌「東京」(福山雅治)
●妻夫木聡くん主演ドラマの私的No.1ドラマ「オレンジデイズ」
○関連カテゴリ「オレンジデイズ」
【 http://adstv-web.cocolog-nifty.com/studio/orangedays/ 】
○関連サイト「オレンジデイズノート」
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コメント
こんばんは♪
>そしてラストカットは、二人の後姿のシルエットと共に「Fin.」という字幕が出たりして、映画の1シーンみたいになると良いなあ!
いいですね。映画みたいに終わってほしいですね。もしくは理一がとった衣咲主演の映画のラストシーンで終わるってのもいいかもしれない。。映画にこだわったドラマだしぜひ綺麗に終わってほしいですね。終わりよければすべてよし!(コラ)
投稿: yumi | 2005.09.11 00時32分
あずさん、こんにちは!
私も10話と11話のレビューになるんだと思っていたのですが、
10話だけで、こんなに熱いレビューが見れて、とても嬉しいです。
私、10話は今までにない感動をもらったので。
なんかやっとダンスらしくなったというか。
あずさんは、「情熱大陸」を見て、色々考えられたのですね。
私は「僕らの音楽」で、福山さん&深津さんの対談と、
主題歌「東京」の歌詞を初めて真面目に聞いて
その上で10話を見たので、ラストシーンとマッチしていて、
すごく感動しちゃいました。
「エンターテイメント」における誤解ですが、もし宜しかったら、
9月17日に再放送される「砦なき者」をご覧になっていただけないでしょうか?
(既にご覧になられてるでしょうか・・・。)
あずさんが絶賛した「眠れる森」の原作者野沢尚さん作品で、
役所さんと妻夫木君が主演です。
あずさんの考えてらっしゃる事を、野沢さんも同じように苦しんで作られた作品です。
(正確にはちょっと違う・・・かな?)
野沢さんの想いと、妻夫木君の演技と、とても見ごたえのある作品だと思います。
送り手の送りたいもの、受け手の受け取り方、受け手にはたくさんの人がいるので、
送り手と受け手の感覚が合致するのは、本当に難しい事なのでしょうね。
「スローダンス」のタイトルの意味するものは、私も前々から疑問でした。
その疑問の答えと、二人の素敵な結末は、やはり私もずっと
ラスト(最終話)に期待を持って見てきました。
最終話についてお話出来る事がとても楽しみです。
投稿: メロディ | 2005.09.11 12時49分
>yumiさん
希望のカットが実現されたら、うれしくない?(笑) 衣咲がヒロインの映画っていう線も面白いですね。これだけ酷評があったドラマだから、「終わりよければ」じゃないけど最後くらいはステキなラストを望みたいですね!
>メロディさん
こうして急遽レビューを書いたのも、メロディさん他から長文コメントのおかげです! やっぱり第10話はなかなか良い印象でした? 私と共通しているのは「別の番組の影響」ですね(笑)。もしかしたら、「誤解」という枠の中に居続けただけかもしれませんね。
「砦なき者」は見たことが無いけど、確かにテレ朝系で再放送があるのを確認しました。貴重な情報を教えてくれたことにまず感謝。そして「眠れる森」の長文記事を読んでくれていたことにも感謝します(あれは自分なりの名作記事)。役所さんと妻夫木くんといえば映画「ローレライ」を真っ先に思い出すけど、過去に共演したことがあったんですね。それで、その作品こそが野沢尚さんの「誤解」にまつわるエピソードがあったんですね。送り手と受け手の感覚が合致するのって、やっぱり難しいんでしょうね・・・。これは絶対に見ます!
そして「スローダンス」の最終話にも期待。私の挙げた3つの見どころが、納得できる形で描かれるかに注目します。本音で語る最後のコメント(できれば今後も)をお待ちしていますよ!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.09.11 15時21分
>オシャレでキレイでエレガント
公式HPのトップページや、オープニングの映像はこの雰囲気なのに
劇中には全然そんな感じの場所も人物もいないですよねぇ・・・・・・
ラス後にこの『スローダンス』の意味が希望出来る終わり方をキボンヌ!(笑)
投稿: まこ | 2005.09.11 20時41分
こんにちは。TBありがとうございました。
福山氏はいいこといいますね~。ちょっとの理解と多くの誤解。それが、月9のスローダンスの現状なのでしょう。(私は理解と言うより単純に好きなのですが・お約束)私も理解もエンターティメント、誤解もエンターティメントだと思います。理解が多いほど、視聴率はいいんだろうなと思いつつ。ラストについては、衣咲ちゃんが幸せになってくれなかったら暴れます(笑)最近、年下との仲はうまくいかないことが多いので心配です。
それにしても、この記事に書かれたことは、非常に興味深いです。考えさせられるものがあります。エンターティメントとはなんぞや?もっと、私が自分なりに考えなきゃいけないとこだなって思います。
投稿: | 2005.09.11 22時33分
あずさん こんばんは
あずさんが指摘している、3つの点の
見所が楽しみですね。
最終回は、納得のいくラストだといいなと
思ってます!
投稿: まりこ | 2005.09.11 23時49分
>まこさん
オシャレさが何となく無いんですよね。オープニングの「SLOW DANCE」っていう映像シーンは良い雰囲気なんですけどね。そのタイトルが意味するものは、果たして明らかになるかどうか? 私も良いラストをキボンヌ!(笑)
>???さん
ありがとうございます。名無しでしたが、どなたでしょう?(分かり次第追記します)
>まりこさん
とにかく3点の見どころに注目します。ステキなラストだったら良いなあ~。
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.09.12 02時35分
あずさん、こんにちは。
いよいよ今日最終回ですね。
私も 穏やかに 気持ち良くラスト観れる事を願ってます。
「砦なき者」は前に観ましたよ。
妻夫木クンの新しい一面が観れたドラマだったと思います。
投稿: ヌッキー | 2005.09.12 09時21分
TBありがとうございます!
今日いよいよ最終回ですね!
納得いく終わり方になって欲しいですね!
今日最終回楽しみですね~♪
投稿: The Sea Monkey | 2005.09.12 11時46分
最終話直前にコメントすみません。
あずさんがこのコメントを読むのは、最終話を見た後だと思うのですが・・・。
あずさんが、「サンプリングの悪さ」や「エンターテイメントの誤解」など
色々悩んでいらっしゃった様なので、私も色々考えました。
最終的な感想は、最終話にかかっているのですが、最終話を見る前に・・・。
一つは、この作品は全体を一気に通して見ると、(ラストによりますが)
案外すんなり受け入れられたりして・・・と思う事(これはあくまでもフォローです)。
(私の場合は、いらない部分をカットして通して見てるので、全部を見たら
やっぱりイライラはするのかな?)
スローなだけに1話1話見てるとイライラしてしまう。
視聴率があがってきているのには、私も驚きでしたが、
でも、この辺り、前半5話はいらなかったのではと思ってしまいます。
「誤解」というのは、「スローダンス」と言うだけに
ゆっくりゆったりと展開を見守ればいいものを、
視聴者が展開や結論を急ぎ過ぎたのかもしれませんね。
今まで見てきたドラマで、こんな展開のゆっくりしたストーリーはないですから、
そのゆったりする感覚が受け手側になかったのが「誤解」かも知れません。
英介が言ってましたよね。
「羽しんどくて。小さい鳥はパタパタ飛ぶでしょ。大きく飛ぼうかと」
毎日目まぐるしく過ぎていくエリート銀行マンを辞めてゆったりと過ごす。
理一の言葉。
「ただガムシャラに突っ走るより、ポリシーを持って遠回りでも楽しみながら・・・」
迷いながら止まりながらだけど、ゆっくり自分の本当の気持ちを確かめていく。
今まで、誰と誰がくっつくのか、いつどうくっつくのか恋愛の方ばかり見てイライラ
してきたけど、仕事とか日常とかゆったり自分らしく生きていける道を
見つけて行こうっていうドラマだったのかも。
衣咲と理一の関係も、お互いがその道へ行くのを手助けするのに出てきただけで、
恋の展開は、さほど重要ではなかったのかも。
衣咲の言葉。
「あると思うよ。回り道してやっと自分の気持ちに気付くこと。」
回り道してるから、こちらはスローダンスではない。
ただ、この恋は二人の気持ちを確かめ合えてからダンスが始まるのかなと思います。
それは二人で踊るダンスだから。
受け手の多くも、エリート銀行マンの英介や衣咲の様に忙しく突っ走っているのでは?
「疲れたら休む」「弱ったら休む」
今になって、英介の何気ない一言が頭に浮かんできます。
送り手は受け手に持っていない、ゆったり行こうという感覚を
与え様としてくれていたのかも知れません。
もう一つ。優れた作品は、1話から最終話まで、毎回楽しめます。
それが、楽しめるのが最終話だけというのは、
やはり脚本が良くないというのを否定する必要はないと思うのです。
1話1話楽しみがあってこそラストを迎えられるのですから。
イライラしつつも見守ってきたのは、
深津さんと妻夫木さんがいたからではないでしょうか?
二人の演技があるからこそ支えられているという事は、
脚本が良いとは言えないのは事実だと思います。
いかがでしょうか?
「眠れる森」は、私も素晴らしい作品だと思っていたので、
私も、あずさんがレビューして下さっていて嬉しかったです。
「砦なき者」情報、お役に立てて光栄です。
出来れば、こちらもレビューしていただけると嬉しいです。
投稿: メロディ | 2005.09.12 12時40分
あずさん、こんにちは。先日はレスありがとうございました。
いよいよ最終回ですね。
見終わってすっきりとする終わり方になるといいですね。
↑「エンターティメント」のお話、興味深く読みました。理解も誤解も生まれるのは必須でしょうが、それをいかに理解してもらうようにするかが、やはり大事なような気がします。そうでなければ、ただ自己満足にすぎない・・。
スローダンスの名前の意味は、私も、メロディさんが書かれているように、2話(かな?)で英介が言った、ゆったりゆっくり飛びたい という言葉がキーワードだと思っていました。
本屋でスローダンスのオフィシャルブックが出ていたので、立ち読み(笑)しましたが、脚本家の方は、こういうものを書きたい!伝えたいというものがあまり明確でないような気がしました。感覚的というか・・・。
前にも書きましたが、スローな展開は特には気にはなりませんでした。でも、一貫性の無さがどうにも気になって・・・・。
お名前があがっていましたが、野沢さんの作品は大好きなんです。野沢さんは登場人物にキチンとした背景を作っていました。実際ドラマ上に現れなくても、この人物はこういう人生を送ってきたんだという。それがあれば、その人物は生きてくると仰ってました。人との関わりや起こることによって、その人物が変化することはあっても、基本的なことにブレは生じないと思うんです。あとは少々辻褄が合わないことがあっても(ドラマですから・笑)、気にはならないんです。
スローダンスはそこのブレが大きくて・・。役者さんも役作りが難しかったんじゃないかと思います。
タイトルバックはおしゃれで好きです。音楽もいいですね。もう少し映像が綺麗だとよかったんですけど(^^;)
ラスト、やっぱり楽しみです。
投稿: hiroko | 2005.09.12 17時47分
>ヌッキーさん
最終話は放送された後ですけど、さて気持ち良くラストを観られたでしょうか? 「砦なき者」は好評そうですね。ますます見たくなりましたよ!
>The Sea Monkeyさん
こんにちは。ついに終わりましたね。納得行く終わり方を味わえました?
>メロディさん
最終話直前の長文コメントありがとうございました。既に最終話が放送された後だけど、実はまだ見ていないのでその上で読んで回答しますね。ただし、長文では返せないですが・・・すみません。
まず思ったのが、メロディさんは私の批判的なレビューに同意しながら、このドラマを良い方向に思うようにして、ストーリーをしっかり見ているなあということ。毎話の中盤の展開を軽視してやり過ごした私とは度合いが違い過ぎます。それゆえ私は、挙げてくれた数々の伏線や展開を忘れていたりして、「ああ、こんなこと言ってたなあ」よりは「こんなこと言ってたんだ?」の方が多いかな(苦笑)。
それから、「ホンが悪い」と書いたことについては、私は一切否定しません。毎話の最後だけ重要視しているようで、中盤ははっきり言ってどうでも良いとも思ったし、「ラストの展開だけは期待できるだろう」なんて考えること自体おかしいと思うし。W主演の二人の演技見たさもあって、これまで見続けたというのは確かにあります。でも、後から思い返して「サンプリングの悪さ」や「エンターテイメントの誤解」を考えたのも事実で・・・。
今は思いがあやふやで結論が出せません。全ては最終話のレビューにて。「砦なき者」のレビューは、別の作品と合わせて書くかもしれないので、一応チェックしておいてくださいね!
>hirokoさん
こんにちは。以前は長文コメントありがとうございました。「エンターテイメントにおける理解と誤解」の話、良いでしょう? 「スローダンス」の意味は、既にそれを示唆するセリフがあったわけなんですね。それから、スローな展開が逆に良いという意見は他でも見られました。こういう展開こそが、日本人的という意見も。ただ、上手く進めないと不満が発生することも・・・。
野沢さんの作品はあまり知らないんだけど、「眠れる森」のストーリーの作り込みはすごいものがありました。ラストで全てがつながる瞬間は、この上無い感動があったなあ。それで、「スローダンス」もこのように毎回面白い展開になるのを望んだんだけどね。さて最終話の出来は? そのレビューを書いたらまたコメントを残していってくださいね!
投稿: ads(あず)@管理人 | 2005.09.13 03時44分